2009/11/20 金曜日
吉原 :編集部
クレヨンハウス出版の新刊, 絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本
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こんにちは、編集部の吉原です。
谷川俊太郎さんとしりあがり寿さんが、あかちゃんのためにつくった絵本、
『おそばおばけ』、もう読んでいただけましたか?
うれしいことに、発売ひと月で増刷のはこびとなりました! イエイ!
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あかちゃんから絵本
『おそばおばけ』
谷川俊太郎/文
しりあがり寿/絵
クレヨンハウス/刊
1,260円(税込) |
ところできょうはビックニュース。
しりあがりさんが開催する「さるハゲロックフェス2010」に、
なんと谷川さんが出演することになりました!
2010年1月10日(日)、3連休の真ん中です。
谷川さんの息子さんで作曲家・ピアニストの谷川賢作さんとのステージで、
どんなことになりますやら……とってもたのしみです。
ほかの出演者のみなさんも、相当ユニークです。
下のサイトにチケット入手案内があります。
新年早々、一緒にもりあがりませんか?
>>さるハゲロックフェスのサイトへ
2009/11/19 木曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
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11月も中旬になると街中がクリスマス一色となり、
こころが浮き立つのは大人も子どもも一緒ですよね。
クレヨンハウスでも毎年、スタッフ全員で、
クリスマスの飾り付けの準備をします。
今年は1階の玄関前と外階段の近くに、
大きなクリスマスツリーを飾りました。
お店へいらっしゃる際にはぜひご覧になってくださいね!
それでは、「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
11月の洋書「P1:ようこそコース」と「P3:どきどきコース」のご紹介です。
まずは「P1:ようこそコース」。
今月は2冊のお届けです。
★ダニーの誕生会に、あの恐竜が招かれた!★
アメリカで1958年に第1作が出版されて以来、
50年余り読み継がれてきたシリーズです。
CD付きの本作では、
ダニーが友だちである恐竜を誕生会に招き、たのしく過ごします。
会のクライマックス、ケーキを前にして、
あやうく恐竜がそのまま食べ出しそうになり……。
恐竜のおおらかな性格とつぶらな瞳に、
自然と顔がほころんでしまいます。
★「困ったちゃん」のウサギさんが繰り広げる痛快ストーリー★
版画によるイラストの迫力とマットな色合いが抜群の本作は、
コルディコット大賞受賞の名作。
高い木に引っ掛かったネズミくんの飛行機をとってあげようと、
友だちのウサギさんが駆けまわる、愉快でたのしい絵本です。
トラブルメーカーだけど、なぜか憎めないウサギさんから目が離せません!
文字がほとんどない作品で、絵が多くを語っているので、
子どもがはじめてであう英語絵本としてもおすすめです。
★水兵さんの服を着て、模型の船を下ろすと、ぼくの船旅がはじまる!★
先月に続き、今月も名作家の最新作をお届けします!
本書は、水兵さんになって海に出る空想あそびをした作者自身の、
幼少時の思い出に題材を取り、1人称で語られる物語です。
恐ろしい風体の海賊が、あわてて落として行った宝探しの地図を拾ったぼく。
「さあ! 宝探しに!」というときに、刺すような視線を感じます。
果たしてそれはどこから?
芸術性の高いシュルヴィッツの絵本は、
ファンならずとも、ぜひ手もとにおいて置きたい一冊です。
2009/11/17 火曜日
高橋 :ブッククラブ
英語絵本
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「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
11月の洋書「P2:じっくりコース」をご紹介します。
今月は、久しぶりにお得なペーパーバック版2冊でのお届けです。
どちらも読みごたえのあるボリュームですので、
何かあたたかい飲みものでも用意して、ゆっくりたのしんでくださいね。
1冊目は、『くまのコールテンくん』で有名なドン・フリーマンの作品です。
★隠れた名作でサンフランシスコを鳥瞰!★
『Corduroy』(翻訳版『くまのコールテンくん』)とは
またちがったスケッチや物語のうまさに惚れ惚れする、
コルディコット・オナー受賞作です。
サンフランシスコに住むハトのシドは、
なぜか文字看板のBの字のところで、メスとつがい卵をあたためはじめます。
ところがある日、その巣をのせたまま看板が外され……。
Bとともに消えた家族を捜すシドに、読者は、はらはらどきどきさせられます。
色鉛筆の色みが、とてもきれいな絵本です。
サンフランシスコの街並みをハト目線でたのしめます。
読み終えた後、アルファベットを順に思い浮かべてみましたが
やはり”B”で納得しました。
ちなみに、翻訳版『とんでとんでサンフランシスコ』は、
ブッククラブ・絵本の本棚「R:大人のための絵本コース」の
今年のコース本に選書されています。
続いて、もう1冊は『ピッツァぼうや』や『ロバのシルベスターとまほうのこいし』
などユーモアたっぷりの作風が人気のウィリアム・スタイグの作品です。
★ぶたの少女とほねの不思議ですてきな友情の物語★
こちらはロングセラー絵本『ものいうほね』の原作で、
さきほどの『Fly High Fly Low』と同じくコルディコット・オナー受賞作です。
空想好きなぶたの少女パールは学校の帰り道、
森の中で話をする不思議なほねに出会います。
パールがほねをバックに入れ、たのしくおしゃべりしながら帰っていると、
ずるがしこいきつねが現れパールは捕まってしまいます。
食べられそうになったそのとき……。
夢想的で楽天的なぶたの少女の表情に、
作者の人生観が読める味わい深い作品です。
ピンクの水玉のワンピースにおそろいのボンネットをかぶり、
どこかとぼけた表情のパールがとにかくかわいいのです。
ほねに話しかけられて、怖がりもせず喜んで友だちになってしまうなんて、
勇気があるというか、変わっているというか……。
パール見たさに二度、三度と読み返してしまいました。
2009/11/5 木曜日
日景 :編集部
絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本
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霜月に入り、北からは初雪の便りも、聞こえてきました。
東京でも、木枯らしが吹き荒れ、初冬の趣です。
先頃、川端さんより「落語絵本シリーズ」新作の制作状況をお知らせいただきました。
川端さんにとって、名人といえば、
5代目・古今亭志ん生(ここんてい・しんしょう)。
師匠の十八番(おはこ)の噺を、「落語絵本」にとは、
シリーズ開始以来の念願だそう。
ちょうど3年前、幻の太鼓を求めて、
原宿~浅草と取材にご一緒したこともありました。
絵の彩色も終盤にかかっているそうで、
近々、原画完成!の朗報をお知らせできそうです!
新作のタイトル公開は、そのときまで、たのしみにお待ちくださいませ。
(ここまでの内容で、もうわかった! という落語ファンもいらっしゃるでしょうが……)
さて、川端さん、今週末まで、島根県は出雲に滞在されています。
ある小学校の校外学習で6日間、
朝から晩まで、子どもたちと過ごすのだとか。
今週末には、一般参加もできる川端さんのイベントが、出雲市内で開催されます。
また来週末は、杉山亮さんとご一緒のライブツアーで、河口湖と小淵沢を訪れます。
そして11/29は、さとうわきこさんとの対談が、名古屋で実現!
>>川端さんイベント情報はこちら
出雲詣でも、富士山麓ぐるりツアーも、名古屋旅も、いいですねぇ。
こうして並べてみているうちに、
この3箇所に、意外な共通点(?)を発見!
出雲そば、吉田のうどん&ほうとう、きしめん&味噌煮込みうどん……
12月は長崎の講演もあるそうで……
名物はもちろん、ちゃんぽん!
川端さん、絵本とともに、麺を味わいつくす旅にもなりそうですね。
11月おすすめの落語絵本は、もりそば三昧の『そばせい』ですよ。
>>落語絵本15周年記念サイトで『そばせい』を見る
湯気に汗しながら、熱々のところを……
という向きには『ときそば』を!
>>落語絵本15周年記念サイトで『ときそば』を見る