<絵本town特集>今江祥智さんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作! No Comments

今江祥智さん
いまえ・よしとも

『山のむこうは青い海だった』
1960年/理論社

●デビュー作の思い出
いきなりの「注文原稿」で新聞連載というので、夢のようだった。
とにかく読んでたのしいもの、元気が出るものを-と考えて書いたもの。

作家を目指す方々への応援メッセージ
子どものほんを1冊読んだら、おとなの本も1冊読む-。これをつづけると、「子どもからおとなまでが読める」テキストが書けてきたので、おすすめ。

今江祥智さんの最新刊

子どもの本の海で泳いで
宇野亜喜良/画
BL出版/刊


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<絵本town特集>大島妙子さんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作! No Comments

大島妙子さん
おおしま・たえこ

『たなかさんちのおひっこし』
1993年/あかね書房

●デビュー作の思い出
ラフのやり直しを何度か繰り返し、やっとのこと「出版」が決まってからも、半信半疑で絵を描きはじめ、全然イメージ通りには描けず(今、見返しても恥ずかしい……)、本当に大変でした。本が出来上がって、手にとってみると、「じゅわ~ん」とうれしさがこみあげてくるのだけど、どこかでまだ恥ずかしい気持ちでした。その日の夜は、もちろん、枕元に置いて寝ました。

作家を目指す方々への応援メッセージ
デビュー作の制作途中で、つまづいている時に、ある方からいただいた言葉の、ほんの一部を、『ここだけの話』ってことで……。「ラフが出来たら、あとは『これは絶対オモシロイんだ』とココロの中でつぶやきながら描き進めてみてはどうだろうか。『楽(らく)』して『楽』な部分を作り出している人なんていないのですから……」
これで私は頑張れました。

大島妙子さんの最新刊

はなちゃんとぷーのおみせやさん
ねこしおり/作
小峰書店/刊

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■恐竜をお茶会に招待すると……?

英語絵本 No Comments

こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P2コースで6月にお届けする絵本を紹介します。
今月は、ある特別なゲストを招いたお茶会のお話です。

★お茶会に招かれた特別なゲストとは?★

◆『Tea Rex
Molly Idle/作
Viking/刊
2,479円(税込)

コーデリアは、特別な友人をお茶会に招待しました。
そのゲストとは、なんと恐竜。
大きなからだを応接室へ招き入れるだけでもひと苦労。
着席してもらうと、世間話をたのしみます。
でも、興奮すると吠えてしまうこともあるので、ご用心。
軽食を出すときには、好みを配慮しないと
ほかのゲストを食べかねません。
そして、いよいよお待ちかねのお茶。
ここでも、恐竜のマナーには目を見張るものがあり……。
さて、主催者のコーデリアがとった対応は?

封印の押された招待状に、ドレスアップしたゲスト。
決められたルールのなかで進められていく、優雅なお茶会。
フォーマルなお茶会を舞台にしながらも、古めかしさを感じないのは
テンポのよいユーモアあふれるストーリー展開と
恐竜と友達になってしまうほど、自由闊達な少女
コーデリアが主人公だからでしょうか。

作者のIdleさんは、
『シュレック』などの映画製作会社・ドリームワークスのアニメスタジオ勤務のあと、
絵本作家になられたそう。
クラシカルな要素と、現代の要素がうまく融合しているのも、
なんだか納得してしまいます。
やわらかな色づかいと、動きのある絵でつづられた現代のファンタジー。
ぜひ、お茶とともにたのしんでくださいね。