<絵本town特集>田中六大さんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作! No Comments

田中六大さん
たなか・ろくだい


『ひらけ!なんきんまめ』

竹下文子/作
2002年/小峰書店

●デビュー作の思い出
自分が絵を描いた本がでたということも、うれしかったですが、竹下さんの『風町通信』(飯野和好/絵 偕成社)とかが大好きで、ファンだったので、一緒に仕事ができるということが、ものすごくうれしかったです。夜、布団の中でうれしくてどきどきしていました。緊張で肩に力が入ってしまいましたが、当時の自分として100パーセントの力を出せるようにがんばりました。

作家を目指す方々への応援メッセージ
僕も自作の絵本がでるようにがんばります。いっしょにがんばりましょう!
いつか一緒にお仕事できる機会があったら、よろしくおねがいします!


田中六大さんのページ

ホームページ http://www.rokudait.com/
ツイッター/ https://twitter.com/@rkdtnk

田中六大さんの最新刊

職員室の日曜日
村上しいこ/作
講談社/刊

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<絵本town特集>山村浩二さんのデビュー作

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山村浩二さん
やまむら・こうじ



『サカナカナ?』
「こどものとも0・1・2」 2002年1月号/福音館書店
*現在お取り扱いできません

●デビュー作の思い出
作と絵を初めて書いた作品は『サカナカナ?』(2001年)、月刊絵本だったので単行本にはなっていません。 単行本をデビューとするなら『くだもの だもの』(2006年)です。
『サナカナカナ?』は、文章も絵もはじめのラフのままで直しがなく、発想も仕上げも自然にすっと出来たと記憶しています。 編集の方が信頼してくださっているのが分かり、自由にできて楽しいデビューの創作でした。 白いアクリル板の上に蜜蝋粘土で描き、下から光をあてて撮影しました。素材の扱いが少し大変でした。

作家を目指す方々への応援メッセージ
いま目の前の表現すべき事に対して、誠実に且つ遊びのように楽しく対応する事だと思います。

●山村浩二さんのページ
ホームページ http://www.yamamura-animation.jp

●山村浩二さんの最新刊

ダンゴムシだんごろう
みおちづる/作
すずき出版/刊

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<絵本town特集>おぼまことさんのデビュー作

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おぼまことさん
おぼ・まこと


『みんなのおくりもの』
「こどものせかい」1971年12月号/至光社
*現在お取り扱いできません

●デビュー作の思い出
公務員からはじまって一般社員として出発、突然の病気で6ヵ月間の入院生活、挫折、無目的にアメリカ放浪生活を経て帰国。唯々何かをしたいと願い、ある出版社に、生まれてはじめて、絵をかき文章をつけて提出したのが、英国、仏国にて出版。その後、出版の世界で仕事をするようになった。

作家を目指す方々への応援メッセージ
あせらないこと!
まず自分自身が心から自作に対して楽しめて、パワーを感じることですね。

おぼまことさんの最新刊

やけあとの競馬うま
木暮正夫/文
国土社/刊

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<絵本town特集>菊池日出夫さんのデビュー作

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菊池日出夫さん
きくち・ひでお


『やまばと』
1981年/童心社 → 1994年/のらっこ社

●デビュー作の思い出
独学でもあり、最初で最後の絵本になるかも知れない。ストーリーも絵本の展開も見通しも立たずに、少年の頃の体験を基にして、ペットの命を失う悲しみを、命の不思議さ、命の大切さをなんとか形にしたいと、一枚絵を描いては、先のストーリーを考えて、一歩進み、また次の絵を描く。独自の技法を発見して、闇の中を進むように描いた。

作家を目指す方々への応援メッセージ
若い絵本作家の人や目指している人を何人も知っています。皆、才能もあり、実力もあり、時代の空気感やキラメキも感じられて、僕もしっかりしないとイケナイナと感じます。展開がオモシロクテ、とんでもない終わり方をする絵本とか、ホッとした気分にさせてもらえる絵本とか、色々と物語が楽しい絵本を読んでみたいです。

菊池日出夫さんの最新刊

江戸っ子さんきちと子トキ
福音館書店/刊

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<絵本town特集>平田景さんのデビュー作

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平田景さん
た・けい


みどりがめゆうゆうのびっくりさんぽ
志茂田景樹/文
2002年/KIBA BOOK
*現在お取り扱いできません

●デビュー作の思い出
絵を描くことを生業にしたいと思いながら、いろいろな仕事をしていました。もう、これきりにしようと入社した会社で「通勤定期券は自己購入するように」と。たまさか購入しに行った北千住駅ビルで、志茂田景樹さんが「よい子に読み聞かせ隊」でよみきかせをしているのをみたのがきっかけで、絵をみてもらい、気に入ってもらえて絵本になりました。とにかく夢中で描きました。

作家を目指す方々への応援メッセージ
私は美大に行ったり、デザイン学校に通ったりとか、美術の専門的な勉強をしてません。絵に近いかなあってことといえば……旅行会社の添乗員をしてて、会社に提出する報告書の文が書けなくて、絵日記にしてたり……。吉本興業に転職して、銀座7丁目劇場で美術さんのお手伝いさせてもらったり、ビラ描かせてもらったり……。篠原勝之さんの書生になって、工場で溶接してたり……。こんどは『るるぶ』の編集したり……。
やっぱり絵を描かなければって、描いた絵を出版社の人や、名前を出したら売名行為になるような大作家さんにみてもらったり……。わけがわかりません。迷子ちゃんです。
だから、なんで絵描きでいられるかというと、ぜんぶ相棒の平田昌広がついててくれるからです。

平田景さんのページ
ホームページ/おふぃすまけ http://www.office-make.com/
ツイッター/ https://twitter.com/hiratakei

平田景さんの最新刊

てんぐ、はなをかむ。
平田昌広/作
国土社/刊

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<絵本town特集>さとうわきこさんのデビュー作

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さとうわきこさん
さとう・わきこ

『せんたくかあちゃん』
「母の友」1970年8月号→「こどものとも」1978年8月号→1982年/福音館書店

●デビュー作の思い出
私の母は大変たくましい人でした。『せんたくかあちゃん』 は、母のことを作品にしたと思います。あっというまに出来た作品です。私は小さい時から、カミナリさんが大好きでした。家の窓からいなづまが光るのを見ながら、酸っぱい夏ミカンをほおばっていた自分を思い出します。

作家を目指す方々への応援メッセージ
自分の心の中に、残っている思いをテーマに。また忘れられない思い出や不思議に思った事など、今まで生きてきた中で印象深い出来事などを思いおこして、作品にすると良いのではないか……と思います。

さとうわきこさんのページ
さとうわきこさん主宰/小さな絵本美術館 http://www.ba-ba.net/

さとうわきこさんの最新刊

ばばばあちゃんのクリスマスかざり
福音館書店/刊

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<絵本town特集>山脇百合子さんのデビュー作

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山脇百合子さん
やまわき・ゆりこ


『ぐりとぐら』

なかがわりえこ/文
「こどものとも」1963年12月号 → 1967年/福音館書店

●デビュー作の思い出
月刊誌「こどものとも」の1冊として出ました。そのころの「こどものとも」編集長だった松居直氏が苦労なさったことと思います。私は苦労したことなど(あったとしても)何ひとつおぼえていません。楽しく描きました。

作家を目指す方々への応援メッセージ
真心を込めて一所懸命描くことが大切です。自分で納得いく絵が出来るまで、何枚でも描きなおします。私は、ぐりとぐらが大好きです。そして、この世に存在するものであるなら(!)スケッチします。


山脇百合子さんの最新刊

おかし
なかがわりえこ/文
福音館書店/刊

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<絵本town特集>あまんきみこさんのデビュー作

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あまんきみこさん
あまん・きみこ


『車のいろは空のいろ 白いぼうし』

1968年/ポプラ社

●デビュー作の思い出
この中で最初に書いたのは「くましんし」です。こたたん山の開発で住む場所がなくなった熊たちの思いを書きました。童話雑誌「びわの実学校」に投稿し、思いがけなく挿絵がついて掲載されていた時の驚きと喜びは、つい昨日のようです。その時から2年余りの投稿で、空色のタクシーにいろいろなお客が乗り、街がひろがりました。うまれたての1冊を抱いた日、あまりに有難いことで一睡もできませんでした。

作家を目指す方々への応援メッセージ
書いたり消したりしていると、発見する世界があり、それを見つけた喜びが書く楽しさでしょうね。そのわくわく、どきどきをだいじにして書きつづけることで、その人の道がひらける……どうも、そう思われてなりません。つまづいても、おきてくださいね(躓きの石は、起き上がりの石)。


あまんきみこさんの最新刊

こぐまのくうちゃん
黒井健/絵
童心社/刊

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<絵本town特集>織茂恭子さんのデビュー作

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織茂恭子さん
おりも・きょうこ


『海からきたおじちゃん』

1981年/童心社

●デビュー作の思い出
描きたい絵を思いきり描きたくて、初めて文章にも挑戦した自作絵本です。なんども書き直しましたが、本になったときには、なにものにも勝る喜びがまっていました。
忘れられないデビュー作です。

作家を目指す方々への応援メッセージ
宇宙とは、命とは、生きるとは……それ等の連鎖に出あえるような作品が作れたらなあ……と思っています。

織茂恭子さんの最新刊

まよなかのかくれんぼ
リーブル/刊

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<絵本town特集>あきびんごさんのデビュー作

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あきびんごさん
あき・びんご


『したのどうぶつえん』

2008年/くもん出版

●デビュー作の思い出
還暦を迎えるにあたって、新しい名前、新しい仕事に生まれ変るために選んだのが、「絵本作家あきびんご」でした。「上野動物園の下には、したのどうぶつえんがある」というテーマは、学生時代に思いつき、「いつか本にしてみたい」と思っていた夢を実現できました。それが日本絵本賞をいただいたため、絵本作家とよばれるようになりました。

作家を目指す方々への応援メッセージ
最初の1冊がとても大切なので、とっておきのテーマをみつけたら、あせらずにじっくりと何度も推敲してください。テーマを絵本にするのはわりとかんたんでも、いいテーマを考えつくのはむずかしいですから。

あきびんごさんの最新刊

ゆうだち
偕成社/刊

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