2014/5/8 木曜日
絵本town
特集・あの作家さんのデビュー作!
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村上しいこさん
むらかみ・しいこ
『かめきちのおまかせ自由研究』
長谷川義史/絵
2003年/岩崎書店
●デビュー作の思い出
20枚以上の原稿を書いたことがなかったので、マス目を埋めるのが大変でした。
初稿のあと、「主人公の名前、1章、2章、6章を変えて下さい」と言われびっくり。
あわてて「どう変えるのですか」と聞くと、「子どもが喜ぶように」のひと言だけ。
本屋さんで、子どもが座り込んで自分の本を読んでいるのを見た時は嬉しかった。
当時の担当編集者さんとは、今でも東京へ行った時にはお会いして思い出話に花を咲かせます。
●作家を目指す方々への応援メッセージ
デビュー作を持って挨拶回りをしていたとき、店長さんから言われました。
「正直、もう児童書はいらないんです。古今東西の名作が、ずらっと並んでるでしょ。
あなたの本がどの本に変わってここに並ぶと思いますか」
同じ時期「10年後に三重県に村上しいこあり! の時代が来ますよ」と言ってもらったことも大きな励みになり、あれから11年、今では多くの書店さんで取り扱っていただいています。それからもう一つ、「書き続けて下さい」とも言って頂きました。
諦めずに書き続けて下さいね。
●村上しいこさんのページ
ホームページ http://www.geocities.jp/m_shiiko/
フェイスブック https://www.facebook.com/shiiko.murakami
ツイッター https://twitter.com/m_shiiko
●村上しいこさんの最新作
『ダッシュ!』
講談社/刊
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2014/5/8 木曜日
絵本town
特集・あの作家さんのデビュー作!
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村上康成さん
むらかみ・やすなり
『ピンク、ぺっこん』
1988年/ベネッセ → 2000年/徳間書店
●デビュー作の思い出
絵本出版への憧れと焦燥との悶々とする日々に、 当時、自分の思いつくことを必死で、絵本ダミーにこしらえてみたりしていました。
しかしそれは、自分でも納得できるものではありませんでした。
そんな時あれこれ見てくれた故Y編者に、いざぼくの大好きな渓流のヤマメ釣りの話をし始めると、ぼくの目は急に、イキイキとキラキラしてくるということでした。
「ヤマメで、絵本をつくりましょうよ!」と、Yさんの一声。
このYさんの洞察のおかげで、堰を切ったように、ヤマメのピンクのシリーズが生まれてきたのでした。
●作家を目指す方々への応援メッセージ
やはり、絵を描くことは、何をさしおいても好きであって欲しいです。
絵を描くことへの衝動に駆られる感動や思考に満ち溢れさせていて欲しいです。
そして、絵本の展開や構成の魅力に、ときめいてほしいです。
●村上康成さんのページ
村上康成美術館 http://www.murakami-museum.co.jp/
●村上康成さんの最新作
『おじさんとすべりだい』
谷口國博/作
ひさかたチャイルド/刊
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2014/5/8 木曜日
絵本town
特集・あの作家さんのデビュー作!
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tupera tuperaさん
ツペラ・ツペラ
『木がずらり』
最初は自費出版 → 2005年/PIEBOOKS → 2011年/ブロンズ新社
●デビュー作の思い出
ジャバラ絵本「木がずらり」は、当時住んでいた場所が見晴らしがよく大きな木がたくさんある場所で、その風景を眺めていてアイデアを思いつきました。
雑貨制作をメインに活動していた初期は、手作りをした商品をお店に直接卸して販売していました。絵本も同じように自分達で作って販売しようという流れが自然にあり、自費出版にしました。
せっかく作るのなら、まずは本作りを全て自分達で体感して学びたいという気持ちも強かったと思います。100万円の予算をかけ、印刷屋さん、製本屋さんに何度も足を運び、現場の方からたくさんのことを学びました。
また、その後の流通でも、販売してもらったお店の方や買ってくれた人からの感想などを直接聞く事ができたことが、とても励みになりました。
この本に関る全ての人とじっくりと向き合って作品を作る事ができた事が一番の思い出で、自分達の絵本作りの原点になっていると思います。
●作家を目指す方々への応援メッセージ
作る時は自分らしく楽しく。
作品が出来上がったら、気の合う人と目一杯分かち合う。
気に入ってくれた人を大切にする。
自分達が大事に思うことです。
●tupera tuperaさんのページ
ホームページ http://www.tupera-tupera.com/
フェイスブック http://www.facebook.com/officialtuperatupera
ツイッター https://twitter.com/tuperatupera
●tupera tuperaさんの最新作
『おめんワークボックス』
コクヨS&T/刊
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2014/5/8 木曜日
長谷川: 編集部
絵本つれづれ, クレヨンハウス出版の絵本
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みなさま、こんにちは。
編集部の長谷川です。
ゴールデン・ウィークはいかがお過ごしでしたか。
クレヨンハウスでは上野の森親子フェスタに出展し、
おおぜいの方にお越しいただきました。
ありがとうございました!
さて、上野と言えば、動物園!
動物園と言えば、この方でしょう!
人気絵本作家・あべ弘士さんが
はじめて翻訳した絵本が登場です!
『ぺっこぺこヒグマ』
ニック・ブランド/作
あべ弘士/訳
定価:1,620円(税込)
朝から、釣りをしていた
おなかぺっこぺこのヒグマが
ようやく釣り上げたのは、
シロクマの乗った氷!
両手いっぱい、魚を抱えたシロクマは、
ひと休みするところを一緒に探してくれたら、
魚をあげる、とヒグマに言いますが……。
ヒグマは魚を食べられるでしょうか!?
あべ弘士さんがヒグマになりきって訳した本書、
動物園のクマを見る目も変わるかもしれません!?
ぜひお手にとって、ご覧くださいね!
そして、あべ弘士さんの好評既刊、
こちらももう一度読みたくなるかも……?
『あべ弘士どうぶつ友情辞典』
あべ弘士/著
定価:1,728円(税込)
あべさんの「どうぶつ交友録」。
しみじみと「ひと」が好きになり、
元気が出てきます。