■谷川俊太郎展開催中!

絵本作家さん, イベント, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

こんにちは。編集部の吉原です。

ただいま、静岡県三島市の「大岡信ことば館」にて、
「谷川俊太郎展・本当の事を云おうか・」が開催中です。

「360度、谷川俊太郎!」ということで、
詩作のほか、絵本、映像など多岐に渡る仕事や
ラジオコレクションも紹介。
谷川さんの「本当の姿」が見えてくる……ようですよ。

そのなかで、クレヨンハウスの人気絵本
んぐまーま』(大竹伸朗さん/絵)、
はいくないきもの』(皆川明さん/絵)
の原画が展示されています!

んぐまーま』の原画は、なかなか見る機会のない貴重なもの。
2004年の発表時にクレヨンハウスで展示して以来かもしれません。
わたしもおよそ10年ぶりに再会したのですが、
蛍光色も鮮やかなまま、味わいが増したようで感慨ひとしおでした。
ことば館の方々が選び抜いた4枚が展示されています。

はいくないきもの』は、アクリル板に描かれた絵なので、
ことば館さんが、透明感がわかるよう工夫を凝らしてくださいました。
「とてもいい感じで仕上がっています!」とお知らせいただいたので、
早く見に行きたいなと思っているところです。

みなさまにもぜひご覧いただきたく、
どうぞ足をおはこびください。
三島大社の金木犀も、そろそろ見頃ではないでしょうか?

http://kotobakan.jp/exhibitions/shuntaro

んぐまーま
大竹伸朗/絵
谷川俊太郎/文
クレヨンハウス/刊
1,296円(税込)

はいくないきもの
皆川 明/絵
谷川俊太郎/文
クレヨンハウス/刊
1,296円(税込)

清川あさみさん「ITOTOITO」展

絵本つれづれ, 絵本作家さん No Comments

こんにちは。編集部の吉原です。

クレヨンハウスのあかちゃんから絵本
『かみさまはいる いない?』の作者でいらっしゃる、
清川あさみさんの新作展へ伺いました。

刺繍など「糸」による表現で、いつも驚きをくれる清川さん。
今回の展示のなかで、わたしがとくに惹かれたのは、本への刺繍です。
「わたしたちのおはなし」と題されたシリーズで、すべて清川さんの所蔵本とのこと。

100冊あまりが並ぶようすは圧巻でした。
刺繍が施された本は、「読む」ことはできないのですが、
ふしぎなことに、そのメッセージやたましいのようなものが、
より立ち上がってくるような感じがしました。

表参道の「GYRE」にて、明日25日までの開催です。
http://gyre-omotesando.com/?p=2959

かみさまはいる いない?
谷川俊太郎/文 清川あさみ/絵
クレヨンハウス/刊
1,296円(税込)

■子どもの本の学校」12月は鈴木まもるさんでした!

絵本作家さん, イベント No Comments

こんにちは。編集部の天田です。
去る12月6日土曜日の「子どもの本の学校」のご報告です。
講師は、絵本作家で鳥の巣研究家の鈴木まもるさん。ご講演のテーマは「絵本と鳥の巣の不思議」でした。

子どもの頃からみんなと同じことをするのが苦手だったと言う鈴木さん。学校の先生に「あ」を書きなさい、と言われたときに書いたのは、横に長〜い「あ」、次に書いたのは縦に長〜い「あ」、お次は立体的な「あ」。話しながらホワイトボードに絵を描き、ときにダジャレを交えながらのご講演はなんともたのしい雰囲気です。

鈴木さんが伊豆のご自宅から持参された、鳥の絵が描かれた大きなトランク。中身がずっと気になっていましたが、蓋が開かれると……なんと中から鳥の巣が! メジロやウグイス、ヒヨドリ……身近な鳥たちが子育てをする巣は、かたちも使っている材料も本当に多様で、見ていて飽きることがありません。きょうだいで参加してくれた男の子たちが鈴木さんから巣を託されて、会場のみなさんに巣を見せてまわってくれました。

持参してくださった巣は、どれも小鳥たちが巣立ったあとの古巣。親鳥たちが卵を守り、かいがいしくヒナたちの面倒をみたであろうその巣は、なんとも魅力的。鈴木さんはが鳥の巣に見せられたのも、親子をつなぐ絵本と同じような温かさを感じたからだそうです。
1時間半では足らないほど充実したお話に、参加者のみなさんも思わず「続きを聞きたい!」。鈴木さん、ありがとうございました! 少し先ですが2015年3月3日発売の「クーヨン」4月号でこのご講演のもようをお伝えします。たのしみにしていてください。

最後におまけを。ご講演の翌日に偶然、鈴木さんご自宅近くに行く予定がありました。そこで……鳥の巣いっぱいのアトリエにおじゃまさせていただきました! 興奮でちょっとぶれ気味の写真ですが、国内はもとより世界各地で鈴木さんがあつめてきた鳥の巣、壮観です!
鈴木さんとお連れ合いの竹下文子さんコンビの絵本に登場する、ショベルカーや宅配便のクルマも見つけました。もちろん鈴木さんのお手製ですよ。


鈴木さんアトリエ鳥の巣


お手製ミニカー


鈴木さんアトリエ

鈴木さんのお話をもっと聞きたい、聞いてみたいという方はこちらの鈴木さんのホームページに情報があります。ご覧になってみてください!

http://www.i-younet.ne.jp/~basaract/info_1.html

■さるくんのおうちはどこ? 『バナナをもって』登場!

クレヨンハウス出版の新刊, 絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

こんにちは。編集部の滝西です。
今週末はクレヨンハウス「夏の学校」が開催ですね。
その「夏の学校」で講師を務めてくださる浦中こういちさんの初の絵本が、
クレヨンハウスから登場です!

バナナをもって』 浦中こういち/作

バナナを持った男の子が行きたいのは、さるくんのおうち。
「ここかな?」と思ったおうちのドアをたたいてみますが……

「ここかな ここかな さるくんのおうち」とくり返しがたのしい一冊。
子どもたちと一緒に、ドアをノックしているつもりでたのしんでみてください。

作者の浦中こういちさんは、三重県在住のあそび作家・イラストレーター。
紙皿をくるっとまわして絵を変える「紙皿シアター」が大人気です。

『バナナをもって』も、もとは紙皿シアターのお話のひとつ。
「ここは誰のおうちかな?」紙皿をくるっとまわして絵を変えると、
「さるくんのおうちでした!」全国どこの子どもたちも夢中になるお話を、
あらためて描き下ろしてもらったのがこの絵本です。
ぜひ、おうちで、園で、読んでくださいね!


バナナをもって
浦中こういち/作
クレヨンハウス/刊
1,000円(税込)
クレヨンハウスにて発売中!
全国書店では8月5日(火)より発売予定。

■村上しいこさん&田中六大さんサイン本そろってます!

絵本作家さん, イベント No Comments

こんにちは、子どもの本売り場の大井です。

夏休みに入って、店頭でも小学生の姿が目立ちます。
7月の「子どもの本の学校」では、そんな子どもたちに
夏休みの読書にもおすすめしたい、人気の「日曜日」シリーズの作者、
村上しいこさん田中六大さんのおふたりをお迎えしました。
少し遅くなりましたが、そのご報告を。

こちらは講演前のすてきな笑顔のツーショット。

講演でも、村上さんは東京で初公演とのことで、
「なるべく上品に、関西弁が出ないようにお話します」と
皆さんの笑いをとって会場を和ませ、終始リードしてくださいました。

田中さんはこの日のために、肩まであったという髪を切ってくださった(!)
という、爽やかないでたち。
とても緊張して講演に臨んでくださったとのことでしたが
参加者の皆さんにおみやげにと、手づくりの冊子をご準備くださったり、
口数少ないながら、そのひとことがとてもおもしろかったりと、
やわらかな物腰の中に不思議な魅力を感じたお客様も多かったようです。

一冊一冊、「自分もたのしんでおもしろいものをつくる」
という自負をもってつくられていると感じたお話でした。
毎月スタッフで行っている新刊会議でも、毎月のように新しい作品が出ている
精力的にたくさんの本を出されているおふたりですが、
人気の秘密をほんの少し見せていただいたように思いました。

おふたりには、それぞれいろんなイラスト入りのサイン本をつくっていただきました。

この夏休みにぜひ、読んでみてくださいね。

次回は8月16日、アーサー・ビナードさん「日本の夏のなぞなぞ」です。
どうぞおたのしみに!

<絵本town特集>にしかわおさむさんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作!, 絵本作家さん No Comments


にしかわおさむ
さん

にしかわ・おさむ

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『とりかえっこをしたトーベルとヤーゲル』
1977年/フレーベル館
*現在お取り扱いできません

デビュー作の思い出
生まれて初めての自作絵本とは言え何と未熟きわまりない作品でしょう。
今ながめても赤面冷や汗の流れる思いです。当時はただうれしいばっかりで苦労をしたと言う実感はありませんが、こんな作品でも出してくださった出版社や担当の編集の方にはあらためて感謝をもうしあげたいですね。

●にしかわおさむさんの最新刊


こねこのレイコは一年生
ねぎしたかこ/作
のら書店 /刊


>> デビュー作特集 作家一覧を見る

あきびんごさん&奥山民枝さんの画家対談!

絵本作家さん, イベント No Comments

毎月行っている連続講座「子どもの本の学校」。
23期がこの4月で終了しました。
1年間、どうもありがとうございました。

4月5日の最終回は、あきびんごさんと奥山民枝さんの会でした。

舞台が狭く思えるほど動きまわりながらお話をされる、エネルギッシュなあきさんと
落ち着いた声で、合間に絶妙のツッコミを入れる奥山さん。
おふたりの対比がたのしい90分でした。

奥山民枝さん『とこてく』『醜い花』『山水戀圖』イラスト入りサイン本
あきびんごさん『したのどうぶつえん』『あいうえおん』『ゆうだち』イラスト入りサイン本
つくっていただきました。それぞれ1冊ずつ、絵が違います!

あきさんの絵本をご購入くださったお客さまには、
あいうえおんの特製ポストカード12枚セットをプレゼント!

どこにも売っていない、あきさんからのすてきなプレゼントです。
この春の贈りものにも、ぜひどうぞ。

また、3月に来てくださったのは、ささめやゆきさんと中澤晶子さん。

中澤さんからも、とてもいい本だと大絶賛だった、
まどさんからの手紙 こどもたちへ』の
ささめやさんの原画展開催が決定しました!

ささめやゆきさん『まどさんからの手紙 こどもたちへ』原画展
2014年5月1日(木)~5月18日(日)まで
クレヨンハウス東京店1F 子どもの本売り場にて

展示にあわせて、まど・みちおさん&ささめやゆきさんの特集コーナーも。
ささめやさんから特別に仕入れた絵本も限定数販売しますので、
どうぞおたのしみに!
ぜひ連休、お店にあそびにいらしてください。

5月からは、第24期の子どもの本の学校がはじまります。
1回目は、5月17日(土)落合恵子の講演です。
また1年間、どうぞよろしくお願いいたします!

■島田ゆかさんの「あの原画」が展示されます!

絵本作家さん, イベント No Comments

こんにちは、編集部の吉原です。

うれしいお知らせが届きました。
「バムとケロ」シリーズでおなじみ、島田ゆかさんの原画展が開催
されるのですが、
そのなかで、クレヨンハウスの絵本カタログ『絵本town』
「クーヨン」で発表された絵も展示されるとのこと。

『絵本town』の絵は、「のりもの絵本」の扉絵として描き下
ろしていただいたもの。
2005年の作品です。
これを受け取ったときはうれしかったなあ……。
絵本と同じように、ちいさなところまでたのしくて、
絵本の山に埋もれた編集作業中、ずいぶん癒されました(笑)。

[クーヨン]掲載の作品は、1999年12月号のグリー
ティングカード原画です。
「ケロちゃん」似の「サンタケロース」がバイクに乗った、飛び出
すカードでした。

どちらもとても貴重な作品です。
ぜひ会場でご覧ください。

「島田ゆか絵本原画展」
3月5日(水)~7日(月)
阪急うめだギャラリーにて
http://mi-te.jp/contents/cafe/12-14-2466/

■井上洋介さん原画展、開催中!

絵本作家さん, イベント No Comments

こんにちは。
子どもの本売り場の大井です。

先週、今週と週末の雪で寒い日が続きますが
東京店子どもの本売り場では、寒さも吹き飛ばす、
井上洋介さん『やまのばんさんかい』の原画展を開催中です!


やまのばんさんかい
井上洋介/絵・文
小峰書店/刊
1,470円

2月23日(日)まで、愛知県の刈谷市美術館で
「井上洋介図鑑展」という、すばらしい展覧会が開催中です。
画家、漫画家、そして絵本作家として、描き続けてこられたその作品世界に、
圧倒されながらも、しみじみと深く余韻が残りました。

井上さんの原画展はクレヨンハウスでもはじめてのこと。
同じ期間に原画を飾らせてもらうことができ
本当にうれしい展示となりました。
ぜひ、あわせてご覧いただけたら。

展示にあわせて、『やまのばんさんかい』のほか、
『ぶらぶらどうぶつえん』、『わっ』の3タイトルの絵本に
井上さんの版画つき、豪華なサイン本もつくっていただきました!
絵柄も4種類あるので、お好きなものを選んでくださいね。

あいにくの雪模様ですが、展示はいよいよ日曜まで!
お足もとに気をつけつつ、ぜひお越しください。

■「どーした」=「I LOVE YOU」

絵本作家さん No Comments

みなさん、こんにちは。編集部の天田です。
立春を迎え、暦のうえではもう春なんですね。

立春の日に発売された[月刊クーヨン]3月号の新刊コーナーでは
『どーした どーした』という絵本を紹介しています。

この絵本、文章は作家の天童荒太さんが手がけられ、絵はおなじみ荒井良二さんが担当されました。
ちょっと意外な顔あわせ、でもおふたりだからこそできた絵本です。

ストーリをちょっとご紹介。ゼンは「どーした」が口ぐせの男の子。
家族や知らないひとにも「どーした」と聞かずにはいられません。
「どーした」「どーした」と何度も聞かれると、みんな怒ってしまいます。
ある朝、ゼンは膝を抱えて座っている男に出会います。
その子の顔はハロウィンのメイクみたいに見えて……。
おせっかいボーイのゼンの「どーした」はいろんなひとを巻き込んでいくのですが……。

インタビューでとくにこころに残ったのは、天童さんが
「『どーした』=『I Love You』」とおっしゃったことです。
みんなが身近なのひとに「どーした」と声をかけたら、いまの社会も変わるかもしれませんね。
荒井さんの描くクライマックスのお祭りのようなシーンもすばらしいです!
「クーヨン」3月号とあわせて、ぜひ読んでみてください!


どーしたどーした
天童荒太/文
荒井良二/絵
集英社/刊
1,575円


[クーヨン]3月号
980円

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