2008/3/10 月曜日
日景 :編集部
絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本
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きょう3月10日は、詩人・金子みすゞが26歳で亡くなった日、
故郷の山口県長門市では、みすゞ忌が行われていることでしょう。
「みんなちがって、みんないい」
というフレーズでおなじみの「私と小鳥と鈴と」はじめ、
みずみずしい感性の詩512篇を残しています。
この詩のフレーズを思いおこすときは、
いつも吉岡しげ美さんの歌のメロディになっています。
歌になると、詩のことばがさらに強く、からだのなかに浸透していく感じです。
『金子みすゞをうたう~みんなを好きになりたいな』は、
吉岡さんのエッセイと歌の楽譜をまとめた本です。
20年以上、みすゞの詩をうたってきた吉岡さんが、
人生の節々で、みすゞの詩に励まされてきた、その思いを綴っています。
はたよしこさんの生命力みなぎる絵が、とても素敵です。
春に生まれ(1903年4月11日)、春に旅立ったみすゞの詩は、
春に芽吹くいのちのようでもあり、
見るものにいとしさといのちのふしぎを感じさせてくれるようにも思います。
2008/3/7 金曜日
吉原 :編集部
クレヨンハウス出版の新刊, クレヨンハウス出版の絵本
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『くろずみ小太郎旅日記その6 怪僧わっくさ坊暴れる! の巻』
の初校(印刷所に原稿を渡して、一度目に出てくる校正刷り)を印刷所に戻しました。
作者の飯野和好さんからも、「色のバランス、インパクトは充分」
とのおことばをいただき、印刷所の営業担当の方とも、ほっとひと安心。
何しろこのシリーズでは、色に苦戦してきました。
どちらかというと濃すぎるくらいの強さがほしく、きれいにまとまりすぎず、
昔の印刷のような雰囲気も出し……というのが身上ですが、
それがなかなか難しい。
あとは、緑色をどこまで原画に近づけることができるか、です。
なんといっても、今回は「かめむし」が敵役。
鮮やかな緑色なしには、かめむしが臭い立ちませんからね!
それにしても、今回のお話、おもしろいです。
まじめに校正をしながらも、ついニヤニヤと笑ってしまって、
飯野さんとも笑ってしまって、いや~、くろずみファンのみなさんには、
きっとよろこんでいただけると思います。
とくに最後の見開きなんてもう……。
4月10日発売予定です。
またご案内します!
2008/2/22 金曜日
日景 :編集部
クレヨンハウス出版の新刊, クレヨンハウス出版の絵本
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お待たせしました! 『みんなのひつじさん』2/22発売!
五味太郎さんの「干支セトラ絵本」シリーズ11巻目、
キュートなひつじさんにまいってしまいますよ。
『みんなのひつじさん』
五味太郎/作
クレヨンハウス/刊 1,260円(税込)
だいぶ以前から「ひつじ年の絵本」をご予約いただき、
まってくださっている方々もいました。
ほんとうにありがとうございます。
五味太郎さんのサイン入り絵本を、
Eショップで限定発売しています。
http://www.crayonhouse.co.jp/mojo?vgform=ProductInfo&product_id=67134
本間純さんデザインの付録「Mrs.maybe」も素敵です!
組み立てると、こんなできあがりです。
かわいいひつじさんといえば……
あのモコモコちゃんもご紹介しないと!
http://www.crayonhouse.co.jp/mojo?vgform=ProductInfo&product
_id=43484
アイウエ動物園にすんでいるモコモコちゃん、
あるとき家出をして、セーター屋さんの看板娘になっていた !?
というから、かわいいだけじゃなくて、行動力もあります。
家出のてんまつは、こちらの絵本でどうぞ。
『モコモコちゃん家出する』
角野栄子/作
クレヨンハウス/刊 1,260円(税込)
よく大人の方からも、
家出したくなるモコモコちゃんのきもちわかるわ~、といったご感想をいただきますよ。
にしかわおさむさんのかわいい絵も人気です。
2008/2/21 木曜日
吉原 :編集部
絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本
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2月のある日、3人の超異才がクレヨンハウス編集部に集まりました。
詩人の谷川俊太郎さん、漫画家のしりあがり寿さん、
そして、ブックデザイナーの祖父江慎さん。
実は、な、なんとこの3人でつくる絵本の企画が進行中なのです!
クレヨンハウスから刊行中の「あかちゃんから絵本」シリーズの新作です。
何かを教えようなんて下心は捨てて、あかちゃんが本当によろこぶものをつくろう
という試みに、しりあがりさん、祖父江さんはジャストマッチ!
なごやかな打ち合わせ風景はこの後思わぬ方向に……?
今回の絵本は、谷川さんが先に文章を考えていました。
タイトルは「せん」。
1本の線が主人公という設定を前に、この日は3人そろってはじめての打ち合わせ…
…のはずだったのですが――。
しばし話し合いの後、「やってみる?」となりまして、
祖父江さんがコピー用紙を貼り合わせ、しりあがりさんがペンをとり……。
もしやライブ制作、即完成!?
編集担当の鼻、ふくらむ!
編集部の長机が一転、熱い作業台に!?
このようすは、[月刊クーヨン]4月号(3月3日発売)で、くわしくご紹介します。
ときどきここでも進行状況をお伝えしていきますので、
この絵本の行方が気になる方は、チェックくださいませ!
撮影/宮津かなえ
2008/2/13 水曜日
日景 :編集部
イベント, クレヨンハウス出版の絵本
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2月も半ば、雪やら氷雨やらの日々にも、ネコヤナギや梅の花を見かけて、
春の訪れを感じているこのごろです。
みなさんのところに、春はどれくらい近づいていますか?
今週から、クレヨンハウス東京店・大阪店で
今森光彦さんの写真展『わたしの庭』がはじまりました(~3月31日)。
里山に息づくいのちをとらえた写真は、どれもうっとりするほど素晴らしく、
身近にあるのに気づかなかった世界を見せてくれます。
冬から春へと動く季節の息づかいを、オリジナルプリントで味わってください。
「光の玉手箱。季節をのぞく虫眼鏡。草花たちの回廊。
どれも、足元にあるものばかり。
広い宇宙のできごとを、さりげなく見せてくれる、ちいさな窓。
それが、ぼくの庭。」……今森光彦さんのことばより
この写真展は、東京店・大阪店全館で開催中の
「はじめてのオーガニック」と題したフェアの企画です。
『わたしの庭』は大判(29.4×25cm)で、ページを開いたときの感動もひとしおです。
今森さんのエッセイとともにおたのしみください。
eショップで今森光彦さんサイン入り絵本を限定販売します。
写真絵本『わたしの庭』
今森光彦/写真・文
クレヨンハウス/刊 1,890円(税込)
2008/1/15 火曜日
日景 :編集部
絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本
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『ときそば』の原画展開催中のクレヨンハウス東京店に
作者の川端誠さんが来店してくださいました。
原画と絵本をしみじみ見比べられて……
(やはり原画の色合いの再現はむずかしいのですが)
「印刷された絵本としては、よい出来ですよ」とのおことば。
漆黒の闇色は、原画を拝見して、いちばんに感激したところ。
ぜひ、原画を見てほしいです。
先にご紹介した手彫り印を押して、
『ときそば』のサイン本もつくっていただきました!
Eショップで限定販売します。
>>ご購入はこちらからどうぞ
ほかにも、1月25日の初天神にあわせて『はつてんじん』
(縁日に出かけた親子の掛け合いに大笑いです)
2月3日の節分にあわせて『おにのめん』も!
(落語では珍しく、女の子が主人公で、関西弁の噺です)
店頭でのサイン中に、たくさんのお客様からお声掛けいただきました。
自分の名前とサインが描かれるのをじーっと真剣に見入る子どもたち。
お孫さんへのプレゼントにします、というおばあちゃまや
お話会で読もうと「はつてんじん」をお求めにいらした方も。
みなさん、川端さんとの偶然の出会いに大喜びされていましたが、
こうして読者の方々にお目にかかれるのは、とってもうれしいです。
ご感想を書いて送ってくださるハガキにも、いつも大感激しています。
最近とくにうれしかった、MKさん・8歳からのおハガキをご紹介!
『ときそば』でも、そんなおたのしみが見つかりますよ。
2007/12/29 土曜日
日景 :編集部
クレヨンハウス出版の絵本
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みなさん、お正月を迎える準備に、大忙しでしょうか。
2008年はねずみ年。十二支の一番目、ねずみさんの年です。
五味太郎さんの「干支セトラ絵本」シリーズの
『ガシガシねずみくん』は、なんでもガシガシかじってみます。
自分の歯で確かめると、なんでもよくわかるからです。
いまなら、この絵本のねずみくんがかわいい「ぽち袋」付き!
(切って、折って、貼ってください。すぐ、できますよ)
>[お年玉企画]のページへ
さて、「干支セトラ絵本」の11番目は、ひつじさんの絵本。
2月下旬刊行をめざし、着々と製作進行中です。
タイトルは『みんなのひつじさん』!
ひつじさん、とびきりのかわいさです!
どのページも、きれいな色がきもちよくて、
ふわーっ! ほわーっ! と、皆で歓声をあげました!
この絵本、五味太郎さんの、こんな思いから、生まれたそうです。
ひつじさんっていいよね。うん、いいよね。
ひつじさんってやさしいよね。うん、やさしいね。
ひつじさんってやわらかいよね。うん、やわらかいね。
ひつじさんって いがいにつめたいよね。うん、つめたい。
それにいじわるだよね。うん、いじわるね。
でもひつじさんってみりょくてきだよね。うん、みりょくてきだね。
ほんとのところ、よくしらないんだ、ひつじさんのこと。
うん、よくしらないね、ひつじさんのこと。だよね。だよ。
ところで、あなたのひつじさんって……?
いろいろと想像しながら、おまちください。
どうぞ、よいお正月をお迎えください。
2007/12/21 金曜日
日景 :編集部
クレヨンハウス出版の新刊, クレヨンハウス出版の絵本
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街じゅう、クリスマス色の週末ですが、今年も、あと10日あまり……。
一年の厄落としに、新年の招福祈願に、
「落語絵本」で、おおいに笑ってください。
シリーズ最新刊『ときそば』が、12/26発売です!
ご予約も、絶賛受付中です。
|
『ときそば』
川端誠/作
クレヨンハウス/刊
1,260円(税込) |
また、お年玉企画として、いまなら、
eショップで落語絵本シリーズをお買い求めの方に、
「特製ぽち袋」のプレゼント中です。
川端さん、絵本ができあがると、その絵本のサイン用に、
手彫り印をつくります。この朱印を押して、サインをしてくださいます。
『ときそば』の手彫り印ができました!
かけそばを食べている女の子です。
もりそばを食べている男の子もいます。
こちらは、『そばせい』用です。
ちなみに……この夏、お目見えした「落語絵本オリジナルてぬぐい」は、
各巻の印をデザインしたものですが、お気づきでしたか。
2007/12/14 金曜日
日景 :編集部
絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本
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京都近くにお住まいのみなさん、これから京都へお出かけのみなさん。
JR京都伊勢丹内の美術館「えき」KYOTOへ、お立ち寄りください。
今月26日(水)まで、「黒井健絵本原画展」を開催中です。
黒井さんの35年もの画業をふりかえる見ごたえのあるもので、
東京では今年1月に開催されました。
繊細でファンタジックな黒井さんの絵の魅力は、
原画で見ると、ほんとにためいきがもれるほど!
数々の人気作を集めた全130点の展示ですが、クレヨンハウス刊行の
『海のおっちゃんになったぼく』の原画コーナーもあります。
海の大きさ、波音や潮風まで感じられてくる原画の素晴らしさを、
ぜひぜひ、ご覧ください。
絵本『海のおっちゃんになったぼく』は、海をひろった少年のお話。
作者のなみかわみさきさんが17歳のときの作品で、
大阪南部・泉州弁で書かれています。
このやさしく壮大なファンタジーにも、ぜひ出会ってください。
海の声を聞くのが好きや。
波がな、ざぱざぱんって いうのが好きやねん。
● 黒井健さんのサイト
清里にある「黒井健絵本ハウス」(冬はお休みです)の情報も。
http://www.kenoffice.jp/
●展覧会についてのページ
http://www.kenoffice.jp/recent/archives/2007/10/jr.html
2007/12/5 水曜日
日景 :編集部
クレヨンハウス出版の新刊, 絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本
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師走に入り、夜はひときわ冷え込みも厳しくなり、
焼きいも屋さんの呼び声やラーメン屋さんのチャルメラに
思わず気もそそられますが(渋谷区界隈でも、ときどき出没!)……
江戸の頃、冬の夜の風物誌といえば、屋台のそば屋だったそうです。
11月から3月までの季節営業で、夜10時から朝まで流して歩いたとか。
大人気、川端誠さんの「落語絵本」の新作は、
そんな屋台のそば屋が舞台の、あの噺!
そう! 「いま、なん時だい?」の『ときそば』です。
印刷も無事に終わり、あとはできあがるのを待つばかり。
年越しそばも気にかかる、12月26日の発売です。
この噺、じつは川端さんが試作までつくりながら、
いわゆる“お蔵入り”にしていたものでした!
川端さんいわく「おもしろいけれど、絵本にはしづらい」ネタが、
みごとに、会心作となって、この度のお目見えとなりました。
そばの食べっぷりと通な口ぶりが、なんとも粋ですよ。
発売中の[クーヨン]1月号誌面で、その制作秘話をご紹介!
川端誠さんから、読者のみなさんへの挑戦(!?)もあります。
もうひとつ、クーヨン1月号が欲しくなる! 耳寄りニュースを。
川端誠さんの「落語絵本」&五味太郎さんの「干支セトラ絵本」
二大人気絵本シリーズ特製の「ぽち袋」がつくれる付録がついてます!
来年の干支「ねずみ」にちなんだ『ガシガシねずみくん』と、
新年の初笑いにおすすめの『はつてんじん』の絵柄です。
切って貼り合わせると、こんなできあがりです!
来年のお年玉に、どうぞおつかいください。