■スイカの種、飲んだらどうなる?

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こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P2コースで7月にお届けする絵本をご紹介します。

★スイカの種を飲んじゃった!★

◆『The Watermelon Seed
Greg Pizzoli/作
Hyperion Books/刊
2,479円(税込)

スイカが大好きなワニの子。
あかちゃんのときから好物で、
大きくなったいまでは、朝食に食べ、昼食にも食べて
夕食には特別の厚切りを食べ、
そして、デザートにも食べるという徹底ぶり。

ところが、あるとき種を飲み込んでしまったことから悲劇が……。
あなかの中で芽が出て、ツルが伸び、やがておなかはパンパン。
きっと皮ふもピンク色になるに違いない。
誰か、助けて!

ワニとスイカ……?
なんだかヘンな組み合わせ。
だって、ワニって確か肉食のはず……。
発想もユニークなら、絵もユニーク。
スイカ色だけ(緑・赤・黒・白)で描かれているんです。

こんなたのしい作品の作者Pizzoliさんは、本作がデビュー作。
これからの作品に注目していきたいですね。

この夏、もうスイカ食べましたか?
スイカを食べるときは、種にご用心くださいね。

■「いけないアリ」の大冒険!

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こんにちは、ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
7月の英語絵本「P3コース」でお届けした絵本を紹介します。

◆『Two Bad Ants
Chris Van Allsburg/作
Houghton Mifflin/刊
2,770円(税込)

<翻訳版>
2ひきのいけないアリ
村上春樹/訳
あすなろ書房/刊
1,512円(税込)

★誘惑にかられたアリの冒険につぐ冒険の果ては……?★

夏休み目前、今回は気持ちがワクワクするこの季節にピッタリの
スリリングな2匹のアリの絵本を紹介します。

女王アリに甘く美しいクリスタルを運ぶため、採取に向かうアリたち。
つらく険しい道のりの果てに辿り着いた先は、よく見るとキッチンのよう……。
そう、アリたちの言うクリスタルとは砂糖のことだったのです。
アリにとっては巨大な砂糖壺から、せっせとクリスタルを運び出すアリたち、
しかし甘い砂糖にどっぷりと浸かって出てこないアリがいます。
砂糖壺の中で悠々とくらしていけると目論んでいた2匹のアリを、
上空から巨大な銀色のシャベルが襲います!!

人間から見れば、なんてことないものだとしても、
アリのサイズから見てみれば、大迫力。
次々と困難に見舞われるアリたちの冒険をどうぞ見届けてください。

翻訳版は、村上春樹さんが訳を担当しています。
オールズバーグの作品は、映画も有名な『急行「北極号」』をはじめ、
何冊も訳されていますので、原書とあわせて、その違いをおたのしみください。
お話も長めでスリリングな冒険話は小学生にもおすすめです。

■めくってたのしいしかけ絵本!

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こんにちは。ブッククラブの森です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P1コースで7月にお届けする絵本を紹介します。

★メイシーと一緒にヒヨコを探そう!★

◆『Count with Maisy, Cheep, Cheep, Cheep!
Lucy Cousins/作
Candlewick Press/刊
2,333円(税込)

世界中で大人気、ネズミのメイシーちゃんシリーズです。

きょうも一日が終わり、ニワトリたちもおやすみの時間。
しかし10匹のヒヨコたちが見当たりません。
ヒヨコたちはどこにかくれているのでしょう?

おかあさんのメンドリと一緒にヒヨコを探すメイシー。
馬小屋やトラクターの近く、リンゴの木の上とさまざまな場所を探しますが、
最後の1羽がどうしても見つかりません。
袋の中やハチの巣箱には別の動物がいます。
10羽目のヒヨコはどこにいってしまったのでしょう?

めくってたのしいしかけ絵本です。
お子さんと一緒にメイシーちゃんのヒヨコ探しのお手伝いをしたり、
数をかぞえたり、鳴き声をまねしたりと、
にぎやかにたのしみながらお読みいただける一冊です。

作者のLucy Cousinsさんの絵本は日本でも数多く翻訳されています。
表情豊かでユニークな動物の絵は、見ているだけでたのしくなります。