やんちゃにもほどがある!?

クレヨンハウス出版の新刊, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

こんにちは。編集部の福寿です。

この絵本、読んだひとが思わず「わがやのことだ!」と
叫びたくなっちゃうんですよ。

なぜって……。

毎朝、登園や登校前に「早く、ごはん食べて!」

夜になったら「もう寝なさい!」「まだ寝ない!」

連日、親子のかけひきが繰り広げられているご家庭、多いですよね?

『だれが きめるの?』は、まさに、そんな親子が登場します。

やんちゃっ子の絵本2
『だれがきめるの?』
スティーナ・ヴィルセン/作
ヘレンハルメ美穂/訳
1,050円(税込)

先日ご紹介した『だれのズボン?』と同じ「やんちゃっ子」のシリーズで、
スウェーデンからやってきました。

主人公の「こぐまさん」は、見るからに言うことを聞かなそ~な目つき。
何でも「やだ!」と反発しますが、ママぐまさんも負けていません。

そのやりとりが、いかにもありそうで、ツボに入っちゃうんです。

子どもごころも、親の気持ちも、ガッチリつかんでしまうこと、間違いなし!

2月14日発売です。
★クレヨンハウス店頭及びeショップにて先行発売開始!

やんちゃっ子たちがやってきた!

クレヨンハウス出版の新刊, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

こんにちは。編集部の福寿です。

うさぎ年といえば(って、もう干支はいいか……)、
ラプー探偵に続き、ヘンな「うさぎさん」が登場する絵本が
間もなく発売になります!

スウェーデンで大人気のイラストレーター、
スティーナ・ヴィルセンさんの作。

本国では10作も出ている絵本シリーズで、
そのうち3冊を同時発売の予定です!

原書と同じく18センチほどのちいさめ絵本。

『だれのズボン?』は、
「ぶたくまさん」「うさぎさん」「とりさん」が
ズボン、くつ……と次々身につけて出かけようとするお話。

『やんちゃっ子の絵本1 だれのズボン?』
スティーナ・ヴィルセン/作
ヘレンハルメ美穂/訳
1,050円(税込)
※2月14日発売

3匹は正しい服を選べません。

「あれれ……。へんですね。なんだか ちがうみたいですよ!」

このくり返し。
読者も思わず、「ちがうみたい!」と声をそろえたくなっちゃいます。

果たして、うまく着られるのでしょうか……?

「やんちゃっ子」たちの姿は不思議だし、表情がとにかく魅力的! 
北欧的な柄が生かされた洋服もキュートです。

子どもはもちろん、大人だって何度も眺めたくなること間違いなし!

あなたは「ウサギ派」それとも「アヒル派」?

英語絵本 No Comments

「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
1月の英語絵本「P1:ようこそコース」と「P3:どきどきコース」のご紹介です。

まずは「P1:ようこそコース」。

★アヒルかウサギか、どっちに見える?★

「P1:ようこそコース」

◆『Duck! Rabbit!』
Amy Krouse Rosenthal/文
Tom Lichtenheld/絵
Chronicle Books Llc/刊 
1,714円(税込)

 翻訳版:
 『アヒルだってば! ウサギでしょ!』
 いまえよしとも/訳
 サンマーク出版/刊
 1,470円(税込)

今月はウサギ年にちなんで、ウサギの絵本をご紹介します。

あれ? でも表紙の絵をよーく見ると、
ウサギの耳ではなく、アヒルのくちばしにも見えますね。

いったいどっちなんでしょうか?

さて、そんな謎の動物をめぐって、
ふたりの登場人物がアヒル派とウサギ派に分かれて、
言い合いをはじめます。

それぞれ確信があり、その根拠をいろいろと挙げるうちに、
謎の動物はどこかに消えて……。

ものごとの見え方はひとそれぞれ。
家族みんなでたのしめる「だまし絵」絵本です。

★ネズミが泊まりに来た夜、クマは眠れるかな★

「P3:どきどきコース」

◆『A Bedtime for Bear』
Bonny Becker/文
Kady MacDonald Denton/絵
Candlewick Pr/刊
1,714円(税込)

ちょっと気むずかしいクマのもとに、
友だちのネズミが泊まりにきます。

クマは友だちがくるのはうれしいけど、生活をみだされるのはイヤ。
「友だち間の距離の取り方」といった、現代的とも言えるテーマです。

その夜、クマはネズミの出す物音が気になって眠れません。
それを注意されたネズミは、
どのくらいの音なら気にならないのかとテストをはじめて……。

クマにきつく言われても、
少しもめげないネズミのしつこさが笑いを誘います。

あの大ヒットソングを絵本でもう一度

英語絵本 No Comments

こんにちは。

2011年もブッククラブ・絵本の本棚では、
選りすぐりの絵本をお届けしていきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いします。

では「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
1月の英語絵本「P2:じっくりコース」をご紹介します。
 

★パフという魔法の竜を知っている?★

『Puff,the Magic Dragon』
Peter Yarrow & Lenny Lipton/文
Eric Puybaret/絵
Sterling Pub Co Inc/刊
1,714円(税込)

 翻訳版『魔法のドラゴンパフ』
 さだまさし/訳
 武田ランダムハウスジャパン/刊
 2,100円(税込)

ホナリーと呼ばれる海辺にパフという魔法の竜が住んでいました。

ジャック・ペーパー少年は、パフと大の仲よし。
おもちゃであそんだり、船で冒険に出かけたり、
いつも一緒に過ごしていました。

しかし、竜が不老不死であるのに対し、少年は成長します。
ある夜から、少年は会いに来なくなり、竜は悲しみにくれるのでした。

1963年にピーター、ポール&マリーが歌い大ヒットしたフォークソング
「Puff,the Magic Dragon」の歌詞をそのまま絵本にしたという本書。

歌詞だけに、同じフレーズが何度もくり返されるのですが
幻想的な絵がわたしたちに物語を展開してみせてくれます。

そして、うれしいことにこの絵本には歌の入ったCDがついています。

実際に歌を聞きながらページをめくると、
よりいっそう絵本の世界が広がり、感動もひとしおです。

今年の主役はラプー探偵!

クレヨンハウス出版の新刊, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

こんにちは、編集部の吉原です。

さてさて、うさぎ年のはじまりに、
もう一冊ご紹介したい絵本がありました!

われらが「ラプーたんてい」シリーズの新作が
新春に発売したんです。

ジャーン。

『ラプーたんていのじけんぼ4
ケーキにのったサクランボちゃん』

ベネディクト・ゲチエ/作
野崎歓/訳
1,365円(税込)

今回ラプー探偵のところにやってきたのは、ネコのシャシャ。
「あのこが、ぼくのケーキを とっちゃったの!」

なるほど、チョコレートケーキの上には、かわいいさくらんぼが。
「ケーキのうえって さいこうなの! ふんわりしていて、らくちんで!」

この珍事件、ラプー探偵、どうやって解決するの?

今年こそ名推理をお願いしますよ。
ファンが増えてるんですから!

2011年、ぴょんといきましょう!

絵本つれづれ, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

あけましておめでとうございます。

2011年、はじまりましたね!
年賀状で久しぶりのひとたちの近況などたのしく読みながら、
今年はやっぱり「うさぎ」が気になります。

自分はもしや「うさぎ」フェチかも……と気づいたのは、
この絵本がきっかけでした。
五味太郎さんの『うさぎはやっぱり』

「しろうさぎ」「ピンクうさぎ」から
「水玉うさぎ」「ヘリンボーンうさぎ」なんていうのまで、
五味さんが描くいろんなうさぎが19羽、
それぞれの主張とともに次々登場!
うさぎ好き垂涎の一冊なのです。

わたしが個人的にいっとう好きなのは「よくわからないうさぎ」です。
地味な色と不安そうな顔……もうたまりません、ノックアウトです。

うさぎ年のラッキーアイテムをお探しの方におすすめしたくて!
今年もクレヨンハウスの絵本ブログ、ご愛読をよろしくお願いいたします。


『うさぎはやっぱり』
五味太郎/作
クレヨンハウス/刊
1,260円(税込)

「もしもねずみを…」クリスマス特別版!

英語絵本 No Comments

もうすぐクリスマス!

家族や友だち、大切なあのひとに、
絵本のクリスマスプレゼントはいかがでしょうか?

クレヨンハウスではクリスマスイヴの24日まで、
閉店時間を1時間延長し、夜20時まで営業しています。

会社帰りや学校帰りにぜひお立ち寄りください。
お待ちしております!

それでは「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
11月の英語絵本「P1:ようこそコース」と「P3:どきどきコース」のご紹介です。

まずは「P1:ようこそコース」。

★If You Take a Mouseシリーズ、今回は「映画にネズミを連れて行ったら?」★

「P1:ようこそ」

◆『If You Take a Mouse to the Movies : A Special Christmas Edition』
Laura Joffe Numeroff/文
Felicia Bond/絵
Harpercollins/刊 
1,895円(税込)

 翻訳版『もしもねずみをえいがにつれていくと』
 青山南/訳
 岩崎書店/刊
 998円(税込)

もしも、ネズミを映画に連れて行くと、
どうなると思いますか?

ポップコーンがほしいってねだるんです!

ネズミにポップコーンを与えると、それを糸でつなぎはじめます。

すると今度は、できあがった物をツリーに飾りたいと言い出して、
映画の上映中にもかかわらず買いに走ります。

さらに、ツリーを持ち帰る途中で雪だるまを見ると、
ネズミは雪だるまをつくりはじめて……。

こんな自分勝手で突拍子もないネズミですが、
読めば読むほど愛着が湧いてしまうから不思議です。

米国ではベストセラーの「If You Take a Mouse」シリーズ。
今回はクリスマス特別版でCDつきという、
プレゼントにもピッタリの1冊です。

収録のクリスマスソングを聴きながら、絵本を読む。
なんともしあわせなひとときが味わえます。

★都会育ちの少女が、大草原地帯の美しさにめざめ……★

「P3:どきどき」

◆『Elsie’s Bird』
Jane Yolen/文
David Small/絵
Penguin Group/刊 
1,796円(税込)

都会に住む少女エルシーは母親の死を機に、
まったく環境の違う大草原の地に父親とふたりで移住します。

エルシーは新天地を好きになれず、家に閉じこもる日々を送ります。

ある日、カゴから逃げたカナリアを追って、
はじめて足を踏み入れた大草原で、
エルシーは自然の美しさを目の当たりにして……。

詩人でもあり、児童書のベテラン作家と、
コルディコット大賞受賞した画家の、
力強いコラボレーションです。

詩情豊かな物語と素晴らしいイラストが、
見るものを元気にしてくれそうです。

糸巻きのスツールに、ティーバックのクッション!

英語絵本 1 Comment

こんにちは。

12月に入り、日が暮れるのがいっそう早くなりましたね。
そのぶん、街のクリスマスイルミネーションがひときわ華やかに感じられます。

では「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
12月の英語絵本「P2:じっくりコース」をご紹介します。

★少女とネズミの2世代にわたる平行世界を描く★

『Mary and the Mouse, the Mouse and Mary』
Beverly Donofrio/文
Barbara McClintock/絵
Random House/刊
1,696円(税込)

 翻訳版『ないしょのおともだち』
 福本友美子/訳
 ほるぷ出版/刊
 1,680円(税込)

マリーは大きな家で家族と暮らしています。
一方、マウスは大きな家の中のちいさな家で家族と暮らしています。

それぞれ自分たちの生活空間で、日々の生活を送っていましたが、
ある夜マリーはフォークを床に落としてしまいます。
同時にマウスはスプーンを落とし、拾おうとかがんだとき、
はじめてお互いの存在を知ることに……。

なんといっても印象的なのは、マリーの家の中と平行して描かれる
マウスの家の中のかわいらしさ。

広げたたまごケースに布を敷いたソファや、ティーバッグのクッション、
糸巻きのスツール、そしてびんの王冠や切手が壁に飾られていたりするのです!!

そして、表紙にも注目です。
翻訳版『ないしょのおともだち』とはカバー絵が異なるのです。

こんな発見も原書ならではのたのしみですね。

2010年も残すところあと2週間ほど。
私、ブッククラブ・高橋の担当記事は、本年中はこれが最後となりました。

今年1年間ブッククラブ・絵本の本棚をご愛顧いただきましてありがとうございました。
どうかたのしいクリスマスと、明るい新年をお迎えください。

佐野洋子さんお別れの会にて。

絵本作家さん No Comments

こんにちは、編集部の吉原です。

先週、佐野洋子さんのお別れの会に参加させていただきました。

ゆかりの方々のお話、お仕事場のイメージでわっと並べられた作品……
佐野さんのずばぬけた魅力に圧倒されたひとときでした。

ついでに、「理想の恋人は、この絵本がわかる男子!」と
『100万回生きたねこ』をぎゅっと抱えていた、
わが少女時代も振り返ってしまいましたが。

タバコがお好きだった佐野さんのために、
献花ではなく「献タバコ」を、と呼びかけるねこ、
息子さんである広瀬弦さんが描かれたそうです。

オリジナルと見まごう色気でしたので、パチリ。

佐野さんのように100万回、まっすぐに生ききりたいです。

100万回生きたねこ
『100万回生きたねこ』
佐野洋子/作・絵
講談社/刊
1,470円(税込)

長野ヒデ子さん、サプライズいっぱい講演!

絵本作家さん, イベント No Comments

12月4日、連続講座「子どもの本の学校」に、絵本作家の長野ヒデ子さんがいらっしゃいました。

講演に向けて、「お隣の長野さんちでお茶するような感じでのーんびり、たのしくいっしょに皆とすごしたいです。」とおことばを寄せてくださっていた長野さん。その通り、なごやかな空気で会場を包みながら、ご自身のルーツを語ってくださいました。

 少女時代を過ごした、愛媛の自然豊かな浜は、人気シリーズ「せとうちたいこさん」を生んだだけでなく、古田足日さんの作品の挿絵を描く縁も運んできたのだとか。

絵本作家としてのスタートは、ご自身のお子さんのためにつくった手づくり絵本を、作家の岩崎京子さんが目に留めてくださったことがきっかけだったそうです。デビュー作『とうさんかあさん』や『おかあさんがおかあさんになった日』などは、お子さんとの日々の会話がもとになってできました。
長野さんご自身の暮らしから生まれた「種」が、多くのひとと出会う中で絵本として実っているのですね。

 講演の後半にはサプライズがたくさん飛び出しました! まずは、絵本『外郎売』にちなんで、小田原の保存会のみなさんが駆け付け、外郎売の口上を披露してくれました。

 発売されたばかりの『すっすっはっはっ こ・きゅ・う』の紹介では、音楽学博士である共作者の長野麻子さんが登場して、会場の皆さんと呼吸のレッスン。麻子さんは、長野さんのお嬢さんで、親子でのはじめての共作にまつわるエピソードも聞かせてくれました。
講演会後のサイン会には、麻子さんも参加して、おふたりそろっての貴重なサイン会となりました!
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せとうちたいこさん・デパートいきタイ
長野ヒデ子/作 童心社/刊 1,365円(税込)

おかあさんがおかあさんになった日
長野ヒデ子/作 童心社/刊 1,365円(税込)

すっすっはっはっこ・きゅ・う
長野麻子/作 長野ヒデ子/絵 童心社/刊 1,365円(税込)

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