2014/8/19 火曜日
絵本town
特集・あの作家さんのデビュー作!
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新宮晋さん
しんぐう・すすむ
『いちご』1975年/文化出版局
●デビュー作の思い出
ニューヨーク郊外の彫刻家イサム・ノグチさんのアトリエを 訪ねた折、デザートに鉢に山盛りのイチゴが出た。尊敬するノグチさんの前で興奮気味だった僕は、大好きなイチゴに付いてなら本でも何でも描けますと、思わず言ってしまった。それがきっかけで、初めての絵本『いちご』が生まれた。それまでは、絵本を描くなんて思ってもみなかった。
●作家をめざすひとへのメッセージ
普段大きなスケールの彫刻を作っている僕にとって、絵本という のは、はじめから終りまで全て自分の手で作れる、小さな宇宙のようなものだ。子どもから大人まで、誰でもが楽しめる。こんな素敵な表現手段は他にはないだろう。思い切り楽しんでほしい、というのが、僕からのメッセージだ。
●新宮晋さんのページ
ホームページ http://susumushingu.com
新宮晋 風のミュージアム/ホームページ http://windmuseum.jp
新宮晋 風のミュージアム/フェイスブック https://facebook.com/windmuseum
●新宮晋さんの最新刊
『ちいさなふしぎな森』
BL出版/刊
>> デビュー作特集 作家一覧を見る
2014/8/19 火曜日
絵本town
特集・あの作家さんのデビュー作!
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工藤ノリコさん
くどう・のりこ
『コバンツアーかぶしきがいしゃ』1999年/偕成社
●デビュー作の思い出
本にしてもらえると決まったときのうれしさは、生涯忘れられません。 偕成社の廊下の感じや、駅までの道を、いまも思い浮かべることができます。 この気持ちを忘れずに、1冊1冊、同じように感謝して描いていきたいと思います。
●作家をめざすひとへのメッセージ
もしもなかなかうまくいかなかったとしても、あきらめずにがんばって続けていると、 いつかだんだんと道がひらけてくると思います。私も挑戦中です。たのしい気持ちで、いっしょにがんばりましょう。
●工藤ノリコさんのページ
ホームページ http://www.buch.jp
ツイッター https://twitter.com/noriko_kudoh
●工藤ノリコさんの最新刊
『ピヨピヨはじめてのキャンプ』
佼成出版社/刊
>> デビュー作特集 作家一覧を見る
2014/8/19 火曜日
横山 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは、ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
8月の英語絵本「P1コース」でお届けした絵本を紹介します。
今回は、描いたものが本物になる魔法の鉛筆を持ったちいさなクマのお話です。
◆『The Little Bear Book』
Anthony Browne/作
Candlewick Press/刊
2,333円(税込)
★魔法の鉛筆で、何を描いてあげる?★
蝶ネクタイをしたちいさなクマが出会ったのは、ちょっとふきげんそうな顔のゴリラ。
「Hello, Gorilla」とあいさつをして、持っていた鉛筆でするすると絵を描くと、
描きあがったぬいぐるみは本物になって、ゴリラをよろこばせます。
お次はワニ、ライオン、ゾウ、と出会った動物たちにそれぞれプレゼントを
描いてあげるクマ。
しまいには「壁さんこんにちは」と、壁に絵を描きはじめますが……。
『すきです、ゴリラ』(あかね書房/刊 1,512円)など、アンソニーブラウンというと
リアルでユーモラスな表情の動物たちを思い浮かべますが、
この絵本もたくさんの動物が登場します。
そしてその動物たちに、すてきな魔法使いのようにぴったりのプレゼントをする
ちいさなクマ。
プレゼントはもらうのはもちろんのこと、サプライズで贈るのもたのしいもの。
プレゼントをもらって満足そうな動物たちの顔に、そんなことを思い出させられる
一冊です。 |