2013/3/27 水曜日
吉原 :編集部
絵本つれづれ
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こんにちは、編集部の吉原です。
3月25日~27日まで、イタリアのボローニャで、
国際児童図書展が開催されていました。
このブックフェア、今年で50周年(!)だそうです。
写真はJBBY(日本国際児童図書評議会)とJPIC(出版
文化産業振興財団)が、
日本の絵本を紹介するブース。
出張中の編集部スタッフが送ってくれました。
「震災後の絵本」として、
クレヨンハウスの『かみさまはいる いない?』も展示されています。
(ちょっと見えませんが……)
これからの50年、子どもの本の世界が平和で豊かに続いてい
きますように……。
かみさま、お願いします!
『かみさまはいる いない?』
谷川俊太郎/文
清川あさみ/絵
クレヨンハウス/刊
1,260円
2012/1/13 金曜日
吉原 :編集部
絵本つれづれ
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こんにちは、編集部の吉原です。
原発問題をはじめ、大きな課題を抱えた2012年ですが、
あらためて、いま大人として生きる責任に背筋が伸びるこのごろです。
……と思うのも、柳田邦男さんにサインしていただいた
『コルチャック先生』を読み直したせいかもしれません。
ナチス占領下のポーランドで、ユダヤ人孤児たちを守ろうとしたコルチャック先生。
その物語が今年の「絵本はじめ」でした。
1年を占うようで(?)、ますます身の引き締まる思いです!
先日7日(土)、「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」の講師が柳田邦男さんでした。
福島原発事故について、政府の事故調査・検証委員会のメンバーでもある柳田さん。
「想定外」という無責任さを、さまざまな事実から伝えてくれました。
柳田さんのサインにはこんなことばが添えてあります。
「この大変な時代に すべての子らを
まるごと抱きしめる 大きな愛を!」
コルチャック先生の物語と「いま」を、強く結ぶことばです。
『コルチャック先生 子どもの権利条約の父』
トメク・ボガツキ/柵 柳田邦男/訳 講談社/刊 1,680円
2011/12/21 水曜日
吉原 :編集部
絵本つれづれ
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こんにちは、編集部の吉原です。
今週末はクリスマスですね。
クレヨンハウスでは、3連休のはじまりに、
大事な「教室」があります。
月に2回開催の「エネルギーと原発を学ぶ朝の教室」、
23日(土)の回は、いよいよ宇宙物理学者の池内了さんをお迎えします。
> 概要をみる
池内さんは、スズキコージさんとの絵本でもおなじみですよね。
難しく感じる科学のことを、わかりやすく教えてくれます。
月刊たくさんのふしぎ2011年6月号
『エネルギー』
池内了/文 スズキコージ/絵 福音館書店/刊 700円
これからの暮らしとエネルギーは、どんなふうに変わっていくのか……
脱原発を進めていくなかで、知っておきたいお話。
わたしたちスタッフもたのしみにしているところです!
2011/10/12 水曜日
吉原 :編集部
絵本つれづれ
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こんにちは、編集部の吉原です。
いま、クレヨンハウスは「かぼちゃ」だらけです。
ハロウィンを待って、そこにもここにもかぼちゃのオーナメントが大きな口を開けて笑っていますので、会いに来てくださいね。
ケーキおばさんのオリジナルかぼちゃ型クッキーも期間限定の販売です。
もちろん、野菜市場にはおいしい本物のかぼちゃもありますよ!
そして絵本も。
かぼちゃの絵本って、けっこうあるんですよね。
なかでもわたしが好きなのは、『14ひきのかぼちゃ』かなあ……。
おなじみ14ひきの家族が、種からかぼちゃを育てるようすが描かれていて、
大きく実ったら、収穫してお料理!
みんなで囲むかぼちゃづくしの食卓が、おいしそうなんですよ~。
かぼちゃのパイに、おまんじゅう、煮物にスープ……
「食いしん坊が選ぶおいしい食卓絵本大賞」なんてものがあったら、
まちがいなく入選の一冊ですね。
『14ひきのかぼちゃ』
いわむらかずお/作 童心社/刊
1,260円(税込)
2011/6/19 日曜日
大井 :子どもの本売り場
絵本つれづれ, 絵本作家さん
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ただいま東京店では、この春五味さんがスペイン、バルセロナで行ったワークショップのようすを,たくさんの写真パネルでご紹介する展示を行っています。
11日(土)には五味さんがお店にいらっしゃり、トークイベントとサイン会も開催、
スライドショーと五味さんの「おしゃべり」に盛り上がりました!
「残念ながら参加できなかった!」という方は、クーヨン7月号でも、
五味さんのバルセロナレポートを掲載していますので、ご覧になってみてください。
展示は6月末までです。お早めにどうぞ。
五味さん、どうもありがとうございました!
2011/4/7 木曜日
吉原 :編集部
絵本つれづれ
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被災地の子どもたちに本を送ろう!
その想いからスタートしたHUG&READプロジェクト。
ようやく個人の方からも、本の寄贈をお受けできる準備が整いました。
詳しくはHPのご案内をご覧ください。
http://hug-read.blogspot.com/
被災地はもちろん、そのほかの場所でも、
いま、多くの子どもたちが不安や緊張を抱えていることと思います。
ぎゅっと抱きしめて、一緒に本を読む時間が、
そんな気持ちを少しでも和らげることができたら……そう願っています。
クレヨンハウスの店頭にも、「ハグの絵本」、そろえました。
たとえば『ハグタイム』。
世界を丸ごと抱きしめたいと「ハグ名簿」を持って旅に出た
子ねこのジュールのように、それぞれのわたしたちが、
「大丈夫だよ!」を両手で伝えていきたいですね。
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『ハグタイム』
パトリック・マクドネル/作
覚和歌子/訳
あすなろ書房/刊
1,575円(税込) |
2011/1/6 木曜日
吉原 :編集部
絵本つれづれ, クレヨンハウス出版の絵本
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あけましておめでとうございます。
2011年、はじまりましたね!
年賀状で久しぶりのひとたちの近況などたのしく読みながら、
今年はやっぱり「うさぎ」が気になります。
自分はもしや「うさぎ」フェチかも……と気づいたのは、
この絵本がきっかけでした。
五味太郎さんの『うさぎはやっぱり』。
「しろうさぎ」「ピンクうさぎ」から
「水玉うさぎ」「ヘリンボーンうさぎ」なんていうのまで、
五味さんが描くいろんなうさぎが19羽、
それぞれの主張とともに次々登場!
うさぎ好き垂涎の一冊なのです。
わたしが個人的にいっとう好きなのは「よくわからないうさぎ」です。
地味な色と不安そうな顔……もうたまりません、ノックアウトです。
うさぎ年のラッキーアイテムをお探しの方におすすめしたくて!
今年もクレヨンハウスの絵本ブログ、ご愛読をよろしくお願いいたします。
『うさぎはやっぱり』
五味太郎/作
クレヨンハウス/刊
1,260円(税込)
2010/10/1 金曜日
三富 :東京店
絵本つれづれ, 絵本作家さん, イベント
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こんにちは。子どもの本売場の三富です。
先週の9月24日(金)に日本ペンクラブが主催する、国際ペン東京大会に参加するため来日していたジャクリーン・ウィルソンさんとイ・オクベさんがそろってご来店!
サイン会を開催しました。
イギリスで大人気の作家、ジャクリーン・ウィルソンさんは、
日本でも多くのファンを獲得しています。
とてもおしゃれで、両手にはキュートな大きい指輪!
お客さまからの「かわいい!」 の声にうれしそうに答えていらっしゃいました。
ウィルソンさんの大ファンで、
学校が終わって制服姿のまま駆けつけてくださったお客さまもいらっしゃいました。
イ・オクベさんは韓国を代表するイラストレーターです。
絵本『ソリちゃんのチュソク』はご存じの方も多いのではないでしょうか?
オクベさんはとてもシャイな方でした。
前日に行われた国際ペン東京大会のセミナーで、
オクベさんに会場で質問した方がサイン会にもいらして、
「ああ! 昨日の!」というひと幕も。
お客さまが「質問した時は緊張しました」とお話されると、
「わたしはもっと緊張していましたよ」と笑っていらっしゃいました。
サイン会の間、笑顔の絶えないすてきな時間が流れました。
来てくださった皆さん、ジャクリーン・ウィルソンさん、イ・オクベさん、
本当にありがとうございました!
2010/9/28 火曜日
若林 :東京店
絵本つれづれ
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こんにちは。
厳しい残暑から一転、
この数日で一気に秋に変わった感がありますね。
秋雨に肌寒さを感じながらも、
読書の似合う季節到来にワクワクしています。
東京店子どもの本売り場では、
ただいま宮沢賢治を特集しています。
秋になると、このひとの本を読みたくなる方も多いのではないでしょうか。
賢治の作品は、これまでたくさんの作家さんが絵本にしてきました。
それぞれが解釈する賢治の世界……
ずらりと並んだそれらの競演を眺めるだけでも価値があります。
さらに今回は、賢治作品を漫画化してきた、
ますむらひろしさんにも焦点をあてました。
空気の匂いや静寂までもがいきいきと立ち上る、
ますむら版宮沢賢治をご覧ください。
また、賢治にとってのイーハトーヴのような存在、
ますむらさんにとっての心象世界と呼べる
「アタゴオル」を描いたシリーズもそろえました。
秋の夜長、どっぷり浸るのにふさわしい
ふたりの作家の世界をどうぞご堪能ください!
2010/8/14 土曜日
吉原 :編集部
絵本つれづれ, 絵本作家さん
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こんにちは、編集部の吉原です。
夏休みの真ん中。
旅行に出発前の方もいらっしゃることと思います。
もしもフィンランドへ行かれる方がいらしたら、
クーヨン9月号をお見逃しなく!
ヘルシンキの子どもの本専門店をご紹介していますよ。
そうなんです、クーヨンでは毎月
世界の子どもの本専門店をピックアップ。
店主さんが、おすすめの絵本とともに
子どもの本への情熱を語ってくれています。
これまでにパリ、ボローニャ、バルセロナ、
ニューヨーク、オークランドのお店が登場しました。
さて、フィンランドといえば……
やはりムーミンでしょうか。
こちらはムーミンとミムラねえさんが、
ミイを探して冒険するお話です。
それぞれのページの穴を切り取ると、
次のページにつながっている……というしかけつき。
日本の子どもたちへと寄せられた、
作者のトーベ・ヤンソンのことばがすてきなんですよ。
「わたしの国フィンランドと、日本は、地理的には、とても遠いですね。
でも、おはなしの世界は、たがいにそんなに離れてはいないし、ちがっていないと思います」
旅先で子どもの本の専門店に入ると、なんだかほっとする……
その理由が語られている気がします。