2010/6/23 水曜日
大井 :子どもの本売り場
絵本つれづれ
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こんにちは。
子どもの本売場の大井です。
先日このブログでお知らせしました、「緑のカーテン」の芽たちは
この通り、元気に育っています。
もうすぐ朝顔と夕顔の蔓が伸びてくるので、
今週末にもコンテナに移して、
いよいよカーテンにしていく予定です。
それにしても、頭の上の土を持ちあげて顔を見せた芽のようすは、まさに「芽のあかちゃん」!
くしゅくしゅの葉っぱの頭に種の殻をかぶっていて、日に日に大きくなっていくのを世話しているのは、なんだか「芽のベビーシッター」といった気分。
とりわけ、真っ黒な土の上にぽつぽつと浮き出るようにちっちゃな緑の芽が出てくるのは、神秘的でさえあります。
ちいさな世界の中に大きな生命力を感じさせ、
緑の色が輝いて見えます。
そのようすが、ちょうどいま頃夜の闇に舞うホタルのように見えて……
きょうはホタルの絵本を2冊ご紹介します。
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『ひめぼたる』
(ちいさなかがくのとも2010年6月号)
伊藤秀男/作
福音館書店/刊
410円(税込)
『ほたるさわ』
(こどものとも年中向き2008年7月号)
菊池日出夫/作
福音館書店/刊
410円(税込) |
青色が美しい『ひめぼたる』では、
うしおくんとおとうさんが夜の森へ出かけ、ホタルの群れに出会います。
「ひめぼたる」は、名古屋市内に残る森に
毎年5~6月頃見られるホタルだそうです。
『ほたるさわ』は、”のらっこ絵本”の8作目。
さまざまな年齢の子どもたちが集まって、一緒にホタルとりに行くところなど
大人が読むと自身の子どもの頃を思い、
なつかしい匂いがしてくるよう。
都心ではなかなか見る機会がないのですが、
この絵本で今年はすっかりホタルを見たような気がしています。
すぐに見られない方はぜひおすすめですよ。
2010/6/17 木曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
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東京もいよいよ梅雨入りしましたね。
お部屋で過ごすことも多い梅雨は、
読書をたのしむにはもってこいな季節。
ふだん読まないような本を手に取ってみるのもいいですね。
きょうのような晴れ間に、仕入れておきますか!
それでは、「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
6月の洋書「P1:ようこそコース」と「P3:どきどき コース」のご紹介です。
★青と赤から何色ができる? 色も英語もこれで入門★
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「P1:ようこそコース」
◆『Mouse Paint』
Ellen Stoll Walsh/作
Houghton Mifflin Harcourt/刊
1,670円(税込) |
色のなりたちが、幼い子どもにも一目瞭然。
デザイナーの目が本のすみずみまで行き届いた、
なんともスタイリッシュな絵本です。
赤と黄色が橙色に、黄色と青が緑色に、
青と赤が紫色になるというのを、最初に知るのは、
こんなすてきな本であってほしい……。
主人公の白いネズミたちは、
3原色とその混合で全6色の色を紙に塗りはじめますが、
なぜか白いところを少し残します。それはなぜ?
……ちゃんとストーリー性もある、こころ憎いつくりです。
読後はネズミたちにならって色あそびをすると、
よりいっそうたのしめますよ。
★17世紀生まれの石造りの家が、見てきたひとの営みは★
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「P3:どきどきコース」
◆『The House』
J. Patrick Lewis/文
Roberto Innocenti/絵
Creative Co/刊
2,226円(税込)
翻訳版:『百年の家』
長田 弘/訳
講談社/刊
1,995円(税込) |
子どもたちにはおそらく想像もつかないほど大昔、
1656年に建てられた石造りの家が主人公です。
家が主人公といえば「Little House」(翻訳本「ちいさいおうち」)が
つとに有名ですが、それに匹敵するであろう大作です。
1956年に建てられた家の、いまに続く物語。
ひとびとのよろこびも悲しみも見つめてきた家が語る100年の歴史に、
ページをめくるたびに熱いものが込み上げてきます。
詩で綴られた文も美しいですが、
髪の毛1本1本が見えるような細密なイラストも、
大判の本ですから、なおさらの迫力で迫ります。
2010/6/14 月曜日
高橋 :ブッククラブ
英語絵本
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「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚
6月の英語絵本「P2:じっくりコース」は、
『Curious George』で有名な作家レイの作品
『Katy No-Pocket』をお届けします。
レイが描く動物たちのかわいらしさ、
おさるだけではありませんよ。
★カンガルーなのにポケットがない!? カンガルー母子のポケット探しの旅★
ケイティは、カンガルーのママなのにポケットがなく、
息子をそこに入れて思いっきり跳んだり走ったりできず、
悲しい思いをしています。
おんぶしてもずり落ちるし、だっこするには手が短い。
賢いフクロウに尋ねたところ、
「街でポケットを探せば?」との回答を得ます。
さっそく親子は街に行き……。
ポケットがないカンガルーなんてあり得ないっ!!
いえいえ、そんな固定観念をふき飛ばす、
ステキな解決策が用意されています。
作者のあそびごころが伝わってくるようです。
固くなっていた頭に、ほどよい刺激となりました。
2010/6/10 木曜日
大井 :子どもの本売り場
絵本つれづれ
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こんにちは。
子どもの本売場の大井です。
ようやく初夏らしい日がやってきたと思ったら、
間もなく梅雨でしょうか。
その向こうに見えてきた夏に向けて、
今年もクレヨンハウスでは、「緑のカーテン」計画をはじめましたよ!
昨年(>昨年の記事はこちら)ははじめてのトライでしたが、
朝からいくつも咲いていた朝顔、
夜は子どもの本売場が閉店する頃に花開く夕顔をたのしみながら、
すくすく伸びた蔓と葉の緑の涼しさを、目からも味わいました。
今年も、誰よりもいちばんたのしみにしている(?)
落合恵子自ら、先週土曜に、夕顔などの
たくさんの種まきを終えたところ。
週明けにはさっそく芽が見えはじめたものも。
ほかのかわいい芽たちに会えるのも、もうすぐです。
ところで、夕顔の種は固い種皮に覆われているのをご存知ですか?
種をまく前に、ヤスリで軽く傷をつけ、水に数時間つけて、
少しふっくらとしてからまくのだそうです。
どのような状況から、そういう種になったのか、
想像してみたりするのも、この絵本を読んでから。
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『たねのはなし』
ダイアナ・アストン/文
シルビア・ロング/絵
千葉茂樹/訳
ほるぷ出版/刊
1,575円(税込) |
ちいさなひと粒が、見上げるほど大きな木になったりする不思議。
何度眺めても飽きない、美しい科学絵本です。
今年の種たちも、クレヨンハウスを覆うほど大きく育ちますように。
2010/6/2 水曜日
吉原 :編集部
絵本つれづれ
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こんにちは、編集部の吉原です。
しばらく高かったキャベツ、
このごろまた買えるようになりました~。
クレヨンハウスの野菜市場で、
ギュッと葉の詰まったおいしそうなのを見かけると、
つい、まるごと1個買い。
でも、これがなかなか、食べるバリエーションに悩むわけです。
ロールキャベツなんてお休みの日でもなければムリ、
お味噌汁にしたりもいいけれど、
ちまちま使うより、キャベツ主役で食べたい気分なんだけどなぁ……。
そこで「あっ!」と思い出しました。
『かわいそうなキャベツくん』に、レシピがあったはず!
この絵本、うさぎのラプー探偵が、
盗まれたキャベツの葉の行方を探るという、
とぼけて笑えるお話なんですが、
ここにキャベツのレシピがついているんです。
なにしろフランス生まれのラプー探偵。食通に違いありません。
きょうはみなさんにもレシピをご紹介しますね。
エシャロットの代わりにタマネギじゃ……だめですかね?
◆ラプー探偵の 生クリームあえキャベツ◆
【材料】
キャベツ:まるごと1個
オリーブオイル:大4
酢:大2
生クリーム:100ml
エシャロット:1本
塩、こしょう:適宜
【つくり方】
1.キャベツの芯を取って、葉の部分を細切りにして洗い、水を切る。
2.オリーブオイルと酢を混ぜ、「1」のキャベツを加えてさらに混ぜ、
冷蔵庫で1時間冷やす。
3.別のボウルで生クリームとみじん切りにしたエシャロット、レモン汁、
塩、こしょうを混ぜて、「2」で冷やしたキャベツにかけて、よく混ぜる。
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