■バスに何匹乗ったかな?

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こんにちは、ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
11月の英語絵本「P1コース」でお届けした絵本を紹介します。

◆『My Bus
Byron Barton/作
Greenwillow/刊
2,479円(税込)

★バスのお客さまはネコとイヌ★

今回ご紹介するのは、数と乗りものの絵本。
次々に登場する乗りものと、乗り降りする乗客の数を数えます。
主人公はバスの運転手。
自分の車からバスに乗り換えて最初のバス停に向かうと、
そこに待っていたのは1匹のイヌ。
バス停に止まるたびにイヌやネコが乗ってきます。
みんなを乗せて目的地へ。今度は船や列車、飛行機が登場。
バスを降りてそれぞれ乗り換えるイヌとネコですが、
最後に残った乗客は……?

乗りものが登場する絵本は好きなお子さんも多いですが、
こちらはやさしい文章と色彩鮮やかな絵柄で、
英語絵本ながらちいさなお子さんと一緒にたのしめる一冊です。
ぜひ、乗客を数えながら読んでみてくださいね。

■こんなクレヨン、持ってますか?

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こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P2コースで11月にお届けする絵本を紹介します。

★夢がひろがる紫のクレヨン★

◆『Harold and the Purple Crayon
Crockett Johnson/作
HarperCollins/刊
2,479円(税込)

<翻訳版>
はろるどとむらさきのくれよん
岸田衿子/訳
文化出版局/刊
922円(税込)

ある夜、月夜を散歩したくなったハロルド。
でも、かんじんの月が出ていません。
そこで、持っていた紫色のクレヨンで月を描き、
いざ、月夜の散歩へと出発します。
道中、道がなくなれば描きたし、
海に出れば、ヨットを描いてセイリング。
疲れると、描いたパイでひと休み。
そろそろ眠くなったハロルド。
高い丘を描くと、頂上から自分の家を探します。
めざすわが家は、いったいどこ?

紫色の線だけで描かれたシンプルな絵本ながら
クレヨン1本で自在にどこへでも行ける、
空想ならではのたのしさにあふれた本書。
1955年に刊行されて以来のロングセラーなのも納得です。
表紙絵が原書とは異なりますが、
日本でも『はろるどとむらさきのくれよん
のタイトルで親しまれてる絵本です。
ハロルドのように、空想することのたのしさを
いつまでも忘れないでいたいものですね。

■ねこ100万匹!描き文字の味わいを原書で

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こんにちは。ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P3コースで11月にお届けする絵本を紹介します。

◆『Millions of Cats
Wanda Gag/作
G. P. Putnam’s Sons/刊
2,333円(税込)

翻訳版:『100まんびきのねこ
いしいももこ/訳
岩波書店/刊
1,080円(税込)

★85年以上読み継がれている古典名作★

木版画によるイラストと手描き文字が味わい深い、
古典絵本の名作『100まんびきのねこ』の原書です。

ねこを1匹ほしがったおばあさんのために、ねこ探しの旅へ出た
おじいさん。
丘を越え、谷間を通り、長い間歩き続け、ねこのいる丘へとたど
り着きます。
そこは100万匹を超えるねこが暮らす丘。
おばあさんと約束した通り、
おじいさんはいちばんかわいいねこ1匹を探しはじめます。
ところが、どのねこも同じくらいかわいくて選びきれず、
そこにいるねこをみんな連れ帰ってしまいます。

たくさんのねこを両腕に抱え、満面の笑みを浮かべるおじいさん。
その後方には100万匹を超えるねこの大行列!
スケールの大きさに思わずニヤリと笑ってしまいます。

結末が気になるひとはぜひ読んでみてくださいね!

<絵本town特集> ぱくきょんみさんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作! No Comments

ぱくきょんみさん
ぱく・きょんみ

『れろれろくん』
岡崎乾二郎/絵 2004年/小学館

デビュー作の思い出
幼いころから、道ばたで聞こえる声に惹かれていました。だんだん大きくなって、道が交差するところで、仲のいいともだちとおしゃべりするようになり、声声声が内部にたまっていきました。ずいぶんおとなになりまして、声の持ち主にもう会えなくても、じぶんでものがたりをつくって入っていけば、またおしゃべりできるなあ、なんて、かんがえていたのでした。

●作家をめざすひとへのメッセージ
じぶんのことばであるかぎり、表現にはなりません。
じぶんの線であるかぎり、表現にはなりません。
というか、奥深い世界にようこそようこそ!

ぱくきょんみさんの詩集


何処何様如何草紙
書肆山田/刊


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<絵本town特集> 岡崎乾二郎さんのデビュー作

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岡﨑乾二郎さん
おかざき・けんじろう

『かく』(中面見開きより)
岡崎乾二郎・ぱくきょんみ/文 岡崎乾二郎/絵
ブリタニカ絵本館「ピコモス」第17巻/1983年/日本ブリタニカ

デビュー作の思い出
一生で一冊だけで、いいような絵本にしようと、力がこもって三回ほど転んで、でんぐり返ししたような記憶があります。

●作家をめざすひとへのメッセージ
誰でも最初にみた本は絵本ですから、最初にみた世界の光景と同様、記憶に焼き付いているものです。みんなをまっている世界はこんな世界なんだよ、存外すてたものではないよ、という気持ちがする絵本がいいなあ。

●岡﨑乾二郎さんのページ
ホームページ/http://kenjirookazaki.com/

岡﨑乾二郎さんの絵本


ぽぱーぺぽぴぱっぷ
谷川俊太郎/作 クレヨンハウス/刊


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