2012/12/18 火曜日
 高橋 :ブッククラブ
		英語絵本
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		こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
英語絵本「P2コース」12月のご本を紹介します。
クリスマスがすぐそこまで来ています。
今月は、そんなクリスマス気分をいっそう高めてくれる絵本を
お届けしますよ!
★クリスマスが待ちどおしくなる!★

◆『『Snowmen at Christmas』 
Caralyn Buehner/文 
Mark Buehner/絵 
Dial Books/刊 
1,749円(税込)
<翻訳版> 
『ゆきだるまのクリスマス!』 
せなあいこ/訳 
評論社/刊 
1,365円(税込) 
冬の時期、あちこちの軒先で見かける雪だるま。 
雪だるまたちも、クリスマスを祝うのでしょうか。 
この絵本は、そんな疑問にこたえてくれます。 
もちろん、雪だるまだってクリスマスを祝うのです。 
みんなで集まって、ツリーを飾って、食べて、おどって、うたって……。 
サンタクロースだって、ちゃんと来ます! 
ちょっとだけちがうのは、 
ツリーの飾りが“つらら”だったり 
おやつが、凍ったお菓子ばかりだったり 
サンタも雪だるまの姿だったりするところ。 
とはいえ、誰しもが思いっきりたのしく過ごす、という点では 
わたしたちと変わらないようです。 
『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーにも選ばれた本書。 
読めば、きっとクリスマスが待ちどおしくてたまらなくなることでしょう!  | 
	 
		
		
		2012/11/27 火曜日
 早崎 :ブッククラブ
		英語絵本
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		こんにちは、ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
11月の英語絵本「P1コース」と「P3コース」のご紹介です。
まずは「P1コース」。
◆『Not a Box』 
Antoinette Portis/作 
Harpercollins/刊 
1,544円(税込)
<翻訳版> 
『はこははこ?』 
長田弘/訳 
BL出版/刊 
1,365円(税込) 
★「箱じゃない」と言い張るウサギとの掛け合いがたのしい★ 
 
  
表題は『Not a Box(箱じゃない)』ですが、 
表紙は形や材質からボール箱に似せたデザイン。 
裏表紙には、「THIS SIDE UP(天地無用)」とも。 
いったい何なんだろうか?と思いながらページを開くと、 
箱らしきものを引きずって歩くウサギが登場します。 
「きみが座っているのは箱だよね?」と尋ねる話し手に、 
「箱じゃないよ」とこたえるウサギ。 
「じゃあ、何なの?」と、話し手とウサギの問答がはじまります。 
実はウサギはごっこあそびの達人です。 
ただの箱もウサギの手にかかれば車やロケットに早変わり! 
想像力と箱ひとつで幾通りものあそびがたのしめることをおしえてくれます。 
さて、あなたにはこの箱、何に見えますか? 
そして「P3コース」。 
◆『The Happy Lion』 
Antoinette Portis/作 
Harpercollins/刊 
1,544円(税込)
<翻訳版> 
『ごきげんならいおん』 
長田弘/訳 
BL出版/刊 
1,365円(税込) 
★ひとびとに挨拶をと、檻の外に出たライオンが見たものは……★ 
 
  
発売から50年以上も読み継がれている古典的名作です。 
フランスの動物園で見物客に愛され、おだやかに暮らすライオンが主人公。 
ある朝、飼育係りが閉め忘れた扉から、ふらりと外に出たライオンは、 
「声をかけてくれたひとたちに挨拶を」と思い、街へと繰り出します。 
ところが、ひとびとは怖がり、街は大騒ぎに! 
ただ挨拶がしたいだけなのに拒否されるなんて、 
ライオンにしてみればとてもショックなできごとです。 
檻の向こうとこちらの区別に思わずドキッとしますが、 
いつの時代もそんな境界線を立ち切るのが子どもたち。 
ライオンの救世主となったのは……。 
すてきな結末にこころもほっこり温まりますよ。
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		2012/11/14 水曜日
 高橋 :ブッククラブ
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		こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
英語絵本「P2コース」11月のご本を紹介します。
今月は、『Giving Tree』(翻訳版『おおきな木』)で
つとに有名なSilversteinの
洒落たユーモアにあふれる一冊をお届けします。
★Silversteinに学ぶ、サイの使い道★

◆『Who Wants a Cheap Rhinoceros?』 
Shel Silverstein/作 
Simon & Schuster/刊 
1,955円(税込)
<翻訳版> 
『めっけもののサイ』 
長田弘/訳 
BL出版/刊 
1,365円(税込) 
「お安いサイは、いかが?」の問いかけではじまる本書。 
そして、サイがいかに使える動物か、という説明が続きます。 
たとえば、 
コートかけ 
悪い成績表のシュレッダー 
缶オープナー 
ドーナツラック 
不沈戦艦 
畑をたがやす鋤 
おこづかいがほしいとき、おとうさんににらみをきかしてくれる 
寒い夜、一緒にベッドにもぐりこんでくれる 
などなど……。 
はたして、「えっ!?それはちょっと……」と引いてしまうか、 
「ふ~ん、いいかも」と、買いたくなるか……。 
あなたなら、このサイ、何に使う?
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		2012/10/26 金曜日
 早崎 :ブッククラブ
		英語絵本
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		こんにちは、ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
10月の英語絵本「P1コース」と「P3コース」のご紹介です。
まずは「P1コース」。
◆『Hide & amp;Seek』 
Il Sung Na/作 
Alfred A. Knopf Books/刊 
1,646円(税込)
★誰がいちばんじょうずに隠れるかな?★ 
 
  
ジャングルで動物たちがかくれんぼをはじめます。 
参加したのは、ゾウ、キリン、サイ、フラミンゴ、カメレオンなど。 
ゾウが探す役に名乗りをあげ10数える間に、 
ほかの動物たちは隠れ場所を探します。 
英語でかくれんぼを「Hide and Seek」と言います。 
Hideは隠れる、Seekは探す、文字どおりですね。 
「もういいかい」「まあだだよ」といったことばの掛け合いはありませんが、 
「Ready or not, here I come!」の掛け声とともに探しはじめるそうです。 
さて、本書にはカメレオンが表紙を含め全ページに描かれています。 
動物たちが最後まで見つけることができなかったかくれんぼの達人です、 
みなさんは見つけることができるでしょうか!? 
おはなしをたのしみながらミッケあそびもできる、二度たのしい絵本です。 
そして「P3コース」。 
◆『The Fantastic Flying Books of Mr. Morris Lessmore』 
William Joyce/作 
Atheneum Books/刊 
1,852円(税込)
★2012年度アカデミー短編アニメ賞受賞作の原作★ 
 
  
2012年度アカデミー短編アニメ賞受賞作の原作で、 
本好き大必見のファンタジー絵本です。 
本好きの青年Morris Lessmoreに起こった、ある不思議な物語。 
ある日、文字も吹き飛ぶ台風に飛ばされたMorrisは、 
親し気な1冊の本に導かれ、不思議な館にたどり着きます。 
そこはたくさんの本が巣のように集っているところ。 
Morrisはその館で本に囲まれながら、 
本の中で生きるような日々を過ごしますが……。 
「every story has its upsets.(どんな物語にも予期せぬことが起こる)」 
物語の冒頭のことばです。わたしたちの人生も同じようなものですね。 
人生論としても示唆に富んだ一冊です。  | 
 
 
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		2012/10/18 木曜日
 高橋 :ブッククラブ
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		こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
英語絵本「P2コース」10月のご本を紹介します。
今月は、秋色がいっぱい詰まった
『By the Light of the Harvest Moon』をお届けします。
★秋色に輝く農場のファンタスティックな一夜★

◆『By the Light of the Harvest Moon』 
Harriet Ziefert/文 
Mark Jones/絵 
Blue Apple Books/刊 
1,749円(税込)
一日の収穫を終え、ひとびとが眠りについたあと、 
静まり返った農場を、月が煌々と照らしています。 
突如、一陣の風が吹き、 
畑に積まれた落ち葉のあちらこちらから 
むくむくと、木の葉の精たちがとび出しました。 
今宵は、秋分。 
大人も子どもも一緒になって、 
パイ・パーティをたのしむのです!月あかりに、落ち葉に、収穫のめぐみ。 
秋らしい要素が、たっぷり詰まった絵本です。 
表紙にラメ加工がほどこされ、 
月がキラキラ輝いて見えるのは、洋書絵本ならでは。 
ページをめくると、 
紫がかった夕闇色に、 
木の葉の黄色やオレンジ、深紅の色が映え 
幻想的な世界が広がります。 
月が煌々と輝く秋の夜は、 
どこかでこんなたのしいパーティが 
くり広げられているのかもしれませんね。  | 
	 
		
		
		2012/9/20 木曜日
 高橋 :ブッククラブ
		英語絵本
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		こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
英語絵本「P2コース」9月のご本を紹介します。
★愛らしい絵に、思わずうっとり★

◆『King Jack and the Dragon』 
Peter Bently/文 
Helen Oxenbury/絵 
Dial Books/刊 
1,852円(税込)
ジャック王が、ふたりの騎士たちとともにドラゴンとたたかうお話。 
と、聞くと中世のお話のようですが、時代は現代。 
実は、これ、3人の子どものごっこあそびなのです。持ちよったダンボールやシートでお城をつくり 
目には見えないドラゴンを倒し、あとは、おやつで祝宴。 
ところが、日が暮れて、ふたりの子どもには、おむかえが来ます。 
ひとり残されたジャックのもとに、昼間の空想とは違う、現実の恐怖が 
しのびよります。 
はたして、ジャックの運命は……? 
『We’re Going on a Bear Hunt』(邦題『きょうはみんなでクマがりだ』)で 
つとに有名なOxenbury。 
その作画による新作です。 
子どものみならず、ドラゴンの姿まで愛らしいのは、さすが。 
タイトルロゴにも凝った本書は、思わずジャケ買いしてしまうひとも多いのでは 
ないでしょうか。  | 
	 
		
		
		2012/9/20 木曜日
 早崎 :ブッククラブ
		英語絵本
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		こんにちは、ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
9月の英語絵本「P1コース」と「P3コース」のご紹介です。
まずは「P1コース」。
◆『Bark, George』 
Jules Feiffer/作 
HarperCollins/刊 
1,852円(税込)
★「ワン」と吠えない子イヌのジョージが、 
獣医に診てもらったら……★ 
 
  
ピューリッツァー賞を受賞した作者の代表的絵本です。 
主人公ジョージは、まだ幼いイヌ。 
ある日、おかあさんが「吠えてごらん」と言うと「ニャー」。 
あれれ? おかあさんの目が点になります。 
お手本に「ワン」と吠えてみせても、 
「ガーガー」「ブーブー」しまいには「モー」と、ほかの動物の 
鳴き声ばかり。 
困り果てたおかあさんは、ジョージを獣医のもとへ連れて行くことに。 
獣医の登場以降、驚きの展開が待ち受けていますが、 
続きは絵本を読んでのおたのしみ! 
親の心配、子知らずといいますが、 
ジョージのおかあさんを見ているとそのことばが胸にしみます。 
含みをもったラストも必見ですよ。 
そして「P3コース」。 
◆『Sweet Dreams』 
Rose A. Lewis/文 
Jen Corace/絵 
Abrams Books/刊 
1,749円(税込)
★いい夢で、読者もとろーり夢の中★ 
 
  
英語圏で、就眠時に親が子によく声がけすることばが、 
タイトルでもある「sweet dreams(いい夢を)」です。 
本書が描くのも文字通りとても甘い夢。 
夜、子どもの傍らでおかあさんは物語を語りはじめます。 
花を枕に寝てしまった子グマの話、 
池でびしょ濡れになった子ネズミの話、 
そして動物たちをやさしく見守るお月さま……。 
幻想的な絵と心地よい韻律に、 
読み終えた頃には読者も夢の中、なんてことも。 
秋の夜長におすすめの一冊です。
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		2012/8/15 水曜日
 大井 :子どもの本売り場
		絵本作家さん
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		こんにちは、子どもの本売り場の大井です。
先週は、イラストレーターの吉田尚令さんが
ご来店くださいました。

『悪い本』に、こんなこわ~いサインを描いていただきましたよ!

ただ今店頭で販売中です。
冊数限定ですのでお早めにどうぞ。
夏休みもあと少し。
この機会にぜひあそびにいらしてください。
	 
		
		
		2012/8/14 火曜日
 高橋 :ブッククラブ
		英語絵本
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		こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から英語絵本「P2コース」8月のご本を紹介します。
今年の夏は、オリンピック観戦のため
テレビにくぎ付け、という方も多かったのでは。
今月は、そんなテレビにまつわるお話です。
★ウサギの女の子が思いついた、テレビよりおもしろいあそびとは?★

◆『Chloe』 
Peter McCarty/作 
Balzer & Bray/刊 
1,749円(税込) 
 
クロイは、ウサギの女の子。 
21人(羽)きょうだいのまん中です。 
一日の終わりに、家族が全員そろって過ごす時間が、 
何よりも好きなクロイ。 
ところが、ある日おとうさんがテレビを買ってきて、 
クロイの大好きな時間が、テレビに奪われてしまいます。 
妹のブリジットとともに、 
テレビ以外のおたのしみを探すクロイ。 
クロイは再び家族のだんらんを、 
取り戻すことができるのでしょうか?
シンプルなからだに、リアルな顔のついたウサギのイラストは、 
ユニークで印象的。 
じつは、作者は実際にウサギを飼っているのだとか……。 
 この先、このウサギ一家に携帯電話やインターネットがもち込まれたとしても 
クロイが、さらにおもしろいことを見つけて 
家族の絆を守っていってほしいものです。
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		2012/8/14 火曜日
 大井 :子どもの本売り場
		クレヨンハウス出版の新刊,  イベント
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		こんにちは。
先週より、佐々木マキさんの新刊絵本『クイクイちゃん』
原画展を開催中です。

アイスクリームみたいにやさしく溶けそうな涼やかな色の
本当にきれいな原画です。
絵の中には、出版元の絵本館の名物編集長
Aさんによく似たお顔も発見!
そして実は、この絵本は、佐々木マキさんの娘さんである
牧野夏子さんが文章を書いていらっしゃるという
親子共作なんですよ。
おふたりのサイン入りご用意しています。

『クイクイちゃん』 
牧野夏子/作 
佐々木マキ/絵 
絵本館/刊 
1,260 円(税込) |