しりあがりさんロックフェスに谷川さん出演決定!

クレヨンハウス出版の新刊, 絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

こんにちは、編集部の吉原です。

谷川俊太郎さんとしりあがり寿さんが、あかちゃんのためにつくった絵本、
『おそばおばけ』、もう読んでいただけましたか?

うれしいことに、発売ひと月で増刷のはこびとなりました! イエイ!

  あかちゃんから絵本
  『おそばおばけ』
  谷川俊太郎/文
  しりあがり寿/絵
  クレヨンハウス/刊
  1,260円(税込)

ところできょうはビックニュース。

しりあがりさんが開催する「さるハゲロックフェス2010」に、
なんと谷川さんが出演することになりました!

2010年1月10日(日)、3連休の真ん中です。

谷川さんの息子さんで作曲家・ピアニストの谷川賢作さんとのステージで、
どんなことになりますやら……とってもたのしみです。

ほかの出演者のみなさんも、相当ユニークです。
下のサイトにチケット入手案内があります。

新年早々、一緒にもりあがりませんか?

>>さるハゲロックフェスのサイトへ

超ロングセラーからシュルヴィッツ最新作まで!

英語絵本 No Comments

11月も中旬になると街中がクリスマス一色となり、
こころが浮き立つのは大人も子どもも一緒ですよね。

クレヨンハウスでも毎年、スタッフ全員で、
クリスマスの飾り付けの準備をします。

今年は1階の玄関前と外階段の近くに、
大きなクリスマスツリーを飾りました。
お店へいらっしゃる際にはぜひご覧になってくださいね!

それでは、「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
11月の洋書「P1:ようこそコース」と「P3:どきどきコース」のご紹介です。

まずは「P1:ようこそコース」。
今月は2冊のお届けです。

★ダニーの誕生会に、あの恐竜が招かれた!★

『Happy Birthday, Danny and the Dinosaur!』
※CD付ペーパーバック版
Syd Hoff/作
Harpercollins/刊
1,061円(税込)

アメリカで1958年に第1作が出版されて以来、
50年余り読み継がれてきたシリーズです。

CD付きの本作では、
ダニーが友だちである恐竜を誕生会に招き、たのしく過ごします。
会のクライマックス、ケーキを前にして、
あやうく恐竜がそのまま食べ出しそうになり……。

恐竜のおおらかな性格とつぶらな瞳に、
自然と顔がほころんでしまいます。

 
★「困ったちゃん」のウサギさんが繰り広げる痛快ストーリー★

『My Friend Rabbit』
※ペーパーバック版
Eric Rohmann/作
Feiwel & Friends/刊
742円(税込)

 翻訳版『はなうたウサギさん』
 いまえよしとも/訳
 BL出版/刊
 1,260円(税込)

版画によるイラストの迫力とマットな色合いが抜群の本作は、
コルディコット大賞受賞の名作。

高い木に引っ掛かったネズミくんの飛行機をとってあげようと、
友だちのウサギさんが駆けまわる、愉快でたのしい絵本です。
トラブルメーカーだけど、なぜか憎めないウサギさんから目が離せません!

文字がほとんどない作品で、絵が多くを語っているので、
子どもがはじめてであう英語絵本としてもおすすめです。

 
★水兵さんの服を着て、模型の船を下ろすと、ぼくの船旅がはじまる!★

「P3:どきどきコース」

『When I Wore My Sailor Suit』
Uri Shulevitz/作
Farrar Straus & Giroux/刊
1,803円(税込)

先月に続き、今月も名作家の最新作をお届けします!

本書は、水兵さんになって海に出る空想あそびをした作者自身の、
幼少時の思い出に題材を取り、1人称で語られる物語です。

恐ろしい風体の海賊が、あわてて落として行った宝探しの地図を拾ったぼく。
「さあ! 宝探しに!」というときに、刺すような視線を感じます。
果たしてそれはどこから?

芸術性の高いシュルヴィッツの絵本は、
ファンならずとも、ぜひ手もとにおいて置きたい一冊です。

今月の洋書はお得! たっぷり2冊。

英語絵本 No Comments

「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
11月の洋書「P2:じっくりコース」をご紹介します。

今月は、久しぶりにお得なペーパーバック版2冊でのお届けです。
どちらも読みごたえのあるボリュームですので、
何かあたたかい飲みものでも用意して、ゆっくりたのしんでくださいね。

1冊目は、『くまのコールテンくん』で有名なドン・フリーマンの作品です。

★隠れた名作でサンフランシスコを鳥瞰!★

『Fly High Fly Low』
Don Freeman/作
Penguin Group USA/刊
848円(税込)
※ペーパーバック

  翻訳版『とんでとんでサンフランシスコ』
  やましたはるお/訳
  BL出版/刊
  1,470円(税込)

『Corduroy』(翻訳版『くまのコールテンくん』)とは
またちがったスケッチや物語のうまさに惚れ惚れする、
コルディコット・オナー受賞作です。

サンフランシスコに住むハトのシドは、
なぜか文字看板のBの字のところで、メスとつがい卵をあたためはじめます。

ところがある日、その巣をのせたまま看板が外され……。
Bとともに消えた家族を捜すシドに、読者は、はらはらどきどきさせられます。

色鉛筆の色みが、とてもきれいな絵本です。
サンフランシスコの街並みをハト目線でたのしめます。

読み終えた後、アルファベットを順に思い浮かべてみましたが
やはり”B”で納得しました。

ちなみに、翻訳版『とんでとんでサンフランシスコ』は、
ブッククラブ・絵本の本棚「R:大人のための絵本コース」
今年のコース本に選書されています。

続いて、もう1冊は『ピッツァぼうや』『ロバのシルベスターとまほうのこいし』
などユーモアたっぷりの作風が人気のウィリアム・スタイグの作品です。

★ぶたの少女とほねの不思議ですてきな友情の物語★

『The Amazing Bone』
William Steig/作
Farrar Straus & Giroux/刊
848円(税込)
※ペーパーバック

  翻訳版『ものいうほね』
  せたていじ/訳
  評論社/刊
  1,365円(税込)

こちらはロングセラー絵本『ものいうほね』の原作で、
さきほどの『Fly High Fly Low』と同じくコルディコット・オナー受賞作です。

空想好きなぶたの少女パールは学校の帰り道、
森の中で話をする不思議なほねに出会います。

パールがほねをバックに入れ、たのしくおしゃべりしながら帰っていると、
ずるがしこいきつねが現れパールは捕まってしまいます。
食べられそうになったそのとき……。

夢想的で楽天的なぶたの少女の表情に、
作者の人生観が読める味わい深い作品です。

ピンクの水玉のワンピースにおそろいのボンネットをかぶり、
どこかとぼけた表情のパールがとにかくかわいいのです。

ほねに話しかけられて、怖がりもせず喜んで友だちになってしまうなんて、
勇気があるというか、変わっているというか……。

パール見たさに二度、三度と読み返してしまいました。

落語絵本・新作の制作も佳境!川端誠さん、絵本とともに旅の空!

絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

霜月に入り、北からは初雪の便りも、聞こえてきました。
東京でも、木枯らしが吹き荒れ、初冬の趣です。

先頃、川端さんより「落語絵本シリーズ」新作の制作状況をお知らせいただきました。

川端さんにとって、名人といえば、
5代目・古今亭志ん生(ここんてい・しんしょう)。
師匠の十八番(おはこ)の噺を、「落語絵本」にとは、
シリーズ開始以来の念願だそう。

ちょうど3年前、幻の太鼓を求めて、
原宿~浅草と取材にご一緒したこともありました。
絵の彩色も終盤にかかっているそうで、
近々、原画完成!の朗報をお知らせできそうです!
新作のタイトル公開は、そのときまで、たのしみにお待ちくださいませ。
(ここまでの内容で、もうわかった! という落語ファンもいらっしゃるでしょうが……)

さて、川端さん、今週末まで、島根県は出雲に滞在されています。
ある小学校の校外学習で6日間、
朝から晩まで、子どもたちと過ごすのだとか。

今週末には、一般参加もできる川端さんのイベントが、出雲市内で開催されます。
また来週末は、杉山亮さんとご一緒のライブツアーで、河口湖と小淵沢を訪れます。
そして11/29は、さとうわきこさんとの対談が、名古屋で実現!

>>川端さんイベント情報はこちら

出雲詣でも、富士山麓ぐるりツアーも、名古屋旅も、いいですねぇ。
こうして並べてみているうちに、
この3箇所に、意外な共通点(?)を発見!

出雲そば、吉田のうどん&ほうとう、きしめん&味噌煮込みうどん……
12月は長崎の講演もあるそうで……

『ときそば』より名物はもちろん、ちゃんぽん!
川端さん、絵本とともに、麺を味わいつくす旅にもなりそうですね。

11月おすすめの落語絵本は、もりそば三昧の『そばせい』ですよ。
>>落語絵本15周年記念サイトで『そばせい』を見る

湯気に汗しながら、熱々のところを……
という向きには『ときそば』を!
>>落語絵本15周年記念サイトで『ときそば』を見る