今月のクーヨンは「おもしろい!」の絵本特集。

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こんにちは、編集部の吉原です。

きょうはまたアブナイくらい暑いですね。

表参道や大阪・江坂付近で炎天下を歩く方は、
クレヨンハウスでちょっと涼んでいってください!

さて、クーヨン9月号が発売になりました。

今月の絵本ページ「絵本のきもち、子どものきもち」は、
「おもしろい!」の絵本特集です。

これくらい暑いと、もう南の島気分で、
ほがらかにアハハと笑って食べてお昼寝したい!

そんなときに読みたい絵本を集めました。

ご紹介したなかで、わたしの個人的おすすめは
『しゃっくりがいこつ』です。

『しゃっくりがいこつ』
マージェリー・カイラー/作
S・D・シンドラー/絵
黒宮純子/訳
セーラー出版/刊
1,575円(税込)

この絵本、出たときからのファンです。
シュールなナンセンスがたまりません。

がいこつがしゃっくりを止めたくていろいろな方法を試すお話ですが、
友だちのおばけなども出てきて、
夏+ちょっとこわい+大笑い=たのしくっていい気分、です。

>>eショップで「ナンセンス・ユーモア絵本」を見る

夏休み、はじまります!

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こんにちは。
子どもの本売場の大井です。

いよいよ夏休み! 明日からはじまるところも
多いのでしょうか。
東京店子どもの本売場でも、明日からいろいろはじまります。

ひとつめは、
西村繁男さん『おでんさむらい ひやしおでんのまき』原画展。
(~7月31日まで)

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『おでんさむらい ひやしおでんのまき』
内田麟太郎/文
西村繁男/絵
くもん出版/刊
1,155円(税込)

高知の和紙に描かれた、夏の江戸の風景を
どうぞおたのしみください!
シリーズ全巻、作者おふたりのサイン入りを揃えました。

ふたつめは、
「スタッフピックス・夏休み版」。
お店の1コーナーとして、スタッフおすすめの本を
ご紹介している「スタッフピックス」のコーナーでは、
夏休み中は毎日日替わりで、「今日の1冊」をピックアップ。
ツイッターでもご紹介します。

スタッフおすすめの読みもののリーフレットもつくりました。
好きな本、気になった本、もう一度読み返してみたいあの本を
どうぞお店に読みにきてくださいね。
座り読み大歓迎です!

みっつめの、緑のカーテン。今年はお店のあちこちにあるので、
もうすぐ夕顔の大きな白い花がたくさんたのしめるかも。
今、一生懸命つるを伸ばしているところ。
葉っぱが揺れるのを涼しい店内で眺めながら本を読みに、
あそびにいらしてください。お待ちしています!

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子どもの本売場の窓辺に座って本を読みながら、
窓の外に揺れる夕顔の花をたのしめそうです。

緑のカーテンその後…

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こんにちは。
子どもの本売場の大井です。

先日このブログでお知らせしました、「緑のカーテン」の芽たちは
この通り、元気に育っています。
2010年・緑のカーテン
もうすぐ朝顔と夕顔の蔓が伸びてくるので、
今週末にもコンテナに移して、
いよいよカーテンにしていく予定です。

それにしても、頭の上の土を持ちあげて顔を見せた芽のようすは、まさに「芽のあかちゃん」!

くしゅくしゅの葉っぱの頭に種の殻をかぶっていて、日に日に大きくなっていくのを世話しているのは、なんだか「芽のベビーシッター」といった気分。

とりわけ、真っ黒な土の上にぽつぽつと浮き出るようにちっちゃな緑の芽が出てくるのは、神秘的でさえあります。

ちいさな世界の中に大きな生命力を感じさせ、
緑の色が輝いて見えます。

そのようすが、ちょうどいま頃夜の闇に舞うホタルのように見えて……

きょうはホタルの絵本を2冊ご紹介します。

ホタルの絵本 『ひめぼたる』
(ちいさなかがくのとも2010年6月号)
伊藤秀男/作
福音館書店/刊
410円(税込)

『ほたるさわ』
(こどものとも年中向き2008年7月号)
菊池日出夫/作
福音館書店/刊
410円(税込)

青色が美しい『ひめぼたる』では、
うしおくんとおとうさんが夜の森へ出かけ、ホタルの群れに出会います。

「ひめぼたる」は、名古屋市内に残る森に
毎年5~6月頃見られるホタルだそうです。

『ほたるさわ』は、”のらっこ絵本”の8作目。
さまざまな年齢の子どもたちが集まって、一緒にホタルとりに行くところなど
大人が読むと自身の子どもの頃を思い、
なつかしい匂いがしてくるよう。

都心ではなかなか見る機会がないのですが、
この絵本で今年はすっかりホタルを見たような気がしています。

すぐに見られない方はぜひおすすめですよ。

今夏も、緑のカーテンはじめました!

絵本つれづれ No Comments

こんにちは。
子どもの本売場の大井です。

ようやく初夏らしい日がやってきたと思ったら、
間もなく梅雨でしょうか。
その向こうに見えてきた夏に向けて、
今年もクレヨンハウスでは、「緑のカーテン」計画をはじめましたよ!

昨年(>昨年の記事はこちら)ははじめてのトライでしたが、
朝からいくつも咲いていた朝顔、
夜は子どもの本売場が閉店する頃に花開く夕顔をたのしみながら、
すくすく伸びた蔓と葉の緑の涼しさを、目からも味わいました。

昨年の「緑のカーテン」

今年も、誰よりもいちばんたのしみにしている(?)
落合恵子自ら、先週土曜に、夕顔などの
たくさんの種まきを終えたところ。

落合恵子作業中

週明けにはさっそく芽が見えはじめたものも。
ほかのかわいい芽たちに会えるのも、もうすぐです。

ところで、夕顔の種は固い種皮に覆われているのをご存知ですか?

種をまく前に、ヤスリで軽く傷をつけ、水に数時間つけて、
少しふっくらとしてからまくのだそうです。

どのような状況から、そういう種になったのか、
想像してみたりするのも、この絵本を読んでから。

たねのはなし 『たねのはなし』
ダイアナ・アストン/文
シルビア・ロング/絵
千葉茂樹/訳
ほるぷ出版/刊
1,575円(税込)

ちいさなひと粒が、見上げるほど大きな木になったりする不思議。
何度眺めても飽きない、美しい科学絵本です。

今年の種たちも、クレヨンハウスを覆うほど大きく育ちますように。

ラプー探偵のキャベツレシピ

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こんにちは、編集部の吉原です。

しばらく高かったキャベツ、
このごろまた買えるようになりました~。

クレヨンハウスの野菜市場で、
ギュッと葉の詰まったおいしそうなのを見かけると、
つい、まるごと1個買い。
でも、これがなかなか、食べるバリエーションに悩むわけです。

ロールキャベツなんてお休みの日でもなければムリ、
お味噌汁にしたりもいいけれど、
ちまちま使うより、キャベツ主役で食べたい気分なんだけどなぁ……。

そこで「あっ!」と思い出しました。
『かわいそうなキャベツくん』に、レシピがあったはず!

かわいそうなキャベツくん 『かわいそうなキャベツくん』
ベネディクト・ゲチエ/作
野崎歓/訳
クレヨンハウス/刊
1,365円(税込)

この絵本、うさぎのラプー探偵が、
盗まれたキャベツの葉の行方を探るという、
とぼけて笑えるお話なんですが、
ここにキャベツのレシピがついているんです。

なにしろフランス生まれのラプー探偵。食通に違いありません。
きょうはみなさんにもレシピをご紹介しますね。

エシャロットの代わりにタマネギじゃ……だめですかね? 

◆ラプー探偵の 生クリームあえキャベツ◆

【材料】
キャベツ:まるごと1個
オリーブオイル:大4 
酢:大2
生クリーム:100ml
エシャロット:1本
塩、こしょう:適宜

【つくり方】
1.キャベツの芯を取って、葉の部分を細切りにして洗い、水を切る。
2.オリーブオイルと酢を混ぜ、「1」のキャベツを加えてさらに混ぜ、
冷蔵庫で1時間冷やす。
3.別のボウルで生クリームとみじん切りにしたエシャロット、レモン汁、
塩、こしょうを混ぜて、「2」で冷やしたキャベツにかけて、よく混ぜる。

森比左志さんがあそびにいらっしゃいました!

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エリックカール『はらぺこあおむし』
ガブリエル・バンサンの「くまのアーネストおじさん」シリーズの
翻訳などを手がけた森比左志さんが
クレヨンハウス東京店にあそびに来てくださいました!

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雨が降ってお天気が悪いなかご来店くださった森さん。

エリック・カールとの長年にわたる交友や、
取材ぎらいだったガブリエル・バンサンから、特別に取材許可がおりた
MOE100号のバンサン特集の話など、時間を忘れて聞き入ってしまいました。

世界中で出版されている「くまのアーネストおじさん」シリーズでは、
日本の絵本の発色がいちばん美しいと、
ガブリエル・バンサンがとてもよろこんでいたそうです。

また、森さんは『アンジュール』をはじめて知ったとき、
「この絵本は、たとえ売れなくても日本の読者に届けるべき絵本だ」
と思い、出版社を説得。

いまではよく知られている『アンジュール』
こんな出会いと出版秘話があったのですね。

『はらぺこあおむし』『アンジュール』『セレスティーヌ』
にサインをしていただいたのですが、
1冊1冊書いてくださったことばが違って、
見ていたわたしたちは歓声を上げてしまいました。

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92歳とは思えないパワフルな森比左志さん。

本当にありがとうございました!!

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サイン本のお問い合わせはこちらまで↓↓
クレヨンハウス東京店子どもの本売場
TEL 03-3406-6492

絵本だって「育児書」です!

絵本つれづれ No Comments

こんにちは、編集部の吉原です。

クーヨン4月号、おととい発売しました!
もう見ていただけましたか?

この春から「かぞくのクーヨン」に生まれ変わって、書店に並んでいます。

特集は「あかちゃんからの育児書100選」なのですが、
子育てのなかで、励まされたり、気づかされたりする本は、
いわゆる「育児書」だけではないですよね。

たとえばメディアアーティストの岩井俊雄さんのおすすめは、
『ベッキーのたんじょうび』
モデルの米田有希さんは『アボカド・ベイビー』
書店員のたてやまたつひろさんは『魚市場』……。

この絵本たち、「育児書」としてどう読むの? って、気になりますよね。
ぜひ「クーヨン」4月号でチェックしてみてくださーい。

ベッキーのたんじょうび 『ベッキーのたんじょうび』
ターシャ・テューダー/作
ないとうりえこ/訳
メディアファクトリー/刊
1,680円(税込)
『アボカド・ベイビー』
ジョン・バーニンガム/作
青山南/訳
ほるぷ出版/刊
1,470円(税込)
アボカド・ベイビー
魚市場 『魚市場』
沢田重隆/作
評論社/刊
1,890円(税込)

うれしいクリスマスカードが届きました!

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12月も半ば、冷え込みも厳しく、寒さにめげていましたが、
うれしくて、ぽっぽ! とあったまるおはがきをいただきました!

たにぐちちひろさん(4歳)よりたにぐちちひろさん(4歳)より
             
サンタクロースになった「ぶたのぶたじろうさん」の絵に、
「くりすます おめでとう」のメッセージ!! 

4歳のちひろさんのお誕生日に、「ぶたのぶたじろうさん」の本を
おばあちゃまがプレゼントしてくれて、お気に入りになったそうです。

たにぐちちひろさん、すてきなおてがみ、ありがとう。

クレヨンハウス東京店のテラスに夕闇がせまってきたころ、テラスの階段で、
セーターひとつで飛び跳ねながら、あそんでいた男の子がいました。

「きれいなツリーだね。おっきなまつぼっくり!」「あ、ろうそくがついた!」
「お花きれいだね」「ぼくんちも、ツリーかざったよ」

いろいろ話しかけてきてくれて、いっとき寒風を忘れさせてもらいました。

子どもたちのうれしい気持ちや笑顔は、
大人を動かす、天然のエネルギーですね。

もっと喜ぶ顔を見たい! そう思って、
みんながクリスマスを待ち望んでいます。

「ぶたのぶたじろうさん」の本にも、
「サンタになりました」というお話がありますよ。
『ぶたのぶたじろうさんは、いどをほることにしました。』の1話です。

クリスマスプレゼントに迷ったら、
その思いまで一緒に伝えてくれる絵本があります。


  『おくりもの』
  みやざきひろかず/作
  クレヨンハウス/刊
  『もういちどそのことを、』
  五味太郎/作・構成
  寺崎誠三/写真
  クレヨンハウス/刊

早川純子さんがご来店!

絵本つれづれ, 絵本作家さん No Comments

夏休みも終わって、なんだか少し広く感じる店内。
東京店に、早川純子さんが遊びにきてくださいました。

それほど大きいカバンではないのに、そこから次々と出てくる
早川さん手づくりのクラフト、POP、チラシ…
どれもきっとたのしんでつくられたのだろうとうかがわせるものたちばかり。

そんな飾りでにぎやかな早川さんのコーナーがこちらです。

クレヨンハウス東京店 早川純子さんコーナー

もちろん、サイン本もつくっていただきました!

サインをくださる早川さん

最新刊の『どんぐりロケット』は、ほるぷ出版のホームページより、
なんと無料で巨大どんぐりのペーパークラフトがダウンロードできるそうです!
つくるのはちょっと難しめですが、できあがりを見ると本当にたのしいので
ぜひチャレンジを!

どんぐりロケット ★サイン入り!
『どんぐりロケット』
早川純子/作
ほるぷ出版/刊
1,365円(税込)>サインなしはこちら

もう一冊、『山からきたふたご スマントリとスコスロノ』は、
乾千恵さんの込められた思いを感じる文章に、
早川さんの息を呑むような迫力の版画がすばらしい絵本です。

これを読んだら、
インドネシア・ジャワ島の影絵紙芝居ワヤンにも興味がわくのではないでしょうか。

監修の日本ワヤン協会の松本亮さんのコレクションが
東京家政大学博物館で展示されているそうです。
こちらも足をはこんでみてくださいね。

山からきたふたご スマントリとスコスロノ ★サイン入り!
『山からきたふたご スマントリとスコスロノ』
乾 千恵/再話
早川純子/絵
松本亮/監修
福音館書店/刊
1,785円(税込)>サインなしはこちら

早川純子さん、どうもありがとうございました!

▼サイン本についてのお問合せは下記まで

クレヨンハウス東京店 子どもの本売り場
〒107-8630
東京都港区北青山3-8-15
TEL:03-3406-6492
FAX:03-3407-9568
e-mail: ehon@crayonhouse.co.jp

>>現在のサイン本コーナーはこちら

うんちしたのは、だれよーっ!!

絵本つれづれ No Comments

こんにちは、編集部の吉原です。

今朝、とっても信じがたいできごとが起きたんです。
駅に向かって歩くわたしの頭上に、落ちてきたんです。
「びちゃっ」というニブイ音とともに、鳥の落としものが……!

キャー!! ほとんど頭頂部!
わなわなとふるえながらトイレに駆け込み、ほとんどシャワー状態で洗髪。
あああ、もう帰っていいですか~? 
でも、きょうは朝イチから来客予定が……
ううう、くそーっ(←すみません)!

電車の扇風機に髪を乾かされながら、
わたしの脳裏に浮かんだのは、もちろんあの絵本でした。

ごめんなさい、もぐらくん。
わたしはこれまで、あなたの気持ちをわかったつもりになっていました。
さわやかな朝、穴から出たとたんに、犬のうんちを頭にのせることになってしまった
あなたの怒りを。

いまこそ、ともに叫ぼうじゃありませんか。
「うんちしたのは、だれよーっ!!」

うんちしたのはだれよ!
『うんちしたのはだれよ!』
ヴェルナー・ホルツヴァルト/作
ヴォルフ・エールブルッフ/絵
関口裕昭/訳
偕成社/刊
1,365円

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