2014/6/17 火曜日
絵本town
特集・あの作家さんのデビュー作!
No Comments
今江祥智さん
いまえ・よしとも
『山のむこうは青い海だった』
1960年/理論社
●デビュー作の思い出
いきなりの「注文原稿」で新聞連載というので、夢のようだった。
とにかく読んでたのしいもの、元気が出るものを-と考えて書いたもの。
●作家を目指す方々への応援メッセージ
子どものほんを1冊読んだら、おとなの本も1冊読む-。これをつづけると、「子どもからおとなまでが読める」テキストが書けてきたので、おすすめ。
●今江祥智さんの最新刊
『子どもの本の海で泳いで』
宇野亜喜良/画
BL出版/刊
>> デビュー作特集 作家一覧を見る
2014/6/17 火曜日
絵本town
特集・あの作家さんのデビュー作!
No Comments
大島妙子さん
おおしま・たえこ
『たなかさんちのおひっこし』
1993年/あかね書房
●デビュー作の思い出
ラフのやり直しを何度か繰り返し、やっとのこと「出版」が決まってからも、半信半疑で絵を描きはじめ、全然イメージ通りには描けず(今、見返しても恥ずかしい……)、本当に大変でした。本が出来上がって、手にとってみると、「じゅわ~ん」とうれしさがこみあげてくるのだけど、どこかでまだ恥ずかしい気持ちでした。その日の夜は、もちろん、枕元に置いて寝ました。
●作家を目指す方々への応援メッセージ
デビュー作の制作途中で、つまづいている時に、ある方からいただいた言葉の、ほんの一部を、『ここだけの話』ってことで……。「ラフが出来たら、あとは『これは絶対オモシロイんだ』とココロの中でつぶやきながら描き進めてみてはどうだろうか。『楽(らく)』して『楽』な部分を作り出している人なんていないのですから……」
これで私は頑張れました。
●大島妙子さんの最新刊
『はなちゃんとぷーのおみせやさん』
ねこしおり/作
小峰書店/刊
>> 絵本townで購入できる著作
>> デビュー作特集 作家一覧を見る
2014/6/17 火曜日
高橋 :ブッククラブ
英語絵本
No Comments
こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P2コースで6月にお届けする絵本を紹介します。
今月は、ある特別なゲストを招いたお茶会のお話です。
★お茶会に招かれた特別なゲストとは?★
◆『Tea Rex』
Molly Idle/作
Viking/刊
2,479円(税込)
コーデリアは、特別な友人をお茶会に招待しました。
そのゲストとは、なんと恐竜。
大きなからだを応接室へ招き入れるだけでもひと苦労。
着席してもらうと、世間話をたのしみます。
でも、興奮すると吠えてしまうこともあるので、ご用心。
軽食を出すときには、好みを配慮しないと
ほかのゲストを食べかねません。
そして、いよいよお待ちかねのお茶。
ここでも、恐竜のマナーには目を見張るものがあり……。
さて、主催者のコーデリアがとった対応は?
封印の押された招待状に、ドレスアップしたゲスト。
決められたルールのなかで進められていく、優雅なお茶会。
フォーマルなお茶会を舞台にしながらも、古めかしさを感じないのは
テンポのよいユーモアあふれるストーリー展開と
恐竜と友達になってしまうほど、自由闊達な少女
コーデリアが主人公だからでしょうか。
作者のIdleさんは、
『シュレック』などの映画製作会社・ドリームワークスのアニメスタジオ勤務のあと、
絵本作家になられたそう。
クラシカルな要素と、現代の要素がうまく融合しているのも、
なんだか納得してしまいます。
やわらかな色づかいと、動きのある絵でつづられた現代のファンタジー。
ぜひ、お茶とともにたのしんでくださいね。
|