2014/7/7 月曜日
絵本town
特集・あの作家さんのデビュー作!
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飯野和好さん
いいの・かずよし
『わんぱくえほん』
1981年/偕成社
●デビュー作の思い出
絵本としての物語がなかなか作れず、悩みました。そして、マザーグース風のような散文、詩のような「ひとつひとつのひとくちばなし」でやってみようと思い、作りました。それから各出版社への売り込みはなかなか理解してもらえず、大変でした。出版が決まった時は、本当にうれしかったですね!
●作家をめざすひとへのメッセージ
自分の信じる面白いと思うもの、魅力のあるものを描き、作りつづけていってください。そしていろいろなものをよく観察・デッサンして、絵や言葉、文章に力をつけていってください。自分がこどもの頃ワクワクしたものを心の中で見つけてください。
●飯野和好さんの最新刊
『月見草の花嫁 佐賀民話の語りより』
BL出版/刊
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2014/7/7 月曜日
絵本town
特集・あの作家さんのデビュー作!
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たしろちさとさん
たしろ・ちさと
『みんなの家』
「おおきなポケット」2001年9月号/福音館書店
*現在お取り扱いできません
●デビュー作の思い出
福音館書店の編集者さんに、描き直ししては持っていき、また直しては持っていきを繰り返して、作品を見ていただいていた時期がありました。明日は編集者さんとお会いする!という日に、ふっと浮かんできたのが、この『みんなの家』のお話。その日は徹夜をして、ラフを描いて持っていきました。そして、それがデビュー作となりました。楽しい思い出がたくさんつまっていて、思い出すと今でもジワーとなります。
●作家をめざすひとへのメッセージ
目に見えることも、目に見えないことも、よおく見ようとすることだと思います。
●たしろちさとさんのページ
ホームページ http://www.chisatotashiro.com/
●たしろちさとさんの最新刊
『しろちゃんとはりちゃんあめのいちにち』
ひかりのくに/刊
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2014/7/7 月曜日
絵本town
特集・あの作家さんのデビュー作!
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山田詩子さん
やまだ・うたこ
『ぶたのチェリーのおはなし』
2002年/偕成社
●デビュー作の思い出
自分は熱い絵本マニアだったので、理想がとても高く、作り手になることに消極的でした。編集の広松さんに励まされての、おそるおそるのはじめの一歩。32ページなのに、5冊分くらいのプロットや登場人物を盛り込み、笑われました。カレルチャペック紅茶店で物づくりを既にスタートしていたので「いつも構図が商品のように、決めポーズばかりだ」と言われ、「全くそのとおりだ」と思ったことも。それ×(かける)100くらいのアドバイスを受けての、申し訳ないほどのスタートでした。
●作家をめざすひとへのメッセージ
ひとつの考え方にすぎませんが……個性的、自分らしくというのを目標にしすぎないほうが良いかもしれない。商業的に、という意味ではなく、子どもに楽しんでもらうことだけ、とか、美しいものを見てもらいたい、とか、何か受け手のことをひたすら考えて、という、作家がいてもよいかなぁ……と、自分自身の課題でもあるのですが……。
●山田詩子さんのページ
フェイスブック https://ja-jp.facebook.com/yamada.utako.3
●山田詩子さんの最新刊
『クリスマスクッキング ふしぎなクッキーガール』
梨屋アリエ/作
講談社/刊
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2014/7/7 月曜日
絵本town
特集・あの作家さんのデビュー作!
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古川タクさん
ふるかわ・たく
『ぶらんこゆれて』
山下夕美子/作
1971年/理論社
*現在お取り扱いできません
●デビュー作の思い出
実は、絵本や児童文学でのデビュー作はなんだったのだろう? としばらく考えました。で、これが一番最初でした。確か、小宮山さんに絵を見てもらって、しばらく経ってから、やらせていただいた、この分野での初仕事でした。
●作家をめざすひとへのメッセージ
身近なおはなしももちろんいいのですが、気宇壮大な、ナンセンス話や、ほら話、大冒険とか、特に男の子向けに、面白い話を書いてくださいね。
●古川タクさんのページ
ホームページ http://www.imageforum.co.jp/furukawa/
ファイスブック https://ja-jp.facebook.com/takunbox
●古川タクさんの最新刊
『ことばメガネ』
アーサー・ビナード/文
大月書店/刊
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2014/7/3 木曜日
土井: 編集部
月刊クーヨン, 絵本つれづれ
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こんにちは。編集部の土井です。
本日発売した[月刊クーヨン]8月号の連載「絵本のかぞく」のテーマは、
7月号に引き続き「きょうだい」がテーマです。
前号ではきょうだいそれぞれの気持ちが描かれた絵本を紹介しましたが、
今号はふたごや大人数のきょうだい、ひとりっこも登場します。
その中の1冊『おかえりなさいすぽってぃ』は、うさぎのきょうだいのお話です。
真っ白なうさぎの家族に、たくさんのきょうだいが生まれました。
でも、ひとりだけ水玉もようがあります。その子が「スポッティ」です。
みんなかわいい子どものはずなのに、
おかあさんはスポッティをがほかの子と違うことを気にしていました。
そのことを感じていたスポッティは、そっと家を出て……。
きょうだいだっていろいろ。みんな違ってみんないい。
違いこそオリジナリティだと思い出させてくれる絵本です。
『おかえりなさいすぽってぃ』
マーグレット・E・レイ/文
H・A・レイ/絵
中川健蔵/訳
文化出版局/刊
1,363円(税込)
2014/7/1 火曜日
絵本town
特集・あの作家さんのデビュー作!
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平田昌広さん
ひらた・まさひろ
『かあちゃんのせんたくキック』
井上洋介/絵
2003年/文化出版局
*現在お取り扱いできません
●デビュー作の思い出
ひょんなきっかけから絵本関係のしごとをしているとき、手にする絵本がどれもつまらないように思えて(←後日プロになってそれがとんでもないかんちがいだったと気づく)、じぶんなりの答えとしてテキストを書きためていました。それを相棒の平田景さんが出版社に持ち込み、あれよあれよというまに出版され、気がつけばデビュー作になっていました。
●作家を目指す方々への応援メッセージ
才能、技術、運、コネ…。なにがデビューのきっかけとなるかはわかりませんが、チャンスは平等にあり、歩む道はすべて作品出版につながっています。問題はデビューしてから、じわじわとやってきます。プロの作家として作品をつくりつづけ、生活をしていくのは、想像をはるかにこえ困難です。いまも、じぶんは、デビュー直後となんらかわることなく苦悩の日々をおくっています~汗
●平田昌広さんのページ
ホームページ http://www.office-make.com
ブログ http://office-make.seesaa.net
フェイスブック https://ja-jp.facebook.com/people/Masahiro-Hirata/100004116969207
●平田昌広さんの最新刊
『あめふりうります』
野村たかあき/絵・原案
講談社/刊
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2014/6/30 月曜日
絵本town
特集・あの作家さんのデビュー作!
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田中六大さん
たなか・ろくだい
『ひらけ!なんきんまめ』
竹下文子/作
2002年/小峰書店
●デビュー作の思い出
自分が絵を描いた本がでたということも、うれしかったですが、竹下さんの『風町通信』(飯野和好/絵 偕成社)とかが大好きで、ファンだったので、一緒に仕事ができるということが、ものすごくうれしかったです。夜、布団の中でうれしくてどきどきしていました。緊張で肩に力が入ってしまいましたが、当時の自分として100パーセントの力を出せるようにがんばりました。
●作家を目指す方々への応援メッセージ
僕も自作の絵本がでるようにがんばります。いっしょにがんばりましょう!
いつか一緒にお仕事できる機会があったら、よろしくおねがいします!
●田中六大さんのページ
ホームページ http://www.rokudait.com/
ツイッター/ https://twitter.com/@rkdtnk
●田中六大さんの最新刊
『職員室の日曜日』
村上しいこ/作
講談社/刊
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2014/6/30 月曜日
長谷川: 編集部
絵本つれづれ, クレヨンハウス出版の絵本
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みなさん、こんにちは。編集部の長谷川です。
東京はジメジメの梅雨ですが、
晴れ晴れするうれしいニュースが届きました!
長谷川義史さんの関西弁訳で大人気の
『ちがうねん』(ジョン・クラッセン/作 長谷川義史/訳)が、
ケイト・グリーナウェイ賞(イギリスでその年に出版された絵本のなかで、
もっともすぐれた作品に与えられる賞)を受賞しました!
本作は、2013年にコールデコット賞(アメリカでその年に出版された絵本のなかで、
もっとも優れた作品に与えられる賞)も受賞していて、
ダブル受賞は史上初の快挙!!
ジョン・クラッセンさんから、喜びのコメントも届いています。
「この受賞は、ぼくにとって大きな励みとなります。本づくりはとても孤独な作業で、自分がいいと思うものをほかのひともいいと思ってくれると信じて、進めるものです。もちろん話のはじめから終わりまで、万人の好みに合うわけではありません。しかし作者は何とかその物語にふさわしいラストにできるよう努力します。読者はみんなその物語に合ったラストを見届けることで安心するのですから。
本を読んで、その話がおもしろかったかおもしろくなかったか、たのしかったかかなしかったか、だれかと話す。そして、もし自分がおもしろいと思った話を、ほかのひともおもしろいと思ってくれたなら、そこには希望があります。みなさんがこの話をおもしろいと思ってくれて、とてもうれしいです」
まちがいなくロングセラーになる1作です。まだお読みになられていない方は、この機会にぜひお手にとってご覧下さい!
●ジョン・クラッセンプロフィール
カナダ・オンタリオ州ナイアガラフォール生まれ。アニメーターとして活動の後、絵本作家に転身。Caroline stutson作『Cats’ Night Out』のイラストで、カナダ総督文学賞を受賞。はじめて文と絵を手がけた絵本『どこいったん(I WAN’T MY HAT BUCK)』(長谷川義史/訳 クレヨンハウス/刊)は2011年ニューヨーク・タイムズベストセラー、ドクタースース賞オナー賞などを受賞。続く第二作『ちがうねん(THIS IS NOT MY HAT)』が、2013年コールデコット賞、2014年ケイト・グリーナウェイ賞を受賞。ダブル受賞は史上初の快挙。2014年3月には来日し、カナダ大使館で絵本作家・長谷川義史さんと対談、クレヨンハウスで単独イベントを行なう。現在、世界でもっとも注目される絵本作家のひとり。
『ちがうねん』
ジョン・クラッセン/作
長谷川義史/訳
1,620円(税込)
2014/6/26 木曜日
絵本town
特集・あの作家さんのデビュー作!
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山村浩二さん
やまむら・こうじ
『サカナカナ?』
「こどものとも0・1・2」 2002年1月号/福音館書店
*現在お取り扱いできません
●デビュー作の思い出
作と絵を初めて書いた作品は『サカナカナ?』(2001年)、月刊絵本だったので単行本にはなっていません。 単行本をデビューとするなら『くだもの だもの』(2006年)です。
『サナカナカナ?』は、文章も絵もはじめのラフのままで直しがなく、発想も仕上げも自然にすっと出来たと記憶しています。 編集の方が信頼してくださっているのが分かり、自由にできて楽しいデビューの創作でした。 白いアクリル板の上に蜜蝋粘土で描き、下から光をあてて撮影しました。素材の扱いが少し大変でした。
●作家を目指す方々への応援メッセージ
いま目の前の表現すべき事に対して、誠実に且つ遊びのように楽しく対応する事だと思います。
●山村浩二さんのページ
ホームページ http://www.yamamura-animation.jp
●山村浩二さんの最新刊
『ダンゴムシだんごろう』
みおちづる/作
すずき出版/刊
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2014/6/26 木曜日
絵本town
特集・あの作家さんのデビュー作!
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おぼまことさん
おぼ・まこと
『みんなのおくりもの』
「こどものせかい」1971年12月号/至光社
*現在お取り扱いできません
●デビュー作の思い出
公務員からはじまって一般社員として出発、突然の病気で6ヵ月間の入院生活、挫折、無目的にアメリカ放浪生活を経て帰国。唯々何かをしたいと願い、ある出版社に、生まれてはじめて、絵をかき文章をつけて提出したのが、英国、仏国にて出版。その後、出版の世界で仕事をするようになった。
●作家を目指す方々への応援メッセージ
あせらないこと!
まず自分自身が心から自作に対して楽しめて、パワーを感じることですね。
●おぼまことさんの最新刊
『やけあとの競馬うま』
木暮正夫/文
国土社/刊
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