2014/9/22 月曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P3コースで9月にお届けする絵本を紹介します。
◆『Miss Nelson Is Missing!』
Harry Allard/文
James Marshall/絵
Houghton Mifflin/刊
2,479 円(税込)
★ふたりの先生、選ぶならどっちがいい!?★
今月はアメリカで根強い人気を誇る絵本をご紹介します。
学校を舞台に個性的な登場人物たちが織りなすユニークな作品です。
ネルソン先生はやさしくて思いやりがある先生です。
ところがクラスの子どもたちときたら、
悪ふざけする子、騒ぐ子、勉強を拒否する子だらけで、
ネルソン先生を困らせるようなことばかりします。
そんなある日、ネルソン先生がこつ然と姿を消してしまいます。
ネルソン先生の不在をよろこぶ子どもたちでしたが、
代わりに来たのは、いじわるで魔女のような風貌のビオラ先生でした。
有無を言わせない厳しい口調で授業を行うビオラ先生に怖気づく子どもたち。
ついにはネルソン先生のことが恋しくなり、
警察へネルソン先生の捜索願いを出しますが……。
やさしいネルソン先生といじわるなビオラ先生、
見た目も真逆のふたりの対比がとにかく笑えます。
実は意外にも一枚上手のネルソン先生、驚きの結末が待ってますよ。 |
2014/9/19 金曜日
高橋 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P2コースで9月にお届けする絵本を紹介します。
★本ってなんだろう?★
◆『It’s a Book』
Lane Smith/作
Roaring Brook/刊
1,895円(税込)
<翻訳版>
『これは本』
青山南/訳
BL出版/刊
1,404円(税込)
本を読んでいるサルに、パソコンを手にしたロバがたずねます。
「それ、何?」
「本だよ。」と、サルが答えると
「どうやってスクロールするの?」
「ブログは?」
「ゲームできる?」
「メールは?」
「ツイッターは?」
と、たて続けに問いかけるロバ。
問われるごとに、ていねいに
「できない。」と、答えていたサルも
最後にはあきれて、「あのね、これは本なんだよ。」と、ひとこと。
そして、百聞は一見にしかずとばかり
ロバに本を見せるのですが……。
はたして、本のことをまったく知らないロバに
本を理解してもらうことはできたのでしょうか?
近い将来、いや、もしかしたらもうすでに
こんなやりとりが、実際に交わされているのかもしれません。
“読書の秋”という習慣も、
いつしか本とともに消えていってしまう??
うーん、ちょっと想像できませんが。
何はともあれ、いまはたくさんの本がある時代。
秋は、たっぷり読書をたのしみたいナと思います。
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2014/9/16 火曜日
横山 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは、ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
9月の英語絵本「P1コース」でお届けした絵本を紹介します。
今回は、大好きなネコとあそびたくて仕方がないマチルダのお話です。
◆『Matilda’s Cat』
Emily Gravett/作
Simon & Schuster/刊
2,479円(税込)
★ネコとのじょうずなあそび方は?★
ネコと暮らしているひとの話でおもしろいのは、ネコとのあそび方。
おもちゃや道具を使っての、それぞれのお気に入りのあそびを聞くと、
ネコの性格、そしてお互いの信頼関係が見えてきてうらやましい
ものです。
さて、今回紹介する本、『Matilda’s Cat』のマチルダも
大好きなネコとあそびたいひとり。
トラ猫とおそろいの耳としっぽのついた着ぐるみを着て、
ネコの友だちになりきります。
でも、マチルダのネコは、毛糸や箱であそぶのも、一緒に自転車に
乗るのも、木登りもお絵かきも好きじゃないみたい……。
ケイト・グリーナウェイ賞など多くの賞を受賞しているEmily Gravettさんですが、
残念ながら翻訳されている作品は多くはありません。
『Matilda’s Cat』も未翻訳です。
やわらかく美しい水彩画が親しみやすく、すてきな一冊。
無邪気で愛らしいマチルダと、友だちというよりお姉さんのように
寄り添うネコのいきいきとした友情を、ぜひ英語絵本でご覧になってください。
マチルダの提案するあそびは、どれもネコにとってはイマイチでしたが、
それでもちゃんとマチルダのそばにいるネコ。
マチルダがネコを大好きなように、ネコもマチルダのことが大好き。
こころがホッとあたたかくなります。 |