■答えは風の中?

英語絵本 No Comments

こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
英語絵本「P2コース」4月のご本を紹介します。

春は、知りたいことがいっぱい。
今月は、『Questions, Questions』 をお届けします。

★誰もが一度は感じる、自然の不思議と生命のなぞ★

◆『『Questions, Questions
Marcus Pfister/作
NorthSouth/刊
1,964円(税込)

<翻訳版>
おしえておしえて
谷川俊太郎/訳
講談社
1,575円

わたしたちをとりまく世界には、知りたいことがたくさん。
種は、どうやって地面から芽を出すの。
春のあとには、なぜ夏がくるの。
浜辺には、いくつ貝があるの。
蝶はなぜ飛べるの。etc.etc.

簡単な文章で綴られているけれど
内容は、すこぶる哲学的。
でも、深く考えこむよりも
ページいっぱいに広がる色彩と
きれいに韻をふんだ文章のリズムを感じてみましょう。
そのうち、きっとこたえがひらめくかも……。

■安藤栄作さん展「丸木美術館」で開催中!

クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

こんにちは、編集部の滝西です。
クレヨンハウスはいま、ひとりの彫刻家に注目しています。
お名前は安藤栄作(あんどう・えいさく)さん。
あの東日本大震災の日、福島県いわき市に家族と暮らしていた安藤さんは、
津波によって自宅、アトリエ、数百体の作品、そして愛犬ユイを失いました。
原発事故の影響で福島県も離れることになり、現在は奈良県で暮らしています。

彫刻家・安藤栄作さんが、絵本作家・あんどうえいさくさんとして、
はじめてつくった絵本。それが、この『あくしゅだ』です。

あくしゅだ
あんどうえいさく/作
クレヨンハウス/刊
1,575円

震災のあと、安藤栄作さんはfacebookに「3.11を超える作家たちへ」を綴りました。

「さて、私達アーティストには今何ができるのだろう」と自らに問いかけ、「そんな時アーティストたちはその直感力とイメージ力、そして強じんなデッサン力で歴史や空間の全体像を見極め、人の存在の骨格となるメッセージをこれでもかというくらい世界に送り出してほしい」とのぞみ、絵本『あくしゅだ』として答えたのではないでしょうか。

いま、埼玉県にある「原爆の図 丸木美術館」では、彫刻展「安藤栄作展」と同時開催で、『あくしゅだ』の原画展が開催されています。
開催中にぜひご覧ください。

「安藤栄作展 光のさなぎたち」
開催中〜7月6日(土) 同時開催「絵本『あくしゅだ』原画展示」
原爆の図 丸木美術館(埼玉県東松山市下唐子1401)
お問い合せtel 0493-22-3266
>詳細は丸木美術館HP

わたしたち人間が、原発を手放し、
自然としっかりあくしゅできる日が、1日でも早く来るよう……。

■新しいスタートを切ったあのひとに……。

英語絵本 No Comments

こんにちは、ブッククラブの早崎です。

「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
4月の英語絵本「P1コース」と「P3コース」のご紹介です。

まずは「P1コース」。

◆『Happy
Mies Van Hout/作
Lemniscaat/刊
2,079円(税込)

★サカナにだっていろいろな気持ちがあるんです!★

表紙の黒い背景から察するところ、深海らしい。
そこに住むサカナたちが次々と登場します。
まずは表紙のサカナ、ニコニコ顔で上きげん。
続いて知りたがりなサカナ、心配性なサカナ、
恥ずかし気であったり、悲しみに暮れていたり、
ヒレが逆立つほど怒っているサカナも……。

サカナたちが見せるさまざまな表情に、
なんだか親近感を覚えてしまいます。
海でも地上のわたしたちと同じようにいろいろあるのでしょうね。

文章は「Happy」「curious」など形容詞のみで、
絵・色・字体がことばほどにものを言う作品です。
英語にはじめて触れる子どもと一緒に読むなら、
絵から単語の意味を当てっこしてもたのしめますよ。

そして「P3コース」。

◆『Oh, the Places You’ll Go!
Dr.Seuss/作
Random House/刊
2,079円(税込)

<翻訳版>
きみの行く道
いとうひろみ/訳
河出書房新社/刊
1,680円円(税込)

★新しい一歩を踏み出す勇気を与えてくれる一冊★

おめでとう、いよいよ高みに向けて出発の日だ。
自分の足と頭で、いいと思う道を見極めて行くのだ。
先々にいいことが待っているから。
ただし、だめなとき、困難なとき、迷うときもあるだろう。
そして待たされることも。でも留まってはいけない。
きみを待っているところがあるのだから……。

奇想天外でユーモアあふれる作品が多いドクター・スースですが、
本作中では困難を乗り越え、豊かな人生を歩んでいくための、
応援メッセージが随所に込められています。
期待と不安を胸に新生活を迎えるひとも多いこの季節、
人生の出発のおりにぜひ開いて欲しい一冊です。

■絵本はスゴイ「育児書」です!

クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

こんにちは、編集部の吉原です。

今月発売したクレヨンハウスの新刊『わたしの好きな育児書』が、
おかげさまで好評です。
新人編集者Tと、ベテラン制作チームでつくった肝入りの一冊。
158冊の育児書から抜粋した「ひとこと」を読むだけでも、
それぞれの本がもつ子どもへのまなざしに目頭が熱くなり、
校正中、何度も涙で文字がかすみました!
いろいろご紹介したいことはもりだくさんなのですが……。

この本には、じつは「絵本」もいろいろ紹介されているんです。

絵本好きのみなさんは、よくご存知だと思いますが、
絵本の中には、
「うわ、このおかあさん、子どもの気持ちわかってる~」
「あ~、このおとうさんみたいなひとこと、言ってみたい!」
と思うような、デキる「大人」がたくさんいますよね?
そんなおかあさん&おとうさんから、「育児のヒント」をもらおう
というわけです。

たとえば『まんげつのよるまでまちなさい』だったり、
『こぐまくんのハーモニカ』だったり……。

みなさんが敬愛する、絵本の中のおかあさん&おとうさんは、だれ
ですか?

127人が選んだ わたしの好きな育児書
クレヨンハウス編集部/編
クレヨンハウス/刊
1,050円