2010/8/4 水曜日
吉原 :編集部
絵本つれづれ
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こんにちは、編集部の吉原です。
きょうはまたアブナイくらい暑いですね。
表参道や大阪・江坂付近で炎天下を歩く方は、
クレヨンハウスでちょっと涼んでいってください!
さて、クーヨン9月号が発売になりました。
今月の絵本ページ「絵本のきもち、子どものきもち」は、
「おもしろい!」の絵本特集です。
これくらい暑いと、もう南の島気分で、
ほがらかにアハハと笑って食べてお昼寝したい!
そんなときに読みたい絵本を集めました。
ご紹介したなかで、わたしの個人的おすすめは
『しゃっくりがいこつ』です。
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『しゃっくりがいこつ』
マージェリー・カイラー/作
S・D・シンドラー/絵
黒宮純子/訳
セーラー出版/刊
1,575円(税込) |
この絵本、出たときからのファンです。
シュールなナンセンスがたまりません。
がいこつがしゃっくりを止めたくていろいろな方法を試すお話ですが、
友だちのおばけなども出てきて、
夏+ちょっとこわい+大笑い=たのしくっていい気分、です。
>>eショップで「ナンセンス・ユーモア絵本」を見る
2010/7/20 火曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
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「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
7月の英語絵本「P1:ようこそコース」と「P3:どきどきコース」のご紹介です。
まずは「P1:ようこそコース」。
今月は2冊のお届けです。
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★広がる未来、小船に勇気をもらう★
P1:ようこそコース
◆『Little Boat』
Thomas Docherty/作
Candlewick Pr/刊
1,747円(税込) |
船窓を模して丸くくりぬかれた表紙を開くと、
まるで窓から覗いたような外洋が広がり、小船が航海するのが見えます。
そして次のページを開くと、見開きいっぱいに広がる海!
開放感あふれる画面に胸が高鳴ります。
大きな大きな海の上ではじまる小船の大冒険。
大波にもまれたり、海のモンスターに遭遇したり、
クジラやイルカとあそんだりと、ひと息つく間もなく冒険は続きます。
目指す先は海の端、そこにはいったい何があるのでしょうか!?
「UP=DOWN」
「DRY=WET」
「CLOSE=OPEN」などの反対ことばを、
おさるのジョージと一緒にあそびながら覚えるたのしい一冊です。
2コマ漫画風の展開がおもしろく、何度見ても飽きないのが魅力。
持ち運びに便利な小型サイズなので、
いろんな場面で活躍してくれそうです。
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★子ブタくん、君が船長だ★
P3:どきどきコース
◆『Captain Small Pig』
Martin Waddell/文
Susan Varley/絵
Peachtree Pub Ltd/刊
1,747円(税込) |
『BADGER’S PARTING GIFT』(翻訳名『わすれられないおくりもの』)
でおなじみ、Susan Varleyによる最新作です。
しかも、文章は
『Can’t You Sleep, Little Bear?』(翻訳名『ねむれないの? ちいくまくん』)
で人気を博したMartin Waddellなんですから、
絵本好きにはたまらなくうれしい一冊です。
ヤギと七面鳥のおじさんたちとともに、湖へ舟あそびに出た子ブタくん。
湖で釣りたかったのはクジラ、でも釣ったのはクツ片方だけ。
それでも子ブタくんは大満足、何か釣れるだけでうれしいんです。
子ブタくん、船長にしてもらって舟を漕いだはいいけれど、
疲れて眠りに落ち……。
のんびりとした時間と安心感が漂うすてきな絵本です。
2010/7/16 金曜日
大井 :子どもの本売り場
絵本つれづれ
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こんにちは。
子どもの本売場の大井です。
いよいよ夏休み! 明日からはじまるところも
多いのでしょうか。
東京店子どもの本売場でも、明日からいろいろはじまります。
ひとつめは、
西村繁男さん『おでんさむらい ひやしおでんのまき』原画展。
(~7月31日まで)

『おでんさむらい ひやしおでんのまき』
内田麟太郎/文
西村繁男/絵
くもん出版/刊
1,155円(税込)
高知の和紙に描かれた、夏の江戸の風景を
どうぞおたのしみください!
シリーズ全巻、作者おふたりのサイン入りを揃えました。
ふたつめは、
「スタッフピックス・夏休み版」。
お店の1コーナーとして、スタッフおすすめの本を
ご紹介している「スタッフピックス」のコーナーでは、
夏休み中は毎日日替わりで、「今日の1冊」をピックアップ。
ツイッターでもご紹介します。
スタッフおすすめの読みもののリーフレットもつくりました。
好きな本、気になった本、もう一度読み返してみたいあの本を
どうぞお店に読みにきてくださいね。
座り読み大歓迎です!
みっつめの、緑のカーテン。今年はお店のあちこちにあるので、
もうすぐ夕顔の大きな白い花がたくさんたのしめるかも。
今、一生懸命つるを伸ばしているところ。
葉っぱが揺れるのを涼しい店内で眺めながら本を読みに、
あそびにいらしてください。お待ちしています!

子どもの本売場の窓辺に座って本を読みながら、
窓の外に揺れる夕顔の花をたのしめそうです。
2010/7/15 木曜日
高橋 :ブッククラブ
英語絵本
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「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚
7月の英語絵本「P2:じっくりコース」は、
『Guess How Much I Love You』をお届けします。
★不朽の名作が問いかける、愛の大きさとは?★
親子か、恋人か、それとも友だち同士?
ちいさいウサギと大きいウサギ2匹が愛を語ります。
目に見えない「好き」という気持ちの大きさを
いろいろなたとえで表現しようとするちいさいウサギ。
一見、大きいウサギのほうが
表現の大きさでは一歩リードしているかのようにみえますが、
ちいさいウサギのひたむきな「好き」と、
大きいウサギの包みこむような「好き」はどちらも甲乙つけがたく、
わたしはイーブンかなという気がします。
1994年の出版以来、広く愛され、
早くも「古典」の仲間入りをしたような感がある本書。
絵も愛らしく、水彩の美しさが抜群です。
夏休みに、何度もくり返して読みたくなる絵本です。
2010/7/6 火曜日
日景 :編集部
クレヨンハウス出版の絵本
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早くも7月に突入ですね。
海の向こうでは、バカンスの季節!
うっとうしい梅雨空のさなか、うらやましい限りです……。
が、そんなときこそ、
こんな海風を感じる絵本を開いてみて。
まずは、おしゃれな、この絵本!
バカンスで海辺の家へやってきたのは、アシカのマリーナ一家。
ところが、ひとりで海辺であそんでいたマリーナが、サメにのみこまれ……!?
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『マリーナ』
ルドウィッヒ・ベーメルマンス/作
ふしみみさを/訳
クレヨンハウス/刊
1,890円(税込) |
打ち寄せてくる波を前にしていると、
時間を忘れてしまいますよね。
「海の声を聞くのが 好きや。波がな、ざぱざぱんっていうのが 好きやねん」
というぼくは、ある日、「拾った」海を育てることになり……。
大阪は泉州弁の響きが、心地いいですよ。
ホエール・ウオッチング、いつかはしてみたいですよね。
コバンザメの子どもは、遠い海に行くのが夢でした。
そこで、大きなクジラのおなかにくっついて、
大海原の冒険に出かけます……。
クジラの歌も、聞こえてきますよ。
2010/6/23 水曜日
大井 :子どもの本売り場
絵本つれづれ
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こんにちは。
子どもの本売場の大井です。
先日このブログでお知らせしました、「緑のカーテン」の芽たちは
この通り、元気に育っています。

もうすぐ朝顔と夕顔の蔓が伸びてくるので、
今週末にもコンテナに移して、
いよいよカーテンにしていく予定です。
それにしても、頭の上の土を持ちあげて顔を見せた芽のようすは、まさに「芽のあかちゃん」!
くしゅくしゅの葉っぱの頭に種の殻をかぶっていて、日に日に大きくなっていくのを世話しているのは、なんだか「芽のベビーシッター」といった気分。
とりわけ、真っ黒な土の上にぽつぽつと浮き出るようにちっちゃな緑の芽が出てくるのは、神秘的でさえあります。
ちいさな世界の中に大きな生命力を感じさせ、
緑の色が輝いて見えます。
そのようすが、ちょうどいま頃夜の闇に舞うホタルのように見えて……
きょうはホタルの絵本を2冊ご紹介します。
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『ひめぼたる』
(ちいさなかがくのとも2010年6月号)
伊藤秀男/作
福音館書店/刊
410円(税込)
『ほたるさわ』
(こどものとも年中向き2008年7月号)
菊池日出夫/作
福音館書店/刊
410円(税込) |
青色が美しい『ひめぼたる』では、
うしおくんとおとうさんが夜の森へ出かけ、ホタルの群れに出会います。
「ひめぼたる」は、名古屋市内に残る森に
毎年5~6月頃見られるホタルだそうです。
『ほたるさわ』は、”のらっこ絵本”の8作目。
さまざまな年齢の子どもたちが集まって、一緒にホタルとりに行くところなど
大人が読むと自身の子どもの頃を思い、
なつかしい匂いがしてくるよう。
都心ではなかなか見る機会がないのですが、
この絵本で今年はすっかりホタルを見たような気がしています。
すぐに見られない方はぜひおすすめですよ。
2010/6/17 木曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
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東京もいよいよ梅雨入りしましたね。
お部屋で過ごすことも多い梅雨は、
読書をたのしむにはもってこいな季節。
ふだん読まないような本を手に取ってみるのもいいですね。
きょうのような晴れ間に、仕入れておきますか!
それでは、「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
6月の洋書「P1:ようこそコース」と「P3:どきどき コース」のご紹介です。
★青と赤から何色ができる? 色も英語もこれで入門★
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「P1:ようこそコース」
◆『Mouse Paint』
Ellen Stoll Walsh/作
Houghton Mifflin Harcourt/刊
1,670円(税込) |
色のなりたちが、幼い子どもにも一目瞭然。
デザイナーの目が本のすみずみまで行き届いた、
なんともスタイリッシュな絵本です。
赤と黄色が橙色に、黄色と青が緑色に、
青と赤が紫色になるというのを、最初に知るのは、
こんなすてきな本であってほしい……。
主人公の白いネズミたちは、
3原色とその混合で全6色の色を紙に塗りはじめますが、
なぜか白いところを少し残します。それはなぜ?
……ちゃんとストーリー性もある、こころ憎いつくりです。
読後はネズミたちにならって色あそびをすると、
よりいっそうたのしめますよ。
★17世紀生まれの石造りの家が、見てきたひとの営みは★
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「P3:どきどきコース」
◆『The House』
J. Patrick Lewis/文
Roberto Innocenti/絵
Creative Co/刊
2,226円(税込)
翻訳版:『百年の家』
長田 弘/訳
講談社/刊
1,995円(税込) |
子どもたちにはおそらく想像もつかないほど大昔、
1656年に建てられた石造りの家が主人公です。
家が主人公といえば「Little House」(翻訳本「ちいさいおうち」)が
つとに有名ですが、それに匹敵するであろう大作です。
1956年に建てられた家の、いまに続く物語。
ひとびとのよろこびも悲しみも見つめてきた家が語る100年の歴史に、
ページをめくるたびに熱いものが込み上げてきます。
詩で綴られた文も美しいですが、
髪の毛1本1本が見えるような細密なイラストも、
大判の本ですから、なおさらの迫力で迫ります。
2010/6/14 月曜日
高橋 :ブッククラブ
英語絵本
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「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚
6月の英語絵本「P2:じっくりコース」は、
『Curious George』で有名な作家レイの作品
『Katy No-Pocket』をお届けします。
レイが描く動物たちのかわいらしさ、
おさるだけではありませんよ。
★カンガルーなのにポケットがない!? カンガルー母子のポケット探しの旅★
ケイティは、カンガルーのママなのにポケットがなく、
息子をそこに入れて思いっきり跳んだり走ったりできず、
悲しい思いをしています。
おんぶしてもずり落ちるし、だっこするには手が短い。
賢いフクロウに尋ねたところ、
「街でポケットを探せば?」との回答を得ます。
さっそく親子は街に行き……。
ポケットがないカンガルーなんてあり得ないっ!!
いえいえ、そんな固定観念をふき飛ばす、
ステキな解決策が用意されています。
作者のあそびごころが伝わってくるようです。
固くなっていた頭に、ほどよい刺激となりました。
2010/6/10 木曜日
大井 :子どもの本売り場
絵本つれづれ
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こんにちは。
子どもの本売場の大井です。
ようやく初夏らしい日がやってきたと思ったら、
間もなく梅雨でしょうか。
その向こうに見えてきた夏に向けて、
今年もクレヨンハウスでは、「緑のカーテン」計画をはじめましたよ!
昨年(>昨年の記事はこちら)ははじめてのトライでしたが、
朝からいくつも咲いていた朝顔、
夜は子どもの本売場が閉店する頃に花開く夕顔をたのしみながら、
すくすく伸びた蔓と葉の緑の涼しさを、目からも味わいました。

今年も、誰よりもいちばんたのしみにしている(?)
落合恵子自ら、先週土曜に、夕顔などの
たくさんの種まきを終えたところ。

週明けにはさっそく芽が見えはじめたものも。
ほかのかわいい芽たちに会えるのも、もうすぐです。
ところで、夕顔の種は固い種皮に覆われているのをご存知ですか?
種をまく前に、ヤスリで軽く傷をつけ、水に数時間つけて、
少しふっくらとしてからまくのだそうです。
どのような状況から、そういう種になったのか、
想像してみたりするのも、この絵本を読んでから。
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『たねのはなし』
ダイアナ・アストン/文
シルビア・ロング/絵
千葉茂樹/訳
ほるぷ出版/刊
1,575円(税込) |
ちいさなひと粒が、見上げるほど大きな木になったりする不思議。
何度眺めても飽きない、美しい科学絵本です。
今年の種たちも、クレヨンハウスを覆うほど大きく育ちますように。
2010/6/2 水曜日
吉原 :編集部
絵本つれづれ
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こんにちは、編集部の吉原です。
しばらく高かったキャベツ、
このごろまた買えるようになりました~。
クレヨンハウスの野菜市場で、
ギュッと葉の詰まったおいしそうなのを見かけると、
つい、まるごと1個買い。
でも、これがなかなか、食べるバリエーションに悩むわけです。
ロールキャベツなんてお休みの日でもなければムリ、
お味噌汁にしたりもいいけれど、
ちまちま使うより、キャベツ主役で食べたい気分なんだけどなぁ……。
そこで「あっ!」と思い出しました。
『かわいそうなキャベツくん』に、レシピがあったはず!
この絵本、うさぎのラプー探偵が、
盗まれたキャベツの葉の行方を探るという、
とぼけて笑えるお話なんですが、
ここにキャベツのレシピがついているんです。
なにしろフランス生まれのラプー探偵。食通に違いありません。
きょうはみなさんにもレシピをご紹介しますね。
エシャロットの代わりにタマネギじゃ……だめですかね?
◆ラプー探偵の 生クリームあえキャベツ◆
【材料】
キャベツ:まるごと1個
オリーブオイル:大4
酢:大2
生クリーム:100ml
エシャロット:1本
塩、こしょう:適宜
【つくり方】
1.キャベツの芯を取って、葉の部分を細切りにして洗い、水を切る。
2.オリーブオイルと酢を混ぜ、「1」のキャベツを加えてさらに混ぜ、
冷蔵庫で1時間冷やす。
3.別のボウルで生クリームとみじん切りにしたエシャロット、レモン汁、
塩、こしょうを混ぜて、「2」で冷やしたキャベツにかけて、よく混ぜる。
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