2013/6/27 木曜日
吉原 :編集部
クレヨンハウス出版の絵本
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こんにちは、編集部の吉原です。
やっとできました、谷川俊太郎さんの「あかちゃんから絵本」シリーズ最新作。
タイトルは『あーん』。
絵を描いてくれたのは、下田昌克さんです。
下田さんといえば、色鉛筆を使った精緻な似顔絵でおなじみですが、
今回はこれ以上ない!というくらいシンプルな線なのです。
「こういう絵のほうが難しい~!!」と下田さん。
何度も何度も描き直して、ついには、
デザインしてくれた祖父江慎さんの事務所で、
たーーくさん描いた中から、使う絵を選ぶことに。
どんな絵本かといいますと、
表紙のかわいいコが、「あーん」「ぱく」「ごくん」と、
食べて、食べて……。
オチはナイショです!
ヒントは表紙の「谷川俊太郎/ぷん」。
「文」ではなく「ぷん」なんです。
きっと、あかちゃんは笑ってくれると思います(笑)。
『あーん』
下田昌克/絵
谷川俊太郎/ぷん
1,260円
2013/6/24 月曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは、ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
6月の英語絵本「P1コース」と「P3コース」のご紹介です。
まずは「P1コース」。
◆『The Biggest Kiss』
Joanna Walsh/文
Judi Abbot/絵
Simon & Schuster/刊
1,638円(税込)
★キスにはいろいろあるけれど、いちばんうれしいキスはどれ?★
ウサギやイヌはもちろん、
ちいさなアリから大きなゾウまでみんなキスが大好き。
お鼻に、ひじに、おなかに、キス! キス! キス!
アヒルたちは頬やからだにしたたる雨のキスに大よろこび。
雨の中、満面の笑みを浮かべたのしげに行進します。
わたしたちも雨のキスを受けとめていると思えば、
梅雨の憂欝な気持ちも上向きになりそうですね。
どうぶつたちのほほ笑ましいキスの数々に
最後まで頬が緩むこと受け合いです。
でも、みなさんにとっていちばんのキスは、
やっぱりあのひとの……ですよね!
そして「P3コース」。
◆『The Rainbow Fish』
Marcus Pfister/作
NorthSouth/刊
2,394円(税込)
翻訳版:『にじいろのさかな』
谷川俊太郎/訳
講談社/刊
1,890円(税込)
★世界的ベストセラー『にじいろのさかな』を原書で!
ページを開けば真っ青で涼しげな海の中、
夏の暑さも和らぐ一冊です。
ひかり輝くうろこをもつにじいろのさかなはいつもひとりぼっち。
美しさを鼻にかける傲慢な性格のため、
慕ってくるさかながいても見向きもせず、知らん顔。
ある日、ちいさなさかなが、にじいろのさかなに、
美しいうろこを一枚分けてほしいと頼みますが、怒鳴って追い払
います。
それを見た仲間たちはにじいろのさかなを避けるようになり……。
物語の終盤、にじいろのさかなのこころに大きな変化が芽生えます。
本当にたいせつなものはなんだろうと、深く考えさせられる作品です。 |
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2013/6/17 月曜日
高橋 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
英語絵本「P2コース」6月のご本を紹介します。
今月は、梅雨の時期らしく、雨降りのお話ですよ。
★突然の雨に街中が大混乱!★
◆『The Rain Came Down』
David Shannon/作
Blue Sky Press/刊
2,268円(税込)
<翻訳版>
『あめふりのおおさわぎ』
小川仁央/訳
評論社/刊
1,365円(税込)
ある朝、ポツリと雨が降りはじめました。
騒ぎ立てるトリたちに、ネコが毛を逆立て、
そのネコにイヌが吠えかかります。
イヌを叱るおとうさんの声で、あかちゃんが泣きはじめ
騒ぎを聞きつけた警官がパトカーを停めたため、道路は渋滞。
騒ぎは、次から次へ感染し、やがて街中に広がっていきます。
さて、この混乱いったいどうおさまるのでしょうか。
「なになに、何がおきたの?」と
思わず聞きたくなってしまうようなドラマチックな表紙。
この動きのある生き生きとした絵は、
『No,David!』で人気のDavid Shannonによるもの。
雨の日は、こんな負のスパイラルにまき込まれないよう
気をつけたいものですね。 |