2007/11/20 火曜日
天田 :編集部
絵本つれづれ
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こんにちは。編集部の天田です。
ただいま発売中の[月刊クーヨン]12月号の付録は、
絵本作家のどいかやさんがクーヨンのために描きおろしてくれた、
とってもかわいいクリスマスカード「チプルとチポロのクリスマス」です。
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←画像をクリックすると拡大します |
雪の森を歩く女の子と男の子、木々の間からは森の動物たちが二人を見守って……
まるで1冊の絵本のように物語が広がります。
しかも、このカード、着せ替えができるんです!
変身したチプルとチポロは、ムクムクのこぐまのようにかわいいです。
これから森の動物たちとクリスマスを祝うのでしょうか?想像がふくらみます。
こんなカードをもらったら、みんな笑顔になってしまいますね!
どいさんはつねに自然や生きものたちにやさしい眼差しをそそいでいます。
そんなどいさんの絵本を1冊ご紹介。
『ハーニャの庭で』には、山の麓のうつくしい庭の1年が描かれています。
猫のハーニャとお家のひとのほかに、四季折々に庭を通り過ぎる小鳥や虫など、
人間よりもずっと前からそこに住み、そこを通り道としたちいさな生き物たちがていねいに描かれています。
春のむせるような土のにおいや、新緑を吹きぬける風、夏の朝もやのしっとりとやさしい感触……
ページをめくるごとに、まるでその庭にいるような感じがしてきて、自然とのつながりを感じます。
この魅力的な庭はどいさんの理想の庭なのだそうですよ。
2007/11/19 月曜日
admin
絵本つれづれ, クレヨンハウス出版の絵本
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1976年12月、32年前。
クレヨンハウスは表参道に子どもの本とレストランを併設して始まりました。
小さな絵本屋だったけれども、
カフェのある「座り読みOK」の書店は、ずいぶん話題になりました。
そして来たる2007年12月5日、32周年をむかえます。
32年間、変化したこと・変わらないこと、たくさんあります。
でもずーっと「絵本をよむこと」「絵本を作ること」に向かい合ってきました。
クレヨンハウスがそんな自負で刊行した書籍、
絵本ガイド『絵本town』と『絵本スクール』を、
ブログ限定企画として抽選で読者の方10名様(各5名様)にプレゼントいたします!
1冊1冊、クレヨンハウスオリジナルの「エコバック」に入れて。
ブログ読者様に感謝をこめて。
| ●32周年創立記念日プレゼント企画/プレゼントの種類 |

『絵本town』
(定価1,600円・06年10月刊)
+オリジナルエコバック |

『絵本スクール』
(定価1,200円・07年7月刊)
+オリジナルエコバック |
※「クレヨンハウス オリジナルエコバック」(定価840円トート型)
サイズは、縦41cm 横35cm マチ14cm。
素材はコットン100%(無漂白)で、ロゴのプリントは大豆油インキ使用。
たっぷり入り丈夫でスタイリッシュな、オリジナルのエコバックです。
↓↓商品についてはこちらからご覧いただけます(eショップへ)↓↓
『絵本town』 『絵本スクール』 「クレヨンハウスオリジナルエコバック」 |
| ●応募方法 |
Eメール(e-shop@crayonhouse.co.jp)に、タイトルを「プレゼント希望」とし、
[A・Bいずれか][お名前] [ご住所] [電話] [メールアドレス] をお送りください。
また、クレヨンハウスやこのブログへのご意見、クレヨンハウスとの思い出などもあれば、添えていただくと嬉しいです!
「タイプA」「タイプB」を抽選で各5名様、合計10名様にプレゼントします。※ご応募頂いたメールアドレスには、クレヨンハウスからのお知らせを配信させていただく場合があります。ご了承くださいませ。 |
| ●締め切り |
| 12月5日(水) |
| ※当選された方にはEメールにてご連絡いたします。 |
2007/11/16 金曜日
川辺 :eショップ
クレヨンハウス出版の新刊
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こんにちは。クレヨンハウスeショップの川辺です。
クレヨンハウス通信vol.323(12月号)の”NEW BOOKS”のコーナーで紹介されている
今月の新刊絵本10冊を、eショップにアップしました!
こちらからご購入いただけますので、どうぞご覧ください。
今日はそのうちの一冊、
『マリーのお人形』をご紹介します。
(新刊ながら、既にわたしのお気に入りです♪)
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『マリーのお人形』
ルイーズ・ファティオ/文
ロジャー・デュボアザン/絵
江國香織/訳
BL出版/刊
1,575円(税込) |
骨董品店のショーウィンドウに座るアンティークのお人形は、
幸せなお姫様として生まれたはずなのに、毎日ため息ばかり。
「いっしょに遊べるおんなのこさえいてくれたら・・・」
そんな幸せを夢見ていました。
そんなお人形を毎日ながめては手を振るおんなのこ、マリー。
でも、高価なお人形を自分のものにするなんてできませんでした。
そんなふたりの想いがかなう、すてきなお話です。
スイス人のご夫妻の作った絵本を、
あの江國香織さんが訳しました。
そしてこの絵本には、なんと!お人形用のちいさなサイズの絵本がついています。
なんとも素敵な演出だと思いませんか?
クラシカルな色使いもおしゃれで可愛らしい一冊です。
2007/11/14 水曜日
近藤 :東京店
イベント
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先日のブログでも紹介しましたが、先週の土曜日11月10日(土)
[子どもの本の学校]の講師として、明和電機の土佐信道さんがクレヨンハウス東京店にやってきました!
毎回、[子どもの本の学校]の日は、入り口正面の棚に講師の先生の著作をならべてお客様をお迎えしています。
それは私たちスタッフにとっても楽しい作業です。
講師の先生によってずいぶんと雰囲気がちがう棚ができあがるのでとても楽しいんです。
そして、今回土佐さんの場合、谷川俊太郎さんとのコラボ絵本『すーびょーるーみゅー』とともに棚にずらりとならんだのは、
「魚コード」「ノックマン」をはじめとする明和電機さんが生み出して来た名作グッズの数々!!
講演会がはじまるまえから、その棚がかもし出す雰囲気は、圧倒的なナンセンスでありユーモアであり、知性であり、笑いでした。
棚を作るだけで、すでにわくわくしてしまったスタッフ一同でした。
さて、いよいよ講演会がはじまりました。
DVDとパソコンの映像を用いながら語られていったのは、
前半に、ご自身の生い立ちからはじまって、いままで展開されてきたさまざまな活動。
そして後半には、いまの現状と今後の展望でした。
その多岐に渡る活動の紹介だけでも十分に興味深いものでしたが、
やはりなんといっても、興奮したのは、その活動の背景に広がる土佐さんの哲学と論理でした。

谷川俊太郎さんとの絵本『すーびょーるーみゅー』
は、まさに紆余曲折の制作過程を……。
(撮影/宮津かなえ)
こういうことをたっぷりと聞けるのは講演会ならではの醍醐味だなぁとつくづく思いました。
※この様子は、月刊クーヨン2008年2月号(1月上旬発売)に掲載されますので、ぜひご覧になってくださいね!

中学生のときに書いたイラスト入り詩集も公開!
ご本人は赤面モノだそう。(撮影/宮津かなえ)
それにしても、学生の頃から、テレビやその他メディアで拝見し、
「おもしろいなぁ。かっこいいなぁ」と思っていた明和電機さん。
その明和電機さんにこうしてクレヨンハウスで講演してしていただき、お客様に喜んでいただけたことは、なんだか信じられないぐらいうれしい時間でした。
土佐さん、そしてご来店くださったお客様。本当にありがとうございました。
明和電機オフィシャルサイトは>>こちらから
2007/11/13 火曜日
村山 :ブッククラブ
英語絵本
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「絵本の定期便」ブッククラブから初投稿です。
もう20数年つづけてきたブッククラブですが、
昨年から、洋書コースがリニューアルになりました。
今までより価格が安くなり、さらに「洋書ガイド」までついてくる、
というパワーアップぶりです!!!
たくさんの洋書絵本のなかから「これだ!」というものを選ぶのですが、
そのポイントは洋書独特のものがあります。
絵、紙、内容、そして英語のニュアンス・・・。
英語のニュアンスをよみとるのは、やっぱりムズカシイ! でも、
長年洋書にたずさわってきた大島さんの力を借りて、
「これだ!」を決めています。
で、11月にお届けする本に選ばれたのはこちらの本。
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| ◆Colin Thompson & Amy Lissiat/作 Kane Miller Book Pub/刊 2007年/初 |
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| ◆ハードカバー |
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| ◆P3:”Release your inner Riley!”(あなたの中のライリーを解き放て!) |
| 2,184円(税込) |
| 作者たちが65歳と87歳。その人生経験の長さあってのことなのか、随所で思いがけず大人も人生を考えさせられます。望みすぎないことが幸福の秘訣だとネズミのライリーが教えてくれます。 |
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| ◆Mordicai Gerstein/文 Roaring Brook Press/刊 2003年/初 |
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| ◆ハードカバー |
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| ◆P2:今はなきNY世界貿易センターの間を綱渡りした男の話 |
| 2,457円(税込) |
| これはまだあのビル(世界貿易センタービル)が建っていたころのこと、ひとりの曲芸師がその2つのビルにワイヤーを張って「綱渡り」に成功した実際の話を元にしています。 |
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| ◆Gary Craig/作 Elora Media/刊 2004年/初 |
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| ◆ハードカバー |
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| ◆P1:理屈好きな幼児の「おひさまは夜どこへ?」にも答えてくれる本 |
| 2,048円(税込) |
| 「おひさま」は太陽で、わたしたちが住んでいる「ここ」は地球という星の上だなどと、壮大な宇宙の話をするきっかけにできそうです。難しいはなしを、とてもシンプルな英語で表現しています。 |
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よくよく読んだはずの洋書でも、
毎月とどく、ブッククラブ会員の方からの「感想」を読むと
意外な読み方をされていてびっくりすることもあります。
(それこそ、絵本の自由な読み方!)
もちろん、会員以外のかたも読んでみていただきたい3冊!
どこまでたくさんの読み方があるか、とってもたのしみです。
2007/11/8 木曜日
近藤 :東京店
絵本作家さん, イベント
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東京店子どもの本売場で月曜日11月5日からはじまったのは
植田真さんの最新刊『マーガレットとクリスマスのおくりもの』原画展です!!
植田さんはイラストレーターとしてご存知の方も多いかもしれませんが、
ここ数年、絵本も数点描いていらっしゃいます。
また児童文学の挿絵も多く、子どもの本の世界でも大活躍!
このことを子どもの本屋スタッフとして、とてもいいなぁと思っています。
というのも、植田さんが描く静けさが漂う、それでいてものすごく広々とした世界(静かだけど、耳をすませていると、はるか遠くからかすかな音が聞こえてくるような不思議な世界)は、その一枚の絵に物語がつまっているようで、とても絵本にあっているなぁと思っているからです。
(きっとささやかなことをとても大切にしているからこんなに物語がつまるのでしょう)
それにしても、植田さんの絵を眺めている時に感じる「ひろびろ感」というのはいったいなんでしょう。
本当に強力な「ひろびろ感」です。
眺めていると、いま眺めている「ここ」じゃなくて、どこか「むこう」があるという感じがしてきます。
そんなことを感じると、「ああ旅に出よう」とか「なにか探してみよう」とかこころが動いてきます。
当たっていないかもしれませんが、勇気にちかい気持ちのように思えます。
今回の絵本の見所は、その絵はもちろん、いままでの絵本に比べてストーリー性があるというか、物語がかなりくっきりしているところも見所です。
読んでいるとまるで短編の映画を眺めているような感覚になるんです。
そんな植田さんの新しい面も見せてくれる原画展は、
18日まで開催していますのでぜひみなさん遊びに来てくださいね!!
昨日は、できたてほやほやの絵本に植田さんがサインをしにきてくださいました。
そんなわけで、サイン本も販売中です!!
いつもながらの、ちょっと照れたような、それでも真剣な顔つきで(それでいてたまにはあほなことをいいながら)サインをしてくださった植田さん。
サインは何種類かありますので、かわいいのや、かっこいいの、どうぞお気に入りを選んでくださいね。
『マーガレットとクリスマスのおくりもの』植田真さん原画展
期間:11月5日(月)~11月18日(日)
「マーガレットとクリスマスのおくりもの」オフィシャルサイトは>>こちらから
2007/11/6 火曜日
吉原 :編集部
絵本作家さん, イベント
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日曜日に、明和電機さんのイベント「バカロボ2007」に行ってきました。
「笑えるロボット世界一」を目指して、予選を勝ち抜いた8組のみなさんが自慢のロボットを披露するというもので、
ナンセンスをとことんまじめにやっちゃうおもしろさに、
感動すら覚えた(!?)ひとときでした。
優勝したのは、「キントレーZ」という腕立て伏せをがんがんやって自分を鍛えるロボットでした。
受賞の理由は、人間はからだを使うほど進化するけれど、ロボットは動くほど劣化する。なのにやっちゃうばかばかしさがイイ、というもので、なるほど~!
笑うって、とっても知的なことですよね。怒ったり、憎んだりするよりも。
さて、そんな明和電機の土佐信道さんが、クレヨンハウスへやって来ます!
「子どもの本の学校」講師として、発想の源泉をお話してくれます。
子どもの本の学校 >概要
「明和電機のアイデアスケッチ」
11月10日(土)16:00~17:30 クレヨンハウス東京店
11月11日(日)16:00~17:30 クレヨンハウス大阪店
「明和電機はたくさんのおもしろ機械をつくりますが、その出発点は「スケッチ」です。
紙とペンで絵を描くことで世界観をつくる、ボクの制作の原点を紹介します」(土佐信道さんより)
当日券 2,500円/開場 15時30分より
問い合わせ 東京店TEL.03-3406-6492 大阪店TEL.06-6330-8071 |
谷川俊太郎さんとの新作絵本『すーびょーるーみゅー』は、Tシャツなどオリジナルグッズも販売します。
笑えるインテリジェンス満載の土佐さんの脳みそ、編集担当者としても興味津々です。
『すーびょーるーみゅー』
土佐信道/絵
谷川俊太郎/文
クレヨンハウス/刊
1,260円
2007/11/5 月曜日
近藤 :東京店
絵本つれづれ, 絵本作家さん
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10月31日お店に遊びにいらっしゃったのは
ちばちかこさんと、たかどのほうこさんです!!
10月22日(月)~11月4日(日)にひらかれた
『とおいまちのこ』ちばちかこさん原画展に見に遊びに来てくださいました。
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『とおいまちのこ』
たかどのほうこ/文 ちばちかこ/絵
のら書店/刊 1,365円(税込)引越しをしてきた女の子。自分が住んでいたとおいまちのことをまわりの子どもたちに話しますが、話すうちに懐かしくなって悲しくなってしまいます・・・。
だけど、その話はまわりの子どもたちの胸に染み込んで、そして夜になると星までとどき、星はすてきな出来事をおこしてくれるんです。 |
絵をちばちかこさん、文章はたかどのほうこさんによる、この絵本は、
やさしい色とあたたかいストーリーで、店頭でも多くのお客さまに喜ばれています。
ところで、ちばさんとたかどのさんは、実は姉妹だということをご存知でしょうか?
いままでも『ココの詩』『時計坂の家』などのたかどのさんの作品で、ちばさんが挿絵を描かれたことがありますが、
今回はおふたりでつくるはじめての絵本となりました。
そんな記念の絵本の原画展を開催する事ができて、とてもうれしく思いました。
クレヨンハウスのテーブルでゆっくりとにこやかにおしゃべりしているおふたり。
その様子をながめていると、おふたりの子どもの頃の姿がふっと浮かび上がるようでした。
絵本や童話をはさんでおしゃべりしているおふたりのちいさい頃の姿です。
そして、こんなふうに時間を経て、一冊の絵本を作ったこのこと自体が、
まるで絵本のようなすてきなお話のようだなぁと思ったりしました。
ありがとうございました。
2007/11/3 土曜日
吉原 :編集部
英語絵本
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最近、仕事がら洋書絵本を読む機会が増えました。
とはいえ、「英語大好き!」とはとても言い難いわたくし。
洋書絵本を手にすると、自然と絵をたのしむことになります。
もうちょっとさあ、読めないとまずいんじゃないのォ? と思いつつ、
これって子どもたちの絵本のたのしみ方だよなあ、と少しうれしかったりして。
そんなことを考えながら、ふと自宅の本棚から取り出した絵本を、
きょうはご紹介したくなりました。
『YOKO』というタイトルのこの絵本、実は何年か前の誕生日に、子どもの本売り場ス
タッフのみんなが選んでくれた一冊です。
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『YOKO』
ROSEMARY WELLS/作
HYPERION/刊
2,048円 |
もらったとき、「カワイイ!」と歓声をあげました。
だって、見てくださいこの表紙。
千代紙が使われていて、赤・紫・黄色という色合わせも好みでした。
しかも見返しは……一面のお寿司!
この絵本、マルチカルチャーのお話なんです。
日本からやって来たネコのYOKOちゃん、
お弁当にお寿司を持っていきますが、
学校の友だちに、「なにそれ、オエ~」なんて具合にからかわれてしまいます。
それを見た先生が、知恵をしぼって考えたのが、「インターナショナルフードデイ」。お家からそれぞれの郷土料理を持ち寄って、パーティーをしようという趣向です。
そうしてお寿司のおいしさもわかってもらえて、よかったね、YOKOちゃん!という内容(だと思います)。
「みんな違って、みんないい」のこころが、いいでしょう?
調べてみると、YOKOちゃんのお話は何冊かシリーズで出ていました。
YOKOちゃんが折り紙をしている表紙の『YOKO’s Paper cranes』も、読んでみようと思います。