2015/5/22 金曜日
横山 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは、ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
5月の英語絵本「P1コース」でお届けした絵本を紹介します。
◆『A Book of Babies』
Il Sung Na/作
Alfred A. Knopf/刊
2,333円(税込)
★動物のあかちゃんもそれぞれです★
動物園などから、あかちゃん誕生のニュースを聞くことも多いこの頃。
今月のP1コースは、そんな季節にぴったりのいろいろな動物のあかちゃんが登場する絵本です。
生まれたばかりのアヒルのあかちゃん。
同じようにあかちゃんの動物たちに出会いますが
似ているところや違うところはさまざま。
アヒルと同じように
たくさんのきょうだいに囲まれているのは魚のあかちゃん。
でも動物たちのなかには、ひとりだけで生まれるあかちゃんもいます。
おとうさんのポケットで移動するタツノオトシゴのあかちゃんと、
おかあさんのポケットで移動するカンガルーのあかちゃん。
ふわふわの毛に覆われたシロクマのあかちゃんや、
つるつるした鱗のトカゲのあかちゃん。
そして、一日が終わると……。
愛らしい動物たちが印象的なイルソン・ナさんの絵。
子どもたちに親しみやすい雰囲気で、
日本でも何冊か翻訳出版されています。
うきうきするような明るい色彩とやさしい表情で描かれた
動物のおかあさんやおとうさん、
そしてあかちゃん。
見ているこちらもしあわせな気分にさせられる、
愛情いっぱいの1冊です。 |
2015/5/22 金曜日
高橋 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P2コースで5月にお届けする絵本をご紹介します。
★穴の先に待ち受けるのは……★
◆『Sam & Dave Dig a Hole』
Mac Barnett/文
Jon Klassen/絵
Candlewick Press/刊
2,479円(税込)
<翻訳版>
『サムとデイブ、あなをほる』
なかがわちひろ/訳
あすなろ書房/刊
1,620円(税込)
とんでもなくスゴいものを発見しようと
庭を掘りはじめたSamとDaveと愛犬1匹。
まっすぐ下に掘り進めてみたものの、何も出てきません。
そこで、こんどは横を掘ってみますが、結果は同じ。
お互い逆方向を掘ってみたり、また下へ掘り進めてみたり……。
飲みものもおやつも底をつき、泥まみれでへとへとになったふたりと1匹。
スゴい何かは見つかるのでしょうか。
イラストの中に、地中に隠れているスゴいものが描かれていて
きっとこれを掘り当てるのかな、なんて思って読み進めているととんでもない!
まったく予想を裏切る展開が待っています。
作者のMac Barnettさんは、ミステリー作家としても活躍中なのだとか。
そして、絵を手がけるのは、Jon Klassenさん。
余白とのバランスが絶妙な、落ち着いたきれいな色み。
特徴的な目の表情。
本作で、またもコルデコット・オナーを受賞されています。
ぜひ、きれいな絵とともに、奇妙な世界を体感してみませんか。 |
2015/5/20 水曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P3コースで5月にお届けする絵本を紹介します。
◆『Can I Come Too?』
Brian Patten/文
Nicola Bayley/絵
Peachtree/刊
2,479円(税込)
<翻訳版>
『いっしょにいってもいい?』
なるさわえりこ/訳
BL出版/刊
1,620円(税込)
★ちいさなネズミの大きな冒険★
ある日、ちいさなネズミは冒険に出る決心をします。
その目的は“世界でいちばん大きな生きもの”を見つけること。
はじめに出会ったのは自分よりも大きいカエル。
世界でいちばん大きな生きものかと尋ねると、こたえは「No」。
カワセミ、ネコ、イヌ、ヤギ、トラなど、
次々と大きな生きものを見つけては尋ねますが、世界一には届きません。
声を掛けられた動物もみな世界一の生きものに興味をもち、
「Can I come too?(一緒に行ってもいい?)」と言って、仲間に加わりますが……。
登場する動物たちの愛くるしい表情と好奇心いっぱいの瞳に、
ページをめくるたびについつい頬が緩んでしまいます。
こんなにかわいい動物たちから、
「Can I come too?」なんて言われたら、
「Of course!」と元気よく答えてしまいそうです。
絵本を読み終えた頃には、みなさんも好奇心をくすぐられ、
世界でいちばん大きな生きものを見に行きたくなるかも!? |
2015/5/7 木曜日
土井: 編集部
月刊クーヨン, 絵本つれづれ
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こんにちは。編集部の土井です。
みなさん、連休はたのしめましたか?
クレヨンハウスは、たくさんの親子があそびにきてくれて
とってもにぎやかでしたよ!
さて、発売したばかりの[クーヨン]6月号の
連載「絵本のかぞく」より1冊をピックアップします。
家族のいる風景を毎月違うテーマでご紹介する「絵本のかぞく」。
今回のテーマは「おうちにおじゃまします」です。
誰かが家にあそびにきたり、親せきの家に泊まりに行くと、
何だかわくわくたのしくなってきますよね。
『ひとりでおとまりしたよるに』は、エイミーがはじめてひとりで
おばあちゃんの家に泊まりにいくお話です。
ひとりでおばあちゃんの家に行くと、自分から言い出したエイミー。
とはいえ、寝る前にやっぱりさみしくなってしまいます。
家から持ってきた3つの宝ものに不思議なことが起こり、エイ
ミーを助けてくれて……。
はじめは不安でも、ひとりでお泊まりできた達成感といったら!
これからお泊まりにチャレンジする子の後押しをしてくれそうです。
『ひとりでおとまりしたよるに』
フィリパ・ピアス/文
ヘレン・クレイグ/絵
さくまゆみこ/訳
徳間書店/刊
1,512円(税込)