■『あーん』できました!

クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

こんにちは、編集部の吉原です。
やっとできました、谷川俊太郎さんの「あかちゃんから絵本」シリーズ最新作。
タイトルは『あーん』。

絵を描いてくれたのは、下田昌克さんです。
下田さんといえば、色鉛筆を使った精緻な似顔絵でおなじみですが、
今回はこれ以上ない!というくらいシンプルな線なのです。

「こういう絵のほうが難しい~!!」と下田さん。
何度も何度も描き直して、ついには、
デザインしてくれた祖父江慎さんの事務所で、
たーーくさん描いた中から、使う絵を選ぶことに。

どんな絵本かといいますと、
表紙のかわいいコが、「あーん」「ぱく」「ごくん」と、
食べて、食べて……。

オチはナイショです!
ヒントは表紙の「谷川俊太郎/ぷん」。
「文」ではなく「ぷん」なんです。
きっと、あかちゃんは笑ってくれると思います(笑)。

あーん
下田昌克/絵
谷川俊太郎/ぷん
1,260円

■きょうもキスが降ってきます!

英語絵本 No Comments

こんにちは、ブッククラブの早崎です。

「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
6月の英語絵本「P1コース」と「P3コース」のご紹介です。

まずは「P1コース」。

◆『The Biggest Kiss
Joanna Walsh/文
Judi Abbot/絵
Simon & Schuster/刊
1,638円(税込)

★キスにはいろいろあるけれど、いちばんうれしいキスはどれ?★

ウサギやイヌはもちろん、
ちいさなアリから大きなゾウまでみんなキスが大好き。
お鼻に、ひじに、おなかに、キス! キス! キス!

アヒルたちは頬やからだにしたたる雨のキスに大よろこび。
雨の中、満面の笑みを浮かべたのしげに行進します。
わたしたちも雨のキスを受けとめていると思えば、
梅雨の憂欝な気持ちも上向きになりそうですね。

どうぶつたちのほほ笑ましいキスの数々に
最後まで頬が緩むこと受け合いです。
でも、みなさんにとっていちばんのキスは、
やっぱりあのひとの……ですよね!

そして「P3コース」。

◆『The Rainbow Fish
Marcus Pfister/作
NorthSouth/刊
2,394円(税込)

翻訳版:『にじいろのさかな
谷川俊太郎/訳
講談社/刊
1,890円(税込)

★世界的ベストセラー『にじいろのさかな』を原書で!

ページを開けば真っ青で涼しげな海の中、
夏の暑さも和らぐ一冊です。

ひかり輝くうろこをもつにじいろのさかなはいつもひとりぼっち。
美しさを鼻にかける傲慢な性格のため、
慕ってくるさかながいても見向きもせず、知らん顔。
ある日、ちいさなさかなが、にじいろのさかなに、
美しいうろこを一枚分けてほしいと頼みますが、怒鳴って追い払
います。
それを見た仲間たちはにじいろのさかなを避けるようになり……。

物語の終盤、にじいろのさかなのこころに大きな変化が芽生えます。
本当にたいせつなものはなんだろうと、深く考えさせられる作品です。

■雨の日には気をつけて!

英語絵本 No Comments

こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
英語絵本「P2コース」6月のご本を紹介します。

今月は、梅雨の時期らしく、雨降りのお話ですよ。

★突然の雨に街中が大混乱!★

◆『The Rain Came Down
David Shannon/作
Blue Sky Press/刊
2,268円(税込)

<翻訳版>
あめふりのおおさわぎ
小川仁央/訳
評論社/刊
1,365円(税込)

ある朝、ポツリと雨が降りはじめました。
騒ぎ立てるトリたちに、ネコが毛を逆立て、
そのネコにイヌが吠えかかります。
イヌを叱るおとうさんの声で、あかちゃんが泣きはじめ
騒ぎを聞きつけた警官がパトカーを停めたため、道路は渋滞。
騒ぎは、次から次へ感染し、やがて街中に広がっていきます。
さて、この混乱いったいどうおさまるのでしょうか。

「なになに、何がおきたの?」と
思わず聞きたくなってしまうようなドラマチックな表紙。
この動きのある生き生きとした絵は、
『No,David!』で人気のDavid Shannonによるもの。

雨の日は、こんな負のスパイラルにまき込まれないよう
気をつけたいものですね。