■春といったら「卵」です!

英語絵本 No Comments

こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
英語絵本「P2コース」3月のご本を紹介します。

今月はイースターにちなんで、
「卵」が出てくるお話をお届けしますよ。

★ニューヨークで迷子の親探し。親鳥はどこに?★


◆『『When Blue Met Egg
Lindsay Ward/作
Dial Books/刊
1,964円(税込)

ある雪の朝、小鳥のブルーの巣に、
白い丸いかたまりが、あらわれました。
「卵」に違いない、と思いこんだブルーは、親鳥を探すことに。
まず、自分の巣があるセントラルパークの中を探し
それから、街中へと飛んでいきます。
ほかの鳥たちがいそうな場所、
たとえば、タイムズスクエアのホットドッグスタンドや
エンパイアステイトビルのてっぺんなど、
を、くまなく探したものの、親鳥は見つかりません。
やがて、ブルーは「卵」に愛着を感じ、
一緒にたのしい時間を過ごすようになります。
雪のブルックリン橋を眺めたり、
グッゲンハイムで現代アートを鑑賞したり
メトロポリタンでオペラを観劇したり。
やがて、春が近づき暖かくなるにつれ、「卵」にある変化が訪れます。
いったい「卵」の正体は……?

この絵本の魅力のひとつは、絵です。
切り絵のような独特な手法で描かれたニューヨークの街並は、必見でしょう。
そして、もうひとつの魅力は、もちろん主人公のブルー。
ものすごくめんどう見がよくて、ちょっと天然で。
でも、都会っ子らしくオシャレで洗練されてもいるのです。
ブルーの愛すべき、勘ちがいっぷりは、
世の中を癒してくれる気がします。