2010/7/20 火曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
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「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
7月の英語絵本「P1:ようこそコース」と「P3:どきどきコース」のご紹介です。
まずは「P1:ようこそコース」。
今月は2冊のお届けです。
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★広がる未来、小船に勇気をもらう★
P1:ようこそコース
◆『Little Boat』
Thomas Docherty/作
Candlewick Pr/刊
1,747円(税込) |
船窓を模して丸くくりぬかれた表紙を開くと、
まるで窓から覗いたような外洋が広がり、小船が航海するのが見えます。
そして次のページを開くと、見開きいっぱいに広がる海!
開放感あふれる画面に胸が高鳴ります。
大きな大きな海の上ではじまる小船の大冒険。
大波にもまれたり、海のモンスターに遭遇したり、
クジラやイルカとあそんだりと、ひと息つく間もなく冒険は続きます。
目指す先は海の端、そこにはいったい何があるのでしょうか!?
「UP=DOWN」
「DRY=WET」
「CLOSE=OPEN」などの反対ことばを、
おさるのジョージと一緒にあそびながら覚えるたのしい一冊です。
2コマ漫画風の展開がおもしろく、何度見ても飽きないのが魅力。
持ち運びに便利な小型サイズなので、
いろんな場面で活躍してくれそうです。
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★子ブタくん、君が船長だ★
P3:どきどきコース
◆『Captain Small Pig』
Martin Waddell/文
Susan Varley/絵
Peachtree Pub Ltd/刊
1,747円(税込) |
『BADGER’S PARTING GIFT』(翻訳名『わすれられないおくりもの』)
でおなじみ、Susan Varleyによる最新作です。
しかも、文章は
『Can’t You Sleep, Little Bear?』(翻訳名『ねむれないの? ちいくまくん』)
で人気を博したMartin Waddellなんですから、
絵本好きにはたまらなくうれしい一冊です。
ヤギと七面鳥のおじさんたちとともに、湖へ舟あそびに出た子ブタくん。
湖で釣りたかったのはクジラ、でも釣ったのはクツ片方だけ。
それでも子ブタくんは大満足、何か釣れるだけでうれしいんです。
子ブタくん、船長にしてもらって舟を漕いだはいいけれど、
疲れて眠りに落ち……。
のんびりとした時間と安心感が漂うすてきな絵本です。
2010/7/16 金曜日
大井 :子どもの本売り場
絵本つれづれ
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こんにちは。
子どもの本売場の大井です。
いよいよ夏休み! 明日からはじまるところも
多いのでしょうか。
東京店子どもの本売場でも、明日からいろいろはじまります。
ひとつめは、
西村繁男さん『おでんさむらい ひやしおでんのまき』原画展。
(~7月31日まで)
『おでんさむらい ひやしおでんのまき』
内田麟太郎/文
西村繁男/絵
くもん出版/刊
1,155円(税込)
高知の和紙に描かれた、夏の江戸の風景を
どうぞおたのしみください!
シリーズ全巻、作者おふたりのサイン入りを揃えました。
ふたつめは、
「スタッフピックス・夏休み版」。
お店の1コーナーとして、スタッフおすすめの本を
ご紹介している「スタッフピックス」のコーナーでは、
夏休み中は毎日日替わりで、「今日の1冊」をピックアップ。
ツイッターでもご紹介します。
スタッフおすすめの読みもののリーフレットもつくりました。
好きな本、気になった本、もう一度読み返してみたいあの本を
どうぞお店に読みにきてくださいね。
座り読み大歓迎です!
みっつめの、緑のカーテン。今年はお店のあちこちにあるので、
もうすぐ夕顔の大きな白い花がたくさんたのしめるかも。
今、一生懸命つるを伸ばしているところ。
葉っぱが揺れるのを涼しい店内で眺めながら本を読みに、
あそびにいらしてください。お待ちしています!
子どもの本売場の窓辺に座って本を読みながら、
窓の外に揺れる夕顔の花をたのしめそうです。
2010/7/15 木曜日
高橋 :ブッククラブ
英語絵本
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「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚
7月の英語絵本「P2:じっくりコース」は、
『Guess How Much I Love You』をお届けします。
★不朽の名作が問いかける、愛の大きさとは?★
親子か、恋人か、それとも友だち同士?
ちいさいウサギと大きいウサギ2匹が愛を語ります。
目に見えない「好き」という気持ちの大きさを
いろいろなたとえで表現しようとするちいさいウサギ。
一見、大きいウサギのほうが
表現の大きさでは一歩リードしているかのようにみえますが、
ちいさいウサギのひたむきな「好き」と、
大きいウサギの包みこむような「好き」はどちらも甲乙つけがたく、
わたしはイーブンかなという気がします。
1994年の出版以来、広く愛され、
早くも「古典」の仲間入りをしたような感がある本書。
絵も愛らしく、水彩の美しさが抜群です。
夏休みに、何度もくり返して読みたくなる絵本です。
2010/7/6 火曜日
日景 :編集部
クレヨンハウス出版の絵本
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早くも7月に突入ですね。
海の向こうでは、バカンスの季節!
うっとうしい梅雨空のさなか、うらやましい限りです……。
が、そんなときこそ、
こんな海風を感じる絵本を開いてみて。
まずは、おしゃれな、この絵本!
バカンスで海辺の家へやってきたのは、アシカのマリーナ一家。
ところが、ひとりで海辺であそんでいたマリーナが、サメにのみこまれ……!?
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『マリーナ』
ルドウィッヒ・ベーメルマンス/作
ふしみみさを/訳
クレヨンハウス/刊
1,890円(税込) |
打ち寄せてくる波を前にしていると、
時間を忘れてしまいますよね。
「海の声を聞くのが 好きや。波がな、ざぱざぱんっていうのが 好きやねん」
というぼくは、ある日、「拾った」海を育てることになり……。
大阪は泉州弁の響きが、心地いいですよ。
ホエール・ウオッチング、いつかはしてみたいですよね。
コバンザメの子どもは、遠い海に行くのが夢でした。
そこで、大きなクジラのおなかにくっついて、
大海原の冒険に出かけます……。
クジラの歌も、聞こえてきますよ。