■くろずみ小太郎新作、お待たせしました!

クレヨンハウス出版の新刊, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

こんにちは。編集部の長谷川です。
2年半ぶりとなる「くろずみ小太郎」シリーズ最新刊が
9月4日に発売になります!
タイトルは、『風雲きのこ山の助太刀の巻
忍術修行の旅の途中、山をもののけ大なめくじに荒らされ
困り果てたきのこたちに、助けを求められた小太郎……
大なめくじを退治するために、
いったいどんな忍術を使うのでしょうか!?
答えは読んでのおたのしみ。

今回、旅の舞台は奥州。現在の東北ですね。
作者の飯野和好さんは、東日本大震災後、東北に何度も足を運び、
子どもたちと一緒に紙芝居をつくるなどしています。
山が荒れてしまったことや、放射能の影響への心配などが
本作の背景にはあると話してくださいました。

そろそろ秋の声も聞こえてきます。
秋にぴったりの、きのこたちと小太郎の活躍、ぜひ読んでみてくださいね!



くろずみ小太郎旅日記
風雲きのこ山の助太刀の巻 その8

飯野和好
価格:1,296円

■駒形克己さんフェア&サイン会

クレヨンハウス出版の新刊, イベント No Comments

お盆休みも終わり、8月も残すところあと10日ほどとなりました。
そろそろ夏の疲れもたまってくる頃、絵本を読んでちょっと深呼吸しませんか?
東京店では、造本作家、デザイナーの駒形克己さんのフェアを開催しています。

青、緑、黄、赤……と、グラデーションに並べた駒形さんの作品。
眺めているだけで心地よい風が吹いてくるようなコーナーができました。

新刊『アリガトウ』は、和菓子づくりの会社を営む
芝田清邦さんとの出会いから生まれました。
病を経た駒形さんの思いが込められた作品です。
本を開くと、まるで和菓子の箱を開けたときのようなときめきがありますよ。



アリガトウ
芝田清邦/ことば
駒形克己/デザイン
ONE STROKE/刊
定価:2,700円(税込)

昨年も好評だったPOP SCOPEも、ロールスクリーンモビールも、
店頭で実物をご覧いただけます。
座り読み大歓迎のテーブルで、ごゆっくりおたのしみください。

8/30(土) 16:00~、サイン会を行います。お祝いや
大人の方へのプレゼントにもよろこばれている駒形さんの作品。
ご自分用にはもちろん、贈るお相手のお名前も入れていただけますので、
あなただけの宝物や、大切な方への贈りものにしてください。

フェア&サイン会の詳細は、こちら
http://www.crayonhouse.co.jp/shop/pages/140818komagata.aspx

■床上と床下で「おかあさんはどこ?」

英語絵本 No Comments

こんにちは。ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P3コースで8月にお届けする絵本を紹介します。
翻訳でも大好評の『ないしょのおともだち』の続編です。

◆『Where’s Mommy?
Beverly Donofrio/文
Barbara McClintock/絵
Schwartz & Wade Books/刊
2,624 円(税込)

翻訳版:『ないしょのかくれんぼ
福本友美子/訳
ほるぷ出版/刊 
1,728円(税込)

★おかあさんはどこへ行ったの?★

マリアとネズミのマウスマウスは同じ家に住む、ひみつの友だち同士。
床上にはマリアの家族、床下にはマウスマウスの家族が暮らします。

ある晩、おかあさんの姿が見えないことに気づいたふたりは、
それぞれ自宅の中を探しまわります。
飲みかけのお茶やコーヒーがあるから、まだ近くにはいるはず。
父親は知らないと言うし、きょうだいはまったく気にしていないようす。
必死で探すふたりはついにある手がかりを見つけますが……。

わたしも子どもの頃、母親の姿を探しまわった経験があります。
見つけたときの喜びと安堵感はいまでも覚えています。
本当にふたりのおかあさんはどこへ行ったのでしょうね!

マリアとマウスマウスのようすは、床板をはさんだ上下で展開されるので、
それぞれの場面を見比べるとおもしろさがよりいっそう広がります。
とくにネズミ一家のお部屋は見どころがいっぱいです。
コーヒーカップでつくったソファーや、ちいさな小瓶を利用したテーブルなど、
工夫とあそびごころあふれた部屋はなんとも魅力的。

マリアとマウスマウス、ふたりのルーツを知りたい方は、
前作『Mary and the Mouse, the Mouse and Mary』もぜひ読んでみてくださいね。

■まさしく「Oh,No!」

英語絵本 No Comments

こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P2コースで8月にお届けする絵本を紹介します。

★深~い穴に落っこちて大ピンチ★

◆『Oh, No!
Candace Fleming/文 
Eric Rohmann/絵
Schwartz & Wade Books/刊
2,624円(税込)

<翻訳版>
ふかいあな
なかがわちひろ/訳
あすなろ書房/刊
1,620円(税込)

竹におおわれたジャングルで
カエルが1匹、深い深い穴に落っこちてしまいます。
助けようしたほかの動物たちも次々と落下。
すると、一部始終を見ていたトラが、待ってましたとばかり
舌なめずりして穴をのぞき込みます。
思わず「Oh,No!」と叫ぶ穴の中の動物たち。
さぁ、一同の運命は?

一見単調なくり返しのお話が
穴の外と内のシーンを交互に入れ替え
そこにチラリとトラの影を見せることによって
起伏に富んだ、スリリングなストーリーとなっています。

画家は、2度のコルデコット賞に輝いたEric Rohmannさん。
動物たちの豊な表情と
流れるようなからだのラインも見ごたえがあります。

ジャングルの動物たちを震撼させた、ある日のできごと。
あなたの夏の思い出の一冊になってくれたら、ウレシイです。

<絵本town特集> 新宮晋さんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作! No Comments

新宮晋さん
しんぐう・すすむ

『いちご』1975年/文化出版局 

デビュー作の思い出
ニューヨーク郊外の彫刻家イサム・ノグチさんのアトリエを 訪ねた折、デザートに鉢に山盛りのイチゴが出た。尊敬するノグチさんの前で興奮気味だった僕は、大好きなイチゴに付いてなら本でも何でも描けますと、思わず言ってしまった。それがきっかけで、初めての絵本『いちご』が生まれた。それまでは、絵本を描くなんて思ってもみなかった。

●作家をめざすひとへのメッセージ
普段大きなスケールの彫刻を作っている僕にとって、絵本という のは、はじめから終りまで全て自分の手で作れる、小さな宇宙のようなものだ。子どもから大人まで、誰でもが楽しめる。こんな素敵な表現手段は他にはないだろう。思い切り楽しんでほしい、というのが、僕からのメッセージだ。

新宮晋さんのページ
ホームページ http://susumushingu.com
新宮晋 風のミュージアム/ホームページ http://windmuseum.jp
新宮晋 風のミュージアム/フェイスブック https://facebook.com/windmuseum

新宮晋さんの最新刊


ちいさなふしぎな森
BL出版/刊


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<絵本town特集> 工藤ノリコさんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作! No Comments

工藤ノリコさん
くどう・のりこ

『コバンツアーかぶしきがいしゃ』1999年/偕成社 

デビュー作の思い出
本にしてもらえると決まったときのうれしさは、生涯忘れられません。 偕成社の廊下の感じや、駅までの道を、いまも思い浮かべることができます。 この気持ちを忘れずに、1冊1冊、同じように感謝して描いていきたいと思います。

●作家をめざすひとへのメッセージ
もしもなかなかうまくいかなかったとしても、あきらめずにがんばって続けていると、 いつかだんだんと道がひらけてくると思います。私も挑戦中です。たのしい気持ちで、いっしょにがんばりましょう。

工藤ノリコさんのページ
ホームページ http://www.buch.jp
ツイッター https://twitter.com/noriko_kudoh

工藤ノリコさんの最新刊


ピヨピヨはじめてのキャンプ
佼成出版社/刊


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■プレゼントを描いてあげる!

英語絵本 No Comments

こんにちは、ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
8月の英語絵本「P1コース」でお届けした絵本を紹介します。
今回は、描いたものが本物になる魔法の鉛筆を持ったちいさなクマのお話です。

◆『The Little Bear Book
Anthony Browne/作
Candlewick Press/刊
2,333円(税込)

★魔法の鉛筆で、何を描いてあげる?★

蝶ネクタイをしたちいさなクマが出会ったのは、ちょっとふきげんそうな顔のゴリラ。
「Hello, Gorilla」とあいさつをして、持っていた鉛筆でするすると絵を描くと、
描きあがったぬいぐるみは本物になって、ゴリラをよろこばせます。
お次はワニ、ライオン、ゾウ、と出会った動物たちにそれぞれプレゼントを
描いてあげるクマ。
しまいには「壁さんこんにちは」と、壁に絵を描きはじめますが……。

『すきです、ゴリラ』(あかね書房/刊 1,512円)など、アンソニーブラウンというと
リアルでユーモラスな表情の動物たちを思い浮かべますが、
この絵本もたくさんの動物が登場します。
そしてその動物たちに、すてきな魔法使いのようにぴったりのプレゼントをする
ちいさなクマ。
プレゼントはもらうのはもちろんのこと、サプライズで贈るのもたのしいもの。
プレゼントをもらって満足そうな動物たちの顔に、そんなことを思い出させられる
一冊です。

<絵本town特集> 宇野亜喜良さんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作! No Comments

宇野亜喜良さん
うの・あきら

『いぬ えとおはなし』1957年/エンゼル社
*現在お取り扱いできません(画像提供/グラフィック社)

デビュー作の思い出
『いぬ』 の中の何点かの作品が、絵本のイラストレーションを描いた最初です。その後『どうぶつ』、そしてはじめて1冊を描いた『青い鳥』ができて、その後『せむしの仔馬』を描き上げた時、この出版社はなくなってしまったのでした。

●作家をめざすひとへのメッセージ
それぞれの方法や、生きかたがあると思います。やっぱり好きなやりかたで展開してください。スタッフと共有する時間を楽しく、そして絵を描く時間を愛しいものにすることが絶対に必要です。

宇野亜喜良さんの最新刊


宇野亜喜良 AQUIRAX WORKS
玄光社/刊


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<絵本town特集> 真珠まりこさんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作! No Comments

真珠まりこさん
しんじゅ・まりこ

『A Pumpkin Story』1998年/Greene Bark Press
『かぼちゃものがたり』2000年/学研

デビュー作の思い出
私のはじめての絵本は、1998年にアメリカで出版された『A Pumpkin Story』です。ニューヨークに住んでいた時に受講していた、美大の絵本のクラスで作りました。
アメリカ人のクラスメートたちは、手を挙げて自分の作品を積極的に発表したり人の作品にも意見をしたり、とても熱心で、恥ずかしがらずにがんばって、やりたいことがあればそう言って努力をすればいいのだと教えられました。お話の組み立て方や英語の文章の書き方、リズム感など、先生だけでなく、クラスメートの意見からも学ぶことが多かったです。
お話を作り、黒のマジックで絵を描いてコピーし、それを本の形に貼り付けてダミーブックを作りました。カラーの絵のコピーも見本として2、3枚つけて出版社に送りましたが、なかなかいい返事をもらえないまま帰国することになり、あきらめかけていました。
『A Pumpkin Story』 を出版してくれたのは、最後に送った10社目の出版社で、日本に戻ってから、「この条件でよければ、出版のための契約書を送ります」というお返事をいただきました。私の人生の中で、いちばんうれしかったことのひとつです。

●作家をめざすひとへのメッセージ
本当にやりたいことがあれば、あきらめずにがんばってください。

真珠まりこさんのページ
ホームページ http://www.marikoshinju.com/
フェイスブック https://ja-jp.facebook.com/mariko.shinju
ツイッター https://twitter.com/marikoshinju

真珠まりこさんの最新刊


イカになあれ
講談社/刊


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<絵本town特集> 竹内通雅さんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作! No Comments

竹内通雅さん
たけうち・つうが


『かぼちゃにしたら・・・』
1996年/講談社
*現在お取り扱いできません

デビュー作の思い出
絵本に関心があったわけではないのだけれど、編集者の友人に「あなたは絵本が作れそうだから、絵本やらない?」と誘われました。「いいよ~、やるやる」って安請け合いしたものの、当時イラストレーターとしての仕事が多忙だったのと、いざ絵本を作るとなると「う~ん、いったいどうしたらいいの?」状態が続き、依頼されてから出版までに5年もかかってしまいました。それが40歳ちょい手前のことでありました。 『かぼちゃにしたら・・・』は内容も絵肌も、かなりシュールで重厚な作風です。自分では今でも、いい絵本だなあ、好きだなあ、と思ってるんだけれど、たぶんもう売ってないよ。残念ね。

●作家をめざすひとへのメッセージ
絵本の絵は、上手くないほうがいいって言う人もいるけど、そんなことはないですよ。人間の仕事は、実は何をするにしても技術が必要なものなんです。世の中で絵本作家だけが、技術の鍛錬や習得を免除されてるなんて、そんなことあるわけないもん。 最低限、自分の表現に見合った絵を描けるくらいの技術は習得したほうがいいですよ! このおじさんは感性だけで絵本を描いていると思われがちだけど、そんなことはないんです。まあ、構築と破壊を繰り返してはきましたけれども……。

竹内通雅さんのページ
ブログ http://tugablue.exblog.jp/
ツイッター https://twitter.com/TU_GA

竹内通雅さんの最新刊


じごくのさたもうでしだい
もとしたいづみ/文
ひかりのくに/刊


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