森比左志さんがあそびにいらっしゃいました!

絵本つれづれ, 絵本作家さん No Comments

エリックカール『はらぺこあおむし』
ガブリエル・バンサンの「くまのアーネストおじさん」シリーズの
翻訳などを手がけた森比左志さんが
クレヨンハウス東京店にあそびに来てくださいました!

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雨が降ってお天気が悪いなかご来店くださった森さん。

エリック・カールとの長年にわたる交友や、
取材ぎらいだったガブリエル・バンサンから、特別に取材許可がおりた
MOE100号のバンサン特集の話など、時間を忘れて聞き入ってしまいました。

世界中で出版されている「くまのアーネストおじさん」シリーズでは、
日本の絵本の発色がいちばん美しいと、
ガブリエル・バンサンがとてもよろこんでいたそうです。

また、森さんは『アンジュール』をはじめて知ったとき、
「この絵本は、たとえ売れなくても日本の読者に届けるべき絵本だ」
と思い、出版社を説得。

いまではよく知られている『アンジュール』
こんな出会いと出版秘話があったのですね。

『はらぺこあおむし』『アンジュール』『セレスティーヌ』
にサインをしていただいたのですが、
1冊1冊書いてくださったことばが違って、
見ていたわたしたちは歓声を上げてしまいました。

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92歳とは思えないパワフルな森比左志さん。

本当にありがとうございました!!

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クレヨンハウス東京店子どもの本売場
TEL 03-3406-6492

井上ひさしさんを想う憲法記念日に。

絵本作家さん No Comments

こんにちは。子どもの本売り場の大井です。

4月9日、井上ひさしさんが亡くなられました。
急な悲しいお知らせに、立ち止まりそうになりながらも、
お店ではその日から、その翌週末に予定していた
落合恵子の講演会に向けて、大急ぎで
井上さんの本をそろえようと走りまわっていました。

残念ながら、わたし自身は経験していないものの、
2004年、夏の学校で井上さんがご講演くださったことを、
よくよく聞いていたからです。

きっとその講演を聴かれた方も、また、そうでなくても、
ご来店くださる多くの方々が、同じ悲しみをもっていらっしゃるのではないでしょうか。

そんな思いからつくった、このコーナーに、
井上ひさしさんを悼んで、クレヨンハウス代表の落合恵子が、
その思いを綴った文章を、飾っています。

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憲法記念日も間近となって、井上さんへの思いと決意を、
もっと多くの方々と共有できたらと思い、その文章を
このブログでもご覧いただけたらと思います。

――――――――――――――――――――――

井上ひさしさん。ありがとうございます。
活字はもとより、いろいろなメディアのあいだを、
自由に軽やかに行き来しつつ、
平和や反戦、食の問題にも取り組み、
かけがえのないメッセージをいつも
わかりやすく発信してくださいました。
私たちクレヨンハウス主催の「夏の学校」での講演、
ずしんと心に響いています。
井上さんから贈られたメッセージを
宿題として、私たちは歩いていきます。

あまりにも早すぎるお別れに、
こころ乱れつつも。

訃報に接して 落合恵子

長野ヒデ子さんから、すてきなレビューが届きました。

絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

長野ヒデ子さんが、今森光彦さんの『わたしの庭』を紹介してくれました。


 
 
「わたしの庭」(今森光彦/文・写真)を読んで

     紹介文/長野ヒデ子

「私、この写真のこの里山に行ったことあるのですよ」と威張ってみたいなあ、ほんと。
昨年の秋、大津の仰木の里山で開かれた[里山みらい塾]に、今森さんから招かれたのです。

今森さんが「美しい里山自然を、後世に伝えたい。そんな思いから[里山みらい塾]は立ち上がりました。
滋賀県湖西地方にひろがる田園は、『今森光彦の里山物語』の舞台になったところ。琵琶湖をのぞむ豊かな谷あいから輝くメッセージを放ちます。
大人も子どもものどかな風景にいだかれて、心ゆくまで秋の日を満喫しましょう」とおっしゃるのですから飛んでゆきましたよ。
その世界の神髄が、この絵本にあるのです。

今森さんのアトリエのある里山は、子どもの頃歩いた、あの懐かしいのどかな里の秋の風景がそのままでした。
うれしくてポコポコと畦道を歩きながら、里山のすべての空気を体中に吸いこんで、ああ、まだこんな景色が大事に残されている、と本当にうれしくてたまりませんでした。

その日は、地元の仰木の方々と一緒に、棚田の贈り物のムカゴノおにぎりや味噌漬けのお弁当をいただき、棚田を歩き、棚田トークをし、それは楽しかった。
地元の方々の素朴な会話の中に感じられるこの里山への愛情と、里山と共に暮らし、先祖から受け継がれた格式と誇りが眩ゆく、ああ、このような方々がいてくださるからこそ守られているのだと、深い尊敬の念を感じました。

今森さんは、しみじみおっしゃられた。
「ここの里山を見つけ、ここに来るようになり、アトリエを持ち30年。やっと30年かかって、こうして地元の方々と本当に深い交わりを持てるようになった」と。
この重みがあるからこそ、ここは今森さんにとっては里山でなく『わたしの庭』なのだと思いました。だってもう、あの今森さんの歩き方も、見つめるこころもみーんな、いとおしい身内のものを眺める目をしておられましたもの。

おみやげの稲穂の束に、満面笑顔の長野ヒデ子さんその日の帰り、地元に方からおみやげに手渡されたのは、稲穂の束! 美しい花束にも勝るこの稲束に感動しました。私はしっかり穂をたれた美しい稲穂の束を抱えて、新幹線で帰りました。京都駅のホームでは観光客が稲穂の束をみんな嬉しそうに眺め、知らない人までが寄ってきて写真まで撮られましたよ。みんな、この本物の自然の稲穂に目を見張り癒されたのでしょうね。

それほどインパクトがあり、ああ、もっと里山にいたかったなあと、あの日のことを思い出しながら『わたしの庭』のページをめくると、「お前さん里山で、なに見てきたんだ、本当になーにも、ちゃ-んと見てないじゃないの!」と頭をたたかれたような衝撃を受けた。いやあ驚いた。

それは、あの今森さんのアトリエのある仰木の里山が、まったく違う世界で現れたからです。
ああ、私はこの里山を歩いたけど、本当にこんな深いところまで何にも気づかなかった。何にも見ていなかった。今森さんは、よくもここまで、ちゃんとこころを込めて見ておられる、それをこうして教えてくださって……。

感謝の喜びでいっぱいになり、もうページをめくるたびに、胸が熱く目がうるんでしまったのです。それは、この『わたしの庭』に、今森さんは大きな宇宙をしっかりととらえているからなのです。

見落としてしまいそうな、この小さないとしげな生き物、虫たちに、植物に。そして、いつも誰もが見慣れて、当たり前に思っていた景色のふと見せるいたずらっ子のような仕草に、これほどまでにそれらをちゃんと認めあい、こころを通わせ、見逃さないで愛情を重ねることができるなんて! うれしくてほほが緩み、体中が喜びにわくのです。

こんな素晴らしい宇宙が、すぐ目の前にあるなんて気づいていただろうか。
「気づかないで、見過ごしているともったいないよ」という今森さんの言葉が聞こえてくる。それも、お隣のいたずら好きのおにいちゃんのような親しみを込めた語り口でいて、言葉は詩のようで、ユーモアがあり、ぐんぐん『わたしの庭』に吸い込まれる。
それは知識で得た言葉ではなく、体験した言葉で、しっかり大地の熱を感じながら見つけたうれしさだから。
誰もに分け与えてくれる欲のない言葉だから、惹き込まれるのでしょう。

こんなに話すと、すぐにこの本を読みたくなるでしょう。「もう待てないよー」という人もいるでしょう。
でも「見せてあげなーい。これ、わたしの庭だもーん」と意地悪したくなるほど、独り占めしたいところだけど、ちょこっとだけ教えてあげましょうか。

ドキドキすることがいっぱいあるので、あげてみると……

◎ふふふ、ムラサキゴケの園児とすみれ先生がいる「むらさき幼稚園」行ったことある?

◎枯れたアザミのしずくの中に、あっ!ノアザミが!こっちも、こっちも、こっちもー。

◎雪の日のかわいい雪玉が……えっ!刈田のわらの切り口に雪が! いやあ、はしゃいでいる今森さんの声まで聞こえるのよ。これ、ふふふ、なにだかわかる?

◎ヨモギの葉が妙に色っぽいのって見たことある? ン、知らないでしょう。

  

などなど、いろいろ発見がいっぱいの写真がすばらしい。

 表紙は、ベニイトトンボとオンブバッタよ。
それがね、それぞれ別の世界をながめているのがおもしろい。
そして、この装丁と造本が実にいいのです。
すばらしい装丁は、本に浮力をつけ浮き上がらせる力があるといわれるけど、まさにそれがある。読者のところにビューンと飛んでゆきそう。ホント、ホント、もういまにも飛び立ちそう。
あっ! オンブバッタが飛んだ! もしかしたら、表紙のオンブバッタが飛んで行ったのもあるかもしれないわよ。
さあ、私たちもオンブバッタに負けないで、宇宙に飛んでゆきましょうよ。今森さんの『わたしの庭』の宇宙にね。

2010年は寅年! 今年もどうぞよろしく!

絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

お正月は、いかがでしたか? 
今年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2010年は寅年! まずは、こちらを!

スズキコージさんから届いた年賀状絵/スズキコージ

なんと、スズキコージさん手描きの年賀状です。

絵本を読んでいる姿が、「絵本ブログ」にぴったりでしょ!

スズキさん収集のロシアの切手が、表紙になっています。

年末に、東京・四谷「ギャラリーゑいじう」恒例のスズキさんの個展で、
新年の干支絵はがきをその場で描き、展示販売していたのです。

今回は、なんと100枚を描かれたそうです。

1枚ずつ、違う絵柄の、いわば1点もの。選ぶのも、悩ましいほど……。

キュートなトラさん、「ぶたのぶたじろうさん」にも登場してほしいな。

 
さて、内田麟太郎さんから届いたお年賀状の
「2010ねんのうた」も紹介しちゃいましょう。

———-「2010ねんのうた」———-

トラは なにを とらないのか

としか しらみか

トラは なにも とらないかおで

こちとらを みている

———-内田麟太郎/作———-

内田さんのふくみ笑い(福味と当て字したいです)が、
目に浮かぶようです。

そして、寅年のみなさん! 今年は当たり年ですよ!!
なんたって、『とらはえらい』のですからね。

干支セトラ絵本 とらはえらい 『とらはえらい』(干支セトラ絵本)
五味太郎/作
クレヨンハウス/刊
1,260円(税込)

「とら」のところを、ご自分の名前や寅年のあのひとの名前に替えて、
読んでみてください。
五味さんからの、あふれる愛が感じられます。

寅年生まれでなくても、今年は、この絵本をお守りにして、
くじけそうになったとき、ぜひぜひ、開いてみてくださいな。

落語絵本の新作は、『かえんだいこ』! 年内に原画アップ!!

絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

どんなクリスマスをすごしていますか?

今朝は、サンタさんの到来を喜ぶ声が、あちこちであがったことでしょう。

川端誠さん家のクリスマスは、
お孫さんおふたりと息子さんご家族とご一緒に、
いつもにぎやかのようです。

そして、なんと、メインのチキンローストは、
毎年、川端さんが特製塩をつかって焼き上げるそう!
「うまいよ~」とのこと。

さあて、落語絵本の新作について、お知らせします。
第14作は「かえんだいこ」。

川端さんのいちばん好きな噺家で、伝説の名人と言われる
五代目・古今亭志ん生(ここんてい・しんしょう)が十八番としていた
「火焔太鼓」に挑みました。

志ん生の名演ゆえ、他の噺家も語るをはばかるという噺だけに、
落語絵本化への思い入れは特別なもの。

まずは実物の火焔太鼓を見てからと、
都内某所で取材をしたのが3年前の晩秋のこと。

文字の通り、炎をかたどった装飾がじつに見事。
神楽(かぐら)舞のときのみ使われるという、特別な太鼓でした。

さて、噺は……
古道具屋の甚兵衛さんが仕入れてきた古くてきたない太鼓。
その音を聞いた殿様から、お声がかかり……。

甚兵衛さんとかみさんの、軽妙なやりとりが愉快です。
名人の口調も生かしつつ、人物の性格や展開に、
川端流のアイデアやあそびがたっぷりつまった絶品に仕上がっていますよ!

ところで、火焔太鼓の演奏が、今夜、テレビで見られますよ。

◆12/25(金)午後10時半~午前1時半 NHK教育テレビ

「NHK古典芸能鑑賞会」という番組で、演目は「環城楽(けんじょうらく)」。
最初に放映されるはずですから、要チェックを。

劇場での上演時に観てきましたが、
2階席ゆえに遠くからでしたから、テレビのアップでも観てみたいところです。

いまごろ、川端さん、最後の仕上げをしているところです。

描くのにとても苦心された「火焔太鼓」を、ぜひ、画面でもご覧ください。


↑太鼓の皮に描かれている三つ巴 2台並ぶときは、もうひとつは二つ巴。

落語絵本『かえんだいこ』では三つ巴。
その思いは、次の機会にご紹介します。

>>落語絵本15周年記念サイトはこちら

渡辺茂男さんウェブサイト

絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

こんにちは、編集部の吉原です。

「さむい…」とつぶやきながら、
ようやく冬らしい空気がうれしくもあります。

絵本作家、翻訳家の渡辺鉄太さんから、
おとうさんの渡辺茂男さんのウェブサイトを開設した旨、
お知らせをいただきました。

著作リストなど、ファンにはうれしい充実したサイト。
「お別れ会」から3年、
久しぶりにジェントルな笑顔にお会いできたような気がしました。

★サイト『子どもの本作家 渡辺茂男の仕事』
http://www.shigeo-watanabe.com/

渡辺鉄太さんと加藤チャコさんのサイトにもリンクしています。
あわせてスタートした鉄太さんのブログ「薪割り日記」を読むと、
ムショーに薪割りがしたくなります!

渡辺茂男さんの本を手に取りたくなったら、
『キウイじいさん』を。

『心に緑の種をまく』(新潮文庫)に寄せられた鉄太さんの付記とあわせて読むと、
キウイじいさんの「ひみつ」がわかりますヨ。

『キウイじいさん』
渡辺茂男/文
長新太/絵
クレヨンハウス/刊
1,223円(税込)

おとうとうさぎからメリークリスマス!

絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

こんにちは、編集部の吉原です。

「おとうとうさぎ!」シリーズの作者、ヨンナ・ビョルンシェーナさんから、
クリスマスカードが届きました!

ヨンナ・ビョルンシェーナさんからのクリスマスカード

サンタクロースに扮したおとうとうさぎ、あんまりかわいいので、
わたしはPCのスクリーンセーバーに設定してしまいました。

ヨンナさんは、来年の夏、東京にあそびにくるかもしれなくて、
「そのときは、ぜったいクレヨンハウスに行くね!」と言ってくれました。
たのしみです。

みなさん、すてきなクリスマスを!
クレヨンハウスでは、あたたかな贈りものをたくさんそろえてお待ちしてます。

表参道のイルミネーションも、華やかですヨ。

川端誠さんが来店、落語絵本にサインしてくれました!

絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

師走に入り、寒さも、せわしさも、日々つのるようです。

きのう、川端誠さんがクレヨンハウス東京店を訪れて、
落語絵本にサインをしてくださいました!

サインをお願いする絵本の山が、いくつも高く積まれているのですが、
「絵本を開いてくれたときの笑顔が思い浮かぶから……」と、
筆を両手でにぎり、息をつめて、ていねいに描いてくれました。

丁寧にサインをする川端さんの手

作品ごとに、オリジナルキャラクターの手彫りのスタンプがあります。
これを押すのには、じつに微妙なコツと全身の力がいるのです。

川端さんより、弟子認定からはじまり、免許皆伝まで受けているのが、
スタッフ多しといえども、東京店子どもの本売り場の清水だけです。

3年に渡り、ご指名に預かっています。

サインをする川端さんと、スタンプを押すスタッフ清水 力をこめて・・・(踏み台に注目!)

さあて、次の3冊は、どの絵本でしょうか?

川端誠さんサイン入り落語絵本

クリスマスプレゼントに、お年玉やお年始にも!
年齢を問わず、だれをも笑顔にしてくれますよ。

eショップでも、販売中です。
>>eショップ/サイン本はこちらから
>>eショップ/落語絵本はこちら

川端さん、今週末は、沖縄は伊江島の小学校、図書館などで講演とのこと。

詳細はこちらでチェックを。
>>「川端誠さんイベントニュース」はこちらから

12月におすすめの落語絵本は、『おにのめん』です。
>>落語絵本15周年記念ページ/12月はこちら

しりあがりさんロックフェスに谷川さん出演決定!

クレヨンハウス出版の新刊, 絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

こんにちは、編集部の吉原です。

谷川俊太郎さんとしりあがり寿さんが、あかちゃんのためにつくった絵本、
『おそばおばけ』、もう読んでいただけましたか?

うれしいことに、発売ひと月で増刷のはこびとなりました! イエイ!

  あかちゃんから絵本
  『おそばおばけ』
  谷川俊太郎/文
  しりあがり寿/絵
  クレヨンハウス/刊
  1,260円(税込)

ところできょうはビックニュース。

しりあがりさんが開催する「さるハゲロックフェス2010」に、
なんと谷川さんが出演することになりました!

2010年1月10日(日)、3連休の真ん中です。

谷川さんの息子さんで作曲家・ピアニストの谷川賢作さんとのステージで、
どんなことになりますやら……とってもたのしみです。

ほかの出演者のみなさんも、相当ユニークです。
下のサイトにチケット入手案内があります。

新年早々、一緒にもりあがりませんか?

>>さるハゲロックフェスのサイトへ

落語絵本・新作の制作も佳境!川端誠さん、絵本とともに旅の空!

絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

霜月に入り、北からは初雪の便りも、聞こえてきました。
東京でも、木枯らしが吹き荒れ、初冬の趣です。

先頃、川端さんより「落語絵本シリーズ」新作の制作状況をお知らせいただきました。

川端さんにとって、名人といえば、
5代目・古今亭志ん生(ここんてい・しんしょう)。
師匠の十八番(おはこ)の噺を、「落語絵本」にとは、
シリーズ開始以来の念願だそう。

ちょうど3年前、幻の太鼓を求めて、
原宿~浅草と取材にご一緒したこともありました。
絵の彩色も終盤にかかっているそうで、
近々、原画完成!の朗報をお知らせできそうです!
新作のタイトル公開は、そのときまで、たのしみにお待ちくださいませ。
(ここまでの内容で、もうわかった! という落語ファンもいらっしゃるでしょうが……)

さて、川端さん、今週末まで、島根県は出雲に滞在されています。
ある小学校の校外学習で6日間、
朝から晩まで、子どもたちと過ごすのだとか。

今週末には、一般参加もできる川端さんのイベントが、出雲市内で開催されます。
また来週末は、杉山亮さんとご一緒のライブツアーで、河口湖と小淵沢を訪れます。
そして11/29は、さとうわきこさんとの対談が、名古屋で実現!

>>川端さんイベント情報はこちら

出雲詣でも、富士山麓ぐるりツアーも、名古屋旅も、いいですねぇ。
こうして並べてみているうちに、
この3箇所に、意外な共通点(?)を発見!

出雲そば、吉田のうどん&ほうとう、きしめん&味噌煮込みうどん……
12月は長崎の講演もあるそうで……

『ときそば』より名物はもちろん、ちゃんぽん!
川端さん、絵本とともに、麺を味わいつくす旅にもなりそうですね。

11月おすすめの落語絵本は、もりそば三昧の『そばせい』ですよ。
>>落語絵本15周年記念サイトで『そばせい』を見る

湯気に汗しながら、熱々のところを……
という向きには『ときそば』を!
>>落語絵本15周年記念サイトで『ときそば』を見る

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