■林明子さんピエゾグラフ版画展

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東京店子どもの本売り場では、5月18日(日)まで、
林明子さんの直筆サイン入りピエゾグラフ版画を展示販売しています。
ピエゾグラフとは、作品の質感までをも再現できる高度なデジタルプリント技術で、
その出来映えは原画と版画の区別がつかないほど。
展示することが困難な国宝や美術館収蔵品の代替にも使用される技法だそうです。

作品の一部をご紹介すると……



たのしい二人
カラフルな衣装に身を包んだふたり。いまにも笑い声が聞こえてきそう。



ひよことあそぶ二人
何かに夢中になっている時の子どもの横顔って、本当にすてき。



やまぶどうと二人
ふたりはどんな話をしているのでしょう?空想が広がります。

額装もすてきで、そのデザイン選定にも、林さんが関わられたそうです。
どの作品も、やさしさに満ちていて、見ているとしあわせな気持ちに。
お部屋の雰囲気があたたかくなりそうですね。

ゴールデンウィークに、ぜひご覧になりにいらしてください。
お待ちしております!

■赤い帽子に青いコートのくまといえば……

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こんにちは、ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P3コースで4月にお届けする絵本を紹介します。

「P3コース」
◆『Paddington
Michael Bond/文
R.W. Alley/絵
HarperCollins/刊
2,624円(税込)

翻訳版:『クマのパディントン
木坂涼/訳
理論社/刊
1,296円(税込)

★人気の名作が、絵本になって登場!★

みなさんはクマのキャラクターと聞いて、真っ先に思い浮かぶのは何でしょうか。
くまモン? それともくまのプーさん?
わたしが真っ先に浮かぶのはパディントンです。
パディントンはイギリスの児童文学作品に登場するクマのキャラクターです。
本を読んだことのない方も、ブルーのダッフルコートを着たクマをご存じでは?
本書はその原作をもとにした絵本シリーズで、
クマのパディントンの魅力がたっぷり詰まった一冊です。

「このクマの面倒をみてください」と書かれた名札をさげ、
駅に座り込むクマを見つけたブラウン夫妻は、
ひょんなことからクマを家族として迎え入れることになります。
南米ペルーからやってきたそのクマにパディントンと名付け、自宅に連れ帰りますが、
おっちょこちょいなパディントンは行く先々で騒動を引き起してしまいます。

パディントンのユーモラスで大胆な失敗に、
ドキドキしながらも思わずふふっと笑わせられます。
失敗を叱らず、パディントンをあたかかく見守る
ブラウンさん一家の懐の深さにもぜひご注目を!

■今月は話題の1冊!

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こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P2コースで4月にお届けする絵本を紹介します。

今月は、作者のJon Klassenさんが、東京店にいらしてくださったことで話題の
I Want My Hat Back』をお届けします。

★クマの帽子を持ち去ったのはだれ?★

◆『I Want My Hat Back
Jon Klassen/作
Candlewick Press/刊
2,333円(税込)

<翻訳版>
どこいったん
長谷川義史/訳
クレヨンハウス/刊
1,620円(税込)

帽子をなくしたクマが、森の住人一人ひとりにたずねてまわります。
「ぼくの帽子、見なかった?」
でも、キツネもウサギもカメも、ほかの動物たちも
みんな「知らない」と、言います。
このまま見つからなかったらどうしよう……?
探し疲れて、落ち込むクマ。
ところが、ふとあることに思いあたります。
さぁ、大事な帽子は見つかるのでしょうか。

同じパターンのくり返しが続く静的な前半が、
クマの気付きを境目に一転。
そこから、動きのある後半へと、目まぐるしく変わります。
このテンポの切替えと、全編会話だけという構成は
アニメーション的なおもしろさにあふれています。
アニメーターとして活躍されていたJonさんならでは、ですね。

絵本の中では、ちょっととぼけた、かわいらしい存在に描かれることの多いクマ。
つい忘れがちですが、クマってじつは猛獣なんですよね。
この本には、そんな事実を思い起こさせてくれる要素も入っていますよ。

Jonさんが大好きだという“帽子”をめぐる、もうひとつのお話
This Is Not My Hat』(翻訳版『ちがうねん』)も
ゼヒあわせておたのしみくださいね。

■新生活でヘコんでいるだれかさんへ!

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こんにちは、ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
4月の英語絵本「P1コース」でお届けする絵本を紹介します。

◆『Sing (CD付き)
Joe Raposo/詩
Tom Lichtenheld/絵
Henry Holt & Company/刊
2,479円(税込)

★きっと背中を押してくれる歌声が……★

春になると、ふと聞こえてくる小鳥のさえずりがうれしいものですね。
そんな季節にぴったりの絵本です。

日本では春のはじめに、さえずりを練習するうぐいすの声を聞くことも多いですが、
この絵本の主人公もまだじょうずにうたえない小鳥。
きょうだいたちは歌を覚えて次々に巣立っていきますが、
ひとりきり残された小鳥はしょんぼりと落ち込んでしまいます。
なんど試してもうまくいかず、声を出すこともいやになってしまったそのとき、歌声が……。

春はスタートの季節とも言いますが、新生活には不安はつきもの。
慣れない生活やうまくできないことに自信をなくし、
ときには絵本の小鳥のようにしょんぼりと動き出せなくなってしまうことも……。
それでも思いもよらぬ何かに背中を押されて、広い世界に飛び立つこともできるのです。
そんなポジティブなメッセージの込められたこの絵本、
新生活を迎えた方へのプレゼントとしてもよろこばれるのではないでしょうか。

また、作中に登場する歌がCDとして付属しています。
曲を手掛けたジョー・ラポソさんは、TV番組『セサミ・ストリート』のテーマソングでもおなじみの方。
ぜひ一緒にうたってみてくださいね。

あきびんごさん&奥山民枝さんの画家対談!

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毎月行っている連続講座「子どもの本の学校」。
23期がこの4月で終了しました。
1年間、どうもありがとうございました。

4月5日の最終回は、あきびんごさんと奥山民枝さんの会でした。

舞台が狭く思えるほど動きまわりながらお話をされる、エネルギッシュなあきさんと
落ち着いた声で、合間に絶妙のツッコミを入れる奥山さん。
おふたりの対比がたのしい90分でした。

奥山民枝さん『とこてく』『醜い花』『山水戀圖』イラスト入りサイン本
あきびんごさん『したのどうぶつえん』『あいうえおん』『ゆうだち』イラスト入りサイン本
つくっていただきました。それぞれ1冊ずつ、絵が違います!

あきさんの絵本をご購入くださったお客さまには、
あいうえおんの特製ポストカード12枚セットをプレゼント!

どこにも売っていない、あきさんからのすてきなプレゼントです。
この春の贈りものにも、ぜひどうぞ。

また、3月に来てくださったのは、ささめやゆきさんと中澤晶子さん。

中澤さんからも、とてもいい本だと大絶賛だった、
まどさんからの手紙 こどもたちへ』の
ささめやさんの原画展開催が決定しました!

ささめやゆきさん『まどさんからの手紙 こどもたちへ』原画展
2014年5月1日(木)~5月18日(日)まで
クレヨンハウス東京店1F 子どもの本売り場にて

展示にあわせて、まど・みちおさん&ささめやゆきさんの特集コーナーも。
ささめやさんから特別に仕入れた絵本も限定数販売しますので、
どうぞおたのしみに!
ぜひ連休、お店にあそびにいらしてください。

5月からは、第24期の子どもの本の学校がはじまります。
1回目は、5月17日(土)落合恵子の講演です。
また1年間、どうぞよろしくお願いいたします!

■『とこてく』奥山民枝さん展覧会に行きました

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こんにちは、編集部の吉原です。

絵本『とこてく』の画家・奥山民枝さんの展覧会が開催中です。

先日、5日(土)には「子どもの本の学校」講師として、
あきびんごさんと軽妙なトークで絵本論を展開してくれた奥山さん。
「奥山さんってどんな絵を描いているんだろう?」と思った方、
ぜひ見に行ってみてください、とてもすてきですよ!

わたしは先日、ギャラリートークがあった日にお邪魔してきました。
科学哲学に興味があるという奥山さん、
地球全体を生きものとして捉えると、人間はもっと違いを認め合えて、
宗教やイズムではないものでつながり合えるのではないかと、
ちょっと時空を超えたお話をしてくれました。

よく考えてみると『とこてく』も、
赤い道をのんびりお散歩して行く先は「宇宙」です!
奥山さんの限定サイン本もいまならご用意があります。

一つひとつ違った手描きのイラスト入りです。
※イラスト入りは数に限りがありますので、どうぞお早めに!

●奥山民枝展「雲」
4月27日(日)まで
みぞえ画廊 田園調布ギャラリーにて


とこてく
谷川俊太郎/文
奥山民枝/絵
クレヨンハウス/刊
1,296円

■パンツの絵本が気になります

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こんにちは、編集部の吉原です。

クレヨンハウスの新しい雑誌『いいね』が発売されまして、
1号目の特集が「きもちいい下着」なのです。

というわけで、このごろ下着のことばかり考えているものですから、
絵本も下着……といえば、
わたしが個人的に好きなのはこちら。


はけたよはけたよ
かんざわとしこ/文
にしまきかやこ/絵
偕成社/刊
1,080円(税込)

パンツを立ったままはくって、子どもたちにはちょっと難しいんですよね。
この絵本の「たつくん」も、お尻をついたままでないとはけないのです。
めんどうになってパンツをはかずに外に出たら、
「しっぽのないおしり」「つるつるのおしり」と動物たちに笑われてしまうという……。

田んぼの白サギに片足立ちをおそわったりするたつくん。
おしまいにはちゃんとはけるようになるのですが、
それはきっと、パンツを自分ではけるからだづくりができた、ということなんでしょうね。

おなじみのロングセラーですが、スタートの春に読みたくなります。