黒井健さんの原画展開催中です。

絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

京都近くにお住まいのみなさん、これから京都へお出かけのみなさん。
JR京都伊勢丹内の美術館「えき」KYOTOへ、お立ち寄りください。
今月26日(水)まで、「黒井健絵本原画展」を開催中です。

黒井さんの35年もの画業をふりかえる見ごたえのあるもので、
東京では今年1月に開催されました。
繊細でファンタジックな黒井さんの絵の魅力は、
原画で見ると、ほんとにためいきがもれるほど!

数々の人気作を集めた全130点の展示ですが、クレヨンハウス刊行の
『海のおっちゃんになったぼく』の原画コーナーもあります。
海の大きさ、波音や潮風まで感じられてくる原画の素晴らしさを、
ぜひぜひ、ご覧ください。

絵本『海のおっちゃんになったぼく』は、海をひろった少年のお話。
作者のなみかわみさきさんが17歳のときの作品で、
大阪南部・泉州弁で書かれています。

このやさしく壮大なファンタジーにも、ぜひ出会ってください。

  
  海の声を聞くのが好きや。
  波がな、ざぱざぱんって いうのが好きやねん。

『海のおっちゃんになったぼく』
なみかわ みさき/文
黒井健/絵
クレヨンハウス/刊
1,365 円(税込)

● 黒井健さんのサイト
清里にある「黒井健絵本ハウス」(冬はお休みです)の情報も。
http://www.kenoffice.jp/

●展覧会についてのページ
http://www.kenoffice.jp/recent/archives/2007/10/jr.html

洋書『NOAH’S ARK』/LISBETH ZWERGER(ツヴェルガー)

英語絵本, 絵本作家さん No Comments

その繊細で幻想的な色合いで、多くの読者を魅了するリスベート・ツヴェルガーさん。
『A CHRISTMAS CAROL』や、『ALICE IN WONDERLAND』など、

A CHRISTMAS CAROL 『A CHRISTMAS CAROL』(クリスマス・キャロル)
Charles Dickens/文
Lisbeth Zwerger/絵
North-South Books/刊
2,730円(税込)
ハードカバー
ALICE IN WONDERLAND 『ALICE IN WONDERLAND』(不思議の国のアリス)
Lewis Carroll/文
Lisbeth Zwerger/絵
minedition/刊
3,413円(税込)
ハードカバー

これらの本はクリスマスのプレゼントに贈るのに本当にぴったりだなぁ思うのですが、

スタッフのあいだでは、こちらの絵本もとても人気があって、
素敵だなぁと感じていますので、どうぞご紹介させてくださいね!

NOAH'S ARK 『NOAH’S ARK』(ノアの方舟)
HEINZ JANISCH/文
LISBETH ZWERGER/絵
North-South Books/刊
2,321円(税込)
ハードカバー

この絵本は、「ノアの方舟」にツヴェルガーさんが絵をつけたものなんです。

ツヴェルガーさん独特の、まるで動き出しそうな動物たち。
静かに、だけど迫力満点に進行する、ノアの方舟の物語。

間合いというか、余白というか、その広々とした感じがなんとも魅力的で、
なんどもページをめくってしまいます。(動物たちが舟に乗り込むシーンや、大雨に水没した街の様子など、見所たっぷりなシーンがあまりも多いのです)

それにしてもツヴェルガーさんが描く動物たちは、なんでこんなにも綺麗で、いきいきとしているのでしょうか。
こころに響く美しさだなぁと思います。

本当に宝物のような絵本ですよ!!

飯野和好さんのブルースハープ。

絵本作家さん No Comments

 こんにちは、編集部の吉原です。
 
 先週末ですが、飯野和好さんがブルースハープとボーカルを担当されているバンド
「THE BLUE BOWLS 」のライブに行ってきました。
吉祥寺のMANDAーLA2、久しぶりです。

『くろずみ小太郎旅日記』の新作に取りかかっていただいているいま、
飯野さんにとっては担当編集者の顔など見るのは、「きゃっ」というご気分かもしれませんが(青山のpinpointギャラリーで催されていた『もじゃもじゃペーター』原画展でもお会いしてしまいました!)。

 飯野さんのブルースハープ、まだ聴いたことがない絵本ファンの方は、
ぜひ一度ライブへ行かれることをおすすめします。
ふだんのお着物姿とはまた違う、飯野さんにしびれます。笑いありです。たのしいです。
わたしは「びしょぬれ男のブルース」が好きで好きで……。

12月19日(水)には、高円寺・稲生座で、また別のライブがあるそうです。
む~ん(←くろずみ小太郎調で)。これも行ったら行きすぎかしら……。


「ハーモニカ吹き」との紹介に、
「吹くより吸うのが多いから〈ハーモニカ吸い〉と言って」
と飯野さん。 ……おもしろすぎです。

クーヨン1月号に川端さん&五味さん「特製ぽち袋」!

クレヨンハウス出版の新刊, 絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

師走に入り、夜はひときわ冷え込みも厳しくなり、
焼きいも屋さんの呼び声やラーメン屋さんのチャルメラに
思わず気もそそられますが(渋谷区界隈でも、ときどき出没!)……

江戸の頃、冬の夜の風物誌といえば、屋台のそば屋だったそうです。
11月から3月までの季節営業で、夜10時から朝まで流して歩いたとか。

大人気、川端誠さんの「落語絵本」の新作は、
そんな屋台のそば屋が舞台の、あの噺!
そう! 「いま、なん時だい?」の『ときそば』です。

印刷も無事に終わり、あとはできあがるのを待つばかり。
年越しそばも気にかかる、12月26日の発売です。

この噺、じつは川端さんが試作までつくりながら、
いわゆる“お蔵入り”にしていたものでした!
川端さんいわく「おもしろいけれど、絵本にはしづらい」ネタが、
みごとに、会心作となって、この度のお目見えとなりました。
そばの食べっぷりと通な口ぶりが、なんとも粋ですよ。

発売中の[クーヨン]1月号誌面で、その制作秘話をご紹介!
川端誠さんから、読者のみなさんへの挑戦(!?)もあります。

もうひとつ、クーヨン1月号が欲しくなる! 耳寄りニュースを。

川端誠さんの「落語絵本」&五味太郎さんの「干支セトラ絵本」
二大人気絵本シリーズ特製の「ぽち袋」がつくれる付録がついてます!

来年の干支「ねずみ」にちなんだ『ガシガシねずみくん』と、
新年の初笑いにおすすめの『はつてんじん』の絵柄です。

切って貼り合わせると、こんなできあがりです!
来年のお年玉に、どうぞおつかいください。

クーヨン1月号の内容はこちら>>

「落語絵本」シリーズ既刊リストはこちら>>

「干支セトラ絵本」既刊リストはこちら>>

チェコのヨゼフ・パレチェクさん来日されます!

絵本作家さん No Comments

チェコを代表する絵本作家ヨゼフ・パレチェクさん、リブシェ・パレチコヴァーさんご夫妻が明日、12月1日(土)にクレヨンハウスにいらっしゃいます!
急なお知らせですみません。時間は午後4時頃?とはっきり申しあげられませんが、
もしかすると、クレヨンハウスでご夫妻に会えるかもしれません!

今回は、お二人がつくられた絵本『ちびとらちゃん』の復刊を記念しての初来日なのだそう。
おかあさんのためにがんばるちびとらちゃんのお話(リブシェさんが文章を担当)が
パレチェクさんの色彩豊かで夢のような絵で描かれています。

そして、登場するとらたちや人間の表情はとてもユーモラス。
背景の花や木も一つひとつがとても愛らしくながめているだけでたのしくなります。


『ちびとらちゃん』
ヨゼフ・パレチェク/絵
リブシェ・パレチコヴァー/文
アットアームズ/刊
1,680円(税込)

この本を訳された木村有子さんによると、
パレチェクさんは「5歳児を大人にしたような方」なのだそう。
絵本からもそのお人柄が伝わってきます。

パレチェクさんのインタビューは[月刊クーヨン]2月号(’08年1月5日発売予定)でもご紹介する予定です。
たのしみにしていてください。

『すーびょーるーみゅー』に高評いただきました!

絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本 2 Comments

こんにちは、編集部の吉原です。
外は寒いですが、いいことがあったのでほくほくです。

11月28日(水)の朝日新聞夕刊で、歌人の俵万智さんが
すーびょーるーみゅー』を紹介してくださいました。
お子さんとの「園バス待ちのナンバーワン」絵本として。

幼稚園バスが来るまでの、ともすれば泣きたくなっちゃう時間に、絵本を読むと気持ちが落ち着く。でも、どんな絵本でもいいわけではなくて……
というなかで、『すーびょーるーみゅー』が活躍するんだそうです。
なんと!

読者の方からのお便りももちろんですが、こうしていろいろな読み方を教えていただくと、こちらの予想をはるかに超えた、子どもたちのたのしみ方におどろいたり、
「ふふふ、そうでしょう、そうでしょう?」とニヤニヤしたり……。

とにかく、とってもうれしいです。

ご高評記念、というわけではありませんが、
『すーびょーるーみゅー』の作者、明和電機の土佐信道さんのサイン入りグッズを、
クレヨンハウスのeショップで限定販売中です。
>>明和電機・土佐信道さんサイン入りグッズページ

tosas.jpg 土佐さんサイン中……。「やったもんがち とったもんがち」の明和電機社訓入り!
(撮影/宮津かなえ)

『すーびょーるーみゅー』30冊と、オリジナルTシャツ(水色・黄色・白色)です。
どうぞチェックしてみてください。

Tシャツ、おしゃれですよ。
わたしは、どの色にするか、迷いに迷って……白を持ってます!

>明和電機オフィシャルHP http://www.maywadenki.com/

くろずみ小太郎旅日記、新作進行中!

絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

飯野和好さんにお会いしてきました。

最近では、新聞連載小説の挿画などのお仕事もすばらしい飯野さん。
アトリエでもあるお宅はとってもすてきで、「わ~」「ほぉ~」と、お宅拝見TVのようになってしまいそうなのですが、いけません! 何をしに来たかというと、『くろずみ小太郎旅日記』の新作ラフの打ち合わせのためにお邪魔したのです。

前作「吸血たがめ婆の恐怖の巻」から2年。
ファンのみなさまにはお待たせしてしまいましたが、新作も秘かにアヤシク進行しております。

6作目のタイトルは、いまのところ「怪僧わっくさ坊暴れる! の巻」です。
今回、忍術修行中のくろずみ小太郎を待ち受けるのは、カメムシのようなくさ~い匂いで村人たちを苦しめる「怪僧わっくさ坊」!

そのビジュアルたるや……ご期待通りの奇々怪々。
わっくさ坊が唱えるお経がまた……きっと、子どもたちに大ウケだと思います。

完成は3月末の予定です。(飯野さん、ムリ言ってスミマセン!)
また途中経過をお知らせできればと思っていますので、よろしくお願いいたします!

くろずみ小太郎旅日記その5 吸血たがめ婆の恐怖の巻
『くろずみ小太郎旅日記その5 吸血たがめ婆の恐怖の巻』
飯野和好/作
クレヨンハウス/刊
1,223円

植田真さん原画展!!

絵本作家さん, イベント No Comments

東京店子どもの本売場で月曜日11月5日からはじまったのは
植田真さんの最新刊『マーガレットとクリスマスのおくりもの』原画展です!!

『マーガレットとクリスマスのおくりもの』
植田真/作
あかね書房/刊
1,575円(税込)

植田さんはイラストレーターとしてご存知の方も多いかもしれませんが、
ここ数年、絵本も数点描いていらっしゃいます。
また児童文学の挿絵も多く、子どもの本の世界でも大活躍!
このことを子どもの本屋スタッフとして、とてもいいなぁと思っています。

というのも、植田さんが描く静けさが漂う、それでいてものすごく広々とした世界(静かだけど、耳をすませていると、はるか遠くからかすかな音が聞こえてくるような不思議な世界)は、その一枚の絵に物語がつまっているようで、とても絵本にあっているなぁと思っているからです。
(きっとささやかなことをとても大切にしているからこんなに物語がつまるのでしょう)

それにしても、植田さんの絵を眺めている時に感じる「ひろびろ感」というのはいったいなんでしょう。
本当に強力な「ひろびろ感」です。
眺めていると、いま眺めている「ここ」じゃなくて、どこか「むこう」があるという感じがしてきます。
そんなことを感じると、「ああ旅に出よう」とか「なにか探してみよう」とかこころが動いてきます。
当たっていないかもしれませんが、勇気にちかい気持ちのように思えます。

今回の絵本の見所は、その絵はもちろん、いままでの絵本に比べてストーリー性があるというか、物語がかなりくっきりしているところも見所です。
読んでいるとまるで短編の映画を眺めているような感覚になるんです。

そんな植田さんの新しい面も見せてくれる原画展は、
18日まで開催していますのでぜひみなさん遊びに来てくださいね!!

昨日は、できたてほやほやの絵本に植田さんがサインをしにきてくださいました。
そんなわけで、サイン本も販売中です!!
いつもながらの、ちょっと照れたような、それでも真剣な顔つきで(それでいてたまにはあほなことをいいながら)サインをしてくださった植田さん。
サインは何種類かありますので、かわいいのや、かっこいいの、どうぞお気に入りを選んでくださいね。

植田真さん原画展@クレヨンハウス 植田真さん原画展@クレヨンハウス

『マーガレットとクリスマスのおくりもの』植田真さん原画展
期間:11月5日(月)~11月18日(日)

「マーガレットとクリスマスのおくりもの」オフィシャルサイトは>>こちらから

明和電機の土佐信道さんがクレヨンハウスへ!

絵本作家さん, イベント No Comments

日曜日に、明和電機さんのイベント「バカロボ2007」に行ってきました。
「笑えるロボット世界一」を目指して、予選を勝ち抜いた8組のみなさんが自慢のロボットを披露するというもので、
ナンセンスをとことんまじめにやっちゃうおもしろさに、
感動すら覚えた(!?)ひとときでした。

優勝したのは、「キントレーZ」という腕立て伏せをがんがんやって自分を鍛えるロボットでした。
受賞の理由は、人間はからだを使うほど進化するけれど、ロボットは動くほど劣化する。なのにやっちゃうばかばかしさがイイ、というもので、なるほど~! 

笑うって、とっても知的なことですよね。怒ったり、憎んだりするよりも。

さて、そんな明和電機の土佐信道さんが、クレヨンハウスへやって来ます!
「子どもの本の学校」講師として、発想の源泉をお話してくれます。

子どもの本の学校 >概要
「明和電機のアイデアスケッチ」
11月10日(土)16:00~17:30 クレヨンハウス東京店
11月11日(日)16:00~17:30 クレヨンハウス大阪店

「明和電機はたくさんのおもしろ機械をつくりますが、その出発点は「スケッチ」です。
紙とペンで絵を描くことで世界観をつくる、ボクの制作の原点を紹介します」(土佐信道さんより)
当日券 2,500円/開場 15時30分より
問い合わせ 東京店TEL.03-3406-6492 大阪店TEL.06-6330-8071

谷川俊太郎さんとの新作絵本『すーびょーるーみゅー』は、Tシャツなどオリジナルグッズも販売します。
笑えるインテリジェンス満載の土佐さんの脳みそ、編集担当者としても興味津々です。
『すーびょーるーみゅー』
土佐信道/絵
谷川俊太郎/文
クレヨンハウス/刊
1,260円

ちばちかこさん、たかどのほうこさん

絵本つれづれ, 絵本作家さん No Comments

10月31日お店に遊びにいらっしゃったのは
ちばちかこさんと、たかどのほうこさんです!!

10月22日(月)~11月4日(日)にひらかれた
『とおいまちのこ』ちばちかこさん原画展に見に遊びに来てくださいました。

『とおいまちのこ』
たかどのほうこ/文 ちばちかこ/絵
のら書店/刊 1,365円(税込)引越しをしてきた女の子。自分が住んでいたとおいまちのことをまわりの子どもたちに話しますが、話すうちに懐かしくなって悲しくなってしまいます・・・。
だけど、その話はまわりの子どもたちの胸に染み込んで、そして夜になると星までとどき、星はすてきな出来事をおこしてくれるんです。

絵をちばちかこさん、文章はたかどのほうこさんによる、この絵本は、
やさしい色とあたたかいストーリーで、店頭でも多くのお客さまに喜ばれています。

ところで、ちばさんとたかどのさんは、実は姉妹だということをご存知でしょうか?
いままでも『ココの詩』『時計坂の家』などのたかどのさんの作品で、ちばさんが挿絵を描かれたことがありますが、
今回はおふたりでつくるはじめての絵本となりました。
そんな記念の絵本の原画展を開催する事ができて、とてもうれしく思いました。

クレヨンハウスのテーブルでゆっくりとにこやかにおしゃべりしているおふたり。
その様子をながめていると、おふたりの子どもの頃の姿がふっと浮かび上がるようでした。
絵本や童話をはさんでおしゃべりしているおふたりのちいさい頃の姿です。

そして、こんなふうに時間を経て、一冊の絵本を作ったこのこと自体が、
まるで絵本のようなすてきなお話のようだなぁと思ったりしました。

ありがとうございました。

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