2009/2/27 金曜日
三富 :東京店
絵本作家さん, イベント
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ご報告が遅くなってしまいましたが、
2月21日(土)に、東京店で「子どもの本の学校」がありました。
18期の10回目は翻訳家のふしみみさをさん。
「第一ファンの視線」というタイトルでご講演いただきました。

緊張していたというふしみさんですが、
お話からはとてもそんなようすはなく、
ご自身の翻訳された本について、たっぷりお話くださいました。
ふしみさんの翻訳された絵本の数……あらためてタイトルの多さにビックリ!
『うんちっち』やクレヨンハウスから出版している「リゼッテ」のシリーズ、
「マドレーヌ」シリーズで有名なベーメルマンスの『特急キト号』など、人気の本ばかり!
ふしみさんが絵から読み取ったその本のおもしろさや見どころなどを、
1冊1冊手に取りながらお話くださいました。
また、ご自身の「付加価値」をとフランスに行き、
自分の好きな作家さんをリストアップして全員に会うなど、
とってもアクティブな面もおもちのふしみさん。
『特急キト号』などは版権の持ち主がわからず、
探しに探してベーメルマンスのお孫さんに行きついたそうです!
作者とのやり取りやエピソードでは会場から笑いが起こり、
終始和やかでたのしい講演会となりました。
講演会終了後、サイン会を行ったのですが、
ふしみさんは絵もとっても上手なんですよ!
1冊1冊全てに絵を入れてサインをしてくださいました。
『うんちっち』の作者、ステファニー・ブレイクさんからプレゼントされたという人形も、
みなさんが手に取れるように見せてくださいました。
ちょっとクタクタ人形のようでかわいいシモンくんでした!

ふしみさんありがとうございました!
またあそびに来てくださいね。
■写真撮影/宮津かなえ
2009/2/20 金曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
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緑が芽吹く春の訪れがたのしみな反面、
花粉症がつらい! という方も多いのではないでしょうか?
ちなみに、わたしのオススメは“カチャマイティー”です。
免疫力を高める効果があって、毎年花粉症に悩まされるわたしにとっては頼れるお茶です。
花粉症でお困りの方はぜひ一度お試しください♪
(クレヨンハウス店頭またはeショップでご購入いただけます)
それでは「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
2月の洋書「P1:ようこそコース」と「P3:どきどきコース」のご紹介です。
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★読み手もご注意!
効果抜群な「ねんね」の絵本★
P1:ようこそコース
『Time for Bed』
Mem Fox/文
Jane Dyer/絵
Houghton Mifflin Harcourt/刊
1,764円(税込) |
声に出して読むとわかる、就眠時に効果抜群の1冊です。
たとえば、最初の見開き。
“It’s time for bed, little mouse, little mouse.”は、
“Darkness is falling all over the house.”と対で、
mouseとhouseの音がやさしく響き合います。
美しい韻律にのって、動物のあかちゃんが「ねんねよ」と、
順々に寝かしつけられるうちに、こちらもうとうと。
この「Time for Bed」は日本では未翻訳なのですが、
作者の出身国オーストラリアをはじめ、英語圏ではロングセラーの絵本です。
星が瞬く夜空の下でぴったりとからだを寄せ合う動物の親子たち……
こころもからだもあたたまる「ねんね」の絵本です。
代々闘牛士を輩出してきた家に生まれ、
親の期待を重く背負った男の子の物語。
闘牛士になるための厳しい練習に初舞台……
でも、この少年、親に衝撃を与えます。
実は牛と闘うよりは、なんと牛を描くほうが好きだったのです!
今月のP2コース(※16日のブログ参照)の主人公アンジェリーナと同様、
「好きでたまらないもの」がこの少年にもあります。
これらの絵本を読んだ子どもたちが、
彼らのように「好きでたまらないもの」を
見つけることができますように……。
◆ブッククラブ入会特典プレゼント◆
いま洋書コースご入会の方全員に2009年4月配本時、
洋書絵本のノベルティグッズをプレゼント!(※4月配本のある方限定)
日本では手に入らない、アメリカ直輸入のかわいいグッズです。

何が届くかはおたのしみに♪
2009/2/19 木曜日
吉原 :編集部
絵本作家さん, イベント
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こんにちは、編集部の吉原です。
今週土曜日は「子どもの本の学校」、翻訳家・ふしみみさをさんが講師です。
『うんちっち』『どうぶつにふくをきせてはいけません』などユニークな訳書が多く、
「おもしろいなと思ったら、また、ふしみさんの訳!」
という出会いをされている方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
ふしみさんには、クレヨンハウスでも、
「リゼッテ」シリーズなどでお世話になっています。
担当編集者として声を大きくして申し上げたいのですが……
ふしみさんは、とてもチャーミングでおもしろーい方です。
ぜひ、ひと目お会いになって、お話を聞かれることをおすすめします。
先週行われた大阪店での講演で、なんと2キロもやせてしまわれた、とのこと。
まさに体力・気力を注ぎ込んでいただいてのお話です!
ふしみさん作品のファンの方はもちろん、翻訳家を目指している方も、
お誘い合わせのうえ、お出かけください。
もちろん、終了後にはサイン会も予定しています。
「子どもの本の学校」
講師:ふしみみさをさん
クレヨンハウス東京店 レストラン[広場]にて
2月21日(土)16:00~
※当日券(2,500円)は11時開店と同時に子どもの本売り場レジにて販売します。
2009/2/16 月曜日
高橋 :ブッククラブ
英語絵本
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先日、庭先のアジサイの枝に、ちいさなかわいい芽が出ているのを発見しました。
着実に春は近づいているのですね。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
2月の洋書「P2:じっくりコース」のご紹介です。
今月のP2コースは、やわらかいパステル調の色彩が春らしい
『Angelina Ballerina』の登場です。
バレエが好きでたまらない、ネズミのアンジェリーナが主人公。
1983年に初版が出て以来、アメリカでは大人気で、ロングセラーの仲間入り。
シリーズ化もされました。
透明感のあるパステル色を基調とするイラストで、
とくにピンクのチュチュにトウシューズをはいたアンジェリーナが、抜群のかわいらしさ。
アンジェリーナのように「好きでたまらないもの」を見つけることが、
しあわせな人生の秘訣かな……?
ひとつのチャーミングな生き方を見せてくれます。
夢に向かって夢中でがんばるアンジェリーナの姿は、ステキ!!
そんなアンジェリーナの「好き」を、やさしく後押ししてあげた彼女の両親もステキです。
さわやかな感動と元気をもらえる1冊です。
2009/2/10 火曜日
若林 :東京店
英語絵本, イベント
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ご報告が遅くなりましたが、
1月23日に東京店で開かれた「おとな版Read Aloud! の会」でのこと。
テキストは、ルドウィッヒ・ベーメルマンスの『MADELINE』でした。
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『MADELINE』
Ludwig Bemelmans/作
The Vinking/刊
ハードカバー
1,985円(税込) |
1947年にアメリカで生まれ、世界中で読み継がれているロングセラー
「MADELINE」シリーズの第一作目です。
フランスの寄宿舎で暮らす12人の女の子たち、
その中でもいちばんちいさくて元気なマドレーヌを主人公に物語は進んでいきます。
ある夜マドレーヌは盲腸炎にかかり、入院することになるのですが……
病院でも元気いっぱい!
読みながら元気をもらえる絵本です。
マドレーヌが大人になったような、たのしくて朗らかな講師の大島英美さんを囲んで、
登場人物それぞれの役になりきりながら、みんなで読み合いました。
さて終了後、参加者の方から
「このページ、12人いますね」と言う声が上がりました。
「?」みんなでそのページを見てみると……。
マドレーヌが入院して11人になったはずの寄宿舎の食事のシーン。
席はひとり分空いているのに、12人の女の子が座っているではありませんか!
「すごい! 大発見!」参加していたみなさんや
大島さん、わたしたちスタッフまでおおいに盛り上がり、
ほかにも発見はないかと、ひとしきり読み返したのでした。
こんな驚きを共有できるのも、
みんなで同じ本を読み合う「Read Aloud! の会」ならではでしょうね。
東京店では、2月28日までベーメルマンスと『Swimmy』の作者、
レオ・レオニにスポットを当てた企画展示をしています。
こちらでも、作品の秘密や作家の知られざるエピソードをたくさんご紹介していますので、ぜひ見にいらしてください。
一緒に驚きを共有しましょう!
それにしても、あの女の子は誰だったのでしょうね……?
●ペーパーバック
『MADELINE』
Ludwig Bemelmans/作
Puffin Books/刊
882円(税込)
●CD付きペーパーバック
『MADELINE』
Ludwig Bemelmans/作
Puffin Books/刊
1,103円(税込)
●日本語版
『元気なマドレーヌ』
ルドウィッヒ・ベーメルマンス/作・画
瀬田貞二/訳
福音館書店/1,365円(税込)
>>ベーメルマンスとレオニの企画展はこちらから!
*洋書は2月9日現在の価格です。レートの変動によって価格の変更があります。
2009/2/9 月曜日
吉原 :編集部
クレヨンハウス出版の新刊, クレヨンハウス出版の絵本
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こんにちは、編集部の吉原です。
きょうはまた、「ただいま、はりきって編集中!」の一冊をご紹介します。
オーストラリアの絵本で、原題は『Good Night,Me』。
いいタイトルでしょう?
昨夏、アメリカ・ポートランドのパウエルズ書店へ出かけたスタッフたちが、
「いい本見つけた!」と持ち帰った一冊です。
そうです、以前「クレヨンハウス通信」でご紹介した、あの絵本です。
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『Good Night,Me』
Andrew Daddo/文
Emma Quay/絵
HACHETTE AUSTRALIA/刊
※4月、クレヨンハウスより翻訳出版予定 |
オランウータンの子がおふとんに入って、
「おやすみ、あしさん。きょうも うーんと はしったね」
というように、手やおしり、おなか……と、
自分のからだに「おやすみ」を言いながら眠りについていく、
やさしい毛布のような絵本です。
表紙の紫、いい色でしょう?
落合恵子の訳で、4月の「子どもの本の学校」で皆さんにお届けできるよう進行中です!
目下の悩みは、この子を「わたし」にするか、はたまた「ぼく」にするか。
う~ん、どうししよう……と、考えながら何度も読むうちに、
ついつい眠りの世界に誘われてしまうのも、また悩みなのデスヨ!
●アメリカ版はクレヨンハウスでもお買い求めいただけます