2015/4/10 金曜日
滝西 :編集部
クレヨンハウス出版の新刊, イベント, クレヨンハウス出版の絵本
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こんにちは、編集部の滝西です。
浦中こういちさんの『バナナをもって』『キャベツをもって』原画展も
ご好評いただいているなか、きょうは最新作の保育キット
『紙皿シアター くるくるポン!』について、詳しくご紹介したいと思います。
●紙皿シアターって?
パネルシアターの紙皿版、と言うとわかりやすいでしょうか。
紙皿1枚につきひとつ絵を描き、切り込みを入れておきます。
2~3枚を重ね、切り込みをかみ合わせてうまくまわすと、
「くるくるポン!」と絵が変わる、たのしい「紙皿劇場」です!
●「くるくるポン!」って?
カラフルな丸や四角の図形が「くるくるポン!」の声でおいしいも
のに変わる、という、
浦中さんオリジナルの紙皿シアターです。変わるのはぜんぶで5
種類!
プリンやケーキは、途中で「あれっ?」という変身をはさむところ
もたのしいですよ。
●どうやってつくるの?
キットの中に、絵柄を印刷したシールが入っていますので、
切り取って、お手持ちの紙皿に貼ってください。
あとは切り込みを入れたり、「飛び出すしかけ」をつけたら完成です!
詳しいことは、一緒に入っている解説書を見てくださいね。
この紙皿シアター、なめらかにまわすには、ちょっと練習が必要です。
イメージをつかみやすいよう、商品ページに動画も公開しています
ので、ぜひ見てください。
「実際に浦中さんが紙皿シアターをしている姿が見たい!」という方は……
1、ワークショップを企画して、クレヨンハウスまでご相談ください。
お問い合せ → クレヨンハウス出版部ファックス 03-5485-7502
2、クレヨンハウスの「『夏の学校2015」にご参加ください。
昨年に引き続き、今年も浦中さんが講師として、紙皿シアター・
ワークショップを開催予定です!
ほか、クレヨンハウス店頭や書店さんでもイベントを開催していく予定です。
随時、トップページやツイッターなどで告知をしますので、そちら
もお見逃しなく……。
先日は、愛知県の「らくだ書店」さんでイベントを。
紙皿シアターも絵本2冊の読み聞かせも、とっても盛り上がりました!
『紙皿シアター くるくるポン!』
浦中こういち/作
クレヨンハウス/刊
2,500円(税込)
2015/4/3 金曜日
滝西 :編集部
クレヨンハウス出版の新刊, イベント, クレヨンハウス出版の絵本
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こんにちは、編集部の滝西です。
浦中こういちさんの絵本『バナナをもって』と『キャベツをもって』、
2冊同時で原画展を開催中!
期間は4月19日(日)までです。
はじめての絵本ということで、浦中さんの意気込みも苦労も(!)多かったこの2冊。
浦中さんの筆づかいを、間近でぜひご覧くださいませ。
原画展中は、イラスト入りサイン本も販売しています。かわいいですよ!
また、18日(土)は「子どもの本の学校」にもご登場いただきます。
新沢としひこさんとの対談、どんなお話になるか、わたしたちもとてもたのしみです。
当日10時半からは当日券の販売もありますので、
この機会にぜひ、クレヨンハウスまで足を運んでいただけたらうれしいです。
今回展示している絵本はこちら!
『バナナをもって』
『キャベツをもって』
浦中こういち/作
クレヨンハウス/刊
各1,000円(税込)
浦中さんの最新作『紙皿シアター くるくるポン!』も発売しました!
紙皿シアターとは、紙皿を舞台にしたパネルシアターのこと。
市販の紙皿にこのシールを貼れば簡単にできて、
すぐに演じられますよ。
『紙皿シアター くるくるポン!』
浦中こういち/作
クレヨンハウス/刊
2,500円(税込)
2015/4/2 木曜日
吉原 :編集部
クレヨンハウス出版の新刊, クレヨンハウス出版の絵本
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こんにちは、編集部の吉原です。
春風のように、やさしくも力強い絵本ができました!
なんと、詩人・谷川俊太郎さんと、
ファッションブランド、ミナ ペルホネンのデザイナー・皆川明さんが、
はじめて一緒につくった、あかちゃんからたのしめる絵本です。
皆川さんの絵は、お洋服のイメージとはまた違う大胆なタッチ。
先に絵ができてから、ことばをつける順番だったので、
谷川さんも編集部も、はじめは「おお!?」と、びっくり。
とにかく12の「いきもの」が強く訴えかけてくる絵でしたから、
それを損なわず、いきいきと見せる編集をとこころがけました。
谷川さんがひねってくださった俳句がまたよくて!
ナンセンスななかに、ちょこっとふだんのことばが入っていて、
読むとふしぎなよろこびを感じます。
自分の奥深いところが刺激されて動き出すような、
とても魅力的な絵本になったと思います。
詳しい創作エピソードは、
付録の「はいくないきもの通信」にありますので、
ぜひ手にとってみてください。
そしてなんと、ミナ ペルホネンから、
『はいくないきもの』オリジナルTシャツとエコバッグが発売予定!
実物が届いたら、またお知らせしますね。
『はいくないきもの』
皆川 明/絵
谷川俊太郎/文
クレヨンハウス/刊
1,296円(税込)
2015/3/27 金曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P3コースで3月にお届けする絵本を紹介します。
◆『The Happy Owls』
Celestino Piatti/作
NorthSouth/刊
2,624円(税込)
★フクロウ夫婦の語るしあわせとは★
あるところに、しあわせに暮らすフクロウの夫婦がいました。
くる日もくる日も仲睦まじく寄り添う2羽とは対照的に、
すぐ近くの農場で飼われているトリたちは、
飲んで食べて、それ以外はケンカをくり返すばかり。
あるとき農場のクジャクは、フクロウ夫婦を見て不思議に思います。
「なぜ、あのフクロウたちはケンカをしないのだろう?」と。
そこでトリたちを代表し、フクロウ夫婦にしあわせの秘訣を尋ねます。
クジャクからの問いかけに、フクロウ夫婦は農場のトリたちを集めると、
四季を愛でる平和な一年の生活を語りはじめますが……。
オランダの民話を題材にした本作は、
しあわせのあり方について深く考えさせられる一冊です。
物質的豊かさだけに幸福感を得ていては、農場のトリたちのように、
いつまでもこころは満たされないままなのでしょう。
しあわせのカケラは日々の平凡な暮らしの中にこそあるということを、
フクロウ夫婦はおしえてくれます。 |
2015/3/24 火曜日
高橋 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P2コースで3月にお届けする絵本をご紹介します。
★イースターキャットでもいいんじゃない!?★
◆『Here Comes the Easter Cat』
Deborah Underwood/文
Claudia Rueda/絵
Dial Press/刊
2,479円(税込)
イースターが近づき、何やら不満そうなネコ。
わけをきくと、イースターでウサギばかりもてはやされることが
気に入らないようす。
そこで、自分も何かステキなプレゼントを子どもたちに配ろうと
思いたったようです。
ウサギよりも早く走れるバイクを用意し、ピカピカの衣装まで着込んで
やる気まんまん。
そこへイースターバニーのウサギがやってきて……。
この絵本のストーリーのベースとなっているイースター。
日本ではあまりなじみがないですよね。
イースターは、イエス・キリストが復活したことを記念する日。
毎年、春分のあとの最初の満月の次にくる日曜日に祝われています。
欧米では、クリスマスより重要な行事とみなされているようです。
そして、クリスマスにサンタクロースがプレゼントを配るように
イースターでは、イースターバニーが子どもたちに卵を配るとされています。
作者のDeborahさんは、ネコと暮らしているそう。
イースターバニーならぬイースターキャットなんて、ネコ好きならではの
発想ですね。
この主人公のネコ、里イモみたいにころっとしていて、コミカルな言動が
笑いを誘います。
この愛すべきネコを見ていると、習慣や由来はさておき、
イースターにはウサギではなく、イースターキャットでもいいんじゃない、と
思えてきます。 |
2015/3/24 火曜日
横山 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは、ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
3月の英語絵本「P1コース」でお届けした絵本を紹介します。
◆『Move! 』
Steve Jenkins & Robin Page/作
Houghton Mifflin/刊
2,479円(税込)
★生きものたちの特徴的な「動き」に注目……★
3月は年度末。
今月はP1コースも読み応えたっぷりの一冊をお届けしました。
ページをめくってすぐに現れるのは、テナガザル。
ジャングルの木々にぶら下がってゆらりゆらりと移動します。
テナガザルは後ろ足を使って地面を歩くこともできますが、
千鳥のような鳥が歩くのは、スイレンの葉っぱの上。
鳥は魚を捕るため水に潜りますが、
潜るといえばシロナガスクジラ!
シロナガスクジラが潜るのは深い深い海……。
次々に現れる生きものたちは、カマキリのような見近なものから
アルマジロのようなあまりなじみのないものまで。
それぞれの特徴的な動き方が躍動感たっぷりに描かれます。
やわらかなテナガザルの毛並み、特徴的なヘビの模様など
生きものたちのリアルなテクスチャーは、切り絵の手法で表現されています。
よく見ると、シロナガスクジラに英字が印刷されたブルーの紙が紛れているのを
見つけたり、繊細なクモの足に使われているのはどんな紙かしらと
想像するのもたのしいです。
デザインに興味がある方へのプレゼントとしてもよろこばれるのではないでしょうか。
P1コースの本にしては、文章量が多めなのでむずかしく感じる方もいるかも
しれませんが、動物の名前や動き方を現す単語がほとんどなので、
読みはじめたら、思ったよりもスラスラたのしめますよ! |
2015/3/9 月曜日
吉原 :編集部
絵本つれづれ
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こんにちは、編集部の吉原です。
先月末の「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」の講師は、
ブロードキャスターのピーター・バラカンさんでした。
「音楽で世界は変えられるか」というタイトルで、
曲の紹介はもちろん、落合とのトークや会場とのセッションもまじえ、
ラジオさながらの快いひとときでした。
そのとき、バラカンさんが好きな絵本として挙げられたのが、
『3びきのかわいいオオカミ』。
いまもお問い合わせをいただきますので、
このブログでもあらためてご紹介しておきますね!
この作品、「3びきのこぶた」のパロディなのですが、
痛快な「平和の絵本」です。
まず、いつも悪役でらんぼう者とされるオオカミが、
かわいくておとなしい。
なにごともステレオタイプで語ってはイカンな、と感じつつ読み進
めると……。
オオカミたちが頑強な家をつくればつくるほど、
それを壊そうとするブタの破壊力も増していくんですね。
そこで最後にオオカミたちがつくった家が……すてきすぎるんです!
バラカンさんは洋書で持っていて、お子さんたちがちいさい頃、
一緒に読んでいたとのこと。
平和をつくるのは、まちがっても軍隊や戦争ではないということ、
子どもたちにもユーモアたっぷりに伝わる絵本です。
『3びきのかわいいオオカミ』
ユージーン・トリビザス/文
ヘレン・オクセンバリー/絵
こだまともこ/訳
冨山房/刊
1,512円(税込)
2015/2/20 金曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P3コースで2月にお届けする絵本を紹介します。
◆『The Tiger Who Came to Tea』
Judith Kerr/作
Candlewick Press/刊
2,479円(税込)
< 翻訳版>
『おちゃのじかんにきたとら』
晴海耕平/訳
童話館/刊
1,512円(税込)
★お茶のじかんにやってきたお客さまとは……★
ある日、ソフィがおかあさんとお茶をしていると、
とつぜん呼鈴がなり、ドアを開けるとそこには大きなトラが。
お茶をご一緒したいと、礼儀正しくあいさつするトラを、
ふたりはこころよく家の中へ招き入れます。
トラは行儀よく椅子に座りましたが、とても空腹だったので、
お茶をポットから直接飲みほしてしまいます。
さらにサンドイッチ、ケーキ、ビスケットを次々と食べて、
しまいには家中の食べものすべてを食べきってしまいます。
そして、来たときと同じくトラは礼儀正しくあいさつすると、
そのまま帰っていきました。
トラの豪快な食べっぷりにはただただ驚かされます。
もしもトラがうちにやって来たらちょっと困りものです……。
しかし、ソフィとおかあさんは最後までトラをあたたかく受け入れ、
帰宅したおとうさんも驚くようすはなく、何ともふところの深い家族です。
お茶の時間を大切にするイギリスならではの“おもてなし”でしょうか!?
ぜひ、みなさんもあたたいお茶を飲みながら、
トラが繰り広げるゆかいなお茶会を一緒にたのしんでください。 |
2015/2/19 木曜日
高橋 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P2コースで2月にお届けする絵本をご紹介します。
★落ち込んだときは、ゾウのスープ!★
◆『Elephant Soup』
Ingrid & Deiter Shubert/作
Lemniscaat/刊
2,624円(税込)
そろそろ、スギ花粉のシーズン到来です。
ユーウツな気分になるひとも多いのではないでしょうか。
気分が落ち込んだとき、あなたはどうしますか。
この本の主人公のネズミは、
そんなときは“ゾウのスープ”にかぎると、言います。
用意するものは、大きな鍋に、野菜、そしてゾウ1匹。
つくり方はいたってカンタン。
まず、友だちを呼び集めると、大きな鍋に水をはり、捕まえたゾウを投入。
あとは、野菜を加えて、塩こしょうして煮込むだけ。
煮込むときは、ふたをするのを忘れないこと。
ゾウのスープ、いったいどんな味なんでしょうね?
ネズミがゾウをスープにする?
しかも、丸ごと1匹生きたまま?
どうやって捕まえるの?
いったい、何人分できるの?
頭の中は“?”マークでいっぱい。
こんな突拍子もないストーリーが
鮮やかな色と躍動感あふれる美しい絵で語られます。
“?”マークだらけの謎も、最後は笑いで吹きとんでしまいます。
ユーウツな気分のとき、これからは
『Elephant Soup』を読むにかぎる!
こうこたえてしまいそうです。 |
2015/2/19 木曜日
横山 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは、ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
2月の英語絵本「P1コース」でお届けした絵本を紹介します。
今回はおやすみ前にぴったりな一冊です。
◆『Baby Bedtime』
Mem Fox/文 Emma Quay/絵
Beach Lane Books/刊
2,624円(税込)
★おとうさんと一緒に、おやすみなさい★
おとうさんとあかちゃんのゾウの親子。
眠たいあかちゃんゾウをだっこして寝室に運びながら、
おとうさんはどんなにあかちゃんゾウを愛しているか
語りかけます。
きみのちいさなみみをたべちゃうぞ、
鼻もかじっちゃうぞ、なんておどけた調子で言いながら
一緒に眠る支度をしていくふたり。
夜が明けるまでお話をしてあげてもいいな、
歌をうたってあげてもいいな、
だけど、いまは眠る時間。
おやすみなさいの時間にぴったりな
淡いパステルカラーで描かれた
やさしさがいっぱいの絵本。
絵を描かれているエマ・クエイさんといえば、
『おやすみ、ぼく』を思い出す方もいらっしゃるのでは?
どちらも穏やかなしあわせに満ちた雰囲気は一緒ですが、
ふわふわの毛並みがリアルに描き込まれた『おやすみ、ぼく』の
オランウータンと、かわいらしくデフォルメされた『Baby Bedtime』の
ゾウの親子とはそれぞれ違った愛らしさがあります。
眠る前の絵本は何冊あってもいいものですよね、
2冊セットでプレゼントなんていうのもすてきです。 |