2008/10/29 水曜日
三富 :東京店
絵本つれづれ, 絵本作家さん
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秋晴れの気持ちのいい日。
岡田淳さんがクレヨンハウスにあそびに来てくださいました。
岡田さんの最新刊 『フングリコングリ』、みなさんもう読みましたか?
小学校の図工室に来る不思議なお客さま……シジミチョウやテントウムシやねこ、
みんな図工の先生のお話を聞きに来るんです。
そこで語られる不思議でたのしいお話は、
思わず時間を忘れて聞き入ってしまうものばかり!
とってもすてきな一冊です。
ぜひ読んでくださいね。
いつも穏やかで、やさしい笑顔の岡田さん。
来てすぐにサインをしてくださいました。

『フングリコングリ』にはシジミチョウのイラストが入っています。
『ネコとクラリネットふき』には何かを思い描いているねこの絵が入っています。
しあわせそうなねこの考えているものは……?
窓の外を見ながら、一冊一冊ちがう絵を描いてくださいました。

こちらの本はクレヨンハウス店頭とe-shopでお買い求めいただけます!
ぜひコレクションに加えてください。
お忙しいなか、時間をかけてサインをしてくださった、岡田さん、
ありがとうございました。
またあそびに来てくださいね!
2008/10/28 火曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
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「子どもの本の定期便」 ブッククラブ・絵本の本棚から
10月の洋書「P1:ようこそコース」と「P2:じっくりコース」と「P3:どきどきコース」のご紹介です。
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P1:ようこそコース ★かわいすぎ! ガイコツ少女が謎説くミステリー★
『Skelly the Skeleton Girl』 ◇Jimmy Pickering/作 Simon&Schuster/刊 ◇1,624 円(税込) |
ハロウィンの基調色、黒とオレンジとそれにマッチする紫という配色と、
スタイリッシュなレタリングが、視覚に刺激的。
ガイコツ一家の少女を主人公にした、ある「骨」をめぐるミステリーです。
出演は「洋物お化け」の定番たち。舞台は墓場だったり、化け物屋敷だったり。
ところが、そんな設定とは裏腹な、かわいらしさがあふれます。
英文も2ページにつき1行と少ないので、ぜんぜん怖くない!
幼児にも、英語初心者にも魅力の1冊です。
探偵さながらに骨の持ち主を探し歩くガイコツ少女のケリー。
その好奇心旺盛な姿からは目が離せません!
モンスター、クモ男、オバケなどサブキャラにも注目です。
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P2:じっくりコース ★クレヨンハウス企画展の第1弾、 M.W.ブラウンとV.L.バートンの「対決」★
『Mike Mulligan And His Steam Shovel』 ◇Virginia Lee Burton/作 Houghton Mifflin/刊 ◇1,250 円(税込) *ペーパーバッグとCDのセットです |
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『Little Fur Family』 ◇Margaret Wise Brown/文 Garth Williams/絵 HarperCollins/刊 ◇875 円(税込) |
ブラウン作は、もこもこ毛皮にくるまれて、
森の木のほこらに棲むという、不思議さ漂う動物一家の物語です。
リズミカルで端正な文体が語るナンセンスと、
レトロでいてモダンな色合いの挿絵が相乗効果を生みました。
バートン作は、擬人化した蒸気シャベル・カーとその操縦士の生涯を描いたものですが、
働き者で仲のよい、まるで夫婦の物語のよう。
新式に追われる旧式シャベル・カーと操縦士のがんばりと、
それがむくわれる話は人生のエールです。
11月よりクレヨンハウス東京店では洋書企画「VSシリーズ」がスタートします。
その記念すべき第1弾が、今回のP2コースの作者でもある M.W.ブラウンとV.L.バートン。
20年以上も読み継がれ、いまもなお子どものこころをとらえて離さない両作家の絵本は必見です。
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P3:どきどきコース ★一緒に踊ろうよ。 ダンスは、人生を楽しむこと!★
『Harriet Dancing』 ◇Ruth Symes/文 Croline Jayne Church/絵 Scholastic/刊 ◇2,124 円(税込) |
ハリネズミのハリエットの日課は、親友のところへ行って一緒にあそぶこと。
ある日、チョウチョの一群に会い、その舞に魅了されます。
ハリエットも見よう見まねでおどって、最高の気分に。
ところが、チョウチョたちは彼女を拒絶します。
「ダンス」とは人生をたのしむってこと?
ダンスはたくさんでおどるほうがいいかも?
チョウチョは、なぜハリエットとおどるのがイヤだったの?
答えを探すうちに、こころの扉が開いてくる……。
ハリエットの一喜一憂する姿がとても愛らしいです。
画面いっぱいにたのしくおどるハリエットたちを見ているだけで、
自然とこころがワクワクと弾んできて、たのしい気分になります♪
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2008/10/27 月曜日
武田 :出版販売部
イベント
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本の街といえば、おなじみ神保町。
ここで毎年秋に、大きな本のお祭りが開かれます。
本のつくり手である出版社のブースが通りにずらりと並び、
また、その通りで飲食店をいとなむお店は、店の前に屋台を出して、と
大変にぎやかでたのしいお祭りです。
クレヨンハウスも、今年もオリジナルの出版物をもって出店します!
落語絵本、あかちゃんから絵本、幼年童話、子どもとつくる料理の本、
大人向けのエッセイ、写真絵本、クーヨンバックナンバー等……
ちょっと汚れている本ですので、特別価格で販売する予定です。
「ブログを見ました」と言っていただければ、
ささやかなプレゼントも用意しております。
ぜひあそびにいらしてください。
お待ちしております。

昨年のクレヨンハウスブース。大にぎわいでした!
神保町すずらん通り「本」の得々市
詳細は、http://jimbou.info/
11/1(土)10:30~18:00
11/2(日)10:00~18:00
11/3(祝)10:00~18:00
2008/10/24 金曜日
大井 :子どもの本売り場
イベント
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先日このブログでもご案内しました、『ぼくのかえりみち』原画展は、
たくさんの方にご覧いただいて終了しました。
さて、10月の後半は5月に大好評だった
「在庫僅少本フェア」を開催しています(31日まで)。

引き続きのほるぷ出版、冨山房のほか、
今回は偕成社、BL出版、架空社にもご協力いただきました。
スタッフたちの間でも並べながら、あの本もこの本もと大騒ぎの品ぞろえです。
ほとんどの本が1、2冊ずつなのでどうぞお早めに。
ご来店をお待ちしています!

【こちらの写真にある絵本のご紹介】
★在庫僅少!重版未定本
左上から時計まわりに
『THE CAR BOOK カーブック』
ヤーン・アグラ/え
BL出版/刊 2003年版
2,520円(税込)
『なかよしのりもの大ぼうけん』
ジャック・デュケノワ/さく
おおさわあきら/やく
ほるぷ出版/刊 2002年版
1,470円(税込)
『絵本画家の日記2』
長新太/作
BL出版/刊 2003年初版
1,050円(税込)
ポストカードブック
『STAR COLLECTOR スターコレクター』
たむらしげる
架空社/刊 1991年版
1,020円(税込)
ポストカードブック
『WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS メリークリスマス!ミスター・サンタ』
山本容子・飯野和好・たむらしげる・高畠純・スズキコージ・ひらいたかこ
・南塚直子・杉山由・スージー甘金・高田せい子・政岡勢津子
・かわぐちせい子・土橋とし子・舟崎克彦・伊藤正道・おぼまこと
架空社/刊 1988年初版
1,020円(税込)
『天国に近い村』 *ささめやゆきさんサイン本
シンシア・ライラント/作
中村妙子/訳
ささめやゆき/画
偕成社/刊 2004年版
1,050円(税込)
『春のわかれ』
槇佐知子/文
赤羽末吉/絵
偕成社/刊 2000年
1,680円(税込)
お店では他にもいろいろ販売中です。
このブログで紹介している本についてのお問い合わせ・ご購入はお電話で受け付けています。
クレヨンハウス/子どもの本の売場 TEL03-3406-6492
稀少本につき、品切れはご容赦ください。
2008/10/10 金曜日
大井 :子どもの本売り場
クレヨンハウス出版の新刊, イベント
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こんにちは。
気がつけばもう10月。
1年が過ぎるのは早いなぁなんて振り返ってみたり。
2008年最後の原画展示になるのが、
いま開催中の『ぼくのかえりみち』ひがしちからさん原画展です。

ひがしさんは2006年『えんふねにのって』でデビュー。
この『ぼくのかえりみち』は2作目となる絵本です。
こちらをまっすぐ向いてきりりと立っている男の子そらくんが、
きょうはこの「白い線」の上から落ちないで帰ろうと思い立ちます。
はじめはそろそろ、ゆっくり足元を見て慎重に進んでいきますが、
途中にはいくつも難所が。
線の上を工事中だったり、大きな犬がふさいでいたリ……。
横断歩道をえいっと跳びわたり、
「この線から落ちたらたいへんなことになるんだ」
というそらくんに見えている風景は、
自分も子どもの頃にやったと、なつかしいような思いになる方も多いのではないでしょうか。
先日、作者のひがしちからさんがクレヨンハウスにご来店されました。
一冊一冊ていねいに、こんなすてきなサイン本をつくってくださいましたよ!


そうそう、『えんふねにのって』に出ているあの子は、やっぱりそらくんだそうです。
そんなところを見るたのしみも。
大分生まれのひがしさん、
ご実家のほうはそんなに緑あふれるところでもないとおっしゃっていましたが、
みずみずしい緑のトンネルや路地の風景など原画で見るととてもきれいです。
この連休、ぜひお出かけください。お待ちしています!
2008/10/9 木曜日
吉原 :編集部
クレヨンハウス出版の絵本
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こんにちは、編集部の吉原です。
クレヨンハウスの翻訳絵本「いぬとくま」シリーズに、
うれしいお便りを続々いただいています。
みなさんそれぞれに、大事なだれかさんや、すてきな思い出に重ねていらして、
なるほど、そんな読み方ができるのだなあ! と。
きょうはその中から、ほんの一部をご紹介をさせていただきます。
●娘とふたりで大笑いしながら読みました(いぬが、わが家のダックスとそっくりなんです!)。
3編の短いストーリーの中に、笑いだけでなく、
やさしさ、思いやりが感じられました。
娘のリクエストで、もうすでにくり返し何度も読んでます。
次の日に『いぬとくま ずっとふたりは』も買いに行きました!
(東京都 J・K様)
●いぬとくまのふたり(!?)の関係性がすてきです。
無理をして相手に合わせるのではなく、
それぞれが自分の気持ちを大切にしながらも、
相手の気持ちを大事に思いやって。
こんな関係をはぐくみ育てていくことができたら、
お互いに風通しよくおつき合いを長くしていくことができるだろうなあ。
わたしの理想です。
(滋賀県 C・F様)
●ちょっとわがままな「いぬ」がおにいちゃんで、従順な「くま」が弟で……。
それでもとっても仲良しな、うちの孫たちを見ているようで、
ほのぼの感が伝わる絵本です。
(茨城県 柿沼美沙子様)
●絵もお話も、ぎゅーっとしたくなるくらいかわいすぎっっ!!
昔は自分が「いぬ」で「くま」みたいなパートナーがほしいと思っていたけれど、
いまは「くま」みたいな大人になれたらなって思います。
でもやっぱり愛されてる「いぬ」がうらやましいな。
(東京都 ひたそ様)
●子どもの頃、大好きなくまのぬいぐるみがありました。
そして、犬の種類は違いますが、いつも一緒な犬がいました。
自分が学校に行っている間に、こんな話がくり広げられてたら、たのしいなと思いました!!
(東京都 だい様)
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お便りをお寄せくださった皆様、どうもありがとうございました!
ぬいぐるみプレゼントキャンペーンも開催中ですので、
本屋さんで「いぬとくま」に出会ったら、ぜひお便りください。
お待ちしています!
2008/10/2 木曜日
上田 :大阪店
イベント
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こんにちは、大阪店の上田です。
大阪店では、10/13(月・祝)まで「かがくのとも」フェアを開催しています。
「子どもが好奇心をかきたてられるような科学書を」という思いのもと、
世界初の月刊科学絵本として刊行された福音館書店の「かがくのとも」は、
来年4月でなんと40周年!
工夫するおもしろさを伝えるものや、生きものの不思議にせまるものなど、
1冊1テーマで、不思議が起こる過程をたのしく丁寧に説明してくれています。
今回は、その中から3冊ご紹介いたします。
この絵本は、記念すべき「かがくのとも」第1号の作品です。
人間になくて、動物にあるもの……
と言われていちばんに思いつくのは、「しっぽ」ですよね。
実はこの「しっぽ」、動物によってまるで違ういろんな役割を果たしているのです。
犬はうれしいときにはしっぽをふり、怖いときには後ろ足の間に入れてしまいます。
こうして自分の気持ちを表します。
ウシのしっぽは、ハエたたきの役割を。
リスは、枝から落ちないようにしっぽをふってバランスをとるなど、
それぞれのしっぽの役割に、思わず「なるほど!」と、うなってしまいます。
けがをすると赤い血が出ます。
血が出るのは、血の通っている管が破けてしまうから。
血の中には、酸素をからだに運んでくれるものや、
バイキンをやっつけるために、たたかってくれるもの、
流れる血を固めてかさぶたをつくってくれるものが入っていて、
わたしたちのからだの中で活躍してくれています。
「どうして血が出るんだろう?」という疑問にしっかり答えてくれる絵本です。
人間のからだって、不思議でおもしろい!
こちらは、なんと林明子さんのデビュー作。
『はじめてのおつかい』など、数々の人気絵本を描かれている林明子さんは、
1973年、かがくのともでデビューされました。
(同じ年、五味太郎さんもかがくのとも『みち』というタイトルでデビューされているんです。記念すべき年ですね!)
この絵本は、読んだらすぐに、かみひこうきをつくって飛ばしたくなりますよ。
折り方を変えてみたり、翼の先を切ってみたり。
かみひこうきって、工夫次第でいろんな飛び方をするんです。
折り紙を用意して、ぜひやってみてください。
さあ、あなたもかみひこうきのパイロットになりましょう!
期間中は、大阪店の階段のところに、
「かがくのとも」約40年の歴史を紹介したパネルを展示しています。
大パネルで迫力満点!!
目を通せば「かがくのとも」の全貌がわかるようになっています。
かがく絵本は、大人が読んでもおもしろく、
「そういうことだったのかー」と、
いままで当たり前と思っていた現象のなぞ解きをしてくれたり、
子どもたちの「なぜ?」の質問にわかりやすく答えてくれるものなどがたくさんあります。
ときには、生きる勇気をもらうことも。
この機会に「かがくのとも」に限らず、
みんなで考え、実践し、発見することのできるいろんなかがく絵本に出会ってください。
ご来店お待ちしています。
2008/10/1 水曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
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「子どもの本の定期便」 ブッククラブ・絵本の本棚から
9月の洋書「P2:じっくりコース」と「P3:どきどきコース」のご紹介です。
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P2じっくりコース:『そらいろのたね』って、The Blue Seedっていうんだ
The Blue Seed ◇Rieko Nakagawa/文 Yuriko Omura/絵 ◇Mia Lynn Perry/英訳 ◇2,415 円(税込)
日本語版:『そらいろのたね』
◇中川李枝子/文 大村百合子/絵
◇福音館書店/刊 ◇840円(税込) |
おなじみの『そらいろのたね』の、CD付き英語版。
どこの国の話でもありそうで、どこの国のでもない。
ちょこっと『ぐりとぐら』が登場するので、日本かな??
分け合うことのうれしさや、何かを育てる大切さなど、テーマは普遍的です。
空色とはいえ、ただの種。
「おもちゃの飛行機とどっちがほしい?」と聞かれたら、
おもちゃに手が伸びるところだけれど、
種から「大きな家」が育つかもしれないとしたら?
絵には描かれていない「そらいろのたね」って、どんな形?
想像力をかきたてられます。
日本の絵本の英語版って、ちょっとめずらしいですよね。
CD付きなので英語初心者にはうれしい1冊です。
朗読の速さは、“普通”と“ゆっくり”の2種が収録されています。
CDを聴いたあと、声に出してリズムをたのしむことができたら、
絵本のたのしみ方がぐーんと広がります!
このシリーズはほかに『ぐりとぐら』、『きんぎょがにげた』、
『いないいないばあ』などなど、ロングセラー絵本がそろっています。
クレヨンハウス東京店にて販売していますので、ぜひご来店ください。
*お電話でのお問い合わせは、
クレヨンハウス東京店 TEL03-3406-6492 までお願いします。
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P3どきどきコース: 青い鳥が絵描きのもとに舞い降りてはじまる、しあわせ探し
How To Paint the Portrait of a Bird ◇Jacques Prevert/文 Mordicai Gerstein/絵 Henry Holt & Co/刊 ◇2,142 円(税込) |
作者は、フランスの往年の名画「天井桟敷の人々」の脚本家であり、著名な詩人。
その作をコルデコット大賞受賞者のGesteinが、英訳しイラストをつけました。
『ある鳥の肖像画の描き方』は、実用書かと思わせて、
実は絵描きとその部屋に舞い降りた「青い鳥」の物語です。
絵描きは鳥かごを描いて、「青い鳥」が入るのを辛抱強く待つ。
でも入ったとたん、今度はなぜかかごの檻を消していく……。
芸術とは、しあわせとは? 示唆に富む一冊です。
詩の世界観を崩すことなく描かれたやわらかい色調のイラストが、
よりいっそう詩の世界へと引き込みます。
簡潔な詩の中に隠されたメッセージを読み解きながら、
じっくりと味わいたい絵本です。 |