2010/12/21 火曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
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もうすぐクリスマス!
家族や友だち、大切なあのひとに、
絵本のクリスマスプレゼントはいかがでしょうか?
クレヨンハウスではクリスマスイヴの24日まで、
閉店時間を1時間延長し、夜20時まで営業しています。
会社帰りや学校帰りにぜひお立ち寄りください。
お待ちしております!
それでは「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
11月の英語絵本「P1:ようこそコース」と「P3:どきどきコース」のご紹介です。
まずは「P1:ようこそコース」。
★If You Take a Mouseシリーズ、今回は「映画にネズミを連れて行ったら?」★
もしも、ネズミを映画に連れて行くと、
どうなると思いますか?
ポップコーンがほしいってねだるんです!
ネズミにポップコーンを与えると、それを糸でつなぎはじめます。
すると今度は、できあがった物をツリーに飾りたいと言い出して、
映画の上映中にもかかわらず買いに走ります。
さらに、ツリーを持ち帰る途中で雪だるまを見ると、
ネズミは雪だるまをつくりはじめて……。
こんな自分勝手で突拍子もないネズミですが、
読めば読むほど愛着が湧いてしまうから不思議です。
米国ではベストセラーの「If You Take a Mouse」シリーズ。
今回はクリスマス特別版でCDつきという、
プレゼントにもピッタリの1冊です。
収録のクリスマスソングを聴きながら、絵本を読む。
なんともしあわせなひとときが味わえます。
★都会育ちの少女が、大草原地帯の美しさにめざめ……★
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「P3:どきどき」
◆『Elsie’s Bird』
Jane Yolen/文
David Small/絵
Penguin Group/刊
1,796円(税込) |
都会に住む少女エルシーは母親の死を機に、
まったく環境の違う大草原の地に父親とふたりで移住します。
エルシーは新天地を好きになれず、家に閉じこもる日々を送ります。
ある日、カゴから逃げたカナリアを追って、
はじめて足を踏み入れた大草原で、
エルシーは自然の美しさを目の当たりにして……。
詩人でもあり、児童書のベテラン作家と、
コルディコット大賞受賞した画家の、
力強いコラボレーションです。
詩情豊かな物語と素晴らしいイラストが、
見るものを元気にしてくれそうです。
2010/12/16 木曜日
高橋 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。
12月に入り、日が暮れるのがいっそう早くなりましたね。
そのぶん、街のクリスマスイルミネーションがひときわ華やかに感じられます。
では「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
12月の英語絵本「P2:じっくりコース」をご紹介します。
★少女とネズミの2世代にわたる平行世界を描く★
マリーは大きな家で家族と暮らしています。
一方、マウスは大きな家の中のちいさな家で家族と暮らしています。
それぞれ自分たちの生活空間で、日々の生活を送っていましたが、
ある夜マリーはフォークを床に落としてしまいます。
同時にマウスはスプーンを落とし、拾おうとかがんだとき、
はじめてお互いの存在を知ることに……。
なんといっても印象的なのは、マリーの家の中と平行して描かれる
マウスの家の中のかわいらしさ。
広げたたまごケースに布を敷いたソファや、ティーバッグのクッション、
糸巻きのスツール、そしてびんの王冠や切手が壁に飾られていたりするのです!!
そして、表紙にも注目です。
翻訳版『ないしょのおともだち』とはカバー絵が異なるのです。
こんな発見も原書ならではのたのしみですね。
2010年も残すところあと2週間ほど。
私、ブッククラブ・高橋の担当記事は、本年中はこれが最後となりました。
今年1年間ブッククラブ・絵本の本棚をご愛顧いただきましてありがとうございました。
どうかたのしいクリスマスと、明るい新年をお迎えください。
2010/12/13 月曜日
吉原 :編集部
絵本作家さん
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こんにちは、編集部の吉原です。
先週、佐野洋子さんのお別れの会に参加させていただきました。
ゆかりの方々のお話、お仕事場のイメージでわっと並べられた作品……
佐野さんのずばぬけた魅力に圧倒されたひとときでした。
ついでに、「理想の恋人は、この絵本がわかる男子!」と
『100万回生きたねこ』をぎゅっと抱えていた、
わが少女時代も振り返ってしまいましたが。
タバコがお好きだった佐野さんのために、
献花ではなく「献タバコ」を、と呼びかけるねこ、
息子さんである広瀬弦さんが描かれたそうです。
オリジナルと見まごう色気でしたので、パチリ。
佐野さんのように100万回、まっすぐに生ききりたいです。
『100万回生きたねこ』
佐野洋子/作・絵
講談社/刊
1,470円(税込)
2010/12/10 金曜日
若林 :東京店
絵本作家さん, イベント
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12月4日、連続講座「子どもの本の学校」に、絵本作家の長野ヒデ子さんがいらっしゃいました。
講演に向けて、「お隣の長野さんちでお茶するような感じでのーんびり、たのしくいっしょに皆とすごしたいです。」とおことばを寄せてくださっていた長野さん。その通り、なごやかな空気で会場を包みながら、ご自身のルーツを語ってくださいました。
少女時代を過ごした、愛媛の自然豊かな浜は、人気シリーズ「せとうちたいこさん」を生んだだけでなく、古田足日さんの作品の挿絵を描く縁も運んできたのだとか。
絵本作家としてのスタートは、ご自身のお子さんのためにつくった手づくり絵本を、作家の岩崎京子さんが目に留めてくださったことがきっかけだったそうです。デビュー作『とうさんかあさん』や『おかあさんがおかあさんになった日』などは、お子さんとの日々の会話がもとになってできました。
長野さんご自身の暮らしから生まれた「種」が、多くのひとと出会う中で絵本として実っているのですね。
講演の後半にはサプライズがたくさん飛び出しました! まずは、絵本『外郎売』にちなんで、小田原の保存会のみなさんが駆け付け、外郎売の口上を披露してくれました。
発売されたばかりの『すっすっはっはっ こ・きゅ・う』の紹介では、音楽学博士である共作者の長野麻子さんが登場して、会場の皆さんと呼吸のレッスン。麻子さんは、長野さんのお嬢さんで、親子でのはじめての共作にまつわるエピソードも聞かせてくれました。
講演会後のサイン会には、麻子さんも参加して、おふたりそろっての貴重なサイン会となりました!
『せとうちたいこさん・デパートいきタイ』
長野ヒデ子/作 童心社/刊 1,365円(税込)
『おかあさんがおかあさんになった日』
長野ヒデ子/作 童心社/刊 1,365円(税込)
『すっすっはっはっこ・きゅ・う』
長野麻子/作 長野ヒデ子/絵 童心社/刊 1,365円(税込)