明日、「谷川俊太郎さんを質問攻めにしよう!』

絵本作家さん, イベント No Comments

クレヨンハウスでは、作家と読者をつなぐ場所を目指して
「子どもの本の学校」で毎月1回、
さまざまなジャンルの講師にご講演をいただいています。

明日2月19日(土)の講師は、谷川俊太郎さんです。

詩人、絵本作家、翻訳家として、
作詞や脚本も、朗読の活動などなど多彩にご活躍の谷川さん。

講演会のタイトルは、
「谷川さんを質問攻めにしよう!
―参加者からの質問に答えます。愚問難問歓迎!」

『谷川俊太郎質問箱』
谷川俊太郎/著
東京糸井重里事務所/刊
1,500円(税込)

この本の中でも、谷川さんの仕事に関するものから、
素朴な疑問、はたまた人生相談のようなものまで
さまざまな質問に答えておられます。

谷川さんの答えは的確なことばで、ときにロマンチックに、
ときにびしっ!と深い知恵とあたたかい視線、
思わず吹き出してしまうようなユーモアが感じられます。

谷川さんに直接質問ができる機会です!

質問の合間に、詩の朗読もしていただけるかも……?
白熱した90分になりそうで、とてもたのしみです!

当日券も朝11時から販売します。
ぜひ、谷川さんに聞いてみたい質問をもって、ご参加ください。

また、現在店頭では「谷川俊太郎さんの仕事」と題して
詩集、絵本、対談、エッセイ、評論などなど、
いま手に入る谷川さんの書籍をほぼ全部をあつめたフェアを開催中。

こちらもいよいよ21日までです!

谷川さんの幅広い仕事を、
こんなにいっぺんに見られる機会はなかなかないかも?

たくさんのみなさまのご来店、お待ちしております。

佐野洋子さんお別れの会にて。

絵本作家さん No Comments

こんにちは、編集部の吉原です。

先週、佐野洋子さんのお別れの会に参加させていただきました。

ゆかりの方々のお話、お仕事場のイメージでわっと並べられた作品……
佐野さんのずばぬけた魅力に圧倒されたひとときでした。

ついでに、「理想の恋人は、この絵本がわかる男子!」と
『100万回生きたねこ』をぎゅっと抱えていた、
わが少女時代も振り返ってしまいましたが。

タバコがお好きだった佐野さんのために、
献花ではなく「献タバコ」を、と呼びかけるねこ、
息子さんである広瀬弦さんが描かれたそうです。

オリジナルと見まごう色気でしたので、パチリ。

佐野さんのように100万回、まっすぐに生ききりたいです。

100万回生きたねこ
『100万回生きたねこ』
佐野洋子/作・絵
講談社/刊
1,470円(税込)

長野ヒデ子さん、サプライズいっぱい講演!

絵本作家さん, イベント No Comments

12月4日、連続講座「子どもの本の学校」に、絵本作家の長野ヒデ子さんがいらっしゃいました。

講演に向けて、「お隣の長野さんちでお茶するような感じでのーんびり、たのしくいっしょに皆とすごしたいです。」とおことばを寄せてくださっていた長野さん。その通り、なごやかな空気で会場を包みながら、ご自身のルーツを語ってくださいました。

 少女時代を過ごした、愛媛の自然豊かな浜は、人気シリーズ「せとうちたいこさん」を生んだだけでなく、古田足日さんの作品の挿絵を描く縁も運んできたのだとか。

絵本作家としてのスタートは、ご自身のお子さんのためにつくった手づくり絵本を、作家の岩崎京子さんが目に留めてくださったことがきっかけだったそうです。デビュー作『とうさんかあさん』や『おかあさんがおかあさんになった日』などは、お子さんとの日々の会話がもとになってできました。
長野さんご自身の暮らしから生まれた「種」が、多くのひとと出会う中で絵本として実っているのですね。

 講演の後半にはサプライズがたくさん飛び出しました! まずは、絵本『外郎売』にちなんで、小田原の保存会のみなさんが駆け付け、外郎売の口上を披露してくれました。

 発売されたばかりの『すっすっはっはっ こ・きゅ・う』の紹介では、音楽学博士である共作者の長野麻子さんが登場して、会場の皆さんと呼吸のレッスン。麻子さんは、長野さんのお嬢さんで、親子でのはじめての共作にまつわるエピソードも聞かせてくれました。
講演会後のサイン会には、麻子さんも参加して、おふたりそろっての貴重なサイン会となりました!
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せとうちたいこさん・デパートいきタイ
長野ヒデ子/作 童心社/刊 1,365円(税込)

おかあさんがおかあさんになった日
長野ヒデ子/作 童心社/刊 1,365円(税込)

すっすっはっはっこ・きゅ・う
長野麻子/作 長野ヒデ子/絵 童心社/刊 1,365円(税込)

さいとうしのぶさんがいらっしゃいました。

絵本作家さん, イベント No Comments

10月16日(土)、クレヨンハウス東京店連続講座「子どもの本の学校」
絵本作家のさいとうしのぶさんがいらっしゃいました。

講演のテーマは「たべものと絵本」。

『あっちゃんあがつく』『べべべんべんとう』など、
おいしそうな絵とたのしいストーリーにファンが多いさいとうさん。

講演会場にはコックコート姿で登場!
とてもお似合いですよね。

さいとうしのぶさん、コック姿

さいとうしのぶさんは、絵本の創作とともに、
親子で参加できる手づくり絵本サークル「ぴーかーぶー」で
手づくり絵本を広める活動もしていらっしゃいます。

布や紙でできた、冷蔵庫や、電子レンジ、大きなフライパン……
今回もすてきな歌声とともにたくさんの手づくり絵本を披露してくださいました。

例えば、うちわの表裏に違う絵を貼りつけたもの。
たべものかるた あっちゃんあがつくくるっと回転させるだけのシンプルなしかけでも、
アイデアしだいでたのしいお話が生まれます。

子どもたちと一緒につくる過程もたのしそうですね。

お客さまからも、
「そのアイデアいただき! さっそくやってみます」、
「創作意欲を触発されました」という声が。

食べものは、生きるうえでもっとも必要なもののひとつ。
おいしそうなものがたくさん登場する絵本を、
子どもたちが大好きになるのも納得です。

さいとうさんが招かれて訪れた病院で、
食欲がなかった子どもが絵本を読んだあと、
食べることができたというエピソードもお話してくださいました。

また、「ほかのかるたはまったく興味を示さない子が、
『あっちゃんあがつく』のかるただけは夢中でやるんです」
とおっしゃるお客さまもいらっしゃいました。

さいとうしのぶさんの絵本を読むと、おいしいものが食べたくなります。
それは「生きる力を引き出す」ことに、つながっていたんですね!

あっちゃんあがつく
『あっちゃんあがつく』
さいとうしのぶ/作
みねよう/原案
リーブル/刊
1,890円(税込)
べべべんべんとう
  『べべべんべんとう』
  さいとうしのぶ/作
  教育画劇/刊
  1,155円(税込)

山崎克己さんがいらっしゃいました

絵本作家さん, イベント No Comments

東京店で原画展を開催中(10月15日(金)まで)の
『やまびこポスト』の作者・山崎克己さんが来店され、
原画を飾っている壁面の白い紙に、
急遽、絵を書いてくださることになりました!

山崎克己さん『やまびこポスト』原画展

山崎克己さん『やまびこポスト』原画展

突然のライブペインティングに、
お客さまも興味津々で見守るなか、完成!

絵本に登場するものたちが原画を取り囲む、
とってもたのしい展示になりました。

山崎克己さん『やまびこポスト』原画展

山崎さんは紙を彫刻刀で彫る、
紙刻繪(しこくえ)で作品を発表しています。

その質感は、原画だとよくわかります。
色も鮮やかで本当にきれいです。
ぜひ、実物をご覧ください。

ところで、山崎さんの絵本には猫がよく登場します。
ご自宅にいるのですかとうかがうと、「いえ、かめを飼ってます」とのこと。

仕事をしていると、かめがズボンの裾をひっばってきたり、
「あそんで~」と目をキラキラさせてすごい速さで這ってきたりするそう。

きっとそんな日常のできごとが、
ユーモアあふれるストーリーのもとになっているのですね。

『やまびこポスト』はもちろん、『ぼくんちはボクンチ』(偕成社/刊)、
『ミケがじゃまして(こどものとも年少版2010年9月号)』(福音館書店/刊)、
現在絶版の『かめのおひるね(こどものとも0.1.2 2007年 11月号)』(福音館書店/刊)などに、サインもしていただきました。

東京店・子どもの本売場と、eショップで冊数限定販売中です。
お早めにどうぞ!
>>eショップ、サイン本コーナーはこちらから

イ・オクベさん、ジャクリーン・ウィルソンさんサイン会、好評でした!

絵本つれづれ, 絵本作家さん, イベント No Comments

こんにちは。子どもの本売場の三富です。

先週の9月24日(金)に日本ペンクラブが主催する、国際ペン東京大会に参加するため来日していたジャクリーン・ウィルソンさんとイ・オクベさんがそろってご来店!
サイン会を開催しました。

イギリスで大人気の作家、ジャクリーン・ウィルソンさんは、
日本でも多くのファンを獲得しています。

ジャクリーン・ウィルソンさんとてもおしゃれで、両手にはキュートな大きい指輪!
お客さまからの「かわいい!」 の声にうれしそうに答えていらっしゃいました。

ウィルソンさんの大ファンで、
学校が終わって制服姿のまま駆けつけてくださったお客さまもいらっしゃいました。

イ・オクベさんは韓国を代表するイラストレーターです。
絵本『ソリちゃんのチュソク』はご存じの方も多いのではないでしょうか?

イ・オクベさんオクベさんはとてもシャイな方でした。

前日に行われた国際ペン東京大会のセミナーで、
オクベさんに会場で質問した方がサイン会にもいらして、
「ああ! 昨日の!」というひと幕も。

お客さまが「質問した時は緊張しました」とお話されると、
「わたしはもっと緊張していましたよ」と笑っていらっしゃいました。

サイン会の間、笑顔の絶えないすてきな時間が流れました。
来てくださった皆さん、ジャクリーン・ウィルソンさん、イ・オクベさん、
本当にありがとうございました!


『ガールズ・イン・ラブ』
ジャクリーン・ウィルソン/作
ニック・シャラット/絵
尾高薫/訳
1,050円(税込)

『ソリちゃんのチュソク』
イ・オクベ/絵と文
みせけい/訳
セーラー出版/刊
1,575円(税込)

ジャクリーン・ウィルソンさん、イ・オクベさん、菊池日出夫さんが来店します!

絵本作家さん No Comments

こんにちは。
暑かった9月も、ようやく本格的に秋らしくなっていきそうですね。
涼しく過ごしやすくなりそうな今週末に、ぜひご案内したい、
東京店・子どもの本売場のイベントです。
 
●ジャクリーン・ウィルソンさん、イ・オクベさん来日サイン会
 
24日(金)午後3時からは、日本でも大人気の
イギリスの作家ジャクリーン・ウィルソンさんと、
韓国を代表するイラストレーターのイ・オクベさんが
クレヨンハウスにあそびにいらっしゃいます!
この機会にぜひ、ご来店ください。
 
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『ベストフレンズ』
ジャクリーン・ウィルソン/作
ニック・シャラット/絵
尾高薫/訳
理論社/刊
1,575円(税込)
 
『トレイシー・ビーカー物語』 1・2・3巻
ジャクリーン・ウィルソン/作
ニック・シャラット/絵
稲岡和美/訳
偕成社/刊
1、2巻 各1,050円(税込)
3巻 1,365円(税込)
 
『ソリちゃんのチュソク』
イ・オクベ/絵と文
みせけい/訳
セーラー出版/刊
1,575円(税込)
 
●菊池日出夫さんがご来店します!
 
25日(土)午後には、現在『やまばと』原画展を開催中の
菊池日出夫さんがご来店される予定です。
品切れ中で探している方も多い「のらっこの絵本シリーズ」も
少しご用意できました。
限定販売ですので、お早めにどうぞ!
 
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たくさんのお越しをお待ちしています!

いとうひろしさんが、おさるのテツガクを語る!

絵本作家さん, イベント No Comments

こんにちは。
東京店・子どもの本売り場の田村です。

朝晩はようやく涼しくなってきましたが、
今年の夏の暑さはきびしかったですね。

その暑さに負けないくらい熱い作家さんが、先日ご来店されました。

11日(土)、クレヨンハウス東京店で
毎月恒例の講演会「子どもの本の学校」があり、
講師に、絵本作家のいとうひろしさんをお招きしました。ito.jpg

「おさるといっしょにテツガクしよう」とのテーマで、
作品に込められた深い深い意味を語ってくださいました。

おさるのまいにち
『おさるのまいにち』
いとうひろし/作
講談社/刊

『おさるのまいにち』からはじまるおさるシリーズは、
南の島で暮らすおさるたちの日常を描いています。

一見、平和でのんびりした日々の繰り返しですが、
シリーズの一冊一冊それぞれに、
自分と他者、実際に見えているものと記憶とのずれ、
などといったテツガク的なテーマが隠されています。

ユーモアとわかりやすい身近な例えを交えたお話に
すとーんと納得したり、もっともっとお話を聞いて
じっくり考えてみたい、と思えたり……。
とても充実した時間でした。

ちいさい頃は、おばあちゃん子だったという、いとうさん。
おじいちゃんが亡くなったとき、
死というものに不安を感じたいとう少年は、
おばあちゃんに、「死んだらどうなるの?」と尋ねました。

するとおばあちゃんは、
「ん? 死んだことないからわかんない」
と即答!

それが幼なごころに腑に落ち、
死が、こわいけれども「不安」ではなくなったそうです。
また、わからないことがあっていいんだ、ということも学んだと言います。

そんなおばあちゃんとのやりとりが、
創作の原点なのかもしれませんね。

講演会後のサイン会では、
イラスト入りのサインをしてくださいました。

ルラルさんのたんじょうび・サイン入り
★いとうひろしさんサイン入り!
『ルラルさんのたんじょうび』

いとうひろし/作
ポプラ社/刊

東京店と、eショップにて冊数限定で販売中です。
どうぞお見逃しなく!
>>eショップ「サイン本コーナー」を見る
>>eショップで、いとうひろしさんの絵本を見る

>>「子どもの本の学校」については、こちら

ご不明な点は、

クレヨンハウス東京店
子どもの本売り場
電話03(3406)6492

までお気軽にお問い合わせください。

夏の学校・2010 3日間のダイジェスト

絵本作家さん, イベント No Comments
先日ご報告しましたとおり、
3年ぶりに開催しました、クレヨンハウス「夏の学校・2010」が、無事終了いたしました。講師のみなさま、400人以上の全国からいらしたみなさま、ありがとうございました!

聴いて、歌って、うごいて、食べて、、と盛りだくさんの熱い3日間。
ちょっとだけ写真で振り返ってみました。
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「夏の学校」開校式。3年ぶりの学校がはじまります。


長田弘さんの「『思い出』の力」にしずかに聞き入ります。

クニ河内(ピアノ)&野田美佳(マリンバ)/ねじめ正一さんの、
3人コンサート!

全国の総勢411名の方にご参加いただきました。

左)作家さんのサイン会には長い列が・・
右)食事は、クレヨンハウスのオーガニック食材をホテルの総料理長が調理。

長谷川義史さん「絵本ライブショー」。絵、ことば、声、ぜんぶ長谷川ワールド!

香山リカさん「心豊かに生きるということ」。生きづらさ、についてじっくりかんがえます。

角野栄子さん「旅と私のものがたり」。イメージをふくらませ、こころで旅をします。

整体ボディワーカー 山上亮さんの分科会。お互いのからだの「声」を聴き、基礎的な手当てを実習します。

新沢としひこさん「世界は今日も生きている」。サプライズ満載のコンサートに会場も沸きます。

あべ弘士さん「どうぶつがいっぱい」。あべさんの語るどうぶつは魅力がいっぱい。

落合恵子さん「独りの時空に」。大切な独りの時間にかんがえること。

3日目のラストは「閉校式」。おつかれさまでした。>「夏の学校2010」の概要

クーヨンで、世界の子どもの本専門店、紹介してます。

絵本つれづれ, 絵本作家さん No Comments

こんにちは、編集部の吉原です。

夏休みの真ん中。
旅行に出発前の方もいらっしゃることと思います。

もしもフィンランドへ行かれる方がいらしたら、
クーヨン9月号をお見逃しなく!
ヘルシンキの子どもの本専門店をご紹介していますよ。

そうなんです、クーヨンでは毎月
世界の子どもの本専門店をピックアップ。

店主さんが、おすすめの絵本とともに
子どもの本への情熱を語ってくれています。

これまでにパリ、ボローニャ、バルセロナ、
ニューヨーク、オークランドのお店が登場しました。

さて、フィンランドといえば……
やはりムーミンでしょうか。

こちらはムーミンとミムラねえさんが、
ミイを探して冒険するお話です。

それぞれのページの穴を切り取ると、
次のページにつながっている……というしかけつき。

それからどうなるの? 『それからどうなるの?』
トーベ・ヤンソン/著
渡部翠/訳
講談社/刊
1,680円(税込)

日本の子どもたちへと寄せられた、
作者のトーベ・ヤンソンのことばがすてきなんですよ。

「わたしの国フィンランドと、日本は、地理的には、とても遠いですね。
でも、おはなしの世界は、たがいにそんなに離れてはいないし、ちがっていないと思います」

旅先で子どもの本の専門店に入ると、なんだかほっとする……
その理由が語られている気がします。

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