■英語でミッケ!

英語絵本 No Comments

こんにちは、ブッククラブの早崎です。

「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
5月の英語絵本「P1コース」と「P3コース」のご紹介です。

まずは「P1コース」。

◆『I Spy : A Book of Picture Riddles
Jean Marzollo/文
Walter Wick/写真
Scholastic/刊
1,764円(税込)

翻訳版:『ミッケ!いつまでもあそべるかくれんぼ絵本
糸井重里/訳
小学館/刊 
1,428円(税込)

★写真の中に隠れているものたちをミッケしよう!★

アメリカで絶大な人気を誇るミリオンセラー絵本です。
日本でも「ミッケ!」のタイトルでご存じの方も多いはず。
ことばをヒントに写真の中に隠れているものたちを探し出す、
ゲーム感覚でたのしめる一冊です。

簡単なようで、なかなかむずかしく、
雑貨やおもちゃが乱雑に散らばる中から、
お目当てのものを見つけるのはけっこう大変です。
同系色の中にひっそりと隠れているものもあり、
カメレオン並みの隠れ技に驚かされることも。
こういうのって意外と子どもたちのほうが得意なんですよね。

趣向を凝らした写真は開くたびに驚きや発見があり、
何度でもあそべるのが人気の理由かもしれません。
中には見つけきれないものもあるかも!?
じっくりゆっくりたのしみましょう!

そして「P3コース」。

◆『This Moose Belongs to Me
Oliver Jeffers/作
Philomel Books/刊
2,142円(税込)

★ヘラジカはだれのもの?★

イギリスの新進絵本作家による新作です。
表紙絵に描かれた少年とヘラジカが主人公。

ヘラジカの所有者だと名乗る少年は、
規則をつくりヘラジカを従わせようとします。

たとえば……
「ぼくの行くところにはいつもついてくること」
「レコード鑑賞中は静かにすること」
「ぼくの手に届かないものは下に落とすこと」などなど。

なんだか身勝手な規則ですね。
かわいそうなヘラジカさん……と思ったら、
どうやらヘラジカは従順な性格ではないようで、
規則なんておかまいなし! 勝手気ままに行動します。

しれっとした表情のヘラジカさん、
どうやら人間よりも一枚上手のようですよ。

■オクセンバリーの魅力をWで!

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こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
英語絵本「P2コース」5月のご本を紹介します。

今月は、オクセンバリーの2冊セットをお届けします。

★農夫にこきつかわれるアヒル、見かねた動物たちが企てた仕返しは★

◆『Farmer Duck
Martin Waddell/文
Helen Oxenbury/絵
Candlewick Press/刊
1,134円(税込)
※CD付きペーパーバック版
<翻訳版>
はたらきものの あひるどん
せなあいこ/訳
評論社/刊
1,365円(税込)

ある農場に、すべての仕事をアヒルに押しつけ
自分は何もしない、なまけ者の農夫がいました。
毎日、家畜の世話をし、まきを割り、畑仕事をこなしたあと、
食事のしたくに、洗濯と、朝から晩まで休まず働き続けるアヒル。
とうとう、ある晩、アヒルはヘトヘトに疲れはててしまいます。
見かねた他の動物たちが、考えたある企て。
それは、いったい……?どんなに大変でも「Quack!」(ガア!)としか
言えないアヒルがとにかく、いじらしくて、けな気。
それにしても、農場の生活って実にさまざまな仕事があるのですね。
その忙しさとは対照的に、どこまでものどかで
平和に広がる田園風景が、印象的です。

★リズムのある文章が気持ちいい★

◆『We’re Going on a Bear Hunt
Michael Rosen/文
Helen Oxenbury/絵
Aladdin Paperbacks/刊
1,008円(税込)
※ペーパーバック版
<翻訳版>
きょうはみんなでクマがりだ
山口文生/訳
評論社/刊
1,470円(税込)

“クマがり”に意気ようようと出かけたある家族。
草原をこえ、川をわたり、森をぬけて、
クマ穴にたどり着きますが、さて結果は……?次々と広がる大自然のけしきは、まるで一家と一緒にピクニックに出かけているよう。
リズミカルなフレーズのくり返しも、ワクワク感をもりあげます。
ぜひ、声に出してたのしみたい一冊。

『Farmer Duck』では、おもに動物の、
『We’re Going on a Bear Hunt』では、おもに子どもの
飛び跳ねるような躍動感あふれる、オクセンバリーの絵もぜひおたのしみください。