<絵本town特集> 田中清代さんのデビュー作

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田中清代さん
たなか・きよ

『みずたまのチワワ』
井上荒野/文
「こどものとも」1997年8月号/福音館書店
*現在お取り扱いできません

デビュー作の思い出
ラフの全体の描き直しが5回以上ありました。描き直すごとに絵柄まで変えていくような、根本的なやり直しでした。作者の井上荒野さんもラフづくりの途中で構成を変えるなど、一緒につくらせてもらっているな、という感覚を持つ事ができました。原画ができあがって、打ち合わせの部屋の壁に一同に掲示し、最終チェックをした時には気持ちが上がって、とてもドキドキしました。編集者も時に厳しく、妥協のない本作りを教えてもらったなと思います。

●作家をめざすひとへのメッセージ
あきらめないで続けて下さい! 私も、休み休みやっています。

田中清代さんのページ
ホームページ http://www.oyikakanat.com

田中清代さんの最新刊


みつけたよさわったよにわのむし
澤口たまみ/文
福音館書店/刊


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<絵本town特集> 広瀬克也さんのデビュー作

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広瀬克也さん
ひろせ・かつや

『おとうさんびっくり』
1992年/絵本館
*現在お取り扱いできません

デビュー作の思い出
出来上がってから売り込みにまわった出版社は全滅でした。そこで当時あった 「クレヨンハウス絵本大賞」に応募してみたところ、優秀賞をいただきました。 本当にうれしかった事を憶えています。 入選作品がお店に展示されて、お客さんがダミーを手にとってくすっと笑っているのを見た時 「お、やったな!」と思いました。 そして審査委員のひとりであった絵本館の編集長に「うちから出そう」と言っていただけ、 1992年に出版されました。

●作家をめざすひとへのメッセージ
自分が見たい、読みたいと思う作品をまるごと1冊作ってみることだと思います。

広瀬克也さんの最新刊


妖怪交通安全
絵本館/刊


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<絵本town特集>はやしますみさんのデビュー作

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はやしますみさん
はやし・ますみ

『とんとんとんだれですか』
2012年/岩崎書店

デビュー作の思い出
『とんとんとんだれですか』はジャズライブ用に描いた8場面の絵が元になっています。 ラフ持ち込み時に軽い気持ちで絵の見本に入れたのがデビュー作になりました。 思い入れのあるお話ではなく、あっけらかんと作ったほうを受け入れられたのが意外で、自分の思いにこだわりすぎて視野を狭くしちゃいけないのかもなあと思いました。 絵本づくりに入ると8場面のアイデアだけでは内容も薄くて、もういちど編集者さんとじっくり膨らませて絵本に育てる作業に1年近くかかりました。 アイデアひとつから気持ちを乗せて形にしていくプロの世界は妥協がなく、刺激的で幸せな時間でした。

●作家をめざすひとへのメッセージ
へこたれないって大事だなと思います。
すごい作家さんの作品に感動して自分の才能のなさを目の当たりにしてもへこたれない。 私なんか迷惑なんじゃ……とつまらないこと考えそうになってもへこたれない。 ラフの修正がいっぱいあっても「良くなるため!」とへこたれない。逆に楽しむ。
へこたれる気持ちを吹っ飛ばせるのは、いっぱい描くことなんだって思っています。

はやしますみさんのページ
ブログ http://mifun.exblog.jp
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はやしますみさんの最新刊


ねーねーのしっぽ
イーストプレス/刊


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<絵本town特集>こみねゆらさんのデビュー作

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こみねゆらさん
こみね・ゆら

『Les deux Soeurs』(ふたりの姉妹)
Koza Belleli(コーザ・ベレリ)/文
1992年/ipomee-albin michel (フランス)
*現在お取り扱いできません

デビュー作の思い出
フランスに住んでいた頃、初めての絵本を出版することができました。
何もかもが新鮮で、絵本作りの難しささえ、うれしかった。その時に出来るすべてを注いで描いたデビュー作は、残念ながら絶版ですが、大切な思い出の絵本です。

●作家をめざすひとへのメッセージ
自分らしい見方、感じ方をいつも大切に、好きなことにはとにかく一生懸命な姿勢で取り組めば、きっと何かが見えてくるでしょう。一冊の本、長い時間の中の一連の本たち、どちらも大切に育てていけたらいいですね。

こみねゆらさんのページ
ブログ http://blog.livedoor.jp/yuralila-omb/
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こみねゆらさんの最新刊


ミシンのうた
講談社/刊


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<絵本town特集>神沢利子さんのデビュー作

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神沢利子さん
かんざわ・としこ

『ちびっこカムのぼうけん』
山田三郎/絵
1962年/理論社

デビュー作の思い出
主人公の名「カム」は、物語想定の舞台、カムチャッカの「カム」です。『カムチャッカ探検記』(ステン・ベルグマン/著)という本の中に出てきた、火山に棲む山霊ガムリイが夜な夜な、海のクジラを捕えて火山の火であぶって食うという、わずか3行の記述から、この物語が生まれました。山田三郎さんの生き生きとした挿絵をいただいて喜びました。

●作家をめざすひとへのメッセージ
まず好奇心を持つこと。不思議がる心を失わずにいてください。

神沢利子さんの最新刊

やさいのともだち
石倉ヒロユキ/絵
ひさかたチャイルド/刊


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