■しあわせって何? フクロウに聞いてみよう!

英語絵本 No Comments

こんにちは。ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P3コースで3月にお届けする絵本を紹介します。

◆『The Happy Owls
Celestino Piatti/作
NorthSouth/刊
2,624円(税込)

★フクロウ夫婦の語るしあわせとは★

あるところに、しあわせに暮らすフクロウの夫婦がいました。
くる日もくる日も仲睦まじく寄り添う2羽とは対照的に、
すぐ近くの農場で飼われているトリたちは、
飲んで食べて、それ以外はケンカをくり返すばかり。

あるとき農場のクジャクは、フクロウ夫婦を見て不思議に思います。
「なぜ、あのフクロウたちはケンカをしないのだろう?」と。
そこでトリたちを代表し、フクロウ夫婦にしあわせの秘訣を尋ねます。
クジャクからの問いかけに、フクロウ夫婦は農場のトリたちを集めると、
四季を愛でる平和な一年の生活を語りはじめますが……。

オランダの民話を題材にした本作は、
しあわせのあり方について深く考えさせられる一冊です。
物質的豊かさだけに幸福感を得ていては、農場のトリたちのように、
いつまでもこころは満たされないままなのでしょう。
しあわせのカケラは日々の平凡な暮らしの中にこそあるということを、
フクロウ夫婦はおしえてくれます。

■イースターキャットだっていいじゃない!?

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こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P2コースで3月にお届けする絵本をご紹介します。

★イースターキャットでもいいんじゃない!?★

◆『Here Comes the Easter Cat
Deborah Underwood/文 
Claudia Rueda/絵
Dial Press/刊
2,479円(税込)

イースターが近づき、何やら不満そうなネコ。
わけをきくと、イースターでウサギばかりもてはやされることが
気に入らないようす。
そこで、自分も何かステキなプレゼントを子どもたちに配ろうと
思いたったようです。
ウサギよりも早く走れるバイクを用意し、ピカピカの衣装まで着込んで
やる気まんまん。
そこへイースターバニーのウサギがやってきて……。

この絵本のストーリーのベースとなっているイースター。
日本ではあまりなじみがないですよね。
イースターは、イエス・キリストが復活したことを記念する日。
毎年、春分のあとの最初の満月の次にくる日曜日に祝われています。
欧米では、クリスマスより重要な行事とみなされているようです。
そして、クリスマスにサンタクロースがプレゼントを配るように
イースターでは、イースターバニーが子どもたちに卵を配るとされています。

作者のDeborahさんは、ネコと暮らしているそう。
イースターバニーならぬイースターキャットなんて、ネコ好きならではの
発想ですね。

この主人公のネコ、里イモみたいにころっとしていて、コミカルな言動が
笑いを誘います。
この愛すべきネコを見ていると、習慣や由来はさておき、
イースターにはウサギではなく、イースターキャットでもいいんじゃない、と
思えてきます。

■切り絵の動物たちが躍動!

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こんにちは、ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
3月の英語絵本「P1コース」でお届けした絵本を紹介します。

◆『Move!
Steve Jenkins & Robin Page/作
Houghton Mifflin/刊
2,479円(税込)

★生きものたちの特徴的な「動き」に注目……★

3月は年度末。
今月はP1コースも読み応えたっぷりの一冊をお届けしました。

ページをめくってすぐに現れるのは、テナガザル。
ジャングルの木々にぶら下がってゆらりゆらりと移動します。
テナガザルは後ろ足を使って地面を歩くこともできますが、
千鳥のような鳥が歩くのは、スイレンの葉っぱの上。
鳥は魚を捕るため水に潜りますが、
潜るといえばシロナガスクジラ!
シロナガスクジラが潜るのは深い深い海……。

次々に現れる生きものたちは、カマキリのような見近なものから
アルマジロのようなあまりなじみのないものまで。
それぞれの特徴的な動き方が躍動感たっぷりに描かれます。
やわらかなテナガザルの毛並み、特徴的なヘビの模様など
生きものたちのリアルなテクスチャーは、切り絵の手法で表現されています。
よく見ると、シロナガスクジラに英字が印刷されたブルーの紙が紛れているのを
見つけたり、繊細なクモの足に使われているのはどんな紙かしらと
想像するのもたのしいです。

デザインに興味がある方へのプレゼントとしてもよろこばれるのではないでしょうか。
P1コースの本にしては、文章量が多めなのでむずかしく感じる方もいるかも
しれませんが、動物の名前や動き方を現す単語がほとんどなので、
読みはじめたら、思ったよりもスラスラたのしめますよ!

■ピーター・バラカンさんおすすめ絵本

絵本つれづれ No Comments

こんにちは、編集部の吉原です。

先月末の「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」の講師は、
ブロードキャスターのピーター・バラカンさんでした。

「音楽で世界は変えられるか」というタイトルで、
曲の紹介はもちろん、落合とのトークや会場とのセッションもまじえ、
ラジオさながらの快いひとときでした。

そのとき、バラカンさんが好きな絵本として挙げられたのが、
3びきのかわいいオオカミ』。
いまもお問い合わせをいただきますので、
このブログでもあらためてご紹介しておきますね!

この作品、「3びきのこぶた」のパロディなのですが、
痛快な「平和の絵本」です。

まず、いつも悪役でらんぼう者とされるオオカミが、
かわいくておとなしい。
なにごともステレオタイプで語ってはイカンな、と感じつつ読み進
めると……。

オオカミたちが頑強な家をつくればつくるほど、
それを壊そうとするブタの破壊力も増していくんですね。
そこで最後にオオカミたちがつくった家が……すてきすぎるんです!

バラカンさんは洋書で持っていて、お子さんたちがちいさい頃、
一緒に読んでいたとのこと。
平和をつくるのは、まちがっても軍隊や戦争ではないということ、
子どもたちにもユーモアたっぷりに伝わる絵本です。


3びきのかわいいオオカミ
ユージーン・トリビザス/文 
ヘレン・オクセンバリー/絵 
こだまともこ/訳
冨山房/刊
1,512円(税込)