■鳥たちと、Up,Tall,Highの違いをたのしんで!

英語絵本 No Comments

こんにちは、ブッククラブの横山です。

「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
5月の英語絵本「P1コース」でお届けした絵本を紹介します。

今回は、なんともユーモアいっぱいの鳥たちの絵本です。
実はこの絵本、ちょっとした仕掛けがあるのもうれしいところです。

◆『UP,TALL AND HIGH!
Ethan Long/作
Putnam/刊
2,333円(税込)★鳥たちのユーモラスな競い合い★

ひと口に「鳥」といっても、
手のひらに収まってしまうほどの小鳥からダチョウのような大きな鳥まで、
実にさまざまな種類がありますね。
空を高く飛んだり地面を走ったりと、その特徴もいろいろ。

そんな鳥たちが、
「わたしは背が高いよ!」「高くまで飛べるよ!」「高いところにいるよ!」
とそれぞれ自慢げに言い出します。
わたしのほうがもっと……と次々に新しい鳥が登場して
くらべあいっこになっていくのですが、
このやりとり、どこかで見覚えが……。

人間の子どもたちも、よくこんなやりとりをしていますね。
とくに、自分よりも大きな鳥がやってきたときに
いちばんちいさな鳥が言うひとことときたら!
ぜひ実物で読んでみてくださいね。
鳥たちのコミカルな表情に、ますます親近感が湧いてしまうはずです。

こちらの本は、いちばん初級向のP1コースなので
お話自体は短く、文章もすべてセリフです。
テンポよいセリフがぽんぽんと展開していくのも気持ちいいので、
英語絵本初心者やちいさな子にもたのしめそう。
そして、何か所かページにしかけがあり、
簡単なしかけながらもお話のアクセントとして盛り上げてくれます。

「Up」「Tall」「High」の三つの単語がテーマになったストーリーが3本。
それぞれ高さを表す単語ですが、英語ならではの表現の違いもおたのしみください。

<絵本town特集>斉藤洋さんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作! No Comments

斉藤洋さん
さいとう・ひろし

●デビュー作の思い出
なにしろ、猫が書いた原稿で、それほど読みやすい字ではなく、読み取るのもてまがかかったし、ワープロで清書するのもたいへんでした。

作家を目指す方々への応援メッセージ
講談社の新人賞に応募するのが一番近道だと思います。

●斉藤洋さんの最新作

ハムレット
佐竹美保/絵
あすなろ書房

>> 絵本townで購入できる著作


>> デビュー作特集 作家一覧を見る

■上野紀子さん原画展&なかえよしをさんサイン会

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ロングセラー絵本『ねずみくんのチョッキ』。
おかあさんが編んでくれたチョッキを、
いろんなどうぶつたちに「ちょっと きせてよ」と言われて、
貸してあげるねずみくん。

どんどん伸びていくチョッキを見てハラハラしながらも、
「すこし きついが にあうかな」と言うどうぶつたちの表情がおもしろくて、
わたしも子どもの頃に何度も読んでもらった記憶があります。

そのねずみくんシリーズが、40周年を迎えました。
東京店子どもの本売り場では、
シリーズ31作目の最新刊『へんし~ん ねずみくん』の
原画展を6月2日(月)まで開催中です。




なかえよしを/作
上野紀子/絵
ポプラ社/刊
1,080円(税込)

へんし~ん ねずみくん
ねずみくんが、着ぐるみを着てうさぎさんに変身!
みんなはすっかりうさぎさんだと思い込み、
ねずみくんは、いたずらがうまくいってニヤニヤ。

でも、ねみちゃんだけには、ねずみくんだとばれてしまいます。
そのわけは……?

そうそう、これは新刊会議でスタッフが発見したことですが、
表紙でいさましいへんしんポーズをきめているねずみくんの
帯を取ると……なんと絵が変わります!
こんなところにも遊びごころが……と、うれしくなりました。
店頭で、お手に取ってぜひ確かめてみてくださいね。

鉛筆で描かれた原画は、あたたかみがあって、
一本一本の線を大切に描かれているなあと感じます。
さまざまな鉛筆を使い分けられて描かれているそうです。
ぜひ、この機会にご覧ください。

そして、5月24日(土)15:00~16:00には、
作者のなかえよしをさんのサイン会を行います。
4月末より、なかえよしをさんの絵本をご購入いただいたお客様には
整理券を配布していますが、
当日お越しいただいても大歓迎です。
ぜひご参加ください!
お待ちしております。

<絵本town特集>西巻茅子さんのデビュー作

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西巻茅子さん
にしまき・かやこ

『ボタンのくに』
なかむらしげお/文
1967年/こぐま社

●デビュー作の思い出
1967年、まだ絵本出版が少ない頃でした。絵本がどんなものか、どうやって作るのかも全く知らない時に、出版社に言われて無我夢中で作ったもので、出版され本屋の店頭に並んでいるのを見るのは恐いものでした。

作家を目指す方々への応援メッセージ
他人のまねをせず、自分の力を信じて、自分の中にあるもので表現することが大切だと思います。

●西巻茅子さんの最新作

わたしのワンピースおさんぽセット
こぐま社/刊

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