2009/6/25 木曜日
日景 :編集部
クレヨンハウス出版の新刊, クレヨンハウス出版の絵本
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内田麟太郎×スズキコージ=ぶたのぶたじろうさん
この三位一体パワーが、またまた全開! どこまでだって、いきますよ。
まずは、初公開! 第7巻の表紙絵をご覧ください。

初見した内田麟太郎さん、いわく……
「ワォーン! いいですねぇ。やっぱりスズキコージさんはすごい。
いつも人々を血肉湧き踊る状態にしてくれる魔術師です」
どんな表紙になるのかは、後日のおたのしみに!
この夏休み、店頭にならびます。
そうそう、タイトルは……
『ぶたのぶたじろうさんは、あらしのうみにおそわれました。』
シリーズ最大のピンチ! あわや、ぜったいぜつめい!?
でも、シリーズは今後も続くので、きっと生還することでしょう。
「あらしのうみ」におそわれる前に、
ぶたのぶたじろうさん、「まけずぎらいのヒョウ」に出会います。
初登場ながら、ご覧のように、すごいキャラ!

内田麟太郎さん評するに、
「かっこよすぎます。アラン・ドロンだなぁ」
制作続報を、またお知らせしますね。
2009/6/23 火曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
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「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
6月の洋書「P1:ようこそコース」と「P3:どきどきコース」のご紹介です。
今月のP1コースの洋書絵本は『おやすみ、ぼく』の原書です。
クレヨンハウスで翻訳出版をすることが決定したときから、
「原書をコース本にしたい!」と強く思っていた絵本です。
ふだん洋書絵本を手に取らない方にも読んでいただけるとうれしいです。
★「きょうも一日ごくろうさま」 自分にエールを!★
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P1:ようこそコース
『Goodnight, Me』
◇Andrew Daddo/文
◇Emma Quay/絵
◇Bloomsbury USA/刊
◇1,399円(税込)
翻訳版『おやすみ、ぼく』
◇落合恵子/訳
◇クレヨンハウス/刊
◇1,575円(税込) |
オランウータンのあかちゃんが、
日中お世話になった自分のからだに、
足から順番に「おやすみ」を言っていきます。
そんな、かわいらしい就眠の儀式を描いた絵本です。
青紫の水彩で彩られたシンプルな背景に、
オレンジ系のパステルで質感がよく出たオランウータンのあかちゃん。
その愛らしさ、絵画的美しさにはうっとり……。
絵本を読み終えた後は、自分のからだにも語りかけてください。
きっと一日の疲れがじんわりと抜けて、
心地よい眠りにつけると思います。
★パティシエ学校に動物たちが通ったら……★
動物たちのパティシエ学校を舞台にした物語で、
実用的な8つのデザート・レシピつき。
テキスト文字と表紙が赤、
ヒロインのウサギがイチゴ牛乳色、
それ以外はモノトーンという個性的な本作は、
元料理学校生でもあった作者によるデビュー作です。
フクロウの名シェフのアカデミックな講義は長く、
優等生のウサギ以外、ほかの動物たちはあきてしまうし、
どうやら食べるほうが得意なようす……。
茶目っ気たっぷりな「劣等生」たちの羽目はずしが見ものです!
2009/6/19 金曜日
武田 :出版販売部
クレヨンハウス出版の新刊, クレヨンハウス出版の絵本
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クレヨンハウスの新刊絵本『マリーナ』が、6月24日にいよいよ発売!
「マドレーヌ」シリーズなどで人気の作家ベーメルマンスの
1962年初版・ヴィンテージ絵本を初翻訳です!
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『マリーナ』
ルドウィッヒ・ベーメルマンス/作
ふしみみさを/訳
クレヨンハウス/刊
1,890円(税込) |
今回翻訳をしてくださったふしみみさをさんから
メッセージをいただきました!!
とびきりおおらかで楽しい、ベーメルマンスの絵本ができました。
この本でわたしがいちばん気に入っている登場人物はワニ。
見るたび「やなヤツ!」と笑ってしまいます。
それから、マリーナがお見舞いにイワシの花束をもらうところも好きです。
いちばんのなぞは、後ろから二番目のページ。
なんとマリーナ、なぜだかここだけ金髪です。
ひょっとしてカツラ!?
さらっと描いているように見えますが、
ベーメルマンスはいつも同じページを何十枚もくりかえし描いていたそうです。
それなのにこんなにも軽やかなのは、まさに彼ならでは。
この本を製作中のベーメルマンスの机は、
きっとゆかいな海の生き物たちが山積みだったのでしょうね。
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持っているだけで明るい気持ちになる『マリーナ』。
夏のひとときにぜひ読んでいただきたいと思います。
★クレヨンハウスe-shop特典★
ただいまクレヨンハウスeショップにて『マリーナ』をご注文の方全員に
ポストカードとお部屋に飾れるピンナップをプレゼントいたします。
(なくなり次第終了となります。)
>>ご注文はこちらから(eショップ『マリーナ』商品詳細へ)

※ピンナップの絵柄はおまかせください。
2009/6/18 木曜日
揚石 :編集部
絵本つれづれ
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今年の夏至は、6月21日です。
1年でいちばん昼が長くて夜が短いこの日、
電気を消して「キャンドルナイト」をたのしむひとときに、
こんな絵本はいかがでしょう……?
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『よぞらをみあげて』
ジョナサン・ビーン/作
さくまゆみこ/訳
ほるぷ出版/刊
1,260円(税込) |
眠れない夜、そっと窓を開けて、
外の空気をすいたくなること、ありませんか?
この絵本に登場する女の子も、
きょうだいや親が寝静まった後、眠れなくて、
窓から入る気持ちのよい夜の風に誘われ、ふとんをかかえて屋上へ。
大きな空の下で眠りにつきます。
とてもいいな、と思うのは、
子どもが屋上へ行く気配に気づいたおかあさんが、
その子が寝た後、そっとそばに寄り添うところ。
子どもの世界をじゃましないように見守り、
子どもの寝るかたわらで、あたたかい飲みものを飲みながら
夜空をながめている姿がすてきです。
子どもの頃は、自分では気づかなくても、
いつもこうして誰かに守られていたのだろうな、と。
そんなぬくもりを、思い出しました。
自分も屋上で深呼吸をしたような気持ちになれる絵本。
眠れない夜にも、おすすめです。
2009/6/16 火曜日
日景 :編集部
クレヨンハウス出版の新刊, クレヨンハウス出版の絵本
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幼年童話・アイウエ動物園シリーズの新刊
『まるこさんのおねがい』のうれしいご感想が届きました。
chiamiさん、ありがとうございます!
「まるこさんは、ほんとうはカバではないような気がする、
とても正直な、かわいい女の子です。
まるこさんを見たら、描けそうな気がしてくるから不思議……たのしい」
というコメントと一緒に、
なんと、「まるこさんのえかきうた」をつくって描いてくださいました!
ほんとにキュートなまるこさんができあがりますよ。
ぜひ、うたいながら、描いてみてください。

「いまの子どもたちには、たくさんの野菜の名前を知って欲しいから!!」
という、chiamiさんは、4人の子どもたちのおかあさんで、
野菜をつくっているそうです。
お子さんたちには「マニアックな野菜だな~」って言われたそうですが、
クレヨンハウスのオーガニックランチでもおなじみの野菜たちで、
ちいさな子どもさんも、ばくばく、食べてくれていますよ。
>>ブログ「クレヨンハウスオーガニックランチ・レシピ」
(レストラン広場のオーガニックラランチメニュー、毎日ご紹介しています)
かばさんたちは、夜にたくさんの草を食べるらしいですが、
このまるこさんは、食べることより、おしゃれが気になるようですよ。
2009/6/15 月曜日
高橋 :ブッククラブ
英語絵本
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マンションの庭先でアジサイがみごとな花を咲かせました。
2月にちいさな芽が出ているのを発見して以来、
毎日成長を見守ってきたので、なんだか誇らしくてうれしい気分です!
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
6月の洋書「P2:じっくりコース」をご紹介します。
今月は、いまのわたしの気分にもぴったりな「A Tree is Nice」です。
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★ 「木っていいよなあ」と、しみじみする詩情豊かな1冊★
『A TREE IS NICE』
Janice May Udry/文
Marc Simont/絵
Harpercollins/刊
1,981円(税込)
翻訳版『木はいいなあ』
さいおんじさちこ/訳
偕成社/刊
1,050円(税込) |
詩情豊かな文と、なつかしさあふれる絵が、木のすばらしさを語ります。
ページを繰るうちに、木漏れ日や、木々を渡る風が思い出され、
「ああ、木っていいよなあ」としみじみ。
テーマそのもののシンプルなタイトル「A Tree is Nice」、
そして続く第1行目“Trees are very nice”……
たたみかけるようなこの巻頭から、すでに詩的です。
わたしたちって、こんなにたくさん木の恩恵にあずかっているんだなあと、
素直に驚かされます。
この本が刊行されたのは、
まだ地球温暖化もエコも取り沙汰されていない1956年のこと。
素朴な描写が、いまの時代にはかえって新鮮で
じんわりとこころにしみてきます。
2009/6/10 水曜日
田村 :東京店
絵本作家さん, イベント
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「角落ち厳禁」と書かれた段ボールが8箱、
厳重に梱包されて届きました。
人気のユーモア絵本に作家さんがサインを入れてくださり、
待ちに待ったそのサイン本が届いたのです!
わたしの個人的イチ押しは、
高畠那生さんがカラーで1冊ずつ異なるすてきな絵を描いてくださった
『チーター大セール』。
チーターのさまざまな表情に
「これおもしろ~い!」「こっちはかっこいい!」と、
思わず歓声が上がりました。

早くお客様にも見ていただきたく、
早速コーナーをつくり、ポップをつけました。
イラストを見てお気に入りの1冊を選んでいらっしゃるお客様の姿に、
スタッフもほほえまずにはいられません。
そのほか、
五味太郎さんの新刊『四字熟語グラフィティ』
『おならうた』(飯野和好さん/絵)
『ぶたのたね』(佐々木マキさん/作)
『いいからいいから』(長谷川義史さん/作)
など、たのしいユーモア絵本のサイン本がたくさんそろいました。
部数限定ですのでお見逃しなく!
クレヨンハウス東京店店頭のほか、
e-shopでもお買い求めいただけます。
>>eショップ「サイン本」コーナーはこちらから

2009/6/4 木曜日
揚石 :編集部
クレヨンハウス出版の新刊
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梅雨入り間近の6月。
どこかスッキリしないお天気に、トーンダウン気味の方もいらっしゃるのでは?
4月に社会人になったみなさんも、そろそろ大人の社会に疲れてきていたりして……?
そんなときは、子どもごころを思い出せる絵本を読んで、深呼吸。
きっと元気になれますよ!
近刊のなかから、わたしのおすすめを紹介させてください。
「ストロングボーイTシャツ」を着れば、
ストロングパワーで重いものも持ち上げられるし、
「アチョー」って、カラテだってできちゃう。
そんなすごいパワーをもつ「ストロングボーイTシャツ」を着たオルガは、
大いばりで、まわりのみんなに無理難題をけしかけます。
アリには「プールをほってきて!」、
ネコには「いちごアイスをもっといで!」。
でも、「ストロングボーイTシャツ」は、実はアイスクリーム屋さんの「おまけ」!
ほかの子も「ストロングボーイTシャツ」を着るようになって……。
この絵本に出てくるように、子どもたちは「ごっこあそび」が大得意。
「ごっこ」だとわかっていても、みんな真剣です。
最初は「ストロングボーイTシャツ」を着たオルガがひとりで「いばりんぼう」でしたが、
読み進めていくと、まわりのみんなも、ちゃんと自己主張をする「いばりんぼう」であることがわかります。
みんなでわいわい「自己主張」し合う姿が、なんともおかしい!
みんな、一見にくたらしい(!?)ような子どもたちですが、どこかにくめない。
子どものあそびの世界に引き込まれ、思わず、ふふっと、笑ってしまいます。