2011/12/23 金曜日
高橋 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から12月の英語絵本「P2コース」のご本のを紹介します。
今月は、『Jan Brett’s Little Library』をお届けします。『The Mitten』『The Hat』『Gingerbread Baby』の3冊がケースに収められたセットになります。いずれも雪景色がきれいな冬らしいセレクションです。
★緻密な絵でたのしむ各国の民話★
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◆『Jan Brett’s Little Library(3冊セット)』
(『The Mitten』『The Hat』『Gingerbread Baby』)
Jan Brett/作
Putnam/刊
2,394円(税込)*ボードブック版『The Hat』の翻訳版:『ぼうし』
松井るり子/訳
ほるぷ出版/刊
1,365円(税込) |
『The Mitten』
ニッキが落としたミトンであたたまろうと、動物たちが次々と中にもぐりこみます。
ついにはクマまで現れて……。
ミトンはぶじにニッキのもとに戻るのでしょうか?
『The Hat』
風でふき飛ばされてきたくつ下に、好奇心から鼻をつっ込んだハリネズミ。
ところが、くつ下が取れなくなってしまいます。
その姿を見た動物たちがとった行動とは……?
『Gingerbread Baby』
マッティが型抜いたしょうがパンのぼうや。
焼いている途中で、オーブンからとび出して逃げてしまいます。
すばしこくて誰もつかまえることができないなか、
マッティはある方法を思いつきます。
世界各国の民話を題材に多くの絵本をつくってきた作者。
『The Mitten』は、ウクライナの民話で、『The Hat』はデンマーク、
『Gingerbread Baby』はスイスのお話だそうです。
なるほど、一見同じ雪景色のように見えますが
『The Mitten』は、どこまでも広がる平原で、
『The Hat』では、はるかかなたに風車が見え
『Gingerbread Baby』では、空高くそびえるアルプスの峰々がきちんと描かれています。
なにかと気ぜわしい12月。
はるか異国の美しい雪景色に、しばしあわただしい日常を忘れてみませんか。
2011/12/23 金曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは、ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から12月の英語絵本「P1コース」と「P3コース」のご紹介です。
まずは「P1コース」、今月は2冊です。
★あかちゃんにあてた「ラブレター」、
照れずに言えるかな「あなたはわたしのたからもの」★
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◆『Hello Baby!』
(『The Mitten』『The Hat』『Gingerbread Baby』)
Mem Fox/文
Steve Jenkins/文
Beach Lane Books/刊
1,696円(税込)
翻訳版:『こんにちはあかちゃん』
角野栄子/訳
福音館書店/刊
1,470円(税込) |
声に出して読んだときの心地よさを念頭に、
数々の名作を生んだ作家、Mem Foxさんの近作です。
「Who are you?(あなたはだあれ)」と、
だれかがやさしい声であかちゃんに問いかけます。
「Are you a monkey with clever toes?
(きみは器用な足をもっているサルかな)」からはじまり、
ライオンやゾウなど次々と動物の名を上げていきますが、すべて「No」。
「Wait, let me guess.(待って、当ててみるから)」と考えて、
ついに出た答えは……。
あかちゃんのファーストブックとしてもおすすめですが、
子どもと連想あそびをしながら読んでもたのしめます。
そしてもう1冊は『Bunny’s Fuzzy Christmas』。
ファーストブックの定番として人気の高い『Pat the Bunny』は、
絵本の中に異素材を取り入れることが特徴です。
Bunnyが巻いているマフラーもそのひとつ。
実は絵の中のセーターやぬいぐるみなど、
Fuzzyなものだけがさわり心地のよいベロア素材になっています。
ちいさな子どもたちの好奇心を誘う工夫がいっぱいの、
見てさわってたのしめるクリスマス絵本です。
そして「P3コース」。
きょうだいにチビ扱いされて、
クリスマス・ツリーの下でふて寝した末っ子ウサギ。
そのイブの夜、末っ子ウサギは不思議な体験をします。
なんと、ツリーの飾りである雪だるまや動物たちが、
動いたり会話する姿を見てしまいます。
彼らはその場にいた末っ子ウサギをちいさく縮めると、
クリスマス・ツリーの中へとあそびに誘います。
大きくなったり、ちいさくなったり、
仰ぎみたり、見下ろしたりと、
ダイナミックで自由自在の構図にわくわくします。
みなさんも絵本の中で末っ子ウサギといっしょに
マジカルなクリスマスをたのしんでくださいね。
2011/12/21 水曜日
吉原 :編集部
絵本つれづれ
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こんにちは、編集部の吉原です。
今週末はクリスマスですね。
クレヨンハウスでは、3連休のはじまりに、
大事な「教室」があります。
月に2回開催の「エネルギーと原発を学ぶ朝の教室」、
23日(土)の回は、いよいよ宇宙物理学者の池内了さんをお迎えします。
> 概要をみる
池内さんは、スズキコージさんとの絵本でもおなじみですよね。
難しく感じる科学のことを、わかりやすく教えてくれます。
月刊たくさんのふしぎ2011年6月号
『エネルギー』
池内了/文 スズキコージ/絵 福音館書店/刊 700円
これからの暮らしとエネルギーは、どんなふうに変わっていくのか……
脱原発を進めていくなかで、知っておきたいお話。
わたしたちスタッフもたのしみにしているところです!
2011/12/7 水曜日
吉原 :編集部
クレヨンハウス出版の新刊, クレヨンハウス出版の絵本
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こんにちは、編集部の吉原です。
きょうはビッグなお知らせです。
谷川俊太郎さんの「あかちゃんから絵本」シリーズの『まり』が、
iphone、ipad版アプリになりました!
絵を描いた広瀬弦さんが、新しいキャラクターを考えてくれたりと、
およそ1年くらいかけて、しっかりつくりました。
ナレーションと音を担当してくれたのは、クラムボンの原田郁子さん。
これがまた絵本の世界観にぴったり。
みなさんのコメントをご紹介します。
●谷川俊太郎さん(文)
「広瀬さんはキャラクターの表情を描くのがじょうずだから、
絵本でもかわいい。それが動き出すのだから、もっとかわいいですよね。
絵本だったら想像するところが、実際に目に見えるわけだけど、
そのことでさらに新しい想像力が生まれるのではないでしょうか」
●広瀬弦さん(絵)
「デジタルと紙とで制作上もっとも違ったのは、音がつくことでした。開発段階から監修していましたが、音が入ったデモ版を見て、広がりが出たと思いました。また、絵本にはない新しいキャラクターを入れられたのは、おもしろかったですね」
●原田郁子さん(音・ナレーション)
「『まり』のなかの『ことばが音』なので、そこにメロディー、物語性みたいなものは不要でした。とくに、絵本は好きなタイミングでめくるものだから、音をぴったり合わせるのが難しいのと、そこに音楽で起伏をつくってしまうと絵とずれてしまって、ぶつかってしまうんです。だから、ことばっていうよりは『音を発音している』という感じなんだなっていうのが、音を実際にあてていって、よくわかりました」
Appstoreで「クレヨンハウス」と検索してください。
定価1,200円のところ、12月8日(木)までは特別価格600円。
その後、12月29日までは発売記念価格でお買い求めいただけますが、
早いほどお買い得という仕組みです。
絵本と一緒に、ぜひおたのしみください。
『まり』
谷川俊太郎/文 広瀬弦/絵 クレヨンハウス/刊 1,260円