夏の学校・2010 3日間のダイジェスト

絵本作家さん, イベント No Comments
先日ご報告しましたとおり、
3年ぶりに開催しました、クレヨンハウス「夏の学校・2010」が、無事終了いたしました。講師のみなさま、400人以上の全国からいらしたみなさま、ありがとうございました!

聴いて、歌って、うごいて、食べて、、と盛りだくさんの熱い3日間。
ちょっとだけ写真で振り返ってみました。
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「夏の学校」開校式。3年ぶりの学校がはじまります。


長田弘さんの「『思い出』の力」にしずかに聞き入ります。

クニ河内(ピアノ)&野田美佳(マリンバ)/ねじめ正一さんの、
3人コンサート!

全国の総勢411名の方にご参加いただきました。

左)作家さんのサイン会には長い列が・・
右)食事は、クレヨンハウスのオーガニック食材をホテルの総料理長が調理。

長谷川義史さん「絵本ライブショー」。絵、ことば、声、ぜんぶ長谷川ワールド!

香山リカさん「心豊かに生きるということ」。生きづらさ、についてじっくりかんがえます。

角野栄子さん「旅と私のものがたり」。イメージをふくらませ、こころで旅をします。

整体ボディワーカー 山上亮さんの分科会。お互いのからだの「声」を聴き、基礎的な手当てを実習します。

新沢としひこさん「世界は今日も生きている」。サプライズ満載のコンサートに会場も沸きます。

あべ弘士さん「どうぶつがいっぱい」。あべさんの語るどうぶつは魅力がいっぱい。

落合恵子さん「独りの時空に」。大切な独りの時間にかんがえること。

3日目のラストは「閉校式」。おつかれさまでした。>「夏の学校2010」の概要

あの夏休みを絵本でもう一度。

英語絵本 No Comments

「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
8月の英語絵本「P1:ようこそコース」と「P3:どきどきコース」のご紹介です。

まずは「P1:ようこそコース」。

★もう戻らない……子ども時代の夏休みの空気がここに!★

「P1:ようこそコース」
◆『All the World』
Elizabeth Garton Scanlon/文
Marla Frazee/絵
Simon & Schuster/刊 
1,928円(税込)

休暇で海辺の地方にやってきた家族の、
夏のある一日を描いた詩画集的絵本です。

浜辺では砂あそびを、
畑では夏野菜の収穫を、
そして丘では木登り……と、
自然の中で過ごすことのたのしさと解放感が
ページからあふれるように伝わってきます。

伸びやかな曲線と大胆な構図も見応え充分ですが、
風のように流れる文章も心地よくて魅力的です。

夏休みのゆったりとした空気に包まれたいと思う、
大人の方にもおすすめです。

★ネコ好き人気作家が描く「うちのネコは世界一」物語★

「P3:どきどきコース」
◆『The Best Cat』
Valeri Gorbachev/作
Candlewick Pr/刊 
1,714円(税込)

昨年のP3コースで紹介をした
「Molly Who Flew Away」の作者による最新作です。

ブーティは家族みんなに愛されているネコ。
弟ジェフに言わせれば、世界一のピエロだったり、
フットボール選手だったり、バレリーナだったり。

そんなジェフに対して現実的な姉ジニーは、
ピエロだったら拍手にびっくりするだろうし、
フットボール選手なんて危険すぎると、
ことごとくジェフのファンタジーを壊します。

でも、ふたりがブーティのことで意見が一致することもあるんです。
それはブーティが世界一の○○だということ!

ブーティをめぐるジェフとジニーの微笑ましいやりとりに、
思わず笑みを浮かべてしまいます。
ブーティの七変化ぶりも必見です!

クーヨンで、世界の子どもの本専門店、紹介してます。

絵本つれづれ, 絵本作家さん No Comments

こんにちは、編集部の吉原です。

夏休みの真ん中。
旅行に出発前の方もいらっしゃることと思います。

もしもフィンランドへ行かれる方がいらしたら、
クーヨン9月号をお見逃しなく!
ヘルシンキの子どもの本専門店をご紹介していますよ。

そうなんです、クーヨンでは毎月
世界の子どもの本専門店をピックアップ。

店主さんが、おすすめの絵本とともに
子どもの本への情熱を語ってくれています。

これまでにパリ、ボローニャ、バルセロナ、
ニューヨーク、オークランドのお店が登場しました。

さて、フィンランドといえば……
やはりムーミンでしょうか。

こちらはムーミンとミムラねえさんが、
ミイを探して冒険するお話です。

それぞれのページの穴を切り取ると、
次のページにつながっている……というしかけつき。

それからどうなるの? 『それからどうなるの?』
トーベ・ヤンソン/著
渡部翠/訳
講談社/刊
1,680円(税込)

日本の子どもたちへと寄せられた、
作者のトーベ・ヤンソンのことばがすてきなんですよ。

「わたしの国フィンランドと、日本は、地理的には、とても遠いですね。
でも、おはなしの世界は、たがいにそんなに離れてはいないし、ちがっていないと思います」

旅先で子どもの本の専門店に入ると、なんだかほっとする……
その理由が語られている気がします。

マーガレット・ワイズ・ブラウンが愛した島

英語絵本 No Comments

連日のことで、もう言うのも聞くのもイヤになるかとは思いますが
本当に暑い毎日が続いていますね。

さて、「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚
8月の英語絵本「P2:じっくりコース」は、
古典的名作『The Little Island』をお届けします。

★何度目の夏でも、夏がくれば思い出す名作★

The Little Island 『The Little Island』
Golden MacDonald (Margaret Wise Brown)/文
Leonard Weisgard/絵
Random House/刊
1,607円(税込)

 翻訳版『ちいさな島』
 谷川俊太郎/訳
 童話館出版/刊
 1,575円(税込)

1947年度のコルディコット大賞受賞作です。

海に浮かぶちいさな島の1年をめぐる情景が
リズミカルな文章と透明感あふれる絵で語られていきます。

作者のブラウンが夏になると訪れていたという
ニューイングランド沖の小島がモデルと言われています。

こと細かな観察眼に作者のこの島に対する深い愛情を感じます。

きっといまも変わらず、きらめく青い海に囲まれて
自身の大地の上に植物を茂らせ、
動物たちを迎え入れながら
き然として存在し続けているのでしょうね。

夏の学校2010、終了しました!

イベント No Comments

こんにちは、子どもの本売場の大井です。

3年ぶりに開催した「夏の学校」は、
おかげさまで無事に終了いたしました。

全国からお越しくださった411名の参加者のみなさま、
すばらしいお話と歌と音楽とをくださった講師の方々、
どうもありがとうございました。

朝早くから夜遅くまでの、ハードな日程を駆け抜けて、
それぞれ充実した2泊3日をお過ごしいただけたことと思います。

わたしは販売スペースにいたので、
1編の詩、1冊の絵本、ひとつの歌のことを、
たくさんのお客様と気持ちを共有しながら
お話できたことがとてもうれしかったです。

今回聴いたたくさんの声や歌声が、体中で響くようです。
また来年、みなさんとお会いできたら、と願っています。

ありがとうございました。

今月のクーヨンは「おもしろい!」の絵本特集。

絵本つれづれ No Comments

こんにちは、編集部の吉原です。

きょうはまたアブナイくらい暑いですね。

表参道や大阪・江坂付近で炎天下を歩く方は、
クレヨンハウスでちょっと涼んでいってください!

さて、クーヨン9月号が発売になりました。

今月の絵本ページ「絵本のきもち、子どものきもち」は、
「おもしろい!」の絵本特集です。

これくらい暑いと、もう南の島気分で、
ほがらかにアハハと笑って食べてお昼寝したい!

そんなときに読みたい絵本を集めました。

ご紹介したなかで、わたしの個人的おすすめは
『しゃっくりがいこつ』です。

『しゃっくりがいこつ』
マージェリー・カイラー/作
S・D・シンドラー/絵
黒宮純子/訳
セーラー出版/刊
1,575円(税込)

この絵本、出たときからのファンです。
シュールなナンセンスがたまりません。

がいこつがしゃっくりを止めたくていろいろな方法を試すお話ですが、
友だちのおばけなども出てきて、
夏+ちょっとこわい+大笑い=たのしくっていい気分、です。

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