2008/7/11 金曜日
村山 :ブッククラブ
英語絵本
No Comments
「子どもの本の定期便」 ブッククラブ・絵本の本棚から
7月の洋書コース「P1:ようこそコース」のご紹介です。
子どもたちは今月から夏休みでしょうか?
外で元気にあそびまわってきたあとに、
読み聞かせてあげれば、すぐにすやすやと眠りに落ちてしまうかも……。
 |
P1コース:密林に生まれた赤ちゃんゴリラは、愛に包まれてすくすくと
Little Gorilla
◇Ruth Bornstein/作
Houghton Mifflin/刊 ◇1,890 円(税込) |
| ジャングルで生まれたばかりの赤ちゃんゴリラを、親やゴリラ仲間だけでなく、他の様々な動物たちが慈しむというこの物語、76年に出版されて以来、多くの親子たちに愛読されてきました。黄緑を基調とした画面に、白、赤、黒と、絞った色調はユニークで、かわいいイラストに落ち着きを加味しています。小さなゴリラはどんどん成長し、ある日あっとみんなを驚かせる……。数ある「ゴリラ絵本」のなかでも、造形が抜群のゴリラです。 |
おやすみ前の読み聞かせにぴったりではないでしょうか?
どことなく満たされたかんじの動物たちの表情に、
ほっと安心できるからです。
何度も何度も「Love」という動詞がくり返され、
絵からも文章からも愛情がしみこむような絵本。
読むほうは、自然とやさしい口調になりそうだし、
聞くほうは、やすらかな気持ちで眠れそうです……。
日本語はもちろん、たまには英語でも愛情表現!!
この絵本でチャレンジしてみませんか?
2008/7/8 火曜日
絵本屋のご隠居さん
クレヨンハウス出版の新刊
No Comments
amazonより売りたい、です。
東京新聞にて7月1日に、紹介したもの。
 |
『プアー』
長新太/作・絵
和田誠/仕上げ
福音館書店/刊
840円(税込) |
「わんわん」犬です。
すくっと立っていますが、どこやら妙です。
シッポが「プアー」ふくらみます。
両耳が「プアー」ふくらみます。
顔だって鼻だって「プアー」です。
もう、どこもかしこも「プアー」です。
どうしたって、長さんのナンセンスですが、色が不思議です。
「長さんが、亡くなる数ヶ月前に描いたラフスケッチ『わんわんにゃーにゃー』とともに、和田さんが色をつけて仕上げた絵本」と聞いて納得です。
目が弱ってきて、針に糸を通せないことをのぞけば、
すみれおばあちゃんは、近所で評判の「縫い物」上手。
家の前をとおるひとをつかまえて、「糸を通してくださいな」とたのみます。
三匹のカエルにたのんだことから、
ハスのベッド、チョウチョの羽、ヒヨドリの巣など、
つぎつぎつくろったものだから、糸が無くなって、
れんげちゃんのワンピースの仕上げができないかも……?
細かく描きこんだ絵、文句無くたのしい!
古生物博物館に運び込まれたミニ・サウルス・ズィンクレア・ゾフォクレスを、
博物館の職員アインヴェアツさんの息子ヴィリがなでたものだから!
ズィンクレア・ゾフォクレスが目を開けました。
そして二人は手をとって、ウィーの町に飛び出します。
傷ついた神経を回復中のテレビのおかげで、姿を隠すカバーに助けられて……。
奇想天外な筋が、それにふさわしい絵の説得力のおかげで、
持っていたい絵本NO.1に。
2008/7/7 月曜日
三富 :東京店
クレヨンハウス出版の新刊, イベント
No Comments
どいかやさんの新刊『リックのおへや』原画展とサイン会を開催します!!
『チリとチリリ』シリーズや、4月刊行の『かえるのピータン』など、
豊かで深い色合いと、あたたかいお話が人気のどいかやさん。
お店でも子どもたちの大好きな絵本ばかりです。
そのどいかやさんの新刊、『リックのおへや』が発売になります。
これを記念して、クレヨンハウス東京店で7月12日(土)より、
どいかやさんの原画展を開催します。
今度のお話も、ほんわかあたたかい、すてきな絵本ですよ。
少しだけご紹介すると……
カンガルーのリックは、ママのポケットからはじめて出ました。
くまのクウ、うさぎのピン、ことりのルルとみんなのおへやにあそびにいきました。
友だちのおへやは、どれもすてき!
おおきなベッドに、窓に、たのしいおしゃべり。
さあリックのおへやはどうでしょう……?
はじめての世界にどきどきわくわく!
リックの気持ちが伝わってきます。
ぜひ原画を近くで見てください。
13日(日)には、サイン会もあります。
この機会にぜひ、クレヨンハウスにあそびにきてくださいね!!
◆どいかやさん原画展◆
7月12日(土)~26日(土) クレヨンハウス東京店子どもの本売り場にて
●サイン会 7月13日(日)14:00~
2008/6/27 金曜日
村山 :ブッククラブ
英語絵本
No Comments
「子どもの本の定期便」 ブッククラブ・絵本の本棚から
6月の洋書コースのご紹介です。
 |
P3コース:ジャングルで迷子になった子ゾウの物語Elephants Never Forget!
◇Anushka Ravishankar/文
Christiane Pieper/絵
Houghton Mifflin/刊
◇2,016 円(税込) |
ジャングルで親とはぐれ、心細くなった子ゾウ。
スイギュウの群れに混じって、安息の場を見いだしますが、はたして自分はどこに所属するのだろう……。難しい選択をしなければならないときがやってきます。
黒と藤色の二色刷の版画によるイラストは、ダイナミックな構図とシャープなコントラストがとても印象的。写実的でいてとてもあいきょうのある動物たちは、農場育ちで、動物の観察眼の鋭いイラストレーターならではのものでしょう。 |
以前、P1(ようこそ)コースで選んだ『Tiger on a Tree』の著者、
「インドのドクター・スース」ことAnushka Ravishankarが、
P3コースにも登場です。
今回も「Flash!」や「Boom!」など擬音語満載の
リズミカルな文章で、音読にぴったりの一冊。
デザイン的にも凝っているので、
もちろんおとなの方にもオススメです。
ゾウの群れの「TOOOOT!」という呼び声、
スイギュウの群れの「Belloooow!」という呼び声にはさまれて、
子ゾウがどちらを選ぶのか……。ドキドキしながらページをめくってしまいます。
結末はぜひみなさんの目で!
2008/6/27 金曜日
武田 :出版販売部
クレヨンハウス出版の絵本
No Comments
クレヨンハウスからの新刊絵本「リゼッテ」シリーズ、
7月10日(木)発売に向けて準備中のいま……
手のひらサイズのメモ帳をつくりました♪
かわいいリゼッテの表紙と裏表紙には、
このおはなしのキーになる人物(?)をデザインしました。
(何なのかはここでは秘密にしておきます……)
このメモ帳を、クレヨンハウスe-shopで
「リゼッテ」シリーズをお買い上げいただいたお客様に、
もれなくプレゼントします!
ただいまご予約受付中です!
ぜひチェックしてくださいね。
>>詳しくはこちら

左:『リゼッテとみどりのくつしたかたいっぽう』
右:『リゼッテとかたつむりのうばぐるま』
ともに
カタリーナ・ヴァルクス/作
ふしみみさを/訳
クレヨンハウス/刊
各1,575円(税込)
2008/6/21 土曜日
吉原 :編集部
クレヨンハウス出版の絵本
No Comments
こんにちは、編集部の吉原です。
実は昨日、絵本2冊を校了(本の原稿を最終チェックして印刷所に渡すことです)し
まして、真っ先に絵本ブログ読者のみなさんにお伝えしたい! と、いそいそ書いて
います。
この夏から、クレヨンハウスは翻訳絵本の出版をスタートするんですが(!)、その
最初の作品が、これ、フランスからやってきた「リゼッテ」の絵本!

これは、切り本という校正紙を束ねたものです。
ただいま印刷中! |
写真左:
『リゼッテとみどりのくつしたかたいっぽう』
写真右:
『リゼッテとかたつむりのうばぐるま』
ともに
カタリーナ・ヴァルクス/作
ふしみみさを/訳
各1,575円(7月10日発売)
|
「リゼッテ」にはじめて会ったのは、去年の秋、
フランクフルトのブックフェア会場でした。
かわいらしい絵に惹かれて、内容を教えてもらったら、
んん~? なんだかちょっとヘン!
たとえば、『リゼッテとみどりのくつしたかたいっぽう』では、
リゼッテはくつしたを拾うんですが、もうかたっぽがない。
そこへ友だちがやってきて、
「いいぼうしだね、かぶってみてもいい?」などと言って、くつしたをかぶっちゃう。
リゼッテも、「わあ、すごくにあう!」だなんて言っています。
『リゼッテとかたつむりのうばぐるま』では、
リゼッテは、歩くのが遅いかたつむりを、にんぎょうのうばぐるまに乗せますが、そこへテントウムシだのゾウだのが「のせて!」と言ってくるんです。
お天気は雨。
リゼッテのにんぎょうというのが、またかわいいと言いますか、おかしいと言いますか……。
この「かわいい顔してナンセンス」な感じは、ちょっとないと思います。
作者のカタリーナ・ヴァルクスさんは、
キティ・クローサーさんや村上春樹さんを好き、とのこと。
ははあ、なるほど、です。
この1年間、リゼッテとイヤというほどむつまじく過ごしたわたしですが、
それでもいまだに、かわいいなあ、おかしいなあ、と、なでまわしています。
ようやくみなさんにご紹介できるのが、とってもうれしい一方で、
どこか内緒にしておきたい気持ちがあるくらいなんですよ!
2008/6/20 金曜日
村山 :ブッククラブ
英語絵本
No Comments
「パパとたのしむ絵本」フェアも終了し、
きょうからまた、絵本ブログ通常営業(?)です。
夏休みに向けて、新着絵本や情報をいろいろご紹介していきますね。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から6月の洋書コースのご紹介です。
梅雨……というとなんとなくゆううつな印象ですが、
おうちでじっくり本が読めると思えば、たのしいですよね。
子どもの頃も、この時期は読書の時間が増えたような気がします。
|
P1コース:森で頭を冷やす……。 ソフィーの知恵をみんなにも!
When Sophie Gets Angry- Really, Really Angry・・・ ◇MOLLY BANG/作 Scholastic/刊
◇2,016 円(税込) |
子どもも「かんしゃく」を起こします。そのこころの平静を取り戻すには、「頭を冷やす」のが一番。本書では主人公のソフィーが遊んでいたぬいぐるみを、妹が横取りしてけんかになり、怒りに火がつきます。怒りで文字通り「赤」くなって家を飛び出しますが、「緑」の森や「青」い海や風に癒されていきます。それがぺージごとの色の変化で、一目瞭然です。
言葉(翻訳)をあまり介さずに、英語の初級者もすじを理解しやすいでしょう。
|
|
P2コース:ドイツの動物園の人気者は、シロクマの赤ちゃんクヌート
Knut : How One Little Polar Bear Captivated the World ◇Juliana & Isabella & Craig Hatkoff, Dr. Gerald R. Uhlich/著 Scholastic/刊
◇2,142 円(税込) |
動物のあかちゃんはみんなかわいいものですが、このノンフィクションの主人公は格別。息が止まりそうなくらい愛らしい、ドイツの動物園生まれの人気者・シロクマのクヌートです。
2006年12月5日生まれのクヌートは、母クマが育児放棄したために、飼育係によって育てられました。その育つ過程が数多くの写真とテキストでつづられています。
飼育係のトーマスさんとクヌートの愛の記録にも見えて、トーマスさんがうらやましくなります。 |
今月のP2(じっくりコース)は、あの「クヌート」の絵本です。
しかも著者はなんと当時8歳の女の子!!
ブッククラブのメンバーも思わず歓声をあげてしまうほどかわいらしい写真のおかげで、英語アレルギーも治ってしまいそう?
巻末には、いまシロクマが置かれている、きびしい自然環境についても解説があります。
温暖化について、自分に何ができるか……考えさせられます。
「わたしたちにできること」という手引きもついていて、
「自転車と徒歩のすすめ」など、すぐに実行にうつせるアイデアも。
きょうからやろう! という気になります。
2008/6/16 月曜日
admin
イベント
No Comments
昨日の父の日、皆さまいかがだったでしょうか。
本ブログの「パパとたのしむ絵本」企画もこれにて終了です。
ありがとうございました。
家族の数だけたくさんある、「パパ」と「絵本」のイイ関係。
これからも、もっともっと応援していきたいと思います。
さてさて・・・「パパとたのしむ絵本」大賞。
エピソードを掲載させていただいたお二方に、
「クレヨンハウス出版絵本5冊セット」を進呈させていただきました!
とても温かいエピソードを、ありがとうございました。
ぜひ、これからも楽しんでください。
2008/6/14 土曜日
クレヨンハウスのお客様
絵本つれづれ
No Comments

娘のチノ(2歳)は絵本が大好きです。
枕の下に、お気に入りの絵本をたくさん入れています。
寝る前になるとかならず、
「コレよんで」と差しだしてくる絵本があります。
『ポッケのワンピース』という絵本です。
たくさんの動物が出てくる、すてきなお話です。
読み終わった後は、いろんな動物の名前を言いながら、
気持ちよさそうに寝る姿がとても愛らしいです。
(葛飾区・YNさま)

『ポッケのワンピース』
つちだのぶこ/作
学習研究社/刊
1,260円(税込)
*おたよりは、ことばづかいなどを一部「絵本ブログ」の表現に統一させていただいております。
2008/6/12 木曜日
村山 :ブッククラブ
絵本つれづれ
No Comments

こんにちは。
「子どもの本の定期便」 ブッククラブ・絵本の本棚です。
いよいよ父の日がせまってきましたね!
今回もブッククラブ会員のみなさまからの
「おとうさん」にまつわるおたよりを紹介していきたいと思います。
●「夫の会社に届いた絵本。
次の日の朝、絵本を手渡された子どもたちは、朝から大はしゃぎでした。
本屋さんで子どもたちが自分で手にとって本を選ぶこともよいですが、
この朝の光景は、こころがあたたかくなりました」 (大阪府 T・Yさま)
ブッククラブでは、お届け先をオフィスにすることもできます。
月に一度は、夜、絵本を持ち帰って……な~んて考えると、
帰宅がますますたのしみになりますね!
なかにはこんなおとうさんも……。
●「絵本が届いた日から、パパにお願いをして、夜寝る前に読んでもらっています。
2~3回読まないと寝ませんので、少々疲れているパパは、つらい日もあるようです(笑)」(東京都 M・Sさま)
おとうさんのほうが先に眠ってしまいそう!?
でもお子さんは大好きなおとうさんに、何回でも読んでほしいものなんですよね。
いそがしかったり、疲れていたり、仕事がたいへんだったりなおとうさん……。
でも絵本を持っておうちに帰る。
かわいいわが子と一緒に絵本を読む。
そんな時間をたのしみに、きょうは早めに帰りませんか?
*おたよりは、ことばづかいなどを一部「絵本ブログ」の表現に統一させていただいております。